クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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ラベルには9月12日投入となっています。
約2ヶ月半が経過しています。 いいですねぇ^^)
何がいいかといいますとこのボコっと穴の開いたカンジ^^)
これは大きくなってる可能性大ですよ。
菌糸ビン下部のフンは投入直後のもので、それ以降ビン中央で居食いを決め込んだのだ
と思います。
さてさて、国産ノコの幼虫を菌糸ビンで飼育しますと
必ずといっていいほど観察できるのが二度食いです。
一度食してフンとして出した部分をもう一度食べるという行為。
これを見てあまり菌糸は適さないのでは?と考えるかたもいらっしゃるよーですが
そのへんはおのおのの考え方なので・・・
ボク的には国産ノコ(外産ノコも)は菌糸もいいと思っています。
ここからは考察なのでアテになりませんが、多分白色腐朽させたオガから栄養摂取するために
必要なバクテリアなり何なりが幼虫に備わっていないのでは?と考えています。
一度体内に白色腐朽させたオガを取り込むと同時にバクテリアなり何なりも取り込んで
栄養摂取できる胃腸にする。。。んぢゃないか?と^^)
くどいよーですがアテになりませんよ。。。
あと・・・菌糸で飼育した場合、2令~3令までの成長期間がマット飼育よりも長いことは
観察できています。ただ・・・・大きくはなりますよ^^)
よく熟成された菌糸ビンを使用して・・・というくだりを読んだり聞いたりすると思います。
これは2次発菌させてからある程度期間を置いた菌糸ビンのことを差します。
このある程度の期間を置くときの管理でいろいろと変わってきます。
なるべく恒温で置かないと・・・・いろいろとモンダイも出てきます。
よく総合ペットショップなどで冷蔵庫に保管されて期間もけっこう経過していそうな菌糸ビンを
自分の飼育スペースでゆ~っくりその環境に合わせてあげたりすると好結果をもたらす場合も♪
確かに2次発菌させてからある程度の期間経過させた菌糸ビンのほうが好むような印象は
観察していますねぇ^^)特に2本目。3令初期で交換するとき上記のような菌糸ビンに当たった
ときは大きくなります。
菌糸ビンで孵した成虫は小頭大腹な個体が孵りやすいというのも耳にしますが
これは、ボクのところでは菌糸ビンが劣化した状態で蛹室を作らせてしまうと
そのような個体が孵りやすいです。新しい菌糸ビンで孵した個体はそんなに出ません。
このときの温度も大事なので菌糸だからとは一概に言えないかな?と思っています。
ただ、菌糸で幼虫を飼育した♂個体は後胸の厚みが厚い個体が多く孵ります。
全体的に太い印象を受けます。ワイルド(採集個体)と比較するとその差は顕著なので
ワイルドのフォルムとはかけ離れた個体が羽化することも事実です。
そこらへんは好みが左右すると思いますので、どーのこーの言うつもりはありません^^)
今回(今期)はアマミノコが飼育の中心。そのアマミノコは前回マット飼育が中心だったので
今回は菌糸中心の飼育をしてみようと思ったのです^^)
最近はこなれたプライスの菌糸もいろいろと出ています。
御自分の飼育スペースや環境に適合し、尚且つノコに合う菌糸を捜してみるのも
面白いかな^^)なんて思いながらの『菌糸ビンで国産ノコ飼育』です♪
ここで書くことがありますが、画像の腹の部分。青く写っている部分で判断しています。
この時期はあんまり気にしませんが、3令中期~後期にかけてはけっこう気にします。
この青い部分がだんだん減ってきてクリーム色に覆われてきます。
交換するか、そのまま蛹室を作らせるか迷った場合、腹の背部分や腹に青が所々に
残っているようでしたら清く交換します。(幼虫がビン壁面から見えている場合です。)
また、期間やエサの劣化状態で交換を余儀なくされた場合、幼虫が全体的にクリーム色
だったときは蛹化用のビンを作って幼虫を投入します。
ノコの場合は菌糸に入れていた幼虫はマットに変更したり、温度(ビンの置く場所)
を変えてみたりと・・・徘徊や暴れを食い止めようとシンプルなCPUを
フルドライブさせたりしますねぇ・・・・^^)
幼虫の体重が乗っていなくても幼虫の色がクリーム色でしたら同様のことを考慮に入れます。
このとき、コスト面を考えて1400⇒800にすることもあるのですが
トラグルスの例もあるので・・・あんまりケチらないほーが吉かもしれません。。
とりあえず、今まではこの判断の仕方でなんとかうまくいっているので
アリかなとは思うのですが・・・・・^^)
あるのですが、これは国産ノコに限ってのことです。
外産ノコの飼育のときは多頭飼育はやらないことが多いです。
外産は共食いがあります。。。それも幼虫どおしが向っていってるように
思えるよーなときもあります。
国産ノコの場合、容器の左右上下と各幼虫がそれぞれテリトリー分けしているような
カンジですが、外産ノコの場合は・・・
全てが全てそーゆーワケではないと思いますけどね♪
国産ノコだって交換タイミングを間違えばあるかもしれませんしね。。
多頭飼育は仕事やプライベートなどの関係上、幼虫の観察期間に間が開いて
しまうような状況なかたにはあまりオススメできるものではありません。
幼虫が競ってエサを摂取しているように見えるので(コレ、あくまでもヒト目線。。)
大きくなるような(実際、大きくなる幼虫もいる・・・)気がしますが
あくまでも一時的な飼育方法と位置づけています。
ボクは幼虫がどのくらいエサがあるのか、早い段階で測っているような気がするので
(これもヒト目線かもしれませんが・・・)初めから大きな容器を使うようにしています。
そぉするとエサのムダやスペースの都合などいろいろと弊害もでてきます。
そこで思いついたのが多頭飼育なんです。
大きな容器のほうがエサの劣化の防止にもなるし、乾燥も防げます。
多頭入れることによって省スペースにもなりますし・・・
でも、交換はあくまでも早め。一時的には変わりはないので
ここでの観察を怠ってしまうと結果はもう見えてしまいます。。
どぉしても仕事の都合上、クワをしっかり見れない時期が出てくるので
その時期は交換等をしないで済むようにプランを立てて飼育して・・・
(するよーに心がけていると言ったほーが正解か?)
そんなワケなので産卵セットの時期とかはけっこー重要。
そこが変わっちゃうと全てが変わっちゃうので・・・
最近は仕事もイレギュラーが多くて困ることもあるのですが
こればっかりはしょうがありません。。^^)
ツシマヒラタの前蛹。
なんでも聞いた話ですと幼虫の頭部にはアゴから前胸にかけての部分が
小さく折りたたまれて構築されているそうです。
なので幼虫の頭幅が大きいとアゴや頭部が大きい蛹が出来やすいと・・・
しかし、その聞いた話の続きはあくまでも内圧によってアゴや頭部、前胸部分が
膨らむのであまり関係ないのでは?とのこと^^)
でもこのハナシ、自分が飼育していても同感できる部分はいろいろと観察できています。
例えば、最終交換時同じ体重の幼虫でも蛹になったときカタチが全然違ったり
サイズがバラエティに富むことってありますよね。
まぁ、交換してからそれ以降の幼虫の状態は容器ごしにしか分からないわけですから
(見えない場合もあるしね♪)
上記のハナシが全てとは思っていませんが・・・
あまり難しいことは分かりませんが、ボクは飼育において前蛹の期間は大切だと
思っています。この前蛹の期間で蛹になるための準備をしているワケですもんね。
もちろん、大きな蛹にするためには幼虫を大きく育てないとダメなわけですしね。
各ステージでそれぞれの楽しみがあるので、やっぱ面白いですよね^^)
全てが繋がっていることはマチガイないのですが、各ステージを切り離して
考えることも大事。
このへんが頭を悩ませたり、ドキっとする出来事に遭遇できるのではないでしょうか?
休眠用のケースに移したり(これ後日アップします。)
アスタコの3頭めの羽化を確認したりといろいろでしたが
画像はスマトラヒラタの蛹室。壁面がとってもキレイです♪
しかし。。スマトラヒラタの蛹室は小さいね。
あと、蛹室の周りのマットがノコの比ではないくらい堅いです。
スマトラヒラタに限らず、大きな個体ほどこんなんでよく羽化したなぁと
思わせるぐらい、小さな蛹室から出てきます。
よく最終交換時の幼虫の体重が、その種類の最大体重に近い割には
あまり大きな成虫で羽化しなかった(大きな蛹にならなかった)ということって
ありますよね?これ・・・蛹室を作る労力ってハンパないと思うのですよ。
大きな幼虫でも大きな蛹室やイビツな蛹室を作った幼虫は、あまり大きな蛹にならない。
ここらへんも大きな成虫を孵す、いろいろなヒントや注意事項が詰まっている
ような気がします。