クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カレンダー
10 2025/11 12
S M T W T F S
1
3 7
14
17 20
23 24 25 26 27 28 29
30
フリーエリア
最新CM
[11/14 杏’z]
[11/10 許]
[08/25 フリダム]
[08/22 杏’z]
[08/16 フリダム]
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
[90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100]
なんか、休みに仕事モードで
ショート気味なアタマになってしまい
中々眠れないので、ちょっと重箱の隅でも突いてみようかと^^)


起き出してエサ食べてペアリング。
ここまでは割といろんな飼育記で書いてあります。

充分に食べてるし、オシッコも飛ばしているけど
ペアリングも確認こそはしていないけど
大丈夫だろう・・・で、産卵セット。
割ってみたらボーズ。。。
なんてことは幾度となく経験しています。

これ・・・どこがダメなんだと思います?

セットのせい?マットのせい?

ボクは成虫の成熟度と産卵モードまでの期間が
モンダイなんじゃ?と、思っています。

どちらも成熟こそしているけど
産卵まではちょっと。。。という状態。

自然下で考えると蛹室を抜け出して
外に出て、それから餌場を探し、そこで交尾となると
思うのですが、すぐに樹液が見つかるんでしょうか?
たぶんちょっとの期間 絶食でがんばるのだと思います。
でもこの期間って、やっぱ想定内だと思うのですよ。



なのでタッパーをガリガリやってたら
ケースにこそ移すけど、ゼリーは置きこそするけど
ムリはしない。
そのままマットに潜るようならそのままにしといていいと
思っています。♀によくある傾向なんですが
潜りっぱなし。。。は、あるので
たまーに掘り起こしてあげてエサの近くに置いてみる。
すぐ齧り付くようだったらそれでいいし、すぐ潜るようだったら
様子を見てのんびり構えます♪
ただ飼育する側にも(ボクらね❤)都合があるので
ひとつのケースに仕切で割って♂♀をひとつのケースで飼育。
起きている個体に寝ているほうの個体を起きるよう
誘導してもらう目論見です。
けっこー効果がありますよ。もちろん全部が全部ではないですが。。



4月下旬から5月起き出しの個体ですぐエサを食べだしたとしても
待ってましたとばかりにペアリングはしません。
ノコの場合休眠期間中、羽化した個体を眺める機会は幾度となく
あると思うのですが、活動を開始してからは個体をゆっくり
眺める(観察する)時期ってそんなにないので
この機会にゆっくり個体を楽しみます♪
このときエサは切らしても構わないのですが
♂も♀同様高タンパクのゼリーを与えます。
なんかで読んだことがあるのですが、交尾のとき
♂は精子と一緒に栄養分も♀に送るようなので
♂にも十分栄養を採ってもらいます。
期間にして1ヶ月~長いときで2ヶ月。
ボクはどちらかというと発生時期から1週間あとぐらいを
狙ってペアリングしますねぇ^^)
なんかそのほうが摂理に合っているような気がします。




ペアリングも充分にしてもらうことで、
次世代の♂♀のバランスを保ってもらう。
やっぱりセットを組んでから2,3日で卵が見えると
嬉しいじゃないですか?^^)

クワのことを考えてるようで
実は自分の欲求を満たしてるだけじゃん!って
突っ込みを入れられそうですが
そのとーりです^^)

あとは爆産を注意するだけです♪


昨日からヒラタのペアリングをしていますが
みなさんは、ペアリングに時間を掛けますか?
人によっては、狭いスペースで行為のみ済ませたら
すぐ産卵セットって方もいらっしゃいます。
ボクはどちらかというと時間を掛けるほうです。
2週間とか平気で同居させてしまいます。
国産の場合、エサ切れを長期間させてしまうとか
個体のサイズに見合わない大きさのケースに長い間
同居させてしまうとかしない限りは♀殺しというのは
滅多に起きないので、ペアリングの期間は長く設けています。



なんで?って、ことになるんですけど
この間に産卵セットに必要なモノを買い揃えたり^^)
あと、これは経験上なので根拠がないのですが
産卵数が少なくても♂♀のバランスがいいのですね。
5:5まではいきませんけど6:4ぐらいまでは
かなりの確率です。特にノコの場合、
親虫の状態がいいと凄まじく産んでしまいます。
なのである程度産んでいるなと確信したら
♀はセットから出してしまうので
♂♀のバランスは重要なのですね。
ちなみにこれもあくまでも経験上なので
かるーく読んでいただきたいのですが
累代が浅いと♀の割合が多く、累代が進むに従って
♂の割合が多くなる傾向を感じています。



では種類別ではどうなのか?ですが、
ヒラタやコクワはエサ皿の下で♂♀仲良く並んで休んでいると
もう大丈夫です。特にヒラタは、♂がエサ皿の下に潜んで
♀が来るのを待っている傾向が強く、コクワも同様です。
ヒラタの場合は、コトが済んでから♀が徘徊したりすると
(たぶん、卵を産める場所に移動したがっている。)
その音や動いている♀に反応して、ガチッ!と
やってしまうことはあります。
なのでペアリング開始後、ある程度の期間(3日~1週間)
が経過したらケースを開けて♂と♀のいる場所確認を
しとくと安心です。♂は相変わらずエサ皿の下にいるはずなので
♀がどこにいるか?が重要。♂の隣、もしくはケースの角に
潜っているようでしたら、♂♀を分けます。
コクワも同様なのですが、コクワは種類によっては
ニジイロみたいに♀を追い掛け回すのもいるので
♂♀が一緒にいるところを確認したら分けてしまっても
いいと思います。



対してノコなんですが、ノコはペアリング後
エサ皿上でメイトガードが観察できます。
メイトガードしているあいだは一緒にしといても
大丈夫です。メイトガードしている♂♀は
ムリに離さないほうが無難です。脚が絡まって
大変なことになること多しです^^)
メイトガードの期間には個体差がありますが
メイトガードさえ確認できればもうコトは済んでいるので
産卵に廻せます。
メイトガードまでのあいだに2,3回の交尾はしているハズなので
ノコは割とメイトガードまで待つことが多いです。



ヒラタとノコのペアリングで決定的な違いは
ヒラタは、ペアリングが済むと♂のナワバリ意識が戻り
ノコはヒラタほどではないなというのが違いとして
あります。ちょっと表現が適切かどうかなんですが
ヒラタはコトが済むとその♀とはおしまい的な印象が強いです。
どちらもペアリング時に気をつけなければ
いけないのは外的要因。
急激な温度上昇とか蒸れ、必要以上の介入は
♂を興奮(ストレス?)させるので極力避けたいところです。



あとですね、これはお節介かもしれませんが
ペアリングの時期のときにある程度の飼育計画を
立てとくと後々ラクです^^)
ボクはけっこーやることと、費用を分散させられるように
しています。

どちらにしても全てはここから始まります♪
みんなで一緒に楽しめることを節に願います♪

あっ!明日はクワタ大宮です。ソニックシティ小会場です。
ボクは今回参加しませんが、皆様のご来場を願っております^^)





これ、けっこー大事でね^^)
販売させていただいている以上
ラベルが落ちたり、未記載のものは
絶対門外不出なんです。



例えばコクワ。
ヤエヤマコクワと他の亜種との価格差は
凄まじいもの。。
たとえ、断言できても外には出しません。



ヒラタ ノコも同様です。
コクワもそぉなんですが、単に販売だけではなく
亜種 産地の特徴は累代が進んでもハッキリと出ます。
ここが大事なんですね^^)
産地違い 亜種違いといえども交雑するので
管理を徹底すること(しっかりとしたラベル記載)
が必要なんです。

ただいまゼリーを変えていて
ラベルのない♀が3頭いたので
自分に言い聞かせる意味で書きました^^)



いやぁーいい天気です。
ホントはバイクでもと・・・
しかし、月末で、GW前で・・・
やらなきゃいけないことは盛りだくさんですが
クワもやっとかなきゃいけないことがあるので
仕事前にちゃちゃっとやってしまいます。

はてさて、みなさんのところもそろそろ
蛹化しているころではないでしょうか?
たまにはマジメに飼育ワザでも書こうかと思います。

まず用意するもの。


PPボトル マット 水
バケツ プレス(できるもの)スコップ
スプーン マットに穴を開ける道具(スプーンで代用可)

まずマットに水分を足してよく撹拌します。
水分量は幼虫飼育のときと同じでいいと思います。



容器の半分ぐらいまでマットを入れて・・・



プレスで固めます。けっこーガチガチです^^)



ガチガチに固めた上にマットを被せます。
このときのマット量はフタギリギリまで。



プレスで固めます。このときも
ガチガチに詰めますが、最初に入れたマットが
クッションの役割を果たすので一番下ほどガチガチに
なりません。

で、容器の肩口までマットを詰めます。



ここで幼虫クンの登場!
今回はゴトウヒラタくん(WF1 21g)です。
まず、幼虫をよく観察します。
この子は蛹化ビン入りにはちょっと早いかも。。
背中部分の青の面積が多いです。
これは運ですが、取り出したとき全体的にクリームがかった
色の幼虫がドンピシャです^^)
画像の子だと食べちゃうかもしれませんねぇ^^)



詰めたマットに穴を開けます。
容器のど真ん中に蛹室を作ってもらいたいので
容器中央ぐらいで開けるのをやめます。
穴の直径は幼虫の胴回りより一回り大きいぐらい。
なので、穴を開ける前に入れる幼虫を観察するのですね^^)
穴は三角フラスコ状に開けます。
まぁキレイには開けられないので、真っすぐ開けたら底辺部分を
拡げるカンジでいいと思います。



幼虫を入れます。ヒラタの場合はだいたいすぐ潜るので
ラクチン♪
ノコは、マットによっては徘徊する個体ありです。

さて、この蛹化ビン どこに置くか?なのですが
この画像の子は、まだ育つかもなので元々置いてあった場所に
戻しましたが、全体がクリーム色の幼虫を入れた場合
温度の低いところに置きます。
棚でいえば床側(一番下)だったり、床に置いたりします。
あんまり温度の変化がないところで低いところが
望ましいので、予め飼育スペースの中を調べとくと
いいと思います。
これで蛹室を作ってくれれば、種類や個体にもよりますが
約2ヶ月後に新成虫が拝めることとなります♪









随分と色づいてはきたけれど
絶対割出しが早いヤエヤマノコ。


こんなところにいるのです。
(画像は西表ですが、生息地の画像ではありません。)

こんなだったのが・・・
ここまできました^^)
って、あんまかわらない??

ところでヤエヤマノコ。
飼育にクセがあるとされています。
産むには産むが幼虫が大きく育たないとか
小さく孵ってしまうとか。。



たしかにエサはなんか好みがあるみたいです。
以前(と、いっても随分前です。。)
カワラで飼育したことがあるのですが
大して大きくなりませんでした。

やはりヤエヤマノコはマット。
しかも色が黒いほうがよろしいみたい。
けっこー劣悪な状態でも育ちますが
乾燥はダメみたいです。
あと、今回 容器が不足して
プリンカップの深さが7センチぐらいのタイプで
羽化までいってしまった個体(画像の個体)
でも、そこそこの大きさになるので
ひょっとしたら通気が多いほうがいいのかな?とも
思いました。


もしかしたらエサ量や底面積はそんなに
必要ないのかもしれませんね。
プリンカップだとなんで通気がよいの?と、
お思いでしょうが、プリンカップは柔らかいので
幼虫が動くと容器も変形します。
そのときに通気が確保されるのですね^^)
また容器の材質自体が人には感じないレベルで通気している
可能性はあります。
(あの乾燥度合で考えると、そう思わざる得ないです。)
ボクの周りでもプリンカップの特性を生かして
デカイ幼虫を育てている方がいらっしゃいます。



あまり飼育者も多くない(ように感じる。。)
ヤエヤマノコ。
他のノコと飼育の違いを楽しむには面白いと
思います♪


material by:=ポカポカ色=