クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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先日久しぶりにコクワの記事を
書かせていただきました。藍島はたしか
大きな♂もいたよな?などと思いながら
書いていたのですが、いました^^)



藍島は大きくても小さい個体と
同じような特徴です。



♂は先日UPした画像で、♀も同様。♀は羽化個体ですね^^)

このように亜種ではなくても、島ごとの軽妙な違いが
コクワにも出て、そこに気付くと集めだしたりするのですが
コクワの場合、自分で採集にでも行かない限り簡単には
集まりません。当ブログに度々登場していただく
友人も、コクワについては持っていない産地のコクワが
出るとメールが来るぐらいなので、やはり相当探さないと
出てこないのだと思います。



ボクが所有するコクワの数はそんな多くはないし、書けるほど
見ているわけではないので違いについては勘弁していただきたいのですが
いざ集めようとなるとかなり大変なことだと思います。
まず亜種は流通こそはしていますが、丹念にアンテナを張っていないと
中々探すのは難しいですし、亜種でない島モノは、出てくることが
少ないところに持ってきて、島によっては個体数がいない島も
ありますからね^^)



飼育に関しては、ほぼオオクワと同様なので飼育自体に
特別なことはありませんが、ノコのようにすさまじい数が
出てくることはありませんのでいろいろな亜種や産地を
揃えて楽しむことができると思います。

ヤエヤマコクワを筆頭に、産地によっては数が少ないコクワガタ。
ゆっくり気長に集めるのも楽しいかもしれません♪





藍島のコクワ♀が羽化してきたので
ホーント久々のコクワネタです。
羽化したばかりですから赤味がありますよね^^)



上翅の合わせが黒くてあとは赤いです♪
特筆すべきは梨地なところ^^)
藍島のコクワを見たとき一番印象に
残ったのはこの梨地です。



前胸の艶感に上翅の梨地・・・タマラナイデスネ❤
型がスッキリしているのはマットで飼育したからです。
フセツが細いように感じますが気のせいでしょうか?



♀ばかりでもつまらないでしょうからワイルドの♂。
確か2♂いて、この子は小さいほうです。
ミシマやトカラといった艶がある個体とは対照的ですね。



コクワは、産地別に並べてみるとけっこう違います。
ただ亜種にするほどではないのかな?とも思います。
ちなみに♂も今蛹になっていますから来月あたりに
ご紹介できると思います。
藍島産コクワはたぶん2ペアほど販売させていただくと思います。
来期のブリード予定に入っていないので、もし気になられた
方がおられるようでしたら、ご予約賜ります。
♂のサイズにもよりますがだいたい3000円ぐらいの
設定にしようかなと思っていますが、応談可能です♪
よろしくお願いいたします。


残念ながらコクワはどぉしても
菌糸に軍配が上がってしまうのですが
そこを敢えてマットで飼育するとなると・・・



まずは使用するマットなのですが、
ボクは完熟系に無添加微粒子を混ぜます。
容器のサイズは♂は800、♀は500ですが
これは本土系コクワのお話。
アマミ系は♂♀ともに500でいけると思います。



交換は2回ないし3回。気を付けなくてはいけないのは
温度で全編低めでいくのがいいと思います。
要は全ステージじっくりいこうという目論見ですね^^)



もしサイズを気にしないのであれば200cc一本で
羽化まで持っていくことも可能ですが、そこそこ
カッコイイ個体となるとやはり前述した方法がよろしいかと
思います。本土系もアマミ系も採卵時期によっては
4ヶ月で蛹。。。なんてこともあるので大きくしたいのであれば
大きめの容器で低温の場所を確保してじっくりがいいと思います。



コクワをマット飼育したのはもう10年も前の
話で、ここ最近(ヤエヤマコクワ トカラコクワ ミシマコクワ)
の飼育はほとんどが菌糸に入れていて、ここでの記述は
10年以上前のデータと、最近孵化後忘れてしまった(。。。)
個体の羽化実績を羅列させていただいています。

ただ画像の個体(ミシマコクワ)は、割り出し時に見逃して
ネブト用に一年寝かせて置いたマットから出てきた
(そのマットは本業の倉庫に保管)個体で、四季をもろに
経験させた個体です。サイズ的に40㎜後半なので
決して小さくはないと思います。



コクワの飼育は容器サイズが違うだけでオオクワと
ほぼ同じと考えていいと思います。コクワ飼育は
突き詰めていくと奥が深く、嵌る人も多いのは事実です。

これからバリエーションに加えていこうかとお考えの方
ちょっとネブトとは違う魅力のあるコクワ飼育です。




久し振りに書きますね^^)
ヤエヤマコクワ。
今日はヤエヤマコクワに纏わるあれこれを
書いてみたいと思います。



まずはホンモノか否かというところなのですが
以前のようなことはあまりないようですね^^)
色 全体のカンジ、細かく見ていくと前胸側淵の後部部分や
上翅の先端の丸みなどで判別します。



♀のほうが判りやすいかもしれませんね^^)
♂のキバはサイズが大きくなると上を向いてくるので
アゴの形状は判断基準にならないことをご報告しておきます。

産地で有名なのは大富。それ以外の産地もあって
拘りたいところです。



で、飼育における注意点など。
まず成虫は長寿です。2年は間違いなく生存します。
羽化して活動を開始した直後の産卵より半年以上
休ませてからの産卵のほうが産みはいいようです。
よく産む♀産まない♀の存在を耳にしますが、そこらへんが
関係しているのでは?と、考えます。



セットは良質で柔らかめのクヌギ、コナラを使っていますが
マット固詰めのみや植菌材などの産卵も聞いています。



セット時期・・・これは大切なような気がします。
野外での発生時期を飼育で再現できるような時期に
組むと結果良好です。



幼虫期間はけっこう幅があって、割り出し後の温度が
大きく影響するようです。サイズに拘らなければ
幼虫期間4ヶ月で蛹になる場合もあります。
真夏の割り出し~の幼虫は8ヶ月ぐらいの幼虫期間が
あり、サイズも期待できます。エサは菌糸が有効です。

と、だいたいアマミ系コクワの飼育でいけちゃいますが
細かいところがちょこっと違うカンジです。

ゆくゆくは西表島も採集は困難になるであろうと予測できる
産地ですので、お持ちの方は絶やさず飼育されると
よろしいかと思います^^)



幻と言われてから久しいヤエヤマコクワガタ。
以前より流通も安定してきてタイミングさえ合えば
お値打ちで入手ということも可能になりました。



上翅の栗色とズングリムックリ感や前胸の丸みなどが
同定の目安となりますが、他亜種と並べると違いは
一目瞭然です。最近では個体数を見る機会も増えてきているので
入手を考えておられる方は、安心して購入できると思います。



飼育に関しては、細かいところが他亜種と違いますが
ほぼ同じと考えていいと思います。
大きな個体を羽化させたければ産卵時期を少し
ずらすか、何回めかに得た幼虫で大型を狙えばいいと思います。



幼虫飼育ではオオヒラタケが有効。
食は細いので菌糸の劣化で交換が必要になります。
500㏄ 2本で充分大きな個体が羽化してきます。
ただ温度が高いとさっさと加齢して蛹になるので
大型狙いの方は少し温度帯を下げてじっくりと
幼虫期間を設ける工夫が必要となります。



幼虫期間は4ヶ月~10ヶ月とバラツキが出ますが
当然期間が長いほうが大きくなります。
羽化後の休眠期間も他亜種と変わらないけど
確実に採卵したければ活動開始から半年ほどしてから
ペアリング⇒産卵セットのほうが産みはいいです。
最近ではマット固詰めでも採卵成功例があるので
いろいろな方法で試してみるのもいいと思います。



産卵セット一回で得る幼虫は一桁から二桁前半が
よく聞きますが、一度で20~の産卵結果を経験しています。
ただそのような例は少ないので、やはり何回かのセットで
20程度の幼虫を得るぐらいの考え方でいいと思います。
成虫は長寿なので翌年のセットも可能です。

ある程度のことが判明してきたヤエヤマコクワ。
国産小型種におけるレア度は依然高いままなので
機会がございましたらトライしてみる価値はあると思います。





material by:=ポカポカ色=