クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
[01/22 NONAME]
[01/21 nsk]
[01/21 NONAME]
[01/20 nsk]
[01/19 NONAME]
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
ブログ内検索
アーカイブ
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
けっこー気になったりしませんか?
ボクの仲間ウチではあーんまりそーゆーハナシ。。
しても、他の笑い話で忘れちゃったり^^)もっとキョーレツなハナシがあったりで
随分時が経ってから思い出したりします。
まず、エサの種類ですよね?あと容器の大きさ、交換タイミングなんかが
話題に上りますが・・・あとは?遺伝??
ボクはあんまり大きさって遺伝性を感じないんです。(あっ!ノコの場合です。)
むしろ型。。カタチは遺伝性を感じることが多いです。
でもオオクワなんかで一本目で目を見張るよーな大きさになる幼虫なんかは
遺伝・・・・カンケーしているんだろーなー。。
さて、タイトルに話題を戻しますと、今回は本土ノコを中心に^^)
ハナシを進めます♪
ココ最近、面白いなと思っているのがエサの種類。
同じ銘柄のオオヒラタケに幼虫を投入しても大きくなる産地とそーぢゃない産地が
ボクのところでは存在しています。
伊豆大島産は大きくなるのが早いのですが対馬産は遅い。。
でも壱岐産はいわゆるノコの菌糸の食べ方。ぢゃ、関東産は・・・壱岐に似てるかなぁ?
ここにミシマイオウやクチノエラブといった亜種を加えるとまた違った食し方。
個体差もあります。ではマットだと??
マットだと顕著に違いが表れにくいです。平均的に大きくなるし・・・
まぁサンプルが少ないのでね。。戯言の域は出ませんよ^^)
容器の大きさは・・・・割り出した令にもよりますが、
やっぱ適切な大きさというのは存在すると思います。
大体割り出し後、♂♀構わず800に投入するのですが
本土ノコは最初500とかでもいいのかな?とか考えるときもあります。
で、その次は♂1400、♀800・・・ボクは大体こぉしてますねぇ^^)
最初の一本目はあんまり食痕が・・・少ないウチに交換しなきゃならない。
菌糸の場合は菌糸が劣化するほうが明らかに早いです。
マットは・・・・個体差を重視してるのかなぁ??けっこー初めから疎らに交換してます。
マットの場合はその時々の温度や湿度なんかでも変わっちゃうからなぁ。。。
幼虫が大きくなってるな^^)思う瞬間はマットでも菌糸でも容器壁面に幼虫が見えないとき、
まぁ居食いなんですが・・・ず~っと居食いを決め込んでボコッと穴が空いたように壁面に
出てきたときの幼虫はかなり期待します。菌糸の場合は食痕の出方が斑だったりすると
これもかなり期待します。ただ、本土ノコの場合、食痕が斑に出てくることは
あんまり観察していません。食痕が斑に出てくるときは幼虫が凄まじく大きいです。
あとは温度・・・ボクのとこでは3令中期までは温度高いほうが成績がいいんです^^)
26とか27℃ぐらいが成績がいい。あと通気・・・・ボクは容器の蓋とマットなり
菌糸の上部の間を空けることで調節しているのですが、他のクワより
多めに容量を取っています。ただ、マットの場合は乾燥も早くなるので
注意が必要です。水分についてはどぉなんだろ?
たま~に菌糸の水分量だと多いのかな?と感じることはあります。
糞がね。。。水分を多く含んでいるときが多々観察できるのでそぉ思っているだけなのかも
しれませんが・・・これはまだ観察の余地アリです^^)
ただねぇ。。。大きな幼虫=大きな蛹、成虫とは必ずしもならないのは事実です。
大きな成虫が孵る可能性が高くなってるぐらいに思っているほぅが
楽しめます♪
全然羽化しないわけではなくて、若干数は羽化してきます。
そこで報告なのですが、ノコやヒラタのように幼虫の飼育温度が高くても
大丈夫(といっても27℃ぐらいまでですが・・・)な種類・・・
羽化時の温度が下がっていると羽化不全が起こりやすくなることが観察できました。
羽化時、14℃だと影響が出るみたいです。。。
特に大型は影響大でうまく上翅が伸びなかったり、頭部やアゴの薄皮が残ります。
ボクは前蛹、蛹の期間は温度の低いところに置くのですが
(時間はかかりますが、前蛹の段階で温度を下げるとアゴの長い蛹に変態
する確率が上がります。蛹の段階でも成虫の外骨格が形成されるとき
アゴが構築されるであろう部分のギリギリまで外骨格が形成されることを
観察しています。)羽化時は温度を20℃近辺のところに置いたほうが
いいのかもしれません。
ボクのムシベヤはエアコン22℃設定で床付近16℃、天井付近が24℃くらいまで
の温度幅ができます。(あとこの付近は何度、あそこは何度というのもありますが・・・)
ただ冷虫の中は20℃恒温に設定してあります。しかし、冷虫の場合はセンサーで
冷虫の内部温度を安定させるわけですが、若干のタイムラグは否めない。。。
そのタイムラグの間に羽化を開始した個体が・・・・
そんなにサンプル例が多いわけではないので(多くないに越したことはない。。。)
絶対というわけではありませんが、もしその種類における低温で飼育されているかた、
ちょっと気にしてみてください。。
個人個人で飼育できる頭数というのは違うのでしょうが、
種類別、産地別で飼育する場合、やはり限度が出てしまいます。
ボクは1種類10~16ぐらいがベストかなと思っています。
サイアクのことを考えても3ペアはできるかな?という数字です。
では、どぉやって産卵数をコントロールするか?
ここでは飼育品をターゲットにハナシを進めていきます。
ノコはばらまき産卵なので、ある程度の底面積のあるケースを使ったほうが
産みはいいです。
本来なら中ケース程度の底面積があったほうがいいのですが
ここを小ケースを使います。
で、交尾を最低でも3回は確認した♀を投入します。
交尾回数ですが、ボクの飼育経験上では交尾回数の多い♀のほうが
孵った幼虫の♂♀のバランスがいいからです。
逆に一回の交尾だとセット一回目は♀が多い傾向が強いのです。
(これはボクの飼育経験上のハナシです。学術的な裏付け等がないので
あくまでもハナシとして書いています。)
小ケースで産卵セットを組む場合は、マットを固詰めオンリーで材は入れません。
先ほども書きましたが、ばらまき産卵ということはある程度の範囲を徘徊するという
ことになるので、徘徊できる容積の確保を優先するためです。
それでも♀によっては狭いスペースに短期間でけっこうな卵を産む個体もいるので
セットを組んでからの観察を注意深く行います。
あまりショックを与えないように心がけ、セットを組んだ3日後ぐらいに
ケース壁面、底面を覗き込みます。
ひとつでも卵を発見したら、また3日後ぐらいに同様の観察をします。
そのとき、ゼリーの減りも確認しておきます。
ノコ♀は徘徊して卵を産んでは上に上がり、ゼリーを舐めてまた潜ります。
(個体差があります。潜りっぱなしの♀もいますので・・・)
ケース壁面、底面に卵が3つ以上見えたら、♀を取り出す算段を考えます。
(3つはあくまでも目安です。)
ここからは毎日ケースを観察したほうがスムーズに♀を取り出せます。
で、上に上がってきた♀を捕獲します。
期間的にはセット時期にもよりますが・・・
初夏にセットした場合は2週間、初秋~秋はもう少し時間がかかると思います。
あと管理されている場所の温度が低いと産みが遅くなるので考慮に入れておきます。
大体このときの♀はまだ元気ですので、通常成虫を管理しているように
管理します。取り出し後の♀には高たんぱくゼリーではなく、
どちらかというと水分の多いゼリーを与え、そのゼリーを完食後、高たんぱくに
切り替えます。これは、タランドゥスを飼育していたときにBONさんが言っていた
『産後って水分取りたくなるんぢゃない?』の言葉からで、ノコにもやってみたところ
けっこーいいみたいなのでずっとやっていることです^^)
あとはそのセットのみでヨシとするか、もう一度セットを組むかはお好み次第です^^)
割りと卵を産みきっていない♀は長生きなのである程度の期間はセットを組まなくても
大丈夫だと思います。一回目の割り出しをどのへんでするかにもよりますが、
『やっぱりもう一度産ませよう』と思いなおすのを
一回目のセットに幼虫が見え始めるまでに決定します。
ボクはその年ごとにメイン種を2種(アマミ系1種、本土系1種)設定するのが
クセになっているので、それ以外は一回のセットに留めています。
それでも1種あたり10~20のあいだ採れたとして、かける種類数となるわけです。
相当数の幼虫を飼育することには変わりはありません。
飼育スペースに幼虫を置く場所というのを決めてあります。
そのスペースに幼虫を飼育する一番大きな容器が入りきるようには
心がけています。それ以上になると自分のキャパを越えてしまい、
あまりいい結果が出ないことのほうが多いのです。
だから購入しても泣く泣くブリードを諦める種類もいます。。。
ただ、生き物ですので思うようにいかないのは事実です。
どんなに細かく見ていても、30から産んでしまう個体もいれば
その逆も然りです。
そんなこんなをいろいろ経験しながら楽しんでいます♪
パウダー状になったものが混在しているマットを使っているのですが
このようなマットを詰めるときは、あんまり固く詰めると酸欠等を起こすかも?
です。このブログを書き始めのころに、マットの詰めかたなるタイトルで書いたことが
あるのですが、どーもあの方法だと不具合が生じやすい。
微粒子チップのみで構成されているマットならあの方法は効果がありますが
パウダー状のチップ(もう、あれはチップではないな。。。)を中心に構成されている
マットを詰めるときは容器の口までマットを入れたら、トントンと容器の中のマットを
均して容積が減った部分にマットを足してまた均す。
で、マット天面をハンドプレスで整える程度で大丈夫だと思います。
パウダー状のマットは容器の中のマットを均すときにあんまり沈まない。
ここに追い討ちをかけるようにハンドプレスで固く詰めると通気に問題が出るみたいです。
微粒子チップで構成されたマットは均してもハンドプレスで抑えると
半分から3/2ぐらい沈むから、分かりやすいと思います。
あと、容器の口部分の空き具合なんですが1センチぐらいですと中で幼虫が食餌しながら
移動するときに容器内のマットが盛り上りフタ部分までマットが盛り上ってしまい、
やはり通気に影響が出るみたいです。1400や2000のブローの場合はネジ部分の下まで、
800は容器口部分から15ミリぐらいまでに留めておいたほうが具合がよさそぉ・・・です。
上記以外では水分量なんかも変えています。
これ書くと話も脱線するし、すご~く長くなってしまうのでまた今度^^)
とにかく、使うマットや環境でいろいろやりかたを変えています。というお話でした♪
ただいま、成虫のゼリー換えが終了。
一昨年になるんですね、去年ペアリングした成虫たちは・・・
いや、羽化が・・・です。 まだまだ元気です^^)
となると、足掛け3年目に突入ということになります。
国産ノコ飼育はカンタンとよく言われますが、これは産卵のことや
幼虫が丈夫という部分を指すような気がします。
産卵は、ワイルドからの産卵は確かにカンタンです。
ワイルドからの産卵の場合、時期的に考えても夏場。
ある程度のことを注意すれば産ませる確率は高いと思います。
幼虫飼育も羽化まで持っていくのは容易だと思います^^)
しかし、ブリード個体からの産卵は休眠期間や起き出しの状態が関係してくるし
大きな成虫を羽化させるとなるとハナシは別となってきます。
ブリード個体の休眠期間は個体で幅が出来ますし、起き出してからペアリング可能か
否かも個体差が出ます。これは同じような環境で管理していても個体差が出るのが
面白くもあり、ややこしくしているのも確かです。
本土ノコ系とアマミノコ系で違いが出たり、似通ったりするところもハナシを難しくしている
原因だったりします。
で、幼虫飼育でも1本目でぐ~んと成長する個体と3本目で体重が乗ってくる個体と
いろいろで(これ、同じ親から出ます。。)これも飼育者を悩ませたり・・・
あと同じ体重の幼虫でも蛹の大きさが変わったりと、データだけで云々と言えない部分もあり、
各ステージでの観察がモノを言ったりします。
最初のハナシに戻すと成虫の生存期間もいろいろです。
ボクの場合、ある程度の採卵でセットを解除してしまうので♀も産卵後でも
元気だったりするしね。
これは自分なりの結論なのですが、国産ノコ(アマミ系も含む)は普通種なので
それぞれの個体がおのおのの対応をしているため、定義にはまりにくいのだと
思います。そのため飼育者個人が持っているデータ以外のことが起こりやすく
採卵、羽化はなんとかいくが、平均的に大きな個体を羽化させたり、ギネスクラスを
羽化させることが難しいのだと・・・・
また大きく孵したときのデータと同じように再現しているつもりでも
実はそぉでなかったなんていうのもあるし・・・
去年はうまくいったけど今年はどぉも・・・・なんてのはよくあること^^)
今年のアマミはうまくいくといいなぁ^^)などとぼんやり考えながら書いています^^)