クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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2年連続で同じ♀から採卵した伊豆大島の
ヒラタクワガタ。今期、全ての♀が嫁いだので
♂が2頭残るのみとなりました。



他の産地と比べると短いアゴ。
この個体は60を超えているのでかなりスクエアな
型になっていますけど、野外ではまずお目にかかれない
個体となっています。そもそも個体数自体が少ないので
なんとも言えないというところが本当のところです。

伊豆諸島のヒラタと言えばハチジョウヒラタなのですが
いわゆる本土ヒラタと呼ばれる亜種はホント少ないのです。



伊豆大島で少ないと言えばコクワガタ。
コクワも採集に行くとノコに対して1%~5%ぐらいの
割合でしか見ることはできません。
伊豆大島に限らず、離島の国産ドルクスは少ないという
印象がありますが逆にドルクス系が比較的多い島には
ノコが少ないという現象があります。



話を伊豆大島産のヒラタに戻しますと
この個体も累代はF9。
三原山登山道路で採集されています。
近年の土砂災害で島の再整備がされている今、
更に個体数は減少していると予測できます。
ボクは手持ちの2個体を標本にして累代を終了しますが
累代されている方、いらっしゃったら大事されると
よろしいかと思います♪


亜種に捉われず産地だけで考えるとけっこう
いますね^^)ヒラタクワガタ。
まずここから考えていこうと^^)



もちろん累代ができない産地もあれば失敗したのも
あるので今期~来期は少し減るとは思います。
アマミヒラタは累代出来るのは与路島産のみだし^^)
サキシマは西表は幼虫飼育中、与那国はペアでいるので
累代しようと思っています。



ツシマ ゴトウ イキヒラタなどの九州北部離島モノは
壱岐島産と馬渡島産はペアでいます。ツシマ ゴトウは♂のみ
持っていますが標本で残そうと思っています。



本土ヒラタがけっこういて、現在 伯方島 屋久島
大三島 藍島は幼虫飼育中。種子島 伊豆大島は
♂は標本で残して終了予定です。
来期の飼育は有田市と神津島ぐらいに限定する予定です。

ヒラタはこれ以外に与路のスジブトもいるので
大型狙いの産地限定にしたいところ。。

と、なりますと来期は
イキヒラタとサキシマヒラタと アマミヒラタ 本土ヒラタの4亜種で
産地も与那国島 壱岐島 馬渡島 与路島 神津島
有田市が累代予定で、羽化してくる個体は
伯方島 屋久島 大三島 藍島 対馬(チョウセンヒラタ)
西表島 有田市・・・まだいるかもしれませんが
来年の羽化予定はけっこう多いので楽しみ❤
有田市産とチョウセンヒラタは羽化が始まっていますので
この冬からの販売となります。

来年は今年集めたオオクワも飼育するのでヒラタは
少し減少傾向。全ての産地で大型を狙います❤


もう♂しかいないのと、今年本土ヒラタが
いろんな産地が手に入って少し遠ざかりそうに
なっているアマミヒラタ。



請島産です。この個体はそんなに大きくはないけれど
飼育色が若干で抑えられているかなー^^)
と、思っています。



請島産で手許に残っているのはこの個体のみ。
現在アマミヒラタで累代可能なのは与路島産のみです。



アマミヒラタは産地別の特徴が軽妙なので
(どちらかというと個体差のほうが強いかなと
感じています。)産地を限定しています。



国産種は全般的に迫力と繊細さが同居するところに
魅力があると思っているのですが
その度合いや色の濃さが、種類はもとより産地(特に離島)
の違いで様々な表情を見せてくれます。
アマミヒラタはどちらかというと迫力のほうに
振り子が触れているような印象があり、大型の♂は
外産のヒラタに迫る力強さを感じさせてくれます^^)


この数字、体重の移り変わりなんですね。。
先日ちょっとお伝えした『トホホ』マークの付いた
有田市ヒラタ 羽化しました。



まぁキレイに孵ってくれたんでヨシとします♪

これで5頭めですね^^)
友人からメールをいただいて、2♀残したほうが
いーんじゃないの?というアドバイスをいただいて
その通りにしようと思います。



この子は前胸側淵のラインがぼやけています。
これは個体差でいろいろです。その他に同サイズでも
厚みや幅が違ったりします。



まだ薄皮が残った状態です。なんせ明日は生ゴミの日なので
出してしまいました^^)

因みにサイズなのですが22日羽化確認個体はかなり固まってきたので
かるーく(ゆるーく?)測ってみました。
目視で一番小さい個体が76.8でしたので測るの楽しみですね^^)



この子もバランスはいいので個体としては
よろしいのではないでしょうか?

販売のほうですが、♀が4♀しかいないところに
持ってきて2♀残すのでペア売りは2ペア。
うち1ペアは早々に予約が入り、固まり次第嫁ぎます。
(リピーターの方からです。いつもありがとうございます。)
もうお一人、この夏から心待ちにされている方がいますが
その方は♂単でもとおっしゃってくださっているので
もう1ペアを販売させていただきます。
♂サイズによって価格が変動することをご了承ください。
完全に固まるまで測れませんので少々お時間をいただければ
と思います。よろしくお願いいたします♪


なんだかんだでいろいろいる
与路島産のクワガタたち。
ノコでしょ♪ アマミネブトにアマミヒラタ
今回ご紹介する(実は2回目)スジブトヒラタ。



激レアです。
ここによく登場する友人からなんですが
よく見つけてきます^^)
まだ他の種類もいるのでしょうが与路島産自体が
そんなに流通していません。



ここのところスジブトヒラタ自体
そんなに見なくなりましたけど、非常に特化した
ヒラタクワガタで上翅にスジが明確に出るドルクスという
点でも珍しいんですが、そこに加えてレア産地という
付加価値も付きました^^)



実はこのスジブトヒラタ 奄美群島と徳之島に生息していて
奄美大島産と徳之島産では若干型が違います。
この与路島産は両方の特徴を持っている印象を持ちましたが
個体差の範疇かもしれないのであくまでも個人的主観です。



アゴの内歯部分から湾曲する角度がね、違うのと
徳之島産のほうが華奢感が出ます。この与路島産は
奄美大島産のボディに徳之島産のアゴが付いている感じが
します。でも個体数を見ているワケでないのであくまでも主観です。



スジブトヒラタも野外では大型は稀。
飼育では割と大きいのが出るのですが、40ミリ台の
個体をわざと羽化させてワイルドとの比較を楽しみたい気もします。

実はスジブトヒラタの採卵はニガテなんですが
今回はミヤマの産卵セットに足掛かり替わりに埋め込んだ
産卵木がいい具合になっているので期待大です。
本土ヒラタや南西諸島 九州北部離島の亜種とも違う
魅力のあるスジブトヒラタ。
来年は本気だしますよ^^)

与路島産のクワガタはポツポツと紹介していくつもりです。



material by:=ポカポカ色=