クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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特にミヤマなのですが、大きくなってくれない
種類というのがいます。ボクのところにいる幼虫では
シュパンスキーがそうなんですが、大きくならないというより
成長が遅いのかなとも思っています。



でも一番初めに考えるのがマットが合っていないんじゃ?
と、思いますよね。。
そもそも新しい種類というのに挑戦するのって久しぶりで
今までは自分のスキルから導き出すことのほうが多かったように
思います。ミヤマの場合、そーゆーのが少ないんですよね^^)



そのような場合、書籍・ネット等で調べることはもちろんのこと
先に飼育されている方から伺ったりして、実践していくのですが
少々アレンジを加えたりもして、どうなるか様子を見ています。
ビークワ75号の特集はかなり役立っています。



ボクの飼育がノコオンリーだったころ、つまみ食い程度に飼育がしたことが
あるミヤマは国産ミヤマとヨーロッパミヤマです。
ただその当時、懇意にしていたショップにミヤマ用マットがあったのと
ヨーロッパミヤマに至っては、息子が小さい頃の話で、せがまれて
買ったものですから頭数も少ないし、データ取りなどもしていなくて
羽化したことに驚いたのが自分だったりしました^^)
ただミヤマ用のマットは作り方を教えてもらっていたので
それがベースとはなっています。



ところで、マットでもなんでもそうですが、全然合っていないと
ほとんどの場合、★になってしまいます。
なので★にならないということは、合っていないわけではないが
成長するに不具合があるか、成長速度が遅いかのどちらかで
成長速度に関しては温度も非常に関係するから、一概に
マットが合わないということにはなりません。ただ改良の余地は
残っています。産卵時に黒土部分に産んでいたからと言って
必ずしも黒土が必要か?と、問われると違うと思いますし
ミクラミヤマのようにある程度の期間までは黒土を混ぜていたほうが
いい種類もいますから、そこら辺が飼育側を悩ませる原因のひとつでも
あります^^)だから書くことも多く、新しい発見(☚自分の中で、です♪)
があって面白いワケなんです♪




ミヤマの羽化ズレは否めない。。でも少し考えてみましょう^^)
累代を一番に考えるのでしたら、♂のサイズは後回しにして
♂♀同時期に羽化させるということは可能です。



まず幼虫で購入の場合は♂♀の加齢度が近い個体を選んで
同じ大きさの容器で隣り合わせで飼育します。
で、そのまま飼育して次の交換でもやはり同じようにするのですが
このとき♀は温度の低い場所に置きます。♂は若干温度高め
(あんまり高いと悲しい結果になりますからね。。)の場所に置いて
様子をみます。



この場合、1年で孵すか2年で孵すかでも変わってきますが、
1年で孵す場合は、あまり大きな容器に入れないのも一つの手では
あります。ただあんまり大きな♂幼虫は勿体ないので、その辺りは
個々に判断をお任せいたします^^)



自分で採卵した場合・・・これ、、ボクもようやく気が付いたのですが
数を抱えなければダメです^^)ノコの感覚で5~6頭持っていれば大丈夫だろう
とタカを括っていました。。ボクの私見ではありますが、最低でも10・・・
ボクのように発展途上でしたら15は持っていたいと自分では思っています。
それでしたら大きな♂幼虫と同時期に羽化してくる♀も出現しそうです。
諸事情で5~6頭しか残せないようでしたら幼虫購入時と同じ方法で飼育されれば
大丈夫な可能性が上がります^^)



まぁノコやヒラタと比べますと♂♀判定が難しい部分もあるので
(♀斑が見えにくいというか見えない個体がほとんどです。)
偏る可能性は大きいです。なので少々数は抱えたほうが無難かと思います。



あとは人気種でしたら別系統から持ってくることは可能なので
♂単 ♀単で購入するというのはアリですね^^)
一番いいのは友人や仲間が同じ種類を飼育していると安心です。
シェアできたりしますからね^^)
今まで書いてきたこと・・・キクロにも該当するのですが
キクロのほうも同様です^^)




同種類の中で異なる種類を複数飼育するメリットというのは
あって、例えば800㏄の容器でヨーロッパミヤマの幼虫を
飼育していたとします。



もちろん状態によりけりなんですが、ヨーロッパミヤマの幼虫を
1400に移した直後にその入っていた800を洗わずに他のミヤマ幼虫を
入れると具合が良かったりします。



それはただの横着を正当化しているだけでは?と思われると
ボクも思いますが、ちょっと根拠があります。



最近の飼育を語るうえでよく聞く『バクテリア』。
産卵時に登場したり、マットの状態や良し悪しを語るうえでも
時折登場します。幼虫は消化吸収する際にそれを助けるバクテリアの
存在が明確になっていて、(☚これ・・・見えないので断言は???ですが)
糞とともに排出されています。(と、されています。)



もちろん幼虫の体内にもいるはずですし、それまで使用していた
マット内にも混在しているはずです。そんなことを
考えて敢えて容器を洗わないで使用するのですが、ミヤマの場合は
割と顕著に効果が表れます。



これはマルバネ飼育を模索していた時に、マルバネ飼育のされている方
ほとんどがマットを付け足していることに着目したのが起点です。
マルバネの場合、野外でも自然が作ったケース内にいるようなものなので
(洞に溜まったフレークの中で育ちます。)そうしていると思われるのですが、
これをミヤマに応用が効かないか試してみたところけっこういいんです^^)



もちろん同種類でやれることが一番いいことだと思いますが
他種類でも効果が出るので実践しています。





これが正常時です。ボクもお恥ずかしい限りですが
腹がはみ出た個体を紹介したり、出品することがあります。



こーゆーのや・・・・



こーゆーのですね。。。
種類によってはこの状態で届いても時間が経つと
引っ込む個体もいますからそう心配することはありません。
この画像の個体もイズミヤマは手許に置いてあって
引っ込んでいませんが、ニジイロは完全に引っ込んで
すでに嫁いでいます。ニジイロの画像は羽化後間もないです。
正直なところ、交尾器部分がしっかり出来上がっていれば
ブリードに支障はありません。



この個体も後翅がはみ出ているし、アゴも左右非対称です。
でもブリードには支障がないんです^^)
ただ完品ではないので、販売するときは少々(でもないですね。。)
価格が下がります。ご心配される方も多いと思いますが、ブリードのみ
の目的でしたら一番最初の画像ぐらいぐらいのはみだしでしたら
他の個体同様の管理で大丈夫です。3番目の画像個体(ミヤマということも
あります。)は少々気を配ってあげれば大丈夫です。

ただ交尾器部分が正常時と異なる状態で羽化した個体は
その限りではないんです。。。
実はそのような個体が羽化してしまったので
書いています。。。




当ブログにお越しいただく方はご存じかと思いますが
ボクは複数のマットをブレンドして使います。



これは今までのノウハウとスキルから考えて実践しているのですが
どうにも分からなくなる時があります。そうなると書籍や
友人・仲間からのアドバイスを頼りにブレンドしていくのですが、
ボクで上手くできるかな?という時も多々あります。
この場合、どうするかというと・・・



産卵セットに使用するような無添加もしくは低添加のマットと
ヒラタやニジイロが菌糸並みに大きくなるマット(ウチでは
完熟マット)を半々(5:5)にして混ぜ合わせます。
このときの一工夫なんですけど、いきなり5:5にはしないんですね^^)
低添加マットと高栄養マットの粒子の粗さが違うので、各2回に
分けてバケツに入れます。順番はどちらでもいいけど、例えば
低添加:高栄養:低添加:高栄養という具合で入れていきます。
こうすることによって撹拌したときに少しでも偏らないよう
配慮します。また水分の含有率がその時々で違うから
(もちろんマットによっても違います。)
バケツに入れる⇒撹拌、違うマットを入れる⇒撹拌と
入れる度に撹拌して調整しながら混ぜていきます。
それでも全部の容器が同じようにはならないので、
個体によって成長のバラツキが出るひとつの要因となります。
(成長のバラツキは永遠の謎ですね♪)



これ・・・文章にするとめんどくさく感じるかもしれませんが
そんなに大それたことではありません^^)要は少しづつ混ぜていくんです。
で、マットの混ぜ合わせが終わったら加水していくのですが
少量づつ加水していきます。まぁ具合を見ながらとでも
言うのでしょうか^^)いい頃合いで止めたいですからね♪



これからはほとんどの個体が3令になっていると思います。
個体によって生育具合が顕著に出る時期でもありますから
状態を見ながらマットのブレンドも変えていきます。
最近は完熟マットに加え、ヘラクレス等が大きくなると言われている
カブトマットを試験的に添加剤を加える感覚で混ぜ合わせています。
これは今年の羽化で結果が出ると思いますので楽しみにしています。



さて、その3令になってしかも育ちがいいと思われる個体には
更なる成長を期待して、高栄養のマットの配合率を上げていきます。
半々でブレンドしたマットより高栄養のマットを混ぜる量を
増やすのですが、ちょっと怖いなと思う種類もいますよね?
そーゆーときは高栄養のマットをフルイにかけて混ぜていきます。
もちろん、それまで使用していたマットもフルイに掛けて混ぜたり
幼虫を入れる部分にまぶしたりします。
それまで使用していたマットのいい部分⇒まず、上部は空気に
晒されているので乾燥していることが多いから取り除きます。
で、いい部分=幼虫がいたところ周辺のマットです。
当然のことながら糞も周りにあるはずなので、糞は取り除きますが
このとき同種類の初令や初2令の幼虫がいるのでしたら細かく砕いて
その幼虫に使うマットに混ぜ合わせたりしていますよ^^)
糞の状態にもよりますが消化吸収にいいのかなー?なんて
思いながら混ぜています。☚ちょっと変態チックですが^^)
まぁそんなことをやりながらエサ交換をしています。



ただ全部そうしているか?というとそうでもありません。
もうデータが出ている種類はどんどん新しいマットに変えていきますし
これは大丈夫と確信めいた種類も同様です。
これまで書いた内容は主にミヤマやマルバネの交換時に行っています。
まだまだ試行錯誤の状態なんですね^^)



material by:=ポカポカ色=