クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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まず最初にお詫び申し上げなければいけないのは
♂の大型が一番最後に羽化したので、それが自分用になってしまいました。
これからご紹介する個体が今期のナカノシマネブトの最大個体となります。



ナカノシマネブトは頭部と前胸の接合部付近 前胸に突起が出ているか
否かが大きな違いなのですが、たったそれだけで全体像が四角く
見えるのですからディテールは侮れません。。



このサイズになるとトカラネブトとは一線を画します。
これ・・・初めて記載した人は凄いと思います。
たぶんパッと見たときに違って見えてそれから検証・・・
ということが想像できます。



吐噶喇列島のネブトは亜種の宝庫なんですね♥
今回ご紹介しているナカノシマネブト トカラネブト(悪石・諏訪之瀬)
ガジャジマネブト 原名亜種(口之島)と4亜種いるんです。



さてさて飼育のほうなのですが、6月下旬羽化なので
実はもう活動していてすでにペアリング済み。
産卵セットを組むばかりになっています。
セット内容はいつもと同じですが、トカラネブトだけは
赤枯れを入れたほうが成績が良かったのでナカノシマネブトにも
少しだけ赤枯れを混ぜ込みます。



たぶん結果も早いと思うのでうまくいったらご報告いたしますね♪
実は早々とセット前から予約をいただいております♪
ちょっとプレッシャーです^^)


こちらも最近書いていないです。。
でも、実はオキノエラブネブトが全頭羽化しているんですね♪
このあいだの日曜の終わりぐらいに全部割り出しまして
画像にしていないのです^^)



画像は対馬産ネブトのペアリング♪

あと屋久島産のネブトも入手していてこちらも
そろそろ活動開始です。



屋久島産は紹介済みでした。スイマセン。。^^)
あと自分用のナカノシマネブトもペアリング済みなので
この休み中にセット予定です。ナカノシマネブトは
他のネブトとちょっとセット内容を変えてみます。



今年は亜種が少なくてほとんどが原名亜種なんですね。
小値賀島 種子島 屋久島 対馬と九州勢が大半です。
ちなみに対馬は2産地います♪



ネブトはもう1亜種ぐらいは増やしたいなーと
思っているんですけどなかなか手に入らなったりするので
ゆっくり探します♪




実際、確認しているのであながち嘘ではないと思います♪
クワガタにも後食する前に交尾・産卵が可能な種類がいるということ。



画像はサビイロカブトですが国産カブトはエサを舐める前に
交尾してしまうのは有名な話です。

 

ではクワガタはどうでしょう?ということなんですが
ミクラミヤマはどう考えてもゼリーを舐める前に交尾しています。
ミクラミヤマについては別記事で詳しく書こうと思っていますが
歩行性のクワガタはそうなのかな?と思っています。



今回のお題であるネブトに関しては、可能性としてはあるかなと
思います。まず複数飼育した容器が自力ハッチしたことに
気付かずそのまま放置。。けっこうな月日が経過したころ
気付いた時に成虫ペアと幼虫が・・・なんてことを経験しています。
容器は800 2頭入れの表記ありで間違えたかと思ったんですが
幼虫は初2令なのであきらかに産んでいます。



以前、古いネブト採集記事を読んだときに一本の材から
成虫も幼虫も・・・それこそ全ステージ(当然蛹もです。)の
ネブトを見ることが出来たという記述を読んだことがあります。
ネブトの集合住宅だのコロニーだのと表現されていましたが
画像付きの記事でしたので間違いはないと確信しています。



いつもですと放置気味なネブトの産卵セットですが
今年は常温に置いていることもあり、頻繁に見ていると
意外と上に上がってきます。ゼリーを舐めたりもしますが
大半は徘徊してまた潜ります。



しかもそのセットには幼虫が見えています。
また上がってきたときに♀をセットから出したのですが
結構元気にしています。もしかしたら野外品が産まないという
ヒントになるかもしれませんね^^)
まだ事例が少ないのでハナシのネタ程度にしていただきたいのですが
もしかするともしかするのかもしれません♪


現在ネブトは飼育品とワイルドの両方が入荷する時期ですね♪
ワイルドに関してはもう活動しているので、今回の記事には
当てはまりませんがちょこっとだけ書いておくと
発生初期かどうかと採集された場所が分かればなんとなく
どうなるか?(産むかどうか)が分かります。



それでは本題の飼育品ですが、小型種といえども
大型個体はそれなりの期間を経て羽化してきます。
なので販売される時期も遅くなります。
この時期から9月ぐらいまでに羽化した個体は
その年にブリード可能と考えてよろしいかと思います。



この時期に羽化してくる個体は休眠期間が短いので
購入後の観察はコマメにしておくといいと思います。
期間にして1ヶ月が目安ですが、生体を置いておく場所で
変わるので個体に応じて対応されたほうが賢明かと
思われます。置く場所はエアコンなどで温度管理している場所より
直射日光が当たらない常温の場所のほうが起きだしを促してくれます。
もちろん30℃を超えるような場所が適切でないことはネブトも
同じですが、通期の良いフタを使ったケースでしたら対応できそうな
気もします。実際のところ、ネブトに一番いけないのは乾燥で
乾燥させると羽化後間もない個体でも簡単にフセツ欠けになったりします。



ボクは350プリンカップに成虫用マットを半分ぐらい入れて
ムシベヤ以外の部屋に置いてあります。このときのマット加水量は
多めです。で、必ず一日に一度は見るようにしています。
活動を開始し始めるとカップ内を徘徊するので、そのような活動が
見られるようになったらゼリー(4分の一)を入れて様子を見ます。
マットの中にゼリーを引き込むようになったらペアリング可能です。
(もちろん食べていれば大丈夫です。)



ネブトも活動を開始し始めると相当な力を発揮します。
プリンカップ程度ならフタをこじ開けますので逃げ出さないよう
注意してください。交尾活動があまり観察できないのも
ネブトならではです^^)もし掛かっているか心配でしたら
♂♀一緒に産卵セットに入れてしまうのも手です。
割り出し時には♂も♀もバラバラになって出てきてしまうので
標本目的がある方にはお勧めしませんが、確実と言えば
確実です。この時期の産卵は比較的早めに卵が確認できます。
またこれもネブトならではですが、ケース側面に半円を描くように
移動してその半円の中心に卵を産んでいることが早々に
確認できます。



ボクはあまり経験がないのですが、ミニケース程度の大きさの容器で
産卵させていると卵が確認できているにも関わらず
♀が上に上がってくることがあります。この辺が野外品の♀が産まないと
言われる根源かもしれないなと思います。
上がってきた♀は個体によって違いますけど元気にゼリーを食べる個体もいます。

今の時期に羽化したネブトがどのように起きだしてくるかを
書かせていただきましたが、初秋~に
羽化した個体はその年の気候等で休眠期間が変わります。
この時期と初秋からとでは管理の仕方が変わるのもネブトの
面白いところです♪ また時期が来ましたら書かせていただこうと
思っています。


なんだかんだで買っていて増えている
ネブトクワガタ♪
今年は亜種ではなく原名亜種ばかりなのですが
そこはほら^^)やはり離島モノで攻めています♪



屋久島産ネブトクワガタです。
大きいです♪ 26ミリあります。



ここまでのサイズになると風格すら感じますね♥
ボクはそんなに大きくできなかったけど、今度はナットクが
いくような個体を孵したいなぁと思います。



入手先は東海クワガタ販売さん(公表に承諾を得ています。)♪
実はネブトのほとんどは東海クワガタ販売さんのお世話になっています。
ショップオーナー様自ら採集の累代ですから詳細産地もしっかり記載
されています。ボクが販売させていただいている加計呂麻や与路のネブトは
全てこのショップ様から種親を入手して累代しています。
あまり採集家が出向かないところにまで出向いて採集されるので
細かくチェックしていると激レアに出会えたりしますよ♪


material by:=ポカポカ色=