クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カテゴリー
フリーエリア
最新記事
(11/26)
(11/25)
(11/24)
(11/24)
(11/24)
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
ブログ内検索
アーカイブ
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
これ、蛹になったビンから通気の確保のために削り取ったマット。
けっこうな分量ですよね。。。あっ!容器は2リットルです。
上っ面はサクサクしていますが、掘り進むに連れて堅くなっていきます。
特にガラスビンは堅くなるので通気させるためにはいいと思います。
あと嫌気発酵の予防とかにもなるしね^^)
ちなみにノコで露天掘りはあまりオススメできません。
たまぁにですが蛹が萎んでそのまま☆。。。。なんてこともあるので・・・
蛹室の容積内の湿度がドルクス系より必要なんだろーなぁとか思っています。
この作業を行う際、一番やっちゃいけないのが極端な衝撃。
(ビンを落とすとか・・・)最悪の場合はそれで☆。。。なんてなってしまったら
泣くに泣けません。。。
くれぐれも慎重に作業を進めてください♪
マット飼育です。ラベルデータを見てみますと
7/末 800cc 体重 未測定
9/23 1.5ブロー 体重12g
12/20 1.5ブロー 体重16g
3/6 1.5ガラスビン 体重15g
5/17羽化。 エサの種類:ルカディア・ステージ1 と、なっています。
何が言いたいのかといいますと、データを見る限りは別段失敗しているようには思えません。
4本目で1g体重が減っていますが・・・・
実は同じような交換サイクル、同じような体重で同じエサの中ノ島トカラが今、蛹です。
蛹の段階で明らかに画像のトカラ諏訪瀬よりも大きい。。。
画像の諏訪瀬も羽化して2日目なので色とか体長は変わっていくと思いますが、
多分68~70㎜の間で落ち着くと思います。
中ノ島トカラはまだ羽化していないので、はっきりとしたことは言えませんが
多分、72~74ぐらいだと思います。
確かに中ノ島は大きくなりやすいのですが、同じエサ、同じような交換サイクル、
同じような環境で飼育しているのです。個体差を考慮に入れても
こんなにサイズの差が出るのでしょうか?
もちろん、4本目で中ノ島のほうが体重が伸びている可能性はありますし、
代謝のことも考慮に入れなければなりません。
たった一例であーだこーだとするのは間違っているのはよく理解しているつもりです。
でもこれが地域変異のひとつだとしたら・・・・・
面白いと思いませんか?^^)
蛹化したら後は羽化までそっとしておく。
これが一番大事なのですが、ある程度の期間が経ってから(大体2週間?)
蛹室の周りの状態を観察します。
蛹室がビン側面から見えてる場合。蛹室がオレンジ色(が、多いよな。。。)
に縁取りされている場合、これは蛹室の周りが嫌気発酵しています。
ブローなら穴を開けるか、人工蛹室に移します。
容器のふたも開けてみましょう。
蛹室を作るためにマットが容器ふた部分まで盛り上ってタイペスト紙部分を
塞いでいませんか?画像はその状態だったビンです。
特にガラスビンは穴を開けたり、形状が変わることがないので
蛹室上部のマットを取り除きます。画像は取り除いた後の状態でUPしています。
これはマットを取り除くことによって容器内部の空気量を確保するためです。
このとき乾燥が激しい場合(蛹室の周りは大体湿度は確保されていますが。。。)
もしくは乾燥するなと思った場合、人工蛹室に移動するか4ツ折りぐらいにした
キッチンペーパーを濡らして(けっこうひたひたになるぐらい。)蛹室の上部分に
被せるように置きます。
菌糸の場合も同様でいいところに蛹室を作ったはいいものの菌糸の劣化が
著しい場合は同様のことを行います。
フタを外してキッチンペーパーを2重にして輪ゴムで止めるというのも効果的です。
あとビン底に蛹室を作った場合は容器を逆さにするか、ブローなど底に突起のある
容器を使用していて、突起部分に蛹室がかかっている場合は人工蛹室に移したほうが
無難かもしれません。
蛹室がある容器のマット、菌糸を掘るときはスプーンのすくう部分が大きいもので
マット、菌糸を削るように掘っていきます。そうすると手(指先)に堅さを感じる部分が
出てきますので、そこで掘るのをやめます。
誤って蛹室に穴を開けてしまったら、蛹室内にマット、菌糸のカケラがないか確認して
(あったら、ピンセットなどで蛹をキズつけないよう注意しながら取り除く。)
8ツ折りぐらいにしたキッチンペーパーを水でひたひたにして(滴ってはダメ)
蛹室に穴を開けた部分を塞ぐように被せます。そのうえに取り除いたマット、菌糸を
これまたキッチンペーパーを隠すように被せます。
(これ、割ってみたらまだ前蛹だった。。。なんてときも有効です。)
温度や湿度も非常に大切なのですが、通気の確保も非常に大事。
特にノコは最後のこのへんで☆なんてこともあるので注意しておくに越したことはありません。
あとノコは蛹室を必ずしも楕円形に作るとは限りません。
掘るときは指先の感覚に集中してその感覚を信じたほうが吉だったりします^^)
今回、2令~3令中期の間のエサにちょっとイタズラをしてみました。
いつも使っているマットに鶏糞が入っているだろうと思われるマットを
少量ですが混ぜて使ってみました。
たぶん比率で言うと1パーセントも入っていないでしょうけど。。。
ボクはいわゆる添加剤というものを使いません。
大体がマットの場合は発酵分解を促進、菌糸の場合はきのこ菌による白色腐朽の促進
がほとんどだろうと考えているからであまりニョロの生育には関係ないのでは?とも
思っているのです。ただ、リンは分解されないと聞いたので
リンを多く含むものを配合してみたらどぉなるんだろ?という疑問符からなのですが・・・
ぢゃあ鶏糞自体を混ぜればいいぢゃんとお思いのかたもいらっしゃるでしょうが、
完成されたマットに鶏糞を配合して違う成分のものの分解がおきて
せっかく安定している状態のものを不安定にさせるのどうかと。。。
鶏糞が配合されたマットはマットとして完成されていると認識した場合、
不安定になる比率が最小限で済むのかな?と考えたわけで^^)
なんにしても安定している状態でニョロを投入するのが一番なんぢゃないかな?
と思っているわけで・・・・・
で、結論なんですがわからないというのが本音です。
確かに体重が乗ったニョロはいましたが、それがそのいたずらが原因で大きくなったか
という確固たる確信がつかめなったのでそれがよかったのかどうかはわかりません^^)
でも添加剤を否定しているというわけではなく、仲間の中にはうまく活用して
大きな個体を孵しているのは事実です。
いろいろと模索してみる価値はあると思います。
温度。。。飼育においては大切なキーワードです。
よく23℃一定で飼育しましたとか、低温で飼育することを心がけたとか
雑誌等々で目にすると思います。
種類ごとにそれぞれ発育が促進される温度というのはあると思います。
ボクが観察しているのは国産ノコなので^^)ノコのことしかわからないですが
ボクは幼虫を飼育しているとき、各ステージで温度を変えています。
産卵セット~割出し時 24~27℃
割出し後~2本目 23~25℃
2本目、3本目 23~25℃
徘徊直後の交換 22℃前後
蛹室作り始め~蛹化 22℃前後
蛹化2週間後 22℃~24℃ (全て大体このくらいだよって目安)
エアコンの設定温度からこの棚はこのぐらいの温度になる。というのは把握しているので
ここの棚からあっちの棚の何段目に置こうとか、
そんな感じで容器を移動しているだけですが^^)
おかげでいつも片付かない雑多な部屋になっているのは事実です><
国産ノコは20℃を下回ると摂食活動が鈍くなるような気がします。
なので、常にエサを摂食してもらおうとあまり低い温度帯には置かないのですが
本土系ノコなどは摂食が鈍る温度まで下げて、幼虫の状態で休眠する期間が
必要なのかな?とも感じています。(要は幼虫に冬をカンジさせる。)
国産ノコの幼虫は非常に強いので少々の温度変化には対応します。
が、やはり各ステージの境目に急激な温度変化を与えてしまうと
暴れたり、蛹化促進を早めたりと、せっかく大きくなる可能性のある個体が
いつもの大きさで蛹化してしまう。。。なんてことも・・・・・
暴れを確認してスグに交換が可能な場合、温度を下げると効果があると思います。
これはなんで暴れる(徘徊)のかを考えたとき、蛹室を作れる場所に移動しようと
しているのでは?と考えました。ビン交換をして温度を下げて
蛹室が作れる場所に移動したとカンチガイしてもらおうという試みです。
この方法を行うようになってから、交換後の再度の暴れは極端に減り、
交換後、ある程度の期間をおいて蛹室を作ってくれるようになりました。
もちろん温度だけではなく、エサや通気なども大きな要素です。
エサの状態が安定していない場合は温度を下げます。
ボクはほとんど同じ銘柄のエサを使用するため、
そんなに温度は下げませんが、同じ銘柄とはいえ、モノによっては
ロット違いで大きな差が生まれてきます。購入したものをその都度判断して
温度を変えることは・・・・・・・・あります。
あと。。。たまにこのマットにこれ混ぜてみたいなイタズラをするときは
温度の低いところに置きます。再発酵を緩やかにするのが目的です。
菌糸とマットでは適切な温度帯が違うのでこれも場所は変えて管理しますねぇ^^)
それこれもいろいろなことに適応してくれる国産ノコだから出来ることで
他の種類ではどぉなんだか?といったカンジです。
蛹の段階で温度を上げない(というか一定を保つように心がけるとゆーか)のは
蛹化してからだんだん固形化されていく段階で低温のほうが大きく固形されていくことを
観察できたからです。特にアゴなどは先端部分がくぃっと前に突き出すアゴの持ち主が
羽化することが多いので、ここ最近ではずぅっと温度低めで蛹は管理しています。
なんにしても最後の段階でやっちゃいけないのは急激な温度変化!
これは悪いことはあってもいいことはありません。
丁度、初夏に差し掛かる時期なので、こんなハズぢゃあ。。。ってことは
往々にしてありますが、ここはコマメにエアコンの温度設定を変えたり
ファンを回して(扇風機ね♪)エアコンから排出される高温もしくは低温を
散らしたりすれば、そんな難しいことではございません^^)
羽化直後のキレイでカッコイイ個体はもうすぐなので
ここはもう一発気合を入れます^^)