クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カレンダー
10 2025/11 12
S M T W T F S
1
3 7
14
17 20
23 24 25 26 27 28 29
30
フリーエリア
最新CM
[11/14 杏’z]
[11/10 許]
[08/25 フリダム]
[08/22 杏’z]
[08/16 フリダム]
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
[107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117]
そろそろ本格的に2016年度に移ろうとしている
ウチのムシベヤ。

2015年度採卵分は
最後の加計呂麻と諏訪之瀬が羽化してきて
(諏訪之瀬は♂でした♪これで累代可能です。)
蛹な容器が数えるほどになりました。
(あとはアマミヒラタのみ)
で、ちょっとここ近年の飼育事情を
振り返ってみます。



確か一昨年か、その前の年だったと思います。
飼育種と飼育数を限定して縮小したのですが
それと反比例するかのように販売回数が・・・
(クワタの開催が増えたのですね。)
なんとか毎回の参加はできたのですが
内容的には自分のナットクできるものではなかったので
翌年から飼育種 飼育数を意図的に増やしました。
結果・・・飼育の内容的な部分でキャパオーバー。
種親として購入したはいいが、採卵せず。。みたいな
ことも起き、個人的にはムダな部分が露出しました。

ムリは承知で飼育したものですから
数は増大、幼虫での販売もしたけれど
♂♀が偏ったりとご迷惑をお掛けしたこと暫しです。。

で、今年。
クワタの販売月も把握したので
種類数はある程度の種類は揃えて
そのうえで趣味として楽しめるよう
ようやく体制が整った(?)状態になりました。
当然、種類数が増えたので飼育数も増えることに
なるのですが、飼育数はある程度まで抑えて
今まで通り、1頭1頭に気が配れる範囲でのMAX・・・
みたいなものを確定できるようになってきています。



あくまでもノコ主体
そこにエッセンス的にヒラタやコクワを
ちりばめていくようなラインナップになりそうです。

数を飼育するのに必要なのはスペースと時間
そこに楽しめる要素を持ち込むと
本来ならば、ある程度の数に絞らざる得ないのですが
国産種だけでも魅力的なクワは多彩です。
その誘惑に勝てるか否かがカギなんですねぇ^^)






この5月下旬から産卵セットを組み始め
悪石やクチノエラブなどは一部割出し、
幼虫飼育を開始しておりますが・・・

では今期のブリード(予定含む)



ノコ。

アマミノコ(油井岳)2系統 産卵セット済み

トカラノコ(悪石)2系統 産卵セット済み

トカラ(臥蛇)9月予定

クロシマノコ   産卵セット済み

ヤクシマノコ   産卵セット済み

ヤエヤマノコ(西表)産卵セット済み

オキノエラブノコ 2系統 産卵セット済み

クチノエラブノコ 割出し済み

ミシマイオウノコ 近日到着予定

本土ノコ(種子島)産卵セット済み

本土ノコ(伊豆大島)9月予定



ヒラタ。

サキシマヒラタ(西表)9月予定

アマミヒラタ(請島)9月予定

トクノシマヒラタ 9月予定

オキノエラブヒラタ 2系統産卵セット済み

ゴトウヒラタ 産卵セット済み

タカラヒラタ 産卵セット済み

ダイトウヒラタ(南大東島)産卵セット済み

本土ヒラタ(伊豆大島)産卵セット済み

本土ヒラタ(屋久島)産卵セット済み

チョウセンヒラタ 幼虫回収済み 9月再セット予定

インターメディウスヒラタ 産卵セット済み

ウイックハムヒラタ 9月~10月予定



コクワ。

ミシマコクワ(黒島)9月予定

ヤクシマコクワ(種子島)産卵セット済み

ヤクシマコクワ(屋久島)9月予定

リュウキュウコクワ 産卵セット済み

トクノシマコクワ 産卵セット済み

トカラコクワ(中之島)幼虫1頭



ネブト。

トカラネブト(諏訪之瀬)産卵セット済み

イヘヤネブト 産卵セット済み

アマミネブト(油井岳)ペアリング中

ヤエヤマネブト(石垣島)♀羽化待ち

ヤクシマネブト ペアリング中

と、まーひしめき合っていますな^^)













売ってますよねぇ。
黒いのと茶色いの。。
最近はカブト・クワの分け方でなく
発酵が深い・浅いの選択が可能です。

正直なトコロ、ヒラタは分かりません。
まだそこまで突き詰めていないので。

そこにあるマットを使用して
産んだ産まないを一喜一憂しているワケです^^)

ではノコ。
ノコは発酵が進んだマットがいいとか
発酵が浅いのがいいとかいろいろです。

これ、種別 産地別で違います。



今日、悪石・クチノエラブの割出しをしたんですが
悪石の産卵セットにはばくさん君と完熟無添加マット
で層を作って(ばくさん君+完熟無添加マット+ばくさん君)
ケース横から見るとボーダー状に見えるように
したのですが、見事に完熟無添加マットの層に
幼虫がたくさんいました。
クチノエラブも悪石と同じようなセットにしたのです。
クチノエラブはばくさん君の層に幼虫が多くいました。


これはあくまでも一例なのでトカラはこぉで
本土系はあぁとは言い切りませんが
このようなことが、同じ国産ノコでも
種別 産地別に起こり得るのでは?
と、考察いたします。

同じ銘柄のマットでも保管期間や方法で
マットの色は随分変わります。
こんなところからもマットのほうが大きくなる
いや菌糸のほうが・・・と、
議論されるのかもしれません^^)


寝ててくれればいいのにねぇ。。

ボクなんか寝てろと言われれば
ハイハイ❤と二つ返事で言うこと聞くのに^^)



起きちゃうんですよね。。

これ・・・このままにしとくと
タッパーのフタに穴開けたりしちゃいますからね。。
困ったモンです。

まずノコとヒラタ・コクワで対処の仕方が
変わります。

ヒラタ・コクワはもう起き出したら
止まりません。
成虫用のケースに移してエサを
あげてください。
食べたらもう他の成虫たちと
同じ管理です。
ブリードも可能です。
本土コクワ・ヒラタは越冬するので
そのまま飼って翌年ブリードもアリです。
サキシマやアマミは越冬というより
活動が鈍くなるという表現のほうが
適切です。逆を言ってしまうと
温度さえかけられればどんなときでも
ブリード可能。外産と一緒です。
ただ今年羽化の成虫は充分に成熟させてから
ペアリングのほうが事故は少ないです。



ではノコ。
♀は起き出してるのに♂はzzz
なんてことありますよね?

画像のような状態になってたら
もう一度キッチンペーパーを
元の状態に戻してあげます。
冷蔵庫管理も有効なのですが
ボクは虫用の冷蔵庫は持っていないので
なるべく温度の低いところに置きます。
それでも画像のような状態にすぐなるようでしたら
成虫管理用のケースに移して
エサを入れて様子を見ます。
このときも温度は低めがいいです。
で、エサを自分から舐めだすようでしたら
活動している成虫と同様の管理をします。
ここからは賭けに近いのですが
ペアリングをしていない成虫は意外と長生きです。
このまま秋を迎え、冬になり温度が下がると
そのまま休眠状態になり、翌年の初夏ぐらいから
活動を再開します。
過去、トカラの♀で経験済みです。
ただ個体によってはそのまま☆。。。
という個体もいますのであしからず。。です。

♂は活動を始めてしまうと翌年まで
生存している個体は僅少です。
(ペアリングしてなければ長生きですが。。。)

ちなみに♂♀ともに活動し始めてブリード。
これも可能性はありますが、充分に成熟させられる
期間があれば、休眠させた個体と同様です。
でもだいたいが、あまり産まないか。。。です。

種別でいいますと、トカラは起き出しが早いです。
アマミのほうが体内時計がしっかりしてるみたい。
本土系は♂♀とも活動ということが少ないので
上記のような方法をオススメいたします。

現在、ウチのムシベヤでは
トカラ・クロシマの♀が起き出す可能性アリ。
一部諏訪之瀬、徳之島も同様です。


逃げちゃったりすると面倒なので
画像のようなボックス(蓋つき)に
種別に♀を入れています。
このまま二度寝してもらうことを
切に願います。。


ボクはだいたい3令中期~後期のはじめに
菌糸で飼育していた幼虫をマットに移します。
容器から幼虫が見えていない(居食い状態)のほうが
状況としてはヨロシイので、交換タイミングを
見計らって交換しているのですが
うまくいくときとそーじゃないとき。。
ありますねぇ~。。

同じ時期に羽化した3頭のトカラ♂
内、1頭は菌糸のまま羽化させました。
(菌糸の状態がよかったのですね。。)

菌糸で羽化まで持っていった個体は
そこそこのサイズまでいきました。

で、残りの2頭は菌糸⇒マット
容器の大きさは同じ、保管場所も同じ。
マットも同じもの。

でもサイズは違いました。。
1頭はオール菌糸で育てた個体と同じくらい。
もう一頭は明らかに小さい。。
交換時期も同日です。
要は幼虫の成長度合いが
違ったんですね。。



交換頻度は少ないに越したことはない。
でも交換するにはワケがある。
一言で言ってしまうと
『エサの劣化具合』
この場合、エサ食いの頻度や暴れなども
含まれます。
3リットル1本返しなんてのが
理想なのかもしれませんが、羽化まで
餌の状態を保つには、かなりの低温を
恒温として維持していく必要があります。


そのような状態がボクの部屋では難しいため
エサの交換を余儀なくされるのですが
このときの交換見極めは非常に大切なんだな?
と、強く痛感させられた出来事でした。




material by:=ポカポカ色=