クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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人工蛹室。最近は数も増えているので
そんなに使用していないのですが、作り方や使用例などは
書籍等でも諸々記述があると思うのでそちらを参照されると
よろしいかと思います。簡潔に書かせていただくと
生体が自分で作った蛹室に不備(羽化不全が起こる可能性が高い)
がある場合に人工蛹室に移せばよろしいか思います。



ここからはあまり書かれていないこと^^)書かせていただきます。
まず、綺麗に羽化させたいのが前提ですので作るときは
壁面の凹凸がないに越したことはありません。
ただ壁面が滑らかでなくとも羽化もしますし、綺麗な個体が
羽化することも多いです。でも翅パカになったり凸凹した上翅の
個体が孵ることが多いのも人工蛹室のような気もしますが、
これは生体が自分で作った蛹室でも起こりうることなんですね。



実際のところ、キッチンペーパーなどを敷き詰めた簡易人工蛹室でも
綺麗に羽化はしてくれることはあります。では何が違うのか?
ここからは個人的な見解ですのであくまでも参考程度にして
いただきたいという前提のもと書かせていただきますと
人工蛹室の角度と水分。あと急激な温度変化。。
この3つが大事だと思っています。
この中で比較的許容範囲が広いのは角度で、同じ種類でも様々な角度の
蛹室を作っていることは観察していますので大丈夫かと思いがちですが
人工蛹室の場合はある程度の傾斜は付けたほうが結果は良いです。
あまり角度をつけすぎるとアゴが長い種類(ノコ・ミヤマなど)
は折れ曲がったままで羽化したり、
ヒラタなどは頭部から折れ曲がった状態で固まってしまったりします。



広さについては横幅より縦の長さ。自然の蛹室より長めに作ったほうが
無難です。後翅が折りたためずグチャグチャになってしまうことは
ありますが、これについては他の要素も含まれます。一番大事なのは
水分で、水分が多いと翅パカ率は上がります。これは種類によって
違いますが、ヒラタなどのドルクス系は乾燥気味 ミヤマも準じます。
比較的対応幅が広いのがノコやニジイロですが、それでも水分量は
気にされたほうがよろしいかと思います。具体的に書くと長くなるので
簡単に書かせていただくと、蛹室内の湿度が保てる程度で充分かと
思います。



急激な温度変化については、温度管理するかそうならない場所を
探して置くかになります。意外と自然下では温度湿度の変化に影響が
少ない場所で蛹化しているようなので、採集記事(冬季の材割など)や
採集をメインにされている方の話などが大いに参考になります。

あとですね、蛹の取り出し時期なのですが、当ブログでも
飴細工のような状態(まだ透明感のあるオレンジ色をしています。)
で画像にしているときがありますが、蛹化直後からあまり時間が
経っていないので慣れていない場合はお勧めしません。
蛹が乳白色になってきてから取り出したほうが無難です。
最近のメインになっているミヤマ飼育では、蛹室が容器側面や底面から
蛹が見えてしまう状態ですと羽化不全が起こりやすいけど、これは
これで対処法があります。この辺りはまた今度書かせていただきます。



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