クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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おかげさまで多数の方に気にしていただいたエラフスミヤマ。
2ペアめを出品させていただいて、既にご入札、ウォッチもたくさん
いただいております^^)ありがとうございます♪



そのエラフスミヤマの飼育、細かく書かせていただきます。
まず休眠期間からになります。WDはほとんど入らないので、
飼育個体からのブリードとなるワケなんですが、意外と
しっかり寝ます。温度が上がったら動き出すという類ではないので
判り易いと思います。休眠のさせ方は人それぞれなので割愛いたしますが
ポイントは乾燥させないことですね♪ 起き出しも判り易いですよ(^^♪



起き出しの♂♀差はあまりないです。だいたい休眠期間は半年~で、
早ければ翌年4月、遅くても6月には起きてきます。起き出してくると
それからは割と早いので、時期を見て、ミニケースぐらいの容器に移したほうが
カナシイことにならないかもしれません。このとき♂♀同じケースに仕切り
で区切って入れておくとお互いを反応している様が観察できます。



起き出したらペアリングをさせるワケですが、♂はメイトガードします。
ボクのペアリングはセオリー通りで、ケースにマット深め、♀が身を隠せるぐらい
の樹皮や割カスなどを入れてエサ皿を置きます。交尾からメイトガードの期間は
3日~1週間ぐらい。そのあいだに産卵セットを組んで、産卵セットを置く場所の
温度で馴らしておきます。だいたい♀が♂から離れたら♀を回収するのですが
♂が♀を攻撃する訳でもないし♀が暴れるという訳でもないので、ゆっくりでも
大丈夫ですがここは大事を取っておきます。



産卵セットに使用するケースは中、マットはミヤマが産卵するマットで
大丈夫です。ヨーロッパミヤマが産卵するマットより黒いほうが産みます。
ボクはヨツボシが産むようなマットにNマットを混ぜて使用しています。
セット内容は所謂ミヤマのセットです。材は入れないし、マットもそれほど
固く詰めません。♀はそれほど大きいわけではないのでスペースのことも
考慮に入れて中ケースを使用します。ボクは幼虫が見えるまで放置するタイプ
なので、割り出しは約3ヶ月後 幼虫がケース側面・底面に見えてきたら
割出します。



まぁけっこう採れる方だと思います。昨年は意図的に幼虫を多く手許に残した
ので、幼虫での販売は少数でしたが数はけっこう産んでくれています。
ボクの場合 販売の兼ね合いでプリンカップに入れますが、どうなんでしょ?
割出し後 いきなり800に入れてもいいような気がします。ド初令個体は
プリンカップで、ある程度になるまで飼育してもいいかもしれませんね^^)
ド初令は産卵セットに使用したマットの劣化していない部分で管理すると
落ちることが少ないけどそれほど弱いわけではありません。



幼虫飼育は♂も♀も800からにしています。♂の大型幼虫の容器はかなりマットが
沈むので、そのような個体は1400に移します。♀は800のままで大丈夫だし、
♂もサイズさえ(幼虫の大きささえ)気にしなければ800でもそこそこの個体が
羽化してきます。交換は3ヶ月~半年で、状態によっては付け足してお終いなんて
個体もいました。大型サイズの♂をお望みなら細かく交換しても良さそうです。
ホントは2回交換を考えていたんですけど、その頃には蛹室を作っていました。



飼育温度はそれほど下げていません。下手すると22℃~25℃辺りまで上がっていた
かもしれませんが落ちた個体はいませんでした。♂♀判定はし易い種類なので容器サイズ
の選定や♂♀のバラツキも少なくて済みました^^)



産卵セットから時系列をなぞると、5~6月セットで9月割出し、翌年2月ごろ
交換もしくは付け足して、もう1回ぐらい?と、考えたのが5月ぐらいで、一部
蛹室を作っていた個体がいたのでそのままにして、だいたい8月中旬~羽化しています。
今回 数を抱えたので助かりました^^)幼虫飼育は産卵セットより強め、
ヘラクレスが大きくなるようなマットにNマットとそれまでに使用していた
マットのいい部分(幼虫がいた周りのマット)を混ぜています。



羽化した個体についてですが、♀は800で充分です。間違えて1400に入れた
♀もいましたが、サイズにそんな大差はなかったです。♂♀判定でコスパ面が
顕著に表れる種類ではあります^^)♂は大型を狙いたいなら1400、羽化すれば
いいというのでしたら♂も800でもそこそこのサイズは羽化してきます。



所感としましては、ミヤマの♂が50ミリ~70ミリ台の種類で、アゴが伸びる種類って
けっこう気を遣うのですが、エラフスはヨーロッパミヤマ系と同じ感覚で
飼育できるし、飼育期間が短くてもそれなりの個体が羽化してきます。
難関種に挑みたいという方には少々物足りないかもしれませんが、気負いなく
綺麗に羽化させたいという方にはお勧めです。ノコのように交換を怠ったり
容器サイズを間違えるとハサミムシのような♂が羽化してくることもないので
個人的にはお勧めのミヤマクワガタです♪



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