クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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意外と敷居が高く感じるマルバネの飼育ですが、
コツと掴んでしまえば爆産するし、幼虫飼育も
どちらかと云うと放置に近い飼育ですから、そんなに
難しいモノではありません^^)



現在入手して、飼育できる種類はアママル ヤエマルの2種。
あとチャマルがいますが、ボクは飼育したことがないので
残念ながら書けません。 アママルは奄美大島と徳之島
ヤエマルは西表島と石垣島です。
ボクが飼育しているのは、アママル(奄美大島)ヤエマル(石垣島 西表島)
と、オキマルです。オキマルは規制前に入手した個体を累代しています。
(オキマルは採集はおろか、売買 譲渡 貸出も禁止です。)



さて、飼育なんですけど、個人的には幼虫入手をお勧めいたします。
これにはワケがあって、幼虫が入っているマットも入手できる点にあります。
マルバネと云うと、低添加マット 赤枯れマットが必要なんですが
ここに繭玉が加わると産卵率はかなり上がるので、まずはサイズ問わず
ペアを羽化させて、その繭玉を産卵に使用するのはアリかと思います。

産卵はしっかり性成熟したペアと中もしくは大ケースを使用します。
マットですが、ボクはNマット Uマット 赤枯れマット 繭玉入り使用済みを
混ぜて使います。配合はいろいろです。ヤエマルのほうが赤枯れの依存度は低い
イメージがありますね♪ とにかくフルイなどに掛けて微粒子にすることも
大事です。繭玉入り使用済みマットは雑虫の混入に注意します。



交尾欲は強いので、性成熟さえしていれば交尾は簡単かと思います。
そのあと♀は産卵セットに投入するのですが、温度帯は常温より温度管理
されたほうが上手くいきます。うまくいっていれば産卵セットを組んで
2ヶ月~3ヶ月で割り出せます。ケース側面からは幼虫は見えないので
マットの埋没具合で判断します。だいたい3センチから5センチは沈みますから
判り易いと思います。で、割り出しました。幼虫が採れました・・・
と、来たら初2令ぐらいまでの幼虫は多頭飼育します。
これはネブトと同じぐらいに思っていただければいいと思います。
ボクはだいたい5頭ぐらいは一緒に入れてしまっています。



幼虫が2令ぐらいになりましたら個別飼育します。
ここからはボクのやり方なので、参考程度にお願いいたします。

個別飼育の最初の容器は500プリンカップです。
幼虫もコロニーのようなモノを自分で作り、その中で育ちます。
加齢して、その中に食べるものがないと判断すると容器側面から
顔を出しますので、ここも分かりやすいです。
このあとは大型容器に移すのですが、この500㏄カップのマットは
再利用するので、雑虫に侵されないように注意できるといいです。



次の容器は1400~を使用します。ボクは2800をよく使います。
ここからが放置飼育となります。ここで注意したいのは、温度。
エアコンから出る冷風の強烈のヤツは、3令でも落ちるので
注意が必要です。恒温を維持できるよう心がけます。



このあとはマットを付け足したり、糞を取り除いて新しいマットと
古いマットを混ぜたりと人それぞれです。ボクは後者で飼育しています。

マルバネの飼育は期間も長いし、大型の容器を使わなければならないなど
デメリットに感じる部分も多々あるかと思いますが、羽化した個体を見ると
吹っ飛びます!大型の♂はアゴの歯形もしっかり出てカッコイイし、
迫力があります。今の時期はオークションなどでも出ていますので、
これを機に飼育してみてもいいかもしれません♪









いったいどぉしたんだろう。。。
と、自問自答したくなる個体が容器内を徘徊していました。。



同じく3年越し。。確かに1頭だけ小さい幼虫はいたんですけど
まさか♂とは・・・



タイペストシールと比べてみてください。。
小ささが伺えると思います。。



このチャマルのようなサイズの個体。
石垣島野底産ヤエヤママルバネクワガタCBF3です。
チビギネスってどのくらいなんだろ?






3年越しの石垣島産ヤエマル 羽化していました♪



色づき出してちょっと経過していますね^^)



この上翅の色合いは飼育した者でないと
味わえない・・・秀逸です♡

実はこの3つの画像 マルバネ飼育の大きなヒントが隠されています。
気が付いた方は実行してみてください。
この子はずーっと1400で飼育しました。そこそこのサイズですよ♪


この時期はマルバネ界隈が賑わいます♡
密にならないのがいいところです♪



もう少しで終了のヤエマル♀単。ご入札いただいています。
ありがとうございます。



先日組んだ産卵セットが落ち着いてきたので
♀を入れてみました。



画像を大きくしないと分からないかもしれませんが、
触角がプルプル 反応しています♪ いい予感です。



今回は奮発して大ケースです^^)



他のマルバネを弄っているあいだに潜っていきました♡
そこそこでいいので産んでくださいね♪



こちらは石垣島産。実に3年の年月が経過してコレです。。。
どのタイミングでこぉなるのか追求したいところです。



謙虚なタテヅノ。。まぁヨシとしときます^^)



♀も羽化していました。腹が出ているので、ゆっくりしてもらいます。
石垣島産は、後食開始までもう少しかかります。



SNSを見ていたら、人工蛹室で羽化させている画像を発見!!
さっそく真似してみました^^)
いつもですと蛹室の上面は空間を空けるのですが、繭玉なので
容器フタ面ピッタリにオアシスを合わせました。
でもよくよく考えるとネブトの大きい版なんですよね?♡



もう脚の形状が見えてきているので、もうそろそろかと
思います。果たして人工蛹室の水分でしっかり翅が閉じてくれるのか?
ですね^^)



まぁそんなムシベヤのマルバネ事情なのですが、アママルの大きな幼虫と
ご対面したりと、まだまだネタは尽きません♪






中ケースです。これからペアリングを行います。



♀です。かなり大きいです♡ いい具合です♪



同居させてみました^^)温度が低かったせいか?
♀の動きの鈍さに心配が過りましたが程なく動き出しました。



このあと猪突猛進が始まります。
これではハンドペアリングと変わらないのですが、
彼にはもう少し頑張ってもらわないといけないので、
好きなようにしてもらいます。



その猪突猛進直前画像。このあと激しいという表現が
ピッタリくる光景が目に飛び込んできます。

ハンドペアリングと同じくらいの時間で♂と♀が離れました。
♂♀複数いるので、別ペアでペアリングをかけようかとも思いましたが
同じ♂で複数の♀を掛けることにしました。
いろいろと規制がある種なので、飼育しきれないほど出てくるのは
考えものですが、かと言って累代を途絶えたくないという気持ちも
あるので、そこが難しいところです。


material by:=ポカポカ色=