クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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 クワタも終わったことですので

以前から書こう、書こうと思っていたことを・・・

ちょっとぼんやり幼虫を思い浮かべてみてください。

オレンジ色の頭部、白いボディがパッと思い浮かびませんか?

幼虫の段階で蛹の外側(要はかたち)は幼虫の頭部に折りたたまれているそーです。

で、幼虫が前蛹になると幼虫の内部は液状化して蛹になる準備を始めるそーです。

(あくまでも聞いたハナシなので、この言い回しです。)

まぁ、オレンジ色の頭部がパカッと割れて蛹化するのですが。。。

結論から言いますと幼虫の頭幅を測って売られている幼虫ってありますよね?

あれは蛹の外部分が大きくなっているのではないか?という意味合いで測っているそーです。

実際、クワの種類別でその個体の全体を100とすると

アゴから前胸までの占めるパーセンテージの大きい種類のほーが頭部は大きいそーなんです。

例えば、タランドゥスとツシマヒラタで同じサイズの♂成虫を羽化させるとしますよね?

そーするとツシマヒラタのほーが幼虫の頭部が大きいそうなんです。

それを確かめたくてツシマヒラタを飼育したのですが・・・

これを同種で比べた場合、大きな頭の幼虫のほうがその内部に折りたたまれている

蛹の側が大きいよっという触れ込みなんですねぇ^^)

しかし、ここで『そんなのカンケーねぇ』(古いよね。。。)的な意見をおっしゃるかたも♪

結局、幼虫内部が液状化してその幼虫の頭部に作られた蛹の側に内圧によって

にゅ~っと入っていくわけだから頭の大きさは関係ないんだよっていうお話。

まぁ、ある程度の大きさにまで幼虫を育てないと・・・いうのが大前提なんですが。。



ボクが一番幼虫の数を見るのはノコなんですが^^)確かに同じ体重で頭の大きさが

違う個体は多数存在しますが、蛹になったとき頭の小さい幼虫が小さな蛹になった。。

ということは確認していません。しかし、最終交換時に同じ体重で交換した幼虫の蛹の大きさは

マチマチです^^)これは交換後の幼虫の成育を測ることは不可能に近いので

断言ができませんが、交換後、すぐ蛹室を作ったんぢゃ?と思える幼虫でも

大きな蛹になっていることも多々観察しています。



となると、この『内圧』・・・ちょっと気になりませんか?

内圧を人為的にコントロールすることが可能ならば、ある程度のカタチは

作る(この言葉はあんまり適切でないと認識しています。)ことが可能なんぢゃ?

とか考えちゃいますよね^^)ノコの場合はアゴがグンっと長くて、やっぱり頭がでかくて

オシリすっきり^^)という個体がカッコイイと思っているのですが、そのような個体を求めると

やっぱり蛹がそのようなカタチをしていないと不可能なわけで・・・

クワガタのカタチをした水風船に割れないギリギリまで水を入れる感覚なのでしょうか?

それを現実に行うためには・・・・・

ボクがいまのところ、これはマチガイないな?と思っているのは

『3令後期、前蛹段階で温度を下げる。』ということ。

ただ、どこで下げたら効果的か?ということが断言できません。

以前、トカラ(中之島)が72ぐらいから上がポンポンと出てきた年があったのですが

最終のビンの交換直後から温度を下げた(下がっちゃった)よーな記憶があります。

だけど交換タイミングが密接に関係してきますしね。。交換して温度を下げりゃ・・・

という単純なハナシではないと思います。

もちろん幼虫はこれが限度なんぢゃ?というぐらいの体重は必要です。

これらをクリアーして大きな蛹になったとしてもそのカタチどーりの

成虫が羽化してくるとは限りません。




この春夏はアマミノコの2産地が羽化してきます。

このへんもよ~く注意して羽化までもって行きたいなー^^)

と思うのでありました。









 昨日、ちょこっと書きましたが

このアスタコ・エラフスと国産ノコとの飼育の違いや面白さ^^)

採卵は一緒です。

幼虫飼育は大きく違います。

初令、2令で国産ノコのよーに温度を高めにしてしまうと

どんどん加齢して♀なんかは産卵セット割り出し後、4ヶ月ぐらいで蛹に・・・

国産ノコは・・・・あーんまりありません。コクワは頻繁にあるけどね♪

アスタコ・エラフスは全ステージ温度は低めで飼育して

極力幼虫期間を引っ張る。体重はどのくらいになるんでしょーねぇ?

これ・・・国産ノコはあんまり引っ張っても・・・みたいなとこあるし。。。

飼育で似ているところは産卵は多産、大型を羽化させるのが至難。。

といったところでしょうか?

あんまり累代品が出回らないのも似ているか??

まぁ累代品が出回らないのはワイルドの販売価格の影響のほぅが大なのでしょーが^^)

あと羽化直後のキレイさも似ています。とってもキレイです♪

あと前蛹時に温度を下げるとアゴの長い個体が羽化しやすいです。

ボク個人は国産ノコの蛹のカタチがと~っても好きなので

どぉしても国産ノコのほぅに目がいってしまいがちですが

アスタコもなかなかどぉして・・・けっこー魅力的です^^)


 そのフェスタの準備の際、

70UPの諏訪之瀬トカラを出そうかと思っていたのですが・・・

どぉも動きが変。。。

多分なんですが取り出しが早すぎたんでしょう。。。

これはノコに限ったことではないのですが、

羽化後の割り出しや取り出しが早いとたま~に起こります。

人工蛹室で羽化させても早めの移動(タッパーに移すとかね。。)の際でも

気をつけないと・・・・

まぁ羽化したときのビンの状態もありますが・・・

例えば3本目を引っ張って蛹室を作らせる。

その蛹室を作るまでの期間が2ヶ月を越えていたら・・・

そぉなると蛹室を作る期間と前蛹の期間、蛹の期間を合算していくと

有に4ヶ月以上、そのビンはそのまま・・・ということに。。

そぉなるとマットの劣化は著しいハズです。

そぉなるといろいろと不具合が発生するわけで・・・

肝心の羽化時期に一番悪い状態という結果を招きやすい。

菌糸は書くまでもありません。。。

そんなわけで、3本目というのは非常に注意が必要だと認識しています。

蛹化用のビンの必要性を感じてもいます。

で、ハナシを基に戻しますが羽化後、最低でも1ヶ月は動かさないほぅが吉です。

ホントーはクワ自らが自力で蛹室を壊して出てくるのが一番いいのでしょーが

1ヶ月を過ぎたあたりから羽化したビンに不都合が発生してきます。

(乾燥が激しかったりね。。。)ボクは羽化後、1ヶ月でキッチンペーパーを

湿らせてタッパーに移します。このときの取扱は慎重に越したことはありません。

あんまり前胸の淵を指でつまむより全体を下から包むように掬い上げたほぅが

いいよーな気がします。羽化後の保管容器はタッパーがいいとは限らないので

自分の保管場所に適したものがいいと思います。ボクは活動中の成虫を置いてある

棚の下の段の目に付きやすい場所に置いてあります。

タッパーの中の乾燥やキッチンペーパーの状態が分かりやすい(目に付きやすい)

場所に置いてあります。(どぉしても忘れがちになるからね♪)

キッチンペーパーをボロボロにしていても気が付かず餓死なんてのは

絶対に避けたいので^^)こぉしています。

これを書くキッカケになったトカラですがとーぜんフェスタには連れて行けません。。

ウチでしっかり休眠してもらって(これ・・・治ることがあります。)

完全に活動を開始してからブリードに使うか考えます^^)

割り出し時、取り出しの仕方で休眠期間なんかにも影響が出てくることを観察しているので

これはまた今度^^)特に大きな個体のほぅが影響を受けやすいのも事実です。

そんな理由から今回の中之島産トカラは大型が・・・・

ということもあるのです^^)




 何を指すのでしょう?

飼育スペースの温度や通気、湿度など・・・

しかし幼虫は容器の中にいるわけなので、結局はその容器内を

いかに快適にするか?に掛かっているという^^)

飼育でも自然下でもクワの幼虫はエサの中にいると・・・

(想像してみてください^^)自分の好きな食べ物を・・・・

その中にいるとゆーワケなんですねぇ^^)

クワの飼育中心でハナシを進めていきますと・・・

容器の中にはマットなり菌糸なりが詰まっているわけで、

そのエサが食べられる状態が長い期間保たれるよーに

飼育スペースの温度や湿度、通気などを

整えてあげることが大切なのかなぁーって^^)

置く場所によってもかなり変わってくると思うんです。

実際、こことあそこではマットの乾燥する期間が違う・・・みたいなことありますもんね^^)

エサの種類によって長所短所があるから

そのへんは把握しといたほーがいいかもしれません♪


幼虫の各ステージでも変わってくるのでここも面白いトコロ^^)

そーなると温度差なんかも気になります。

気にしていると言えば・・・

温度の滞留。。これ・・・・けっこう気にしています。

熱が篭る場所が存在するんです。わりと部屋の天井付近の4つの隅のうちの

どれか(ひとつとは限りません。。)ぢゃあそこに置かなきゃいいぢゃん。。的な考えは

マルなんですが、そこの場所はそこの場所でうまく利用します。

この時期のよーに温度が上がりにくい季節なんかに初令がいたり、産卵セットが

あったりするときはそこに置きます。

エアコン22℃設定なのに、そこだけ24℃~27℃ぐらいまでになるときがあるんです。

ただ、乾燥もしやすいので置きっぱなしはダメです。。。

観察とキリフキ(マットでの飼育の場合)は必要です。

菌糸の場合は幼虫の成長具合で置く場所を変えたり・・・・

高い温度を維持する場所があれば、その逆も存在します。

やはり、どうしても設定温度に達しない場所って存在するので・・・

そこもうまく利用します。例えば3令中後期の管理に使うとかね。。

でも温度の低いところは朝方の放射冷却の影響大なので

上げ底したり、発泡スチロールの箱に入れたりと工夫は必要です。


後半は温度のハナシばかりになってしまいましたが、その他に通気、湿気

とエサの関係なんかは次回に^^)恒温維持のためのエトセトラなんかも

また今度^^)ただ・・・ノコの幼虫は強いのでボクのよーなズボラでも

対応してくれてるのかなぁとかは思っています。









 国産ノコで大きく括りをつけるとすると

ボクはアマミ系と本土系に分けてしまうのですが・・・

(個人的な好みからです。。スイマセン。。。)

幼虫のね、育ちかたが違うのですよ。

アマミ系のほうが早いです。例えば同じエサ、同じところに置いて飼育した場合、

(もちろん割り出した日、令も合わせる。)アマミ系のほうが育ちが早いです。

ワイルドの生息域が亜熱帯(もしくは亜熱帯の近辺)ということが起因しているのかも

しれませんが個体差を考えに入れないとすると断言してもいいかな?とか思います。

ボクのところではトカラが早いかな~??あと全般的に菌糸の対応がいいよーな気が

しますねぇ^^)同じ部分も多々ありますよ。産卵のときとか、蛹室を作るときの特徴とか・・・

本土系は3令になるまでの時間がアマミ系に比べて長いような気がします。

どちらも大型になるであろう期待が持てる個体は3令からが長いのですが

アマミ系はいわゆる2年1化までは期間がかからないよーなカンジです。

あとアマミ系は外産ノコの飼育方法で応用が利くとゆーか同じような方法でも

大きくなることが多いのですが、本土系は独特のサイクルとゆーか?

ちょっと目線を変えてみたほうが大きくなることが多いです。

あくまでも個人的な見解なのですが、トカラの74より本土の70~を

出すほうがボクは難しいです。。

これは自分の性格が飼育に出ているせいもあるのかもしれませんが・・・





material by:=ポカポカ色=