クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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だいたい産卵セットを組むのは4月~10月で、それ以降になると
外気温が下がってきて室内への影響も出てくるので、産まなくなる種類も
出てきますが、気温を上手く利用して低温種を産ませようとしていたり
します。家屋の環境維持の違いもありますから、あくまでも参考程度に
読んでいただければ幸いです。



国産の場合は発生時期に合わせて、ブリードした個体も起き出すことが
多いので、野外での個体(Wild)と同様にブリードすることが多いです。
だいたい4月下旬のミクラミヤマから始まって、ヒラタ コクワ ノコ 
ミヤマ ネブトと続き、秋口に差し掛かってきたらマルバネ 
アマミミヤマといった具合です。ノコ・ミヤマはその年年で起き出しが
変わりますから、個体ごとに変えていきます。ネブトに関しては
その年に羽化した個体でブリードすることが多いです。ネブトは寒くなって
しまうと産卵セット内で越冬してしまうので、真夏のうちにセットを
組んでしまうことが多いです♪



外産に関しても野外品が入荷する時期にセットを組むことが多いですね(^^♪
起き出し時期もだいたい一緒なので、ミヤマ・ノコが飼育中心の部屋は
産卵セットで埋め尽くされる時期があります。ミヤマのセットは長期保管
するセットが多いので、ひとつの悩みネタではありますね^^)



確かにイレギュラーはあります。ここ最近入手したミシュミやチュウホソアカは
これから産卵セットを組みます。ちょうど今 個体にとってペアリングが
可能となっています。ただですね、低温種と言っても産卵にはその種なりの
高温のほうが圧倒的に産みはいいので、天気予報は気にしています。
やはり朝夕の寒暖差が、いいときと悪い時があるので、産卵セットの置く場所
を移動したりはします。セット数はそんなに多くはないので、そんなにムリ
なことではないのですが、どちらかというと繁忙期のほうが天敵だったり
します。。



ボクが飼育している種類の多くは休眠期間が長く、活動を始めると短命な
種類が多いので、時期に拘ったり、個体の状態を気にしたりと気苦労も
ありますが、これに馴れてしまうと休眠期間の短い種類の適切な産卵時期を
逃してしまったりすることもあります。個体や用品のあれこれ以前に
自分の不行き届きに気付かされてしまうことも多く、反省しきりです^^)



そんなことも踏まえて入手する前(してからのほうが多いかもしれません。。)
に、入手する種類の下調べは入念に行ったり、個体の状態を確認するように
していますが、このとき友人からのアドバイスは非常にありがたく感じます。
どうしても好きな種類で集まるので、他種の飼育を行う場合は自分でも調べますが
このときはイベント等で遭えるショップの方や知人の話がとても参考になります。
クワガタを趣味、特にブリードが主体ですとどうしてもインドアになりがちに
なりますが、色々なところに足を運ぶのも大事だなという処で
締め括らせていただきます♪ あとポイントに行くことで得るヒントは多かったり
しますよ♡





よく飼育のレクチャー等で、菌糸ビンの交換方法や時期などが
記載されていて、飼育し始めのころはその通りに交換していました^^)
だんだん数が増えていくにつれ、疎かになっていったというのがホンネですが
種類ごとに適した交換タイミングというのはあると思います。



最近では2令初期で菌糸に入れて、食いつくさせてから交換という
のは意図的にやっていて、なるべくその次で羽化まで持っていくという
1回だけの交換はアリかなぁと、思っています。



これは感覚的に1本孵しに近い部分がありまして、幼虫期間が短い
(1年以内)種類なら何とかマットも持たせられるけど、1年以上かかる
種類(大型の♂はだいたい・・・ですが。)は、3令初期辺りで大型の
容器に入れて詰め方を工夫すればなんとかなるかなと考えています。



これが上手くいかないだろうと判断できる種類もいましてね。。。
個人的にはヒラタの大型(国産限定です。)を羽化させるには
何回か交換が必要だと思っているし、交換の影響でスイッチが入る個体は
少なくない(⇒蛹室を作り出す)ので、けっこう気を遣います。



逆に固く詰めすぎるといい結果が出ていない種類。
ミヤマがいい例で、固詰めがいい結果を出してくれる種類もいるには
いますが、どちらかと云うと固詰めという範疇の中の緩いほうに分けられる
と思います。画像のエラフスなどはミヤマとしては飼育期間が長くないので
なんとかなるけど、優に2年の飼育期間が必要な種類はマットが
持ちません。。



交換するタイミングはもちろん期間で交換するのはアリだと思います。
そのほうがいい結果が出る種類は絶対的に存在します。
コスト面や作業にかけられる時間等を考えるとそう簡単にいかないのも事実で
そこをいかにラクができて、尚且つ大きな個体を拝もうという、
それこそ虫のいいハナシなんですが、環境を整えることも大事なんです♪
そこを踏まえて考えなければならないから面白いのかもしれませんが^^)




クワガタやカブトムシを飼育していて必ずと言っていいほど
起こるのが『羽化ズレ』。。しっかり大切に飼育していれば
いるほど起こってしまうと言っても過言ではありません^^)



画像の外産ノコ(ウォレス)などは♂のサイズによっては
半年以上の差が出ます。これ・・・国産も近い期間ずれることがあるけれど
国産の場合、強制的に寝かせれば(ワインセラーなどで低温管理)、
ブリードは可能なんですね^^)休眠期間が本来長い種類はなんとかなるのですが
そうでない種類は♂が羽化したときに♀は・・・ということも起こります。。



飼育していて意図的にとか、幼虫のサイズが大きいとかでずれるなら
まだしも、同じ場所に置いて同じように飼育していても早期羽化する個体は
存在します。何が原因なのか?さっぱり分からないと書いてしまうと
この記事は終了してしまうので、何が原因か?考えてみたいと思います。



まず、孵化時期が違う。。同じセットでも産卵時期は個体ごとに違います。
一度にまとめてに産むわけではないので、セットを組んだ最初に産んだ卵と
★前に産んだ卵とではある程度期間に差が出るので個体差は生じます。



同じ場所に飼育容器を置いても容器内の状態が変わる。。
これはホント・・・どうなっているのか分かりませんが、
交換時や割り出し時にマットや菌糸の状態が違っているのは観察(確認)
できます。この微妙な違いに個体が影響を受けているのは間違いないのですが
決定づけることは難しいです。。ただ、劣悪と言っていいような状態ですと
小さく羽化してくることが多いです。



容器を置く場所で変わる。。これもさっきの話に近いのですが
同じ棚、同じ段に置いても前と奥では変わるようです。あと以前
容器をなるべく離して置くといいと聞いたことがありますが、
現在ではちょっと難しい状態です^^)経験での話で根拠はありませんが、
蛹化した容器の近くに終齢幼虫が入っている容器を置くと蛹室を作ってくれる
ことが多かったりします。



種類によっては♂1頭羽化するまでの期間に♀は2回転(2度羽化する)
なんて種類も存在します。キクロやミヤマはいい例で、♀8ヶ月の幼虫期間
に対して♂は倍近くの幼虫期間が必要・・・なんてことはざらですし、
ミヤマに至っては1年以上期間が空く種類(個体)もいるぐらいなので
ある程度の数を確保して飼育するか? 別の個体を確保できるような
状況を作っておくなど対策は必要です。ここまで書いて交換タイミングの事を
入れなかったのに気づきました。あいだに入れようか考えたのですが
書き直したほうが早いので、交換タイミングについては後日書かせていただきます。




産卵一番というマットは割とポピュラーなマットなんだと思います。
名前の通り、産卵セットに使うことが多いのですが 割と幼虫飼育にも
使用して、その効果を実感しています。



所謂 無添加に近いマットを好む種類。
画像のドウイロなどは代表的な例です。ただ産卵一番のみで
飼育するとアゴなどが細いことから、少し高栄養のマットを
混ぜたほうがいいのかもしれませんね?

 

あとキクロですね(^^♪
画像の個体は産卵一番に少量カブトマット(2次発酵マット)を
混ぜて飼育しています。先ほどご紹介したアラガールも同様の配合で
飼育してみようと思っています。



ミヤマにも使うことはありますよ^^)ちょっと弱いなと感じた種類に
関しては少量混ぜ込んでみたりします。ただ、あまり効果を感じたコトは
少ないので、ここのトコロはNマットに変更しています。



意外と使うのはノコで、離島産地であまり大きくならないとされている産地を
中心に使用しますが、大型産地が採れるとされる壱岐島産などにも
使用していました。しっかり交換をしていくと大歯も羽化してくれますが、
野外で採れる(少量ですが)70越えには到底届きません。。
ヒメミヤマ系で得たノウハウを使って飼育してみたいと考えてもいますが
なかなか手を出せないでいます。



コクワにもよく使います。でもこれは生体に対してではなく、マットが
不足したからと云う、飼育側の事情によることが多いです。。。
でも、じっくり飼育してあげると大歯は出ますよ(^^♪



逆にまるっきり見向きもしない種類も存在します。
ネブト・マルバネには使用しません。この2種の産卵一番的要素には
Nマットを使用しています。



最近は低添加のマットを好む種類も成長に応じて、高栄養のマットを
配合することで成長を促すことが多いのですが、産卵一番は常に持っていたい
マットのひとつです♡





まだまだ暑い日が続きます。。
いったいいつになったら・・・なんて思う時もありますが
それでも日は少しづつ短くなっていますし、夕方が夕方らしくなってきた。。
なんてことも思ったりしています^^)



たまに書きたくなる飼育に関すること^^)
お付き合いいただけると嬉しく思います♡



ボクが飼育している種類を大きく分けるとノコとミヤマで
この2種の飼育で大きな違いは菌糸を使えるか否か?で^^)
あとは温度帯が違うけど脳内ではそんなに違いを感じていないのかも
しれません^^)まぁミヤマも種類によってはカワラで飼育できるけど
ミヤマに菌糸は使わないので、ボクの頭の中はそうなっています。



最近嵌っているのが、大型容器での1本孵し(^^♪ 詰め方や置いた場所が
上手くいくと予想とは裏腹な個体が羽化してくることがあるので、
ある意味 非常にワクワクするんですが、一度幼虫を入れたらそれっきりに
なるので、趣味的にはどうなのかな?と、思うことはあります^^)



あとですね^^)飼育期間が長い種類もたくさんいるので、飼育期間が
短い種類は色めき立つことがあります♪ ここ最近ではミヤマはナンサー
他の種類ですとレニノコやヨツボシは目から鱗でした♪ 



ところで他の種類はどうしているかと言いますと基本的には
ノコの飼育に準じています。マットの配合とかは色々遊んでいますけど
基本的な考え方は同じです。コクワやヒラタをマットで飼育するときは
ノコより少し高栄養のマットを使用するときもありますが、だいたい
同じです。以前にも書かせていただきましたが、マットの銘柄を多くして
しまうと、置く場所の確保や管理が大変です。。



考え方を変えているのはネブトやマルバネで、マットの銘柄や
飼育方法 温度等に関わる置き場所まで変えています。
特にネブトの産卵は温度帯を低くしてしまうと親が寝てしまうことが
あるので気を遣ったりしています^^)大きくするのにもちょっと一捻り
加えていたりしますよ^^)ネブトやマルバネ飼育のノウハウは他の種類に
応用もしています。結果が出るのにもう少し掛かりますが、ボクの友人が
実験的に行っていたことと、ネブト・マルバネ飼育の応用がほぼ同じだった
ので、楽しみではあります^^)



あれこれ考えて楽しいのはキクロ。キクロの場合 産ませる・育てるは
特筆すべきことはあまり・・・ですけど、長歯の♂(大型)をコンスタントに
羽化させるとなるとハナシが変わってきます。♂♀の羽化ズレもそうですが
他の種類を飼育してきたときに得たノウハウをハイブリットさせて大型を
羽化させてみたいですね^^)



と、あれこれ書かせていただきましたが楽しむのが一番です(^^♪
結果はどうあれ、羽化してきた新成虫を拝めたときが一番嬉しかったりします♪









material by:=ポカポカ色=