クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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まずは夏場の常温だと幼虫飼育が難しい。。。

これはクワ飼育全般に言えることですが、国産ノコの場合・・・・

温度管理が出来たほぅが確率的には大型が孵る確率は高いです。

でもちょっとした工夫で大型を孵すことは可能だと思っています♪

とりあえず、産卵セットの割り出しを晩夏から初秋に割り出せるように

セットします。セット時期としては8月。一番暑くなる季節なのでケース内の温度上昇と

蒸れに気を使います。密閉率の高い蓋よりも昔からあるアミアミの蓋に洗濯ネットを

被せてケースの大きさも中以上にします。小ぐらいの大きさですと熱がこもるので

なるべく大きなケースを使用したほうがいいと思います。

あと洗濯ネットの代わりに新聞紙を挟んでしまうとこれも熱がこもりますので

あんまりオススメしません。コバエが気にならないのでしたら洗濯ネットもいらないくらいです。

産む気マンマンの♀を投入した場合、すぐ産んで、孵化までの日数も短いです。

産んで2週間、孵化まで2週間ぐらいの感覚でいいと思います。

さすがに1ヶ月経過すると乾燥もしてきますので観察のたびにキリフキはしたほうが

いいと思います。ボク的にはちょうど今日ぐらい(9月20日~25日)に割り出せるといいかなと。

暑さ寒さも彼岸まで・・・・と言いますしね^^)

割り出し時の幼虫の加令具合ですが、2令初期ぐらいがいいと思います。

このぐらいだとかなり丈夫です。

常温で飼育する場合、菌糸よりマットのほうが有利です。

菌糸だとこの時期、朝夕の寒暖差で子実体が出たりしますので・・・・

マットはよく安定させてあるものを使用します。

大型を狙って孵したい場合は、初めから大きな容器を使用することを

オススメします。難なく孵したい場合は適度の大きさでいいと思いますが

大きな容器に多頭飼育のほぅが無難かもしれません。

(しつこいようですが国産ノコ限定です。外産ノコは共食いする種類いますから)

体感的に10月ぐらいまでは暑さを感じるので、保冷材や凍ったペットボトルなどで

置いてある場所の温度を下げる工夫をするのは大吉です。

あんまり温度変化の少ない場所を探してそこに幼虫が入った容器を置くだけでも

随分違うと思います。ニュースなどの気象情報なんかも気にしとくといいでしょう♪

常温ということは1日のうち、温度変化があります。そのためエサの交換も早くなります。

(劣化が早くなります。)だいたい2ヶ月ぐらいの目安で交換を考えたほうがいいと思います。

時期的には11月上旬。今度は温度の下がりすぎに注意することになるのですが

国産ノコなので低温の耐性はかなりのものです。室内であるならあまり気にしなくても

いいかもしれません。大きな容器で飼育してなるべく部屋の高い位置に容器を置く。

(暖かい空気は上に上がります。)

次の交換ですが、マットの状態によっては3月ぐらいまで交換は必要ないかもしれません。

(一概に言えません。。。)

ボク自体は日本のように四季のある地域のクワはある程度、幼虫の時期に冬をカンジさせた

ほうがいいのかな?と思っています。

実際、温度管理している部屋に入りきれなくなってガレージの隅に置いておいた容器から

大きな個体が孵ったとか、常温飼育に一工夫で・・・なんて話しはよく聞きます。

割り出し時から大きな容器を使用する理由は、大きな容器のほぅが温度変化の影響を受けにくい

からでエサの劣化速度が違うのです。

さすがに室外で幼虫を飼育したことはありませんが、カウンターの隅で飼育していたころは

温度『管理』などはできていないでしょうし、温度を上げたり下げたりしているつもりでも

そんなに変わっていなかったと思います。が、ある程度の大きさは孵すことが出来ました。

ブログが一年経過したことに気が付いたとき、思い立ったことを今日は書いてみました^^)













 昨日の晩は急激に温度が下がったらしく・・・

そぉなると・・・

前蛹や蛹が・・・・

中之島トカラが前蛹で・・・・・多分。。。

クチノエラブが蛹で・・・・・やはり。。。

ポルトンの羽化間近の蛹が。。。。。。



この時期の外気温の変化は急激に起こります。

そーするとエアコンのセンサーが過敏に反応して設定温度に戻ろうとします。


そぉ。。。ムシベヤの中は急激に温度が上がるのです。。。

急激に下がった外気温から元に戻そうとするエアコンからの風は

設定温度よりもはるかに高い温度で風量もハンパないハズ。。。


これを見落とすと。。。さっき書いた蛹や前蛹以外でも比較的低温のほうが

いいかなと思われる産卵セットが高温にさらされることになります。

昨日おとといまでは設定温度を保とうとエアコンがフル稼働。

冷気が当たる場所に置いておいた産卵セットも・・・・

ボクはエアコンからの風が直撃するような場所には産卵セットは置かないのですが

ワンクッションぐらいの場所には置いてあります。。。

これから成虫のチェックもしますが・・・

多分。。。><。。



 いや・・・お初のスマトラヒラタが羽化不全で

少々、凹みぎみのワタクシ、あんずですが皆様いかがお過ごしですか?

いや・・・ノコのときの羽化不全って・・・ボクの場合は上翅にシワが寄るとか

翅パカとか・・・なんですが・・・・

こないだUPしたのはひどかったけど・・・

今回のスマトラはちょっと画像には出来ない。。。

しかも人工蛹室だったし・・・・

羽化不全の一番の原因は蛹室が適切でないからなのですが、

その中の原因のひとつとして湿度過多があると思っています。

今回のスマトラヒラタでいつもと違うところは

①蛹の段階で極度に温度が違うところに移動した。

②人工蛹室を入れる容器がいつもと違う。

の2点なんですねぇ。。。

①は冷虫の中からいつもノコの人工蛹室を置くところに移動してしまったんです。。。

今回のスマトラヒラタ飼育ではキーワードに低温。。というのがありまして

冷虫の中の温度は20℃。スマトラヒラタは24℃くらいで飼育できると

アドバイスはいただいていたのですが、なんせ最初のころは本気で100ミリ狙って

いたものですから・・・^^)蛹の期間中に4~6℃ぐらいの変化はあったと思います。。。

でも・・・・これは羽化の最中にこんだけ変わるとどぅなのか分かりませんが・・・

羽化不全にはあんまり関係ないよーな気がします。。

②のいつもと違う容器。。。いつもはコバシャを使います。

国産ノコはミニケース。80ミリを越えてくるであろう個体は小ケースを使うのですが

今回、手持ちの小ケースがなくて、100均で買って来た食パンケースなるものに

穴を開けて使いました。。。どーもこれが・・・・・・なぁ。。。

本日、そのスマトラヒラタを人口蛹室から取り出し

別のケースでキッチンペーパー管理に切り替えたのですが、

そのときの人工蛹室の蛹を置く部分。。。けっこー水分を感じることができました。

大きな人工蛹室は水分調整が難しいのですが、でもなぁ。。。

今回途中で水を足したりしていないもんなぁ。。。

蛹の期間は国産ノコより長いので容積に比例した水分とはいえ、随分と飛ばされて

いるハズ。。。もちろん羽化時は体液を放出するので水分を感じるのですが

それにしても多かったような気がします。

ノコで羽化不全や翅パカを起こす場合も水分過多なときが多いので・・・



なんか水分が多いほうが上翅の伸びがいいよーな錯覚があるのですが

現実はちょっと乾燥気味のほうがキレイに羽化しますしね・・・


こーいった失敗は二度は起こしたくないので検証のしようがないのですが^^)

な~んかそんな気がしてならない。。。





 国産ノコに限らず、自分の手許にそのペアしかいない。

もしくはあまり手に入らないペアを飼育品で入手した場合、羽化時期が♂と♀が

同時期でも♂は休眠中、♀が起きちゃった。。。なんてのはよくあること。。

そんなときの対処法なんですが、一番いいのは♀を低温域に・・・

♂は温度帯の高いところで管理。。。活動を早める。

ここまではよく耳にすると思います^^)

♀が後食を開始している場合、あんまり低い温度帯で管理してしまうと

二度寝しますが、産みが悪くなったりするケースがあります。

ボクは、後食を開始している♀には通常通り飼育してしまいます。

ただあまり負担をかけないように、管理マットや止まり木を多めに入れて

ケース内の蒸れや乾燥に気を配って通常、成虫を置いてあるところより若干低めかな?

ぐらいのところで管理します。

♂は、まず複眼が見えているかを確認します。指に掴まらせて複眼の周りを他の指で

いったりきたりさせてみます。そのとき、指を追うよーでしたら見えているので

活動している成虫と同じように管理してみます。このときゼリーの半切れも入れて

舐めさせてみるのもいいと思います。このときはあんまり大きなケースは使いません。

ミニケースに止まり木一本です。マットは深めです。

寝る子は自分でマットに潜り、コクーンのようなものを作るので分かりやすいです。

このときあんまり大きなケースで管理するとケース内で暴れてしまい、

消耗して☆なんてこともあるのでミニケースを使います。

温度は若干高め。。といっても成虫のケースを置いてある場所の一番高いところに

置くだけですが・・・

あと、座布団の上で歩かせる。これはあーんまりしつこくやると消耗するので

やっても1回が15分くらい。2、3日に一度が限度です。

それ以外では活動を開始した♀と休眠中の♂を同じケースで仕切りつきで飼う。

これ、けっこう効果あります。もちろん、そのケースは完全活動中の成虫たちのケースと

同じところに置きます。このときも♀が暴れないようにマット、止まり木は多め。

羽化時期のズレですが、ボクは3ヶ月ぐらいは気にしません。

ノコのように活動後、越冬しない種でも飼育下ですとけっこー長生きだし^^)

自分のところで孵したクワは羽化後2ヶ月はあんまり触らないほぅが

スムーズに起きてくれることが多いです。

こぉすると絶対大丈夫!ということはないのですが、比較的うまくいっている

対処法です♪



 まぁ、そんなこんなで7月に組んだ産卵セットを

割り出しているのですが、今日はアマミノコ2産地と本土ノコ2産地を割り出しました。

アマミノコは両方とも小ケース、累代モノとワイルドからの割り出しです。

本土ノコはあれはなんてゆーサイズなんだろ?よくクワ買うと入っているケースで

ミニよりは大きいけど、小よりは小さいという・・・

アマミノコの累代モノは大きい♀を小ケースに入れてしまったので

すぐマットをグズグズにしてしまい、1週間ぐらいで取り出したので大して期待していなかった

のですが(見えてる幼虫だけかと思ってた。。)7頭いて自分ではまずまずの結果^^)

この♀は再セットを組んでいます。

ワイルドは21頭採れて、これは再セットを組まなくてよかったと一安心^^)

本土ノコは両方とも7頭づつ。

来週あたりはトクノシマ、イヘヤあたりかなぁ。。

10月の頭ぐらいまでで割り出しを終了させておきたいと思っています。

今期は産卵セットを組んだ時期が通年に比べて遅いので多頭飼育をなるべく

減らしています。(仕事の都合上、11月、12月は忙しいのでクワがどうしても

おろそかになってしまいます。)

来年1月ぐらいの交換を目論んでいるのですが果たしてうまくいくのでしょうか?



material by:=ポカポカ色=