クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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カテゴリーは国産ヒラタとしていますが
今はスマトラヒラタもいますのでかつて飼育した
外産ヒラタも少し交えて書かせていただきます。



ボクのヒラタ飼育歴って時期で考えると先一昨年あたりに
集中しているのとその時期は国産のみです。
ヒラタを産卵させる場合、外産と国産で違いが生じます。
外産の場合は個体が成熟したと判断でき、それなりの
温度を保つことができると季節を問わず産卵の成功率は
他の種類と比べても高いほうだと思います。



でもこの感覚で国産ヒラタを飼育しますとちょっと違ってきます。
国産の場合はやはり発生期に合わせたほうが成功率は上がります。



意外と話題に上がらないのは産卵数。実は小さなケースで
産ませるとそんなに数は産まないのですね^^)
ここで少しまとめますと・・・

外産ヒラタ
・産卵時期・・・問わず
・温度・・・産卵できる温度ならば可。
      だいたい24℃ぐらいだと思います。
・1セットあたりの産卵数・・・一概に言えませんが20も産んだら
      成功だと思います。
・再セットでの産卵数・・・経験なし。

国産ヒラタ・・・南西諸島亜種
・産卵時期・・・外産に準じますが、亜種によっては
        発生期のほうが成功率は上がります。
・温度・・・温度よりも急激に温度が上がる時期
      晩春~梅雨までの間に組んだセットはうまくいったことが
      多かったです。
・1セットあたりの産卵数・・・覚えているくらいなのでそんなに
      回数は多くないと思いますが、小で30という経験あり。
      だいたい~20ぐらいです。
・再セットでの産卵数・・・一桁ということが多かったです。

国産ヒラタ・・・本土ヒラタ
・産卵時期・・・5月下旬~7月 一度だけ9月に産卵させたけど
        納得のいく数ではありませんでした。
・温度・・・たぶん24℃あたりで産ませていると思います。
      部屋の温度をミヤマに合わせたら産まなくなったので
      ヒラタだけ常温で産ませた経験あり。本土ヒラタも
      温度が急激に上がる時期のほうが成功率は高いです。
・1セットあたりの産卵数・・・20~30だと再セットは組みませんでしたが
      だいたい15~で嬉しく感じたものでした。
・再セットでの産卵数・・・やはり一桁、もしくはボーズ。

◎国産の場合、初秋あたりで夜間の温度が下がってくる時期は
♀がセット内で越冬体制になった経験あり。



ちなみにですが、ボクはヒラタで1セット40とか産んだという
経験はありません。直近の飼育はスマトラヒラタ(割出し待ち)と
小値賀島産ゴトウヒラタですがゴトウヒラタは32ぐらいです。
(販売した数と飼育している数の合計です。)
飼育している全種類のなかではヒラタの産卵は時期的には早いほうの
部類に入ります。ヒラタは幼虫期間が他の種類と比べると長くなくても
そこそこのサイズの♂が羽化してくるし、成虫の寿命も長いので
産卵数が一桁でもない限りはそんなに意識はしていませんでしたが
ある意味産みすぎて困ったということもないので幼虫販売も
あまりしていません。ただボクが下手というだけかもしれませんので
あくまでも参考程度にしていただけるとありがたいです^^)
        



先ほどの記事の続きです。



どれでもいいのですが国産ヒラタを手に入れて
文献や書籍などから亜種がいることを知り
ちょっと興味が湧いてきて実物を見たい衝動に駆られると
ちょっとヤバイのですが^^)



まず特徴が顕著な3型とは?なんですが
ツシマヒラタ サキシマヒラタ 本土ヒラタの
3亜種が型の違いが顕著に出ます。
ツシマから長い 太い 本土ヒラタはこの配列でいうと
中間でしょうか?どちらにしても型の違いを楽しむことは
できます♥



この3亜種はいずれも野外品の入手が可能です。
サイズさえ気にしなければ安価で手に入れることもできます。
ただサイズを大型で合わせて入手となると話は変わってきます。
野外品の大型は標本価格となるので、とんでもない価格に
なりますし、第一生き虫で入手できるかどうかが分からない
くらいです。ヒラタの大型で野外品はそのくらい貴重なんですね。。



飼育品でも本土ヒラタはサキシマヒラタに追随するような
サイズを考えると価格が随分変わってきます。
飼育品の大型は本土ヒラタが一番高かったりします。



ここから産地などに拘ってくると増えたりしてきますが
それも楽しみの一つです♪ サキシマヒラタは流通が稀な産地も
ありますし、ツシマヒラタも酷似した型の亜種がいます。
本土ヒラタに至っては産地で若干型が変わってきますので
そこが分かってしまうと深みに嵌ります♥
特に離島の本土ヒラタはレアだと思っていいと思います。
そんな奥の深い国産ヒラタの世界♪
集めだしたら面白いかもしれません^^)





落札したクワガタが届きました。



何回か落札させていただいている方からで
丁寧なラベルにはいつも脱帽です^^)



アマミヒラタ加計呂麻島・弓師岳WF1.
WF1です!2019年羽化だから2017年か2018年の採集ですね。
加計呂麻のアマミヒラタは貴重で個体はそれほどいないと
聞いています。



アマミヒラタも若干ですが上翅に縦スジが出ます。
縦スジの出方が奄美大島産と違うのです。
確か奄美群島に生息しているほうが薄くなると記憶していますが
ちょっと曖昧なので友人に確認しておきますね^^)
奄美群島・徳之島に生息するヒラタは奄美群島までがアマミヒラタ
徳之島はトクノシマヒラタと亜種分けされています。
ノコ同様 与路島に生息するアマミヒラタはトクノシマヒラタ寄り
の型になるのが面白いところです。与路島 請島とこの加計呂麻島の
ヒラタは個体自体を見れることが稀なので比較できること自体が
貴重だったりします。



国産ヒラタはツシマヒラタとこのアマミヒラタの2種に
本土ヒラタを追加するか悩みどころ♪
個人的な見解を言うと、ディテールで集めるのなら増えますが
型で集めるのならアゴが長くなる亜種と全体的に太くなる亜種
と本土ヒラタの3種が顕著な違いが出るので面白いと思います。

飼育自体はそんなに変わりはないけれど羽化してくる時期も
早いし、個体は長生きです♪ 5月ぐらいから野外品も出てきます。
(今年はちょっと分かりませんが。。。)
オオクワと対をなすスタンダートなのかもしれませんね♥





いつも標本を(もしくは標本目的で)購入してくださる
お客様がいるんですね^^)有田市のヒラタはその方が
全部持っていってくださいました。
そんなお客様からのリクエストにお応えして
種親を購入しました。



ツシマヒラタ80ミリ。
この個体でブリードします。



素晴らしくスマートな個体です。
たぶんこれ以上を望まれると思うのですが
けっこうハードルの高いリクエストです。



アゴがキレイに伸びていますね。
飼育はマットでしょうか?



無事に採卵ができたら菌糸とマットの両方で飼育予定です。
太いのと細いの両方で大型を狙います。


今いるヒラタってスマトラヒラタの成虫がいて
与路島のスジブトヒラタがご存命で・・・



幼虫は小値賀島のゴトウヒラタのみ。。
いや。。金輪島がいるな。。。



この画像は大三島のヒラタですね。
もうすでに人手に渡っています。



初夏から夏にかけて意外と連れて帰られる方が
多いんですよね^^)



ただ今年はオオクワが予定ですと
多く羽化してくるはずなので
まぁ違いますけどね^^)
なんか変わり種産地が出たら考えます♪


material by:=ポカポカ色=