クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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唐突に記事にしようと思いついたため、個体のお色直しなしの
画像でお届けいたします^^)
アマミヒラタの産地は全部で5つ♪
奄美大島 加計呂麻島 与路島 請島 喜界島
地域変異は無いに等しいですが、与路島 請島産は
♀上翅のスジが薄いようです。実際羽化した個体を見ても
そのような印象を持ちました。この5産地の中で一番流通が
少ないのは喜界島ですが、近年に見つかった産地で詳細は不明です。
以前はごく稀に販売されていましたけど、最近では聞かないです。



そんなアマミヒラタなのですが、ボクの中での国産ヒラタは
本土ヒラタと呼んでいる本州産を軸に、ナガヒラタとフトヒラタ
の3つに分かれていて、アマミヒラタはフトヒラタに属します♪



因みにナガヒラタと呼んでいるのはツシマヒラタに代表される
北九州側の離島に生息する亜種をそう呼んでいます。



アマミヒラタに話を戻しますと、ボクは大きくするのに
ヒトクセある印象を持っています。簡単に75とかには
ならないのですね。。なので飼育レコードの80越えは
羨望の的なのですが、記載されてからかなり経過しているので
やっぱり難しいのかなぁと、思っています。
産地的に大きくなるのはやはり奄美大島産です。
アマミノコ同様 他離島は少し小さくなるかなという印象がありますが
アマミノコほど顕著ではありません。だいたい極端に大きくしたことが
ないので、分からないというのが本音です^^)
今年は昨年羽化(画像の♂は2019年羽化)の個体がいるので
この時期に交尾・産卵させてみました。幼虫が採れたら
ツシマヒラタ同様 大きな個体が羽化できるような飼育を
試みたいと思っています♪







2頭羽化しているツシマヒラタ。
右のほうが大きいです。



手前のほうが小さいですが、より完品を求めるなら手前です♪



両個体とも画像では判りにくいですが、まだ上翅の色が
固定されていないので、サイズ等々は測れていません。。



自画自賛ですが、唸っています♡




いやいや出ましたっ!^^)現時点ではほぼライターと
同サイズです。固まると縮むと思うのでぬか喜びです♡



アゴも太く長い♪ 頭幅 前胸幅も申し分ありません^^)



このサイズになるとパラワンをより上品にしたカンジ♡とは
言いすぎでしょうか?^^)もちろんパラワンも上品で、力強さでは
かなり上を行きます。



これから尻が納まり、上翅が固まります。
しっかりしたらサイズを計測しようと思いますが、80には
届かないだろうなぁ。。




まぁ産ませるのは簡単と言ってもいいです^^)
間違いないのは、今日みたいに温度が上がった日に
産卵セットに入れると、えっ?って思うくらい産んでくれます。



ボクは、羽化後1年ぐらい経過した(一冬越した)ペアを
使いますが、そうでなくてもそこそこ産むので、こちらはお好みで
大丈夫かと思います。



産卵セットに関しても、マットの固詰めでもいいし、材を入れても
いいので、こちらもお好みで大丈夫です♡



これは持論なので参考程度に思っていただければ幸いですが、
その種の発生期に産ませたほうが何かといいみたいですね^^)
本土ヒラタなら5月~7月 サキシマヒラタやツシマヒラタは
6月~8月 アマミヒラタなら7月下旬以降な感じです。
ただヒラタの場合、もう大丈夫と思った時が最盛期でもありますから
ホーントお好みで飼育されればよろしいかと思います。



無事産卵を確認して、幼虫を得られたら飼育に関しては菌糸でも
マットでもいけるので、ここもお好み?で大丈夫♡です。



ちょっと本土ヒラタで例を挙げてみますね(^^♪

このGWでペアリング。期間もお好みで♪
ボクはだいたい1週間くらいです。
産卵セットは小ケース マット固詰め。マットは産卵一番に少量完熟マットを
混ぜたり、底部分のみ完熟マット(5センチくらい)上部は産卵一番でという
見ため美味しそうなセットを組んだりしています。
ボクが住む関東は5月いっぱいぐらい初夏の季節が続くので、だいたい
5月下旬ぐらいに卵や初令幼虫がケース側面に見えてきます。
一応2令ぐらいで取り出したいので、1ヶ月半~2ヶ月はそのままに
しておきますが、小ケースだと♀が上に上がってくることがあるので
幼虫が見えていたら♀は取り出して、次のセットでもいいし
余生を過ごしてもらっても構わないと思います。
そーゆーのが面倒でしたら中ケースで組んじゃうのも手です。
ただ♀が初令幼虫を食べちゃうことがありますから、幼虫が見えていて
♀が上がったら取り出したほうが無難です。



だいたい20も採れれば成功だと思いますよ^^)
ヤフオクに出すことを前提に飼育したとしても40?は多いかもなー♪
ここからは幼虫飼育となります。幼虫飼育についてはまた後日
書かせていただきます♪


雨のスタートとなりましたGW初日。
ちょっと朝からバタバタしましたが、お昼ごろようやく落ち着き、
羽化した個体を割り出しました。その中でも・・・



ん?容器側面から見たより大きいぞっ!



アゴも長く横幅もほどほどでカッコイイではないですか(^^♪



内歯の刻みはシンメトリーにはなりませんでしたが
まぁ合格ラインですか?(☚そう思いたいです♪)



前胸即淵のラインもしっかり出て、頭部 前胸幅もイイカンジです。
何と言ってもですね♡ アゴが長いので、その幅が強調されないのですね^^)
見え方としては上翅が短く見えるのも秀逸モノです。
画像では見えないように撮影しているけど、まだ腹が納まりきっていないので
計測はもう少し経ってからとなります。



画像個体の蛹室。非常にコンパクト(^^♪
この小さい蛹室からあのサイズが羽化できるのは、人工蛹室から
考えるとにわかに信じがたいけど、大型個体ほど蛹室はコンパクトなんですね♡

これは割り出しが楽しくなってきました♪


material by:=ポカポカ色=