クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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そろそろ成虫の羽化も終盤か?というマルバネ。
まぁ、幼虫のまま翌年に繰り越す個体もいるにはいるんですが、
この度 成虫で入手して飼育してみようという方に
少しでも参考になればと(少々お節介です。。)思い、書いてみます。



入手方法はいろいろですが、成虫はヤフオク等ネットが入手しやすいです。
ボクが見かけないだけだと思いますが、ショップやイベントで販売している機会に
出会ったことはあまりないです。友人が購入したりしているので、ないワケではないと
思いますが、少ないのかもしれませんね^^)

現在、入手できる国産マルバネは限られていて、アママルとヤエマルのみとなっています。
チャマルも入手できますが、非常に高価になっています。あと聞いただけですが、
飼育方法は違います。



どうしてもアママルが飼育したいという方はスルーしていただきたいのですが、
マルバネ飼育で失敗をしたくないと云うのでしたらヤエマルがお勧めです。
ヤエマルは石垣島産と西表島産が流通していて、同じヤエマルでも微妙に型の
違いがあるので、ご自分の好みの型を入手されるとよろしいかと思います。
ちなみに石垣島は採集禁止です。



無事 個体を入手できましたら、♂♀の羽化時期の違いと
繭玉割りか自力ハッチかを確認しておきましょう。♂♀の羽化時期はそんなに
離れていないほうが後々 安心です。
繭玉割りでしたら、活動までに少々時間を要します。
まだゼリーは舐めないので、個別に分けて様子をみます。歩き出していたら
活動開始のサインですから、ゼリーを入れて舐めるか確認します。
舐めだしてもまだ性成熟はしていないので、少しの間成虫を楽しんでください♪



自力ハッチ個体は、ゼリーを入れて様子を見ます。齧り付くようでしたら
交尾はできるかもしれないけど、ボクはまだペアリングはしないでいます。
目安はゼリー3つぐらい、期間にして1週間から10日ぐらいです。
ペアリングは、ハンドペアリングが可能です。♂♀どちらかが交尾可能で
どちらかがそうでない場合もありますから、コトは慎重に運びます。
ダメなようでしたら3日~1週間ぐらい様子を見ます。



交尾欲は旺盛で、お互いが交尾可能でしたらコトはスムーズです^^)
交尾はだいたい15分~20分ぐらいかかります。交尾が済んだらすぐに産卵セット
に入れたいので、ゼリーを舐めだしたぐらいでセットを組んでおいても
いいかもしれません。産卵セットに必要なマットですが、ボクはNマット Üマット
赤枯れマットを揃えておきます。ここに繭玉入りの幼虫使用済みマットがあると
産卵率は格段に上がるけど、今回は成虫入手ですので、ないという前提で話を
進めます。マットの配合は4:4:2ぐらいで、2は赤枯れです。NマットやÜマットに
混ぜられている粗目のチップはフルイ掛けなどで取り除いておくといいと思います。
パウダー状のほうが産みはいいように感じています。あとマルバネ産卵用マットを
使ってもいい思いますが、ボクは使ったことがないので割愛させていただきます。



マットは少量づつよく撹拌して使用します。このとき加水もしますが
加水量は若干多めにしてください。使用するケースは大でも中でもいいと思います。
セット自体は配合したマットをバサッとそのまま入れてもいいし、
底面を少し固く詰めてからバサッと入れても大丈夫です。ボクは底面固く詰め派です♪
ただ深さはある程度必要なので、容器の8から9分目までマットを入れます。
あとは交尾済みの♀をセットに入れて終了です。管理温度は22℃辺りが丁度よいと
認識していますが、この時期なら常温でも産まないわけではありません。
今、セットを組んだら割り出しは来年1月ごろです。おとそ気分を味わいながらの
割出しは結構楽しいですよ^^)割り出しについてはまた今度の機会に
書かせていただきます♪






意外と敷居が高く感じるマルバネの飼育ですが、
コツと掴んでしまえば爆産するし、幼虫飼育も
どちらかと云うと放置に近い飼育ですから、そんなに
難しいモノではありません^^)



現在入手して、飼育できる種類はアママル ヤエマルの2種。
あとチャマルがいますが、ボクは飼育したことがないので
残念ながら書けません。 アママルは奄美大島と徳之島
ヤエマルは西表島と石垣島です。
ボクが飼育しているのは、アママル(奄美大島)ヤエマル(石垣島 西表島)
と、オキマルです。オキマルは規制前に入手した個体を累代しています。
(オキマルは採集はおろか、売買 譲渡 貸出も禁止です。)



さて、飼育なんですけど、個人的には幼虫入手をお勧めいたします。
これにはワケがあって、幼虫が入っているマットも入手できる点にあります。
マルバネと云うと、低添加マット 赤枯れマットが必要なんですが
ここに繭玉が加わると産卵率はかなり上がるので、まずはサイズ問わず
ペアを羽化させて、その繭玉を産卵に使用するのはアリかと思います。

産卵はしっかり性成熟したペアと中もしくは大ケースを使用します。
マットですが、ボクはNマット Uマット 赤枯れマット 繭玉入り使用済みを
混ぜて使います。配合はいろいろです。ヤエマルのほうが赤枯れの依存度は低い
イメージがありますね♪ とにかくフルイなどに掛けて微粒子にすることも
大事です。繭玉入り使用済みマットは雑虫の混入に注意します。



交尾欲は強いので、性成熟さえしていれば交尾は簡単かと思います。
そのあと♀は産卵セットに投入するのですが、温度帯は常温より温度管理
されたほうが上手くいきます。うまくいっていれば産卵セットを組んで
2ヶ月~3ヶ月で割り出せます。ケース側面からは幼虫は見えないので
マットの埋没具合で判断します。だいたい3センチから5センチは沈みますから
判り易いと思います。で、割り出しました。幼虫が採れました・・・
と、来たら初2令ぐらいまでの幼虫は多頭飼育します。
これはネブトと同じぐらいに思っていただければいいと思います。
ボクはだいたい5頭ぐらいは一緒に入れてしまっています。



幼虫が2令ぐらいになりましたら個別飼育します。
ここからはボクのやり方なので、参考程度にお願いいたします。

個別飼育の最初の容器は500プリンカップです。
幼虫もコロニーのようなモノを自分で作り、その中で育ちます。
加齢して、その中に食べるものがないと判断すると容器側面から
顔を出しますので、ここも分かりやすいです。
このあとは大型容器に移すのですが、この500㏄カップのマットは
再利用するので、雑虫に侵されないように注意できるといいです。



次の容器は1400~を使用します。ボクは2800をよく使います。
ここからが放置飼育となります。ここで注意したいのは、温度。
エアコンから出る冷風の強烈のヤツは、3令でも落ちるので
注意が必要です。恒温を維持できるよう心がけます。



このあとはマットを付け足したり、糞を取り除いて新しいマットと
古いマットを混ぜたりと人それぞれです。ボクは後者で飼育しています。

マルバネの飼育は期間も長いし、大型の容器を使わなければならないなど
デメリットに感じる部分も多々あるかと思いますが、羽化した個体を見ると
吹っ飛びます!大型の♂はアゴの歯形もしっかり出てカッコイイし、
迫力があります。今の時期はオークションなどでも出ていますので、
これを機に飼育してみてもいいかもしれません♪









いったいどぉしたんだろう。。。
と、自問自答したくなる個体が容器内を徘徊していました。。



同じく3年越し。。確かに1頭だけ小さい幼虫はいたんですけど
まさか♂とは・・・



タイペストシールと比べてみてください。。
小ささが伺えると思います。。



このチャマルのようなサイズの個体。
石垣島野底産ヤエヤママルバネクワガタCBF3です。
チビギネスってどのくらいなんだろ?






3年越しの石垣島産ヤエマル 羽化していました♪



色づき出してちょっと経過していますね^^)



この上翅の色合いは飼育した者でないと
味わえない・・・秀逸です♡

実はこの3つの画像 マルバネ飼育の大きなヒントが隠されています。
気が付いた方は実行してみてください。
この子はずーっと1400で飼育しました。そこそこのサイズですよ♪


この時期はマルバネ界隈が賑わいます♡
密にならないのがいいところです♪



もう少しで終了のヤエマル♀単。ご入札いただいています。
ありがとうございます。



先日組んだ産卵セットが落ち着いてきたので
♀を入れてみました。



画像を大きくしないと分からないかもしれませんが、
触角がプルプル 反応しています♪ いい予感です。



今回は奮発して大ケースです^^)



他のマルバネを弄っているあいだに潜っていきました♡
そこそこでいいので産んでくださいね♪



こちらは石垣島産。実に3年の年月が経過してコレです。。。
どのタイミングでこぉなるのか追求したいところです。



謙虚なタテヅノ。。まぁヨシとしときます^^)



♀も羽化していました。腹が出ているので、ゆっくりしてもらいます。
石垣島産は、後食開始までもう少しかかります。



SNSを見ていたら、人工蛹室で羽化させている画像を発見!!
さっそく真似してみました^^)
いつもですと蛹室の上面は空間を空けるのですが、繭玉なので
容器フタ面ピッタリにオアシスを合わせました。
でもよくよく考えるとネブトの大きい版なんですよね?♡



もう脚の形状が見えてきているので、もうそろそろかと
思います。果たして人工蛹室の水分でしっかり翅が閉じてくれるのか?
ですね^^)



まぁそんなムシベヤのマルバネ事情なのですが、アママルの大きな幼虫と
ご対面したりと、まだまだネタは尽きません♪




material by:=ポカポカ色=