クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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実務(?)的なコトはそんなに行わなかったクワ活ですが
事務的(??)なコトは多数行いましたよ^^)
先ほどのメアレーもそうなんですけど、そろそろ自己ブリード個体を
選出しておかないと、いざブリードと云う時期にあの系統がいないとか
酷いときは♀がいない・・・なんてこともありましたので、予め自己ブリード
個体を整理しておきます。この事務的なクワ活は画像を撮っていないので
過去画像を挿絵的に使わせていただきます。



先ほどのメアレーはそんなに個体数もいないので、そんなに
時間は掛からないのですが、トカラノコとなると話は別です。
とにかく数が多いのと、産地はおろか系統が何系統かありますから
ちょっと気合を入れてコトに臨みます^^)



口之島産はもともと数が多くないのと2系統なので、時間は掛かりませんでした。
諏訪之瀬島産と中之島産はそれなりなので、ある程度時間を割いています。
ここから販売できる数も選定していきます。



♂♀のバランスも見ていきます。もうペアで出せる個体も少なくなっています。
2月にイベント(2月は2day'sです。)も控えているので、よく考えてないと^^)
です。。



ここ何年かの自己ブリード用の個体は、型や色に拘りを入れていますけど
サイズはそんなに気にしていません^^)まぁそこは各々 あるかと思いますので
割愛いたしますが、多産の種類はそれなりに・・・です(^^♪



今回(一昨年ブリード昨年羽化個体)は、産地別にラベルを色分けして
おいたのは大きかったです^^)これでかなり時間短縮になりました。
個体別に状態も記載できたのも良かったと思っています。
因みに系統もラベルの目立つところに記載していたので、系統別の仕分けも
ラクでした^^)中之島産は途中で別系統を増やしているので、それも
しっかり記載しておいたのは大きかったです♪



とは言え、トカラノコという括りではかなりの数になるので
それなりに時間は掛かりました^^)今回の記事は『それなりに』という
表現が多かったなー。。(^^♪



佳境を迎えようとしています。
だいたい道が空いてきましたもんね。。
そろそろ年末の趣が強くなってきました。



クワもそろそろ来年の種親を選別しようと思っています。
ミヤマは羽化してきた順だったりするので、そんなに時間を必要と
しないのですが、トカラノコは個体はもちろんの事 系統を見なければ
ならないので、少々 時間が必要となります。



今回は個体の型はそんなに気にしていません。
どちらかというと色。発色の仕方に血統を感じることは少ないのですが
色濃く出る系統とそうでない系統は存在していそうなので、個体よりも
系統で残そうと思っています。



あと大型になりやすい系統。これは存在しますので、ゆっくりデータと
照らし合わせながら残す個体とそうでない個体とに分けていこうと考えています。



ちなみにね^^)産地別はコンプリートしました♪
来年は口之島 中之島 諏訪之瀬島 悪石島を飼育します。
臥蛇島は現在 幼虫飼育中なので来年はブリードしませんけど
(早期活動開始個体はブリードするかもしれません。)、他4島は
ブリードしますので、昨年の再来となりそうです。



来年羽化予定のトカラノコですが、前出の臥蛇島産と中之島産になります。
中之島産は昨年遅くの産卵セット組みを今年初めに初令で割った個体が
10頭ほどいるので、その個体が羽化してくる予定です。



国産ノコはいよいよトカラノコに特化しそうです。
トカラノコ以外ではミシマイオウとアマミノコ(与路島)がいて、
ミシマイオウは幼虫を飼育しています。それ以外ではハチジョウノコが
少数とミヤケノコ(式根島)ノコギリ(宮島)ヤクシマノコがいますが、
(全て現在幼虫です。)いずれも少数なので羽化次第と云う処です。



大筋は変えていませんが、細かな処で変更している飼育種の変換。
またトピックス的なコトも出てくるかもしれませんので乞うご期待で
ございます^^)






国産のクワガタで、ご近所で採れる?いやいや購入を前提に
考える国産クワガタの中でオオクワに次ぐポピュラーな印象が
ある(と、思っている)トカラノコギリクワガタ。
何がいいかと言えば(もちろん個人的にですが)、国産ノコの
形状に外産クワガタに多く見られる色合いというのが大きな魅力
なのではないでしょうか?^^)



あと、大型になるのも魅力的ですよね?^^)
飼育自体はノコのソレなので♪ 比較的親しみやすいと思います。



吐噶喇列島にしかいないというのも魅惑的に感じてしまいますし、
採集禁止というのも拍車をかけます^^)そんな魅力たっぷりの
トカラノコなのですが、アマミノコの亜種になり、トカラ列島の5島にしか生息
していません。その中でも今回は中之島産にスポットを当てて書いてみたい
と思います。



口之島 中之島 臥蛇島 諏訪之瀬島 悪石島に生息するトカラノコの内
色合いも派手で、形状も派手♡ 派手派手尽くしなのが中之島産です。
画像の♂の個体のようにオレンジが際立つ個体が多いけど、稀に黄色みの
強いオレンジの個体も出現します。アゴの湾曲は強く、飼育すると太くなるので
迫力が加わります。頭部 前胸 上翅のラインが1直線になるのも嬉しいトコです。
ただ、このラインは70を越えてくると前胸の幅のほうが頭部より若干大きくなるので
形状的には65~70辺りの個体やアマミノコに軍配が上がるかなー?とか思うのですが
それは各々好みがございますからね^^)どうとも言えません♪



色合いに付け加えると艶が出る個体が存在します。これは羽化時、蛹室内の状態が
影響してそうなので、個体差レベルの話だと思っています。実際 他産地の
トカラノコでも見られますし、他のノコでも羽化しています。

 

突然変異的な個体も存在します。これは中之島産に限ったことでは
ないのですが、ポピュラーなのは黒化型(左画像)
第2第3内歯間小歯出現♡ これは珍しいですね^^)
どちらも出現率は1割程度という変わり種です♪



各産地の特徴も判り易く出るトカラノコギリクワガタ。
お好みの産地を大事に育てるも、各産地で集めるも楽しみ方は
いろいろです^^)今年は数多く飼育しましたが、来年もそうなりそうです♪


は、あります。有名なのはオオクワだと認識していますが
ボクはオオクワを飼育していないので、言及することは
できません。。以前 オオクワの産地別に少し興味を
抱いたことがあり、数産地を飼育したり所持したりしましたが
累代が浅い個体は大型化しないし、オオクワならではの美しさに
惚れ惚れしたことはあります(^^♪
さて、ではどの種類に血統の恩恵を感じるのか?と言いますと
トカラノコです。



トカラノコは色や型に傾倒しがちですが、様々な側面から
血統を感じることがあります。その中でもサイズ、大型になり易い
のでは?と、密かに期待を寄せてしまう系統がいます^^)



その判断基準として、少ないエサ量で思わぬ個体が羽化してくる系統
もしくは必ずしも高栄養でなくてもある程度のサイズで羽化してくる系統
です。これらの系統にしっかりとした飼育をしたらどうなるのか?と、
考えるとワクワク感が止まりません^^)



それでは具体的に書かせていただきますと、まず800菌糸一本で60越えしてくる
系統。本来ならば800で3令初期になったら、1400に交換して、必要ならば
もう1本 1400に交換して蛹化を待つのがセオリーです。それでも環境変化や
諸々の影響で70を越えてくる個体は少なくなります。この800 1本というのは
明らかに飼育を端折っているので、セオリー通りの飼育が出来たらどうなるのか?
と、まぁタラレバの話ぢゃんと言われてしまえばそこまでですが^^)
ワクワクはいたします♪



マット800で60越え。これも先ほどの菌糸800と同様ですね♪
この系統は♂がほぼ60越えで羽化してきているので、極力手許に置くように
しています。ノコの場合 菌糸が有効なときと、そうでないことがあるには
ありますが、同時期の産卵セットを同ステージで割り出した個体を比較した場合
マットで飼育した個体のほうが飼育期間こそ長いのですが、羽化してきたサイズ
はそれほど変わらなかったりします。この系統は飼育期間は菌糸飼育した個体と
ほぼ同じ時期に羽化してきて、60を越えているので系統としては大型化する
傾向が見受けられると判断できると思います。



昨年はトカラノコ各産地の優良な個体を多数入手できたことで、このような
比較ができました。当初の目的はしっかりしたラベルの個体を維持して
個人もしくは近しい人との交流のみで血の入れ替えができることでしたが
思わぬ産物を手に入れたような感覚です。色や型はもちろんのこと
サイズにも拘って飼育していくスタートラインに立った気分です♪




今年はなかなかどの産地も発色良く羽化してくれている
トカラノコですが、中にはこんな個体も羽化しています。



トカラノコの黒化型です。実は非常に珍しいのですよ♡



上翅に暗褐色が残っていますが、アゴ 頭部 前胸は黒いです。
シルエットはアマミノコと一線を画します。



トカラノコは部分的に黒い部分が必ずと言っていいほど出ます。
その面積の狭さや色の薄さがコントラストとなり、オレンジをより
引き立たせるのですが、その黒い部分の面積が広い個体が黒化型と
呼ばれます。色が濃くなるという点では同じかもしれないけど
オレンジが濃くなって黒っぽく見える個体とは違うということが
画像で判断できると思います。



裏側を見てみると後胸から腹は赤いです。中脚と後脚も赤いのには
意外性を感じます。果たして血なのか?羽化時の環境なのかは定かでは
ありませんが、同系統の個体は、ほとんどオレンジの発色が強いので
突然変異の部類に入るんだろーなー^^)



もうずいぶん前の事になりますが、大宮だか大手町で
トカラノコの黒化型を探しているという方がいて、そのときに
出展した黒化型個体を全部 購入されたのをふと思い出しました♪


material by:=ポカポカ色=