クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
2 3 6
12
14 19
23 25 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[04/25 apl228]
[04/23 Kirbynip]
[12/27 あんず]
[12/27 タチバナ]
[11/20 あんず]
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
[1] [2] [3] [4] [5] [6]


もうかなり前に感じている今年最初の伊豆大島採集。
無事、ネブトの成虫を採集することができて感無量の採集旅行でした♪



そのネブトペア。材割採集なので、ペアリングを掛けなければ
産まないだろうという事で、かなり前から同居させていたのですが
先日(先週の土曜日)、ボクの目の前でコトを進めておりました^^)
残念ながら画像は撮れなかったけど、早速 一緒に採集した友人にラインで
連絡、昨日 無事産卵セットに入ってもらいました♡



セット内容はミニケース+Nマットに赤枯れ(水分多め)という
いつものセットです。ボクはこの時期のネブト産卵はほとんどしないので
赤枯れはいつもより多めに入れました。



いそいそと潜る♀の画像♡ なんたって交尾目視確認済みなので
あとは気温でどのくらい産むまでかかるかですね^^)



ところでこの画像 左が飼育個体のWF2 右がWDです。
幼虫2頭で放置していた容器から出てきた左の♀は、なんと立派なんでしょう^^)
ここの処 ずーっとWDの♀を見ていたので、随分とグラマラスな印象を
醸し出しています。やはり飼育での栄養摂取がいかに大きいかが判る比較です。



実はこの♀ 次のお嫁さんです♡たぶん昨年羽化して、越冬したと推測して
すでに活動は開始できるはずです。この個体以外にもう1♀いるので、なんとか
掛かってくれればと、思っています。



オマケ♡:タラレバの話なので、オマケとして書かせていただきます。
     もし全部のセットから幼虫を得られたとしますと、
     WD×WDのWF1とWD×WF2のCBF1の幼虫が出てくることに
     なります。どちらも同産地ですが、先にセットを組んでいるのが
     WD×WDなのでWF1幼虫が先になると思います。
     累代にこだわりのある方 今年はいつもより早くネブト幼虫の
     出品・販売がある可能性をご連絡差し上げます。




トカラ列島と言えばトカラノコが真っ先に思い浮かぶし、
ウチでの飼育数は相当なモノです。次いでいるのがネブトクワガタ。
今回はネブトクワガタにスポットを当てて書いてみたいと思います。



吐噶喇列島(敢えてこの表記です。)のネブトクワガタは細かく
亜種分けされていて、口之島⇒ネブトクワガタ 中之島⇒ナカノシマネブト
臥蛇島⇒ガジャジマネブト 諏訪之瀬島・悪石島⇒トカラネブトとされています。
ウチにいるのはナカノシマネブトとトカラネブトの2産地 計2亜種3産地となります。



まぁ口之島産と臥蛇島産はほぼ流通していないのに加え、吐噶喇列島は
全面採集禁止なので、ほぼ諦めています^^)ただなぁ。。臥蛇島はともかく
口之島産のネブトは見てみたい気もします。標本で探してみようかなと云う
気になっています。



個人的なトコロでは悪石島産の人気があったのには驚きました。
近年の流通量からだと思うのですが、意外だなぁと思っていました^^)



トカラネブトの飼育に関しては散々書かせていただいているので
過去記事を参考にしていただければと思います。ここからはトカラ列島のと
云うより、ネブト全般の飼育に関してのコトを書かせていただきます。
トカラノコ繋がりで何かと縁のある、トカラ列島のネブトは継続して飼育して
行くのと同時に友人が採集(もしくは一緒に採集)してきた伊豆諸島のネブトに
特化して飼育していくと思います。まぁボクの事なので、気になったら増えていた
なんてことは多分にございますが、今の段階では形状の違いがハッキリ出る
ヨナグニネブト以外はトカラ列島と伊豆諸島限定にしようと考えています。
飼育数も他種とは逆で♂♀判定をしっかりして、限定数で飼育していきます。
幼虫での販売が主となりますので、成虫をご希望の方は一報いただけると助かります♪



暖かい日が続いていますね(^^♪
2月に採集してきたネブトクワガタの動きが活発になってきたので
ゼリーを舐めさせてみました♪



飼育個体ばりのペアにうっとり♡(^^♪
極力 太陽光を感じさせたいので事務処理用デスクの傍らに
置いています。



少し懐かしさも感じるようになった画像。
ここから出てきたんですね^^)



飼育個体と比べると、♀の違いは分かりませんが♂はアゴの形状が
しっかり出ているにも関わらず、全体的に細いんです。
あとアゴの湾曲はこの個体に関しては強いです。



やっぱWDは見とかないといけないなとつくづく感じてしまいました。
活きているのが一番いいかもしれないけど、標本でその違いを精査することは
個人的には大事です。



このあとちょっと目を離したら♂♀別々に潜っていました。
まだもう少し時間が掛かりそうです。
4月ごろには産卵セットに入ってもらう予定です。
できれば交尾済みの♀のみで入れたいですね^^)




伊豆大島に渡島してからそろそろ1ヶ月が過ぎようとしています。



たしか椿祭りは3月のお彼岸ぐらいまでは開催されているはず。
ボクが行ったときは河津桜がきれいに咲いていましたが
もう見ごろは終わってしまったかもしれません。



さて、お題の伊豆大島産ネブトクワガタですが、
開始価格高めで設定させていただいたのは、ちょっと
販売はなぁと考えていたのが大きな理由です。
アクセス数やウォッチ数は、ボクが出品させていただく国産各種
の中で群を抜いており、たくさんの方が見てくださったことに感謝
しています^^)どうもありがとうございました♡



残念ながら落札はございませんでしたが、あの後のイベントでも
出展させていただきまして、コチラでは一緒に出展した方々から
注目を集めました^^)♂も♀も野外個体としては大型に入るサイズ
でしたからね♪ 



と、ゆーワケで手許でまだぬくぬくしているワイルドネブトですが、
一応2♂1♀が成虫で、2♀3令幼虫 ♂♀未判定の初令幼虫が1の計6頭と
WF3(でしたっけ?)の3令幼虫を10頭ほど残しています。



ボクの処ではネブトの羽化は遅いんです。たぶん設定温度をミヤマに
合わせているのが大きく影響していると思うのですが、だいたい7月下旬辺り
から羽化が始まります。それから少し成虫ペアを出品して、その年の秋ごろから
幼虫を出品し始めます。今年は多頭飼育をしていないので、もう少し遅くなるかも
しれませんが、その前に野外ペアの産卵セットを組みますので、幼虫出品が早く
なると思います^^)



伊豆大島産ネブト幼虫はWD×WDのWF1 WF3×WF0のCBF1
WF3×WF3のWF4の3系統になるかもしれない捕らぬ狸の皮算用を
しています^^)前出の2系統が上手くいったらWF3×WF3は産卵させないかも
しれませんが、2番目のWF3×WF0の羽化時期が合う合わないがありますからね。。



今年は伊豆諸島・・・色々行きたいと思っています。ボク一人ではにっちもさっちも
行かないので、友人との予定が上手く合ってくれるといいのですが、八丈島 利島
あと夏の伊豆大島(ノコ採りですね♪)に行きたいと思っています。



もちろんリフレッシュも兼ねた伊豆諸島行♡ 実現を目指して頑張りたいと
思います(^^♪




これは出品時の画像です。いや、昨日 プリンカップに移す前に
累代個体(飼育個体)と比較した画像を撮ったのですが、西日が入ってしまい
とてもじゃないけどお見せできる画像ではありませんでした。。
少々落ち着くまで暴きたくないので、飼育上と野外での共通点や違いなどを
考察を交えて書いてみたいと思います。



まず、ボクがネブト飼育を始めた当初のマットは、赤枯れ 使用済みなど
入手困難だったり、他の種類を飼育していないと手に入れられないなど
マットが難しいとされてきました。まだまだネブト飼育がメジャーではなく、
採集された場所の状況(倒木の状態)から判断しての事だと改めて感じました。
確かに倒木の土と接触する部分はだいたい赤枯れるし、倒木を持ち上げると
落ちてくる(生体が)ことが多いので(友人談)、そう考えて然るべきと痛感
しています。



かつて書籍(雑誌等)に少ないながらもネブトの採集記事が載っていました。
そのときの記事を穴のあくほど読んだりもしましたが、違いはあります。
地域によって生息の仕方が異なるので、ここは参考程度という事でいいと思います。
野外の場合 外敵にやられることは考えに入れなくてはいけません。



この画像は採集時の繭玉です。飼育でもマットにフレーク状のオガが混ざっていると
少々ゴツゴツ感な手触りの繭玉を出すことはありますので、ほぼ同じと考えていい
と思います。マット(野外ではマット状)の色≒糞の色なので、野外でも同じ繭玉
が、観察できています。



野外でもマット状にまで細かくなったフレークの中に幼虫がいました。
ただ水分は飼育上の多めよりは随分少なく感じました。あとですね、
樹皮も含む倒木の外側はある程度固くて、内部がフレーク状になっている
倒木で採集できているのですね。。これ・・・なかなか探すのが難しいので
意外と産卵場所の制限があるのかもしれませんね。。
前述のネブト記事では、ひとつの倒木から成虫も幼虫も出てくると云うのは同じです。
ただコロニーのようにと云うのは今回の採集では観察できませんでした。



これはあくまでも推測ですが、同じ倒木で羽化した♂と♀が自力ハッチ後
同じ倒木内で出会い、交尾⇒♀は産卵という経過を辿っているのかもしれません。
飼育でも複数入れていた容器を放置していると、羽化した成虫と初令幼虫が出てくる
ことがあるので、自力ハッチ後はすぐの交尾・産卵が可能なんだろうなと考えます。



他の方の採集個体をヤフオクで見かけたりします。産地も異なりますが
樹液採集と明記されていることがあり、ある程度産んでから樹液に
集まるのかもしれません。個体によって違いはあるとは思いますが、
採集個体に当たり外れがあるのはそのせいかと思います。



現在では市販のマットに加水するだけで幼虫を得られるようになりましたが
野外・・・特に関東や離島では決して数は多くないネブトクワガタ。
今回の採集は他の種よりも飼育の参考や熟考を重ねるいい機会となりました♪


material by:=ポカポカ色=