クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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マルバネは最近 記事として投稿していない・・・と云うのも
けっこうな期間 放置する状態になるので書けない(書くことがない。)
ことが多いのですが、このGWは爆撃と言っても決して大袈裟ではない
個体が届きました。

(画像は引用しています。)

チャイロマルバネクワガタ 石垣島野底産 CBF2
規制前に採集された個体を複数累代して(採集者も複数です。)、
その子孫をお分けくださいました。
この場を借りて御礼を申し上げます(^^♪



さて、石垣島の野底という地域。かつて採集に行ったことがあります。
当時はマルバネこそ知ってはいたものの採集や飼育はボクのような
素人では到底無理と勝手に決めつけて、マルバネを狙った採集では
ありませんでしたが、野底林道から見えた景色はよく覚えています。
画像は野底林道の展望台ですね^^)吹上採集はここでと当時 現地の方が
書いたブログを読んで一喜一憂した記憶がありますが定かではありません^^)
この辺りの記憶は徐々に薄らいでいます。。



さて、届いた個体は昨日ちょろっとお披露目させていただきましたが
今日は前後していただいた飼育レシピと絡めて、実際実行したことを
書かせていただきます♪ ☚今日は長くなります。



まずはマットの用意。
上からNマット 赤枯れマット(スダジイ)マルバネ使用済みマットです。
使用済みマットは羽化時の繭玉を中心に状態のいい部分は残しています。
このマットは2022年8月7日保管となっていました。ちょうどいい頃合いの
ようです。



使用済みマットの状態を確認します。ダマになっている部分は
繭玉を適度の大きさに砕いたものです。ここから水分量などを
確認して指先で細かく粉砕していきます。良好な状態で保管できていた
ようです。もし色が変わっていたり、ムシが湧いたりしていたら残念ですが
廃棄します。。



使用済みマットと赤枯れマットを混合して細かくしたマット。
画像だと分かりにくいかもしれませんね?^^)
ボクの処に届いた個体は2令6頭 初令5頭なので、レシピに基づいて
2令は3頭づつ1400に、初令は5頭を1400に入れます。
レシピでは令ごとに赤枯れの配合を変えているそうなので、ボクも
右に倣います^^)2令の方には少々Nマットも加えています。
加水については使用済みマットの水分量が所々(持った時の具合が)違うので
神経を思いっきり使って、足す量を考えます。
元々幼虫が入っていたマットを予め触っておいて、その感覚を覚えておいて
近くなるよう調整します。因みに加水は多くないほうが生存率が
高くなるようです。



自分で配合したマットの中央に大きな窪みを付けて、そこに
幼虫が入っていたマットを入れます。色の違いが画像で分かるでしょうか?



容器に移し替える前に幼虫の状態をチェックします。
幼虫よりも幼虫左横のマットに注目してください。
自分の周りを固めた痕跡が見えます。繭玉とまでは言いませんが
個体ごとに部屋を作るのかもしれませんね? ここで個別飼育でもと
薄っすら考えが過りますが、必ずしもそうでないところが醍醐味だったりします。
これはネブトや他のマルバネでも同様に観察できます。



あとは置く場所の選定です。以前 徳之島産のアマミマルバネの
置く場所を勘違いして絶滅させてしまったことがありまして、、
置く場所にも気を遣います。チャマルは比較的温度は高めのようで
現在での常温が適正なようです♪あとはどこでどの場所に置くか?は
けっこう大事なような気がします。



今回の飼育はまず画像のような光景を夢見て、無事全頭羽化を目指します。
もちろん経過を見ながら大型個体羽化の模索もしてみようと思っていますが
それは追々となります^^)次回の更新がどのくらいの時期になるか?は
見当が付きませんが、随時ご報告をさせていただきます♪


ちょっと早いかな。。。と、思いつつも
もう自力ハッチしていたので仕方がないですね^^)



動いてしまい画像がブレています。。



この子・・・実に3年かかっています。。
去年の今頃はまだ幼虫でした。たしか♂幼虫もいたはずのなので
なんとかブリードしたいところです^^)



マルバネは羽化してくるとホーントやる気が盛り上がってきます♡
他産地のヤエマルも羽化していると思いますので、
随時 ご紹介できればと思います♪




GW終盤に友人と旨い酒と肴で楽しい時間を過ごしたと
書かせていただきました♡
そのときに話題に上がったアマミマルバネを
プリンカップから1400容器に移しました♪



まずは生存確認♡ 画像は4個体ですが、実際は5頭です。



今回は1400を使用します。最終的には2300~2800に移動します。
マットはNマット+ヤエマル産卵使用済みマット∔赤枯れに少しだけ
高栄養のマットを加えています。窪みを付けている部分にそれまで
入っていたマットごと幼虫を移し替えます。



他の種類でしたら、ここまで育ってくれていれば安定するのですが
そうはいかないところがマルバネの怖いトコロでも醍醐味でもあります。
今年は奄美大島のアママルが羽化予定ですから、上手くローテーション
してくれればいいなあと、思っています♪




今回は産卵セットの割り出しから個別飼育までを
書かせていただこうと思います。



だいたい採集される10月ごろから産卵セットを組んで
翌年2月から3月の割り出しがボクの飼育ルーティーンで、
割り出した個体によって個別にするか多頭にするか考えます。
時期的に室温も下がっているので、だいたい多頭飼育して
安定するのを待ちます。割り出し時 産卵セットに使用した
マットは取っておくと後々いいように思います。



で、この時期 早めに孵化した個体は2令に加齢していると思いますので
個別で飼育します。クリアボトルなど固い容器でもいいのですが
ボクはだいたい500㏄のプリンカップで様子を見ます。
マルバネの幼虫は一定の場所にスペースを作り、その中のマットを
食して、食べきるとそのスペースから顔を出すことが多いので、
把握しやすいというメリットがあります。あと、プリンカップは
柔らかいので通期の確保という点ではいいのかなぁという感じです♪
まだ小さい幼虫(初令~初2令)は、多頭飼育して大きくなるまで待ちます。
マルバネの幼虫は恒温を好みます。これはどのステージでも
そう思うので、なるべく温度変化の少ない場所を選び、そこから
動かさないように心がけておくとカナシイ結果が少なくなると思います。



割り出し後に使用するマットですが、産卵セットに使用して
幼虫が出てきた周りのマットのいい部分でコト足りるようでしたら
そのままで、付け足さなければならないようでしたらNマットを
少し混ぜ込みます。個別にするときはノコやヒラタに使用できるマットも
混ぜ込むことはあります。ただ、あくまでも少量です。
赤枯れについては、産卵セットに使用したマットの中に入っているので
足したり足さなかったりしています。ヤエマルは、赤枯れの依存度は
高くないように感じています。(他のマルバネはちょっと違います。)



だいたい6月~7月(個体によってはもう少し後になるかも)で3令に加齢しますので
個別に大きな容器に移します。ボクはこのとき1400に移しますが、2300等
大きな容器に移しても大丈夫です。交換の仕方は人によって様々ですが、
それまで使用していたマットを新しいマットに混ぜ込む方法と、
容器内に新しいマットを入れてから大きな窪みを付けて、幼虫ごと
それまで使用していたマットを入れてしまう方法です。どちらも試してみましたが
羽化した個体のサイズはあまり変わらないし、マットの劣化具合に違いも
見られません。それまで使用していたマットがコバエに侵食されていることも
ありますから、臨機応変に交換方法を使い分けていたりします^^)



以前と変わったことと言えば、糞をそれまでは捨てていましたが
最近は細かくして新しいマットに混ぜ込んでいます。これは消化や
栄養摂取を助けるバクテリアが糞と一緒に体外に出ているのかも?と
考えたからですが、そう気にしなくてもいいようにも感じています。
ここで気を付けなくてはいけないのは、時期的に真夏になって
気温室温とも上昇します。エアコンの冷風が直に当たったりすると
3令でもマックロ(。。。)になっていることがありますので、
置き場所等の配慮は必要です。



ここまでで産卵セットの割り出しから数えて、約半年弱。
これからが長いのですが、マルバネの飼育はそんなにやることはないので
置き場所さえ固定できれば大丈夫かと思います。次の交換(というか付け足す
というか?)は、早くても10月~です。乾燥だけは気を付けておくと
いいと思います♪




羽化していることはあるんです。
イレギュラーなんですが、このまま寝るんです。
下手すると活動時期まで寝る個体もいますが、この個体は
割ってしまったから早いかもしれませんね。。



まだ腹が白いので元に戻しますが、ガマンできなくて割ってしまいました。
マルバネは、よく2年とか3年の飼育期間と言われます。
ヤエマル オキマルが2年 アママル3年というのが通説ですが
ヤエマル オキマルも3年となることがあります。どうも3令終期に
温度が低いと幼虫のままでいるようなんです。このことをマルバネの
巧に聞いてみたところ、よくあることでそのままにしておけば
翌年 ちゃんと羽化するとのことでした。
この個体は巧の言う通りとなりました^^)



画像に違いが感じられないかもしれませんが全て別画像です。
ライトとか当てちゃうと反応するので、極力避けています。
マルバネもネブト同様 自力ハッチが一番望ましいです。



割った繭玉の上半分。実にキレイです。
マットカスは割ったときに付いたものです。もちろん取り除いています。
あと繭玉の大きさですね。個体より一回りぐらい大きいだけです。
これでよく後翅がきれいに納まるものだといつも感心しています。



割った面を合わせたら元通りになったの画像(^^♪
マルバネの場合、滅多に容器側面に繭玉が及ぶことはないのですが
たまたま容器側面から中が見えたので、今回の記事となっています。



ちょっと反応してしまいました。。
この画像は戻す直前の画像です。他の容器も確認してみたら
(割らないで、繭玉があると思われる部分に耳を当てます。)
羽化していそうな容器もありましたが、今回はこの1頭のみと
しました。今年はマルバネの羽化フィーバーな年になりそうです♡




material by:=ポカポカ色=