クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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ミヤマの飼育と言っても一概に同じわけではありません♪
国産と外産ではかなり違うと言っても過言ではありません。



国産の場合 所謂ミヤマとアマミノコ ミクラノコの産卵セットに
使うマットは違いますし、(と言いますか、同じではないです♪)
飼育時期も違います。



でわ、外産はどうでしょう???
ヨーロッパミヤマ勢のセットで全て賄えるか?と聞かれれば
答えは『違います』となりますからね^^)その辺りは自分で試していくか?
経験者に仰ぐか?とか色々です^^)



とりあえず共通項を申し上げると、低添加のマットに何かしら仕掛けを
するのはよろしいかと思います。黒土が必要なのは意外と限定されます。
国産では必須的なイメージですが、外産は入れても入れなくてもと云った
感じでよろしいかと思います。



確かに気難しい種類はいます。ヒメミヤマ系はあれこれ考えますし、
ミズゴケを引きこむという動作も観察できるので、
(ミクラミヤマ アマミミヤマにも見られます。)
考察要素は多岐に渡ります。



あとは温度と容器ですが、この辺りは万国共通なイメージです。
温度は低いほうがいいし、容器の深さは深いほうがいいです。



ミヤマの飼育はある程度環境を整えてあげることは重要で
夏場をいかに冷やせるかは重要なカギにもなりますね。。



あとけっこう大事なのはモチベーションの維持!
とにかく長いですからね。。羽化したときはそんなことは
忘れがちですけど、やはりしっかり最後まで手を掛けてあげることが
できるとそれなりの個体が羽化してきますから♡

個人的にはデメリットに感じる部分も楽しめているので、大したストレスは
感じないのですが、春先に産卵させたパプキンの蛹を見ていると・・・
う~ん。。。まぁ種類が違いますしね^^)


基本的に産卵セットは、だいたい2パターンで
材を入れるセットかマットのみで行います。
かつてタランドゥス等を飼育していた際はボトル産卵なども
していましたが、現在ではほとんどこの2パターンです。




この4種はほとんどマットの固詰めで産ませます。
考え方としてケース自体を柔らかめの材と見立てますが、
クワくんたちにはあまり関係なさそうです^^)
要は産めるか否か?だけみたいですね。。
ドウイロなども同じセットです。




この辺りは材を入れます。コクワはあまり材を入れないけど
他の種は選べるように何本か入れます。最近はカワラ材と普通の材の
両方で攻めたりしています♪ 局地的に発生しているような種類は
あんまりスペースを広げるとダメみたいですね。。
材を入れるときは転がすのと埋めるの2パターンです。
割と埋めるほうが得意みたいです♪
この辺りの種類の飼育は、ボクの中ではエッセンス的な位置なので
材自体 あまり使わないです。

マットの固詰めの中に入れるにはあまりにもセット方法が違うので
3パターンめもご紹介します^^)




意外と思うかもしれませんが、セット方法で括ると
カブトムシもほぼ同じセット方法です。ミズゴケとマットを
混ぜるなんて言うセットもありますが、この4種のセットは
ほぼ同じです。種類によって詰め方を変えたりはいたします♪
このカテゴリーはセットもそうですがマットの配合がメインと
なりますね^^)ボクはほとんど入手しやすいマットを配合して
使います。



クワガタ飼育が趣味と一言で言っても楽しみ方は千差万別です。
飼育経過を楽しむ方もいれば、羽化した個体を楽しむ方も同じ
クワ好きには変わりないのですからね^^)



産卵についてはセット方法やマット 材もそうですけど
個体の状態が大きく左右します。産みたいモードの♀は
ある程度のセット(産めると判断できる状態)にしておけば
だいたい産んでしまうので、あまり気構えないようにしています♪









交尾を済ませたかそうでないか?特に仕事等々で同居させたまま
確認が取れず、同居させた期間だけで産卵セットを組むことも
多々あるかと思います。だいたい1週間も同居させておけば
大概は掛かってはいるので、未交尾故の産卵せずということは
あまりないのですが・・・



不慮の事故。。という可能性は高くなったりします。
本日はどう対処、もしくは回避するか・・・を、書いてみたいと思います。
これはセオリーとは別の産卵セット方法も含みますので、
ご参考になれば幸いです♪



一番は自分で採集した経験に基づく・・・と、いうのがけっこう近道だったり
するのですが、採集記事から読み解くこともできます。



例えばミヤマ。今でこそ採集禁止になって、しかも現地での規制も
かなり厳しい種類もいますが、バックナンバーなどで採集記事を読むことは
可能です。側溝を歩いているとか、♂が高い位置(木とは限りません。)に
鎮座しているとか、♀が道路を歩いているとか。。



これ・・・飼育に置き換えるとですね^^)♀は交尾後 ♂とは別の場所に
(産卵できそうな場所)に移動することになるので、狭いケースの中を
歩き回る♀に♂が反応(興奮)してバチっとやってしまうとかが推測できるんです。
あとミヤマの場合 メイトガードこそしますが、そんなに長い期間メイトガード
するワケではないので、コトが済んだら別の個体とご行為が済んでいると
判断してしまうのかもしれません。。(☚あくまでも推測です。)



ノコになると話は別になります。ノコは地域で違いはあるかもしれませんが
ボクが採集によく行く伊豆大島は♀がヤシャブシの幼木に傷を付けて
舐めているところに♂が飛んできます。ただ、これは伊豆大島に限ってかも
しれません。飼育し始めのころ 近所のノコが採れる低い山に毎日にように
採集しに行っていたころは、小さな♂が先で、次に♀ カブトムシが出るころに
大きな♂ その後 季節外れに暑いときは晩夏~秋にかけて大きな♂を採ることが
できました。メイトガードをしている処を観察できるのもノコなので、
ある程度の広さがあるケースでペアリングすれば、少々の期間は
放置しても大丈夫かな?と、思ったことはあります。



野外品と飼育品(敢えてこう書かせていただきます。)の大きな違いは
野外品の場合 活動を開始している個体なので、交尾産卵が可能な個体
なのですが、飼育品の場合 まだ完全に活動しているとは言い切れない
個体がほとんどなので、活動を開始(後食できる)しているかを見る期間が
必要なんですね。。しかも種類によっては後食開始=交尾可能とはならないので
そこの見極めは、大事になってきます。ノコに限定しますと、活動開始から
少しの期間(これは管理する環境で変わります。)見る必要があります。
後食開始したからとすぐに♂と同居させるのも、事故の元になりますので
やはり少し間を空けたほうが安全です。



ボクはまだ採集経験が無いネブト。近々 採集に行けそうな気配も
あります^^)採集記事と採集によく行く友人の話がほぼ同じなので
そのまま飼育に当てはめています。最近のネブト飼育では、羽化後の個体を
後食を待たないで産卵セットを組み、そのセットに♂♀を一緒に入れてしまいます。
個体の投入日は記録して、セット投入2週間ぐらいしてからゼリーの半切れは
入れておきます。(入れない場合もあります。)だいたいイイカンジで産卵痕が
確認できるので、最近はほぼこの方法で産卵させています。
この結果、何が分かるかと言いますと野外品(特に樹液採集個体)は産まない
もしくは産んでも少数(☚これはこれで良かったりします。)というのを
聞いたり読んだりしたことがあるのですが、合点がいきますよね^^)
発生木近くに樹液が出ている木があれば別ですが(聞いた限りではほぼ無いです。)、
活動後の成虫と幼虫が同じ木から出てくることはよく聞くので、活動開始後すぐに
交尾⇒産卵となっていそうです。

と、まぁ長々と書いてしまいましたが 野外での活動を参考に飼育方法を変えていく
ことは結構楽しくて、そこから使用するマットやケース 加水具合まで調整して
上手くいったりすると、いやはやなんともとなってしまいます^^)
ただ、記憶が掠れる速度も急激に早くなっているので、どこかに記録で
残さないと翌年 全然違うことをやっていたりします。。。^^)



と、言いますか?最近 聞き齧ったお話を面白おかしく
書いてみようと思います。

 

ノコとミヤマの飼育を比較すること自体が違うのかもしれませんが、
飼育するうえで違いはいろいろあって、温度帯 マット セット方法などが
パッと思いつきます。ただこの2種 似ているところもいろいろあって
活動を開始したら短命(最近ではいいゼリーや環境整備で長命な個体も♪)
だったり、多産だったりするのですが、ボクは交尾前後のメイトガードも
よく似ているよなぁと、思っていました。



ところがこれ・・・種類によって違うようなんですね。。
交尾後 メイトガードすることなく、カナシイ結果になる種類も
いるようで、今後の飼育に随分と参考になる話を聞きました♪
ちなみにノコでも外産ノコの何種かは同じようなことを経験している
ので、ミヤマ ノコという大きな括りではなくて、種ごと(産地別も)
に細かく見ていく必要があるね^^)ということを痛切に感じました♪



もちろん飼育下と野外では環境が大きく違うので、飼育下の出来事が
本来いるべき場所での行動とは異なることを前提に考えなければ
いけないことはよく分かっているつもりです。でも野外での活動状況
(採集記などを熟読して感じたこと)も視野に入れて考えると
起こりえるかもしれない(予想できる)よなと思ったのです。



あと 生息する地域の標高などで、飼育する温度とかは想像が
つきますが、亜熱帯等に生息する種類でも洞を占有しているとか
○○の木の非常に高いトコロに付いているとか・・・
その地域の温度や湿度は高くても、実際に生息している場所の温度や
湿度は分からない、もしくは思っているより低いのかもしれませんしね。。



ボクが飼育し始めの頃は、雑誌という形態でそのようなコトが書かれている
書籍もいろいろあったし、初めて見る種類もいろいろいたのでそのような
話を長時間 仲間と語り合ったものでしたが、最近はなかなかそのような話に
割く時間どころかここ数年は、会うことさえ憚られていたので先日の話は
とても興味深く 楽しいものでした♪ 早く通常通りに戻り、また今回
書かせていただいた内容をより深く掘り下げた話ができる時間が多く
できればなと思いました♪




ボクもそうですが、飼育する温度帯を非常に悩む・・・
コレ、どこに置くか?というコトなんですね^^)



例えばミヤマを飼育していると聞きますと、ワインセラーや冷虫など
保冷器具を使用しているか?部屋全体をエアコン等で温度を飼育できる温度帯に
しているな?と、想像が付くワケで^^)だいたいその辺りの温度帯に生息する
種類を飼育していたり、お勧めするときもそうするのですが・・・



それまで飼育している種類と違う種類(生息する温度帯が違う種類)が
飼育してみたくなった場合はけっこう悩みます。。
特にこの数年の猛暑はクワガタやカブトムシにとって、どうなんでしょ?
かなり過酷だとは思いますが、これは日中の長時間 陽が当たる場所に
置いた場合で(所謂 陽当りのいい場所です♪)、ちょっとした影になる
処とか、北側に位置する場所に置くと意外と天気予報等で表示されるまでには
ならないのでいいと思います。あとずーっと同じ温度帯になる場所なんて
ほぼ無いと思っていたほうが無難です^^)むしろ一日の温度差が個体に
影響を与えることで産卵を促したりしますんで♡ あんまり気になさらなくても
とは思います。



ボクが温度を下げた部屋以外で飼育している種類はと言いますと
国産ノコ各種 国産ネブト各種の産卵セットです。幼虫飼育は
ほとんどしていませんが、割り出し前のセット内に初令幼虫がいますからね^^)
まぁ大丈夫なんだと思います。



産卵セットはともかく、幼虫飼育は適した温度帯で飼育しないとどうなるか?
ですが、あーんまり高かったりするとサイアク★。。。なんてこともあります。
だいたい加齢するのが早くなってさっさと蛹化・羽化しようとします。
国産のコクワの♀や外産ノコ♀(種類が思い出せません。。)などは
幼虫期間4ヶ月ぐらいで蛹化した経験があります。
逆に低温維持で飼育した場合は加齢が極端に遅くなります。
よく初令~低温維持で飼育するとよろしくない的な記述を目にすることが
ありますが、これは種類によって違うと思っています。
検証したわけではないので、はっきりと申し上げられないけど
明らかに初2令辺りからこの種には低温だよな?と思われる場所から
とんでもない3令幼虫が出てくることがあるので一概には言えないな?
という見解を持っています。



どちらにしても、せっかく手に入れたのですからブリードして
なんとか幼虫を拝んでみたいものです^^)ちょっと一日家を
空けただけでカワイソウなことになった経験はいくらでもありますが
ちょっと工夫しただけで回避できることも多々あります。



material by:=ポカポカ色=