クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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ミヤマはミヤマでも久しぶりの国産ネタです(^^♪
今期のイズミヤマは新島産と利島産が幼虫でいます。



成虫は2022年の画像ですね♪
新島産のイズミヤマはとにかく大きくなるので
飼育していて楽しいです♡



丸々と太っています。今回は800に入った個体を1400に
入れ替えました。



 12g 9g 10g・・・

体重で♂♀の判断ができないところはミヤマ飼育の面白い部分であり、
悩まされるところでもございます^^)



これが見たくて飼育しているようなモノなのですが^^)
まだまだかかりそうです。



今期の国産ミヤマは利島産 新島産イズミヤマと中甑島産ミヤマと
アマミミヤマの3種4産地で、今年ブリード予定は伊豆大島産イズミヤマと
黒島産ミヤマの2種2産地です。以前から比べると随分減りましたが、
あれこれ考えている部分もありますので、オタノシミに(^^♪


今日は少し余裕があるので続けて書いてみたいと思います(^^♪



昨年の秋口は人気でしたメアレーミヤマ。ボクはWDの入荷に疎いので
状況がどうなのかは分かりませんが、とにかく人気がありました♪
そのメアレーミヤマの飼育について書いてみたいと思います。



メアレーはヴェムケンと同グループとされています。メアレーグループは
ヴェムケンとロンドからで3種のみとされていて、産地はヴェムケン同様
インドアルナーチャル州ですが、西カメン産が多いかなぁという印象です。
ウチにいるのも西カメン産です(^^♪ ヴェムケンと♀の同定が難しいですね。。



さて、飼育ですがボクは肩の力を抜いてできる種の位置づけがあります^^)
起き出しも判り易いし、交尾の確認もし易いです。(メイトガードします。)
産卵セットもそんなに気を遣わないのですが、詰め方は少し緩めにしています。
マットはヴェムケンとほぼ同じですし、ケースサイズも一緒です。



セット期間もほぼ一緒なので、個体の活動開始によって割出日に違いが出る
くらいです^^)個人的にはメアレーのほうが多産という印象がありますが、
単に相性がいいというだけかもしれません♪



幼虫飼育に関してですが、大型を出すのにはノウハウが必要そうです。
ボクはだいたい1年~1年2ヶ月ぐらいで羽化させてしまっているので
友人から聞いた話を書かせていただきます。



だいたい画像の個体(複数の個体画像を使用しています。)で、50ミリ後半から
60ミリ前半です。このくらいのサイズでだいたい1年ぐらいの幼虫期間なのですが
70ミリに到達する、もしくは70ミリ越えとなると、それなりの飼育期間と交換が
必要だそうです。温度をしっかり管理しないとスイッチが入ってしまい、蛹室を
作り出すので、温度のコントロールが必須となるそうです。



あくまでも個人的なコトですが、メアレーってミヤマ特有の野武士感がなく、
いい意味での華奢感が魅力だと思っています。あと大型でなくてもそれなりの
形状(特徴)になるのも嬉しいコトのひとつです。ルニフェルほどではありませんが
微毛の金色もイイカンジですし^^)、好きな上位に入るミヤマクワガタです。
だいたい10月羽化ぐらいの個体は早いと4月下旬ぐらいから活動し出すので、
猛暑(今年も暑いみたいです。。。)が連日になる前にセットを組めれば
いい結果を期待してしまいます(^^♪ 今期 一昨年同様の数が採れたら
一定数の数を抱えて大型の♂が羽化させられるようチャレンジしてみたいとも
思っているメアレーミヤマ♡ 2ペア残しています♪





今回もドウイロ同様 『今更』シリーズに入ってしまうかもしれませんが
書かせていただきます。インド・アルナーチャルプラデーシュ州ロワースバンシリ
(この産地名、最初は面倒だったりしましたが、最近はPCが覚えてくれています。)
産が流通量が多いです。あと2、3産地あるみたいですが、ボクはロワースバンシリ産と
西カメン産の2産地のみ飼育経験があります。現在はロワースバンシリ産のみ
飼育しています。



まず個体の入手ですが、今が一番買い時な気がします。その特徴的な形状から
入手にあたっての様々な不安は払拭されていると言ってもいいと思うので
安価で入手できる手段を優先させてもいいかなと思います。サイズの大きな個体は
それなりですが、それでもボクが初めて入手したときから比べるとお手頃になって
いるので、ご自分の好みと予算等でお探しになられるとよろしいかと^^)



WDはともかく飼育個体を入手した場合 その大半が休眠個体と思っていいと
思います。(時期的に即ブリ個体が販売されている場合もあります。)
飼育個体の場合 休眠と起き出しが大事となります。羽化日(もしくは割出日)から
どのくらい休眠させなければいけないか?判断するところから書いてみます。
具体的に10月羽化だとしたら約半年後の翌年4月ごろから気にし出すといいですね♪
個人的にですが、大型だから休眠期間が長いと云うワケではなかったですが
個体差はあります。ミヤマ全般に云えることですが、起き出してゼリーを舐めだしたら
割と早めにペアリングをしても大丈夫な場合が多いです。ただ交尾を確認したら
♂♀をすぐに離したほうがいい種類もいますので、極力 交尾は目視で確認したほうが
カナシイ結果にならないことをお伝えしておきます。と、ここまで書いてヴェムケンの
ペアリングについて書かせていただきます。



ヴェムケンの場合 このミヤマのペアリングのセオリーに当てはまらないと
観察から考えています。目視で交尾を確認できるという事は、その行為を見たり、
エサ皿の上でメイトガードを確認できたりするのですが、ヴェムケンはそのような
行為が確認できないことが多いです。どちらかと云うと同居1週間とかさせて、
♀が♂から離れた場所にいるのを確認できたら産卵セットに入れるようにしています。
これは他のミヤマにあまり見られない行為ですので、少々の不安が付きまといますが
この方法で失敗は今の処ありません。



さて産卵セットです。ボクは部屋の温度帯に合わせるのといつでも♀を投入できるよう
予めセットは組んでおきます。ヴェムケンのセット内容はヨーロッパミヤマ系と同じ
ですが、マットの配合を少々変えています。無添加系の割合を多くしています。
ミズゴケや材の割りカスなどは入れていません。温度は20℃前後ですが、急激な
温度上昇には気を遣っています。割り出しはセット後 3~4ヶ月後が多いです。
あまり幼虫がケース横・底に見えてくることは経験していないので、セット日から
換算して割り出しています。他のミヤマと比べると産卵数は少ないように感じて
いますが、ボクの飼育技術もありますのでね^^)ボクは30ぐらい採れればヨシ
としています。



幼虫飼育に関してですが、ミヤマとしては小型~中型部類に入るこの種でも
最終的は1400に入れます。800でも羽化はしてくれますが、50ミリを越える個体は
ほぼ1400から出ています。幼虫期間は1年半ぐらいがアゴの形状がしっかり出て
頭部が発達した個体を得ています。交換回数は他のミヤマより多めです。
温度は20℃前後で大丈夫ですが、蛹の時に急激な温度変化があるとカナシイまでは
いかなくても残念な結果になったことはあります。



意外と温度耐性もあるし、♂♀の羽化ズレも少ないヴェムケンミヤマ。
マットもそんなに気を遣わなくていいので、未交尾になっているかもというコト
だけ気にすれば、ワクワクするような結果が多いです^^)個人的には種類数を
あまり多く飼育しない方向きかなぁという印象を持っています♪







パンミヤマのマット交換の後、
イベントの前の週に出展個体の選別と同時に行った
ミヤマ マット交換のときに交換できなかった個体も
交換しました。

 

ヴェムケン3頭とヘルマン1頭です。いつもですとこの2種は
マットを変えるのですが、今回はほとんど同じマットに交換しました。
残念ながらヘルマンの成虫画像は残っていませんでした。



幼虫画像2頭はヘルマンですね^^)ヘルマンはカブトマットでも
無添加系が大きくなる認識がありますが、今回はちょっと高栄養のマットを
配合しています。



どれくらい大きくなるんでしょうか?^^)
手探り状態のヘルマンです。



コチラはヴェムケン。ヴェムケンは見慣れた感があります。
種類ごとに幼虫の表情と云うか?佇まいが違うように感じるのは
感覚が違いますか?^^)



今年は昨年までに羽化した個体群の2年目突入個体と、これまた
昨年ブリード個体の幼虫がいます。ブリードも決定して2ペアほど
用意しているので、下手すると3世代(系統は違います。)が同居する恐れの
あるヴェムケン。好きなミヤマはこぉなってしまいます♪



何回かヤフオクでお世話になっている方から落札させていただいた
パンミヤマ。パニーミヤマとも表記されますね^^)



うっ!画像じゃ見づらいですね。。。
パニーミヤマ チベット自治区ポメ県産 WF3
23年9月5日 10月21日の日付が入ります。
9月5日孵化10月21日800入れの表記ですね♪
ここ最近では日付の後に「入手」とか「孵化」まで
入れるようにしています。忘れっぽくなっています。。。



全部で12頭入手したウチ 1頭落ちていまして(グスン。。。)
11頭交換しました。今回は少し高栄養のマットも配合しての
交換です。全頭3令初期でしたからもうひと伸びを期待します。



一応 全部測ってみました。申し合わせたように6gでした。
この手のミヤマは♂♀の体重差があまりないです。。



今回も800に入ってもらいます。幼虫の状態から察するに
羽化は早くても今年の暮れか?来年だと思います。
暑くなる前にもう一度交換予定です。そのときは1400に
入れようと考えています。



頭幅も申し分ない個体。どちらにしても♂♀判定は難しいです。

 

1頭だけ7gでした♪ 因みにこのパンミヤマ・・・この手のミヤマが
好みの友人に入手した旨伝えると羨ましがっていたので、ボクが思っている
より希少なのかもしれませんね。。この辺りをしっかり把握しないのは
悪い癖でもあります^^)



実は先だってのインセクトフェアでレスネ標本を入手したときに
それを思い知らされることになりました。。
パンミヤマの標本はレスネより0が1個 多かったんです。。。
標本の価格こそ希少性の有無に反映されるので、違った意味合いで
標本はよく見といたほうがいいと実感しました^^)



最近はミヤマの各ステージで注意しなければならない点を予め把握して
対策を実践できるようになってきたので、希少種 難関種にチャレンジ
していきたいと思うこの頃でございます(^^♪


material by:=ポカポカ色=