クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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 ノコを飼育していると困るのが幼虫の数。

個人個人で飼育できる頭数というのは違うのでしょうが、

種類別、産地別で飼育する場合、やはり限度が出てしまいます。

ボクは1種類10~16ぐらいがベストかなと思っています。

サイアクのことを考えても3ペアはできるかな?という数字です。

では、どぉやって産卵数をコントロールするか?

ここでは飼育品をターゲットにハナシを進めていきます。

ノコはばらまき産卵なので、ある程度の底面積のあるケースを使ったほうが

産みはいいです。

本来なら中ケース程度の底面積があったほうがいいのですが

ここを小ケースを使います。

で、交尾を最低でも3回は確認した♀を投入します。

交尾回数ですが、ボクの飼育経験上では交尾回数の多い♀のほうが

孵った幼虫の♂♀のバランスがいいからです。

逆に一回の交尾だとセット一回目は♀が多い傾向が強いのです。

(これはボクの飼育経験上のハナシです。学術的な裏付け等がないので

あくまでもハナシとして書いています。)

小ケースで産卵セットを組む場合は、マットを固詰めオンリーで材は入れません。

先ほども書きましたが、ばらまき産卵ということはある程度の範囲を徘徊するという

ことになるので、徘徊できる容積の確保を優先するためです。

それでも♀によっては狭いスペースに短期間でけっこうな卵を産む個体もいるので

セットを組んでからの観察を注意深く行います。

あまりショックを与えないように心がけ、セットを組んだ3日後ぐらいに

ケース壁面、底面を覗き込みます。

ひとつでも卵を発見したら、また3日後ぐらいに同様の観察をします。

そのとき、ゼリーの減りも確認しておきます。

ノコ♀は徘徊して卵を産んでは上に上がり、ゼリーを舐めてまた潜ります。

(個体差があります。潜りっぱなしの♀もいますので・・・)

ケース壁面、底面に卵が3つ以上見えたら、♀を取り出す算段を考えます。

(3つはあくまでも目安です。)

ここからは毎日ケースを観察したほうがスムーズに♀を取り出せます。

で、上に上がってきた♀を捕獲します。

期間的にはセット時期にもよりますが・・・

初夏にセットした場合は2週間、初秋~秋はもう少し時間がかかると思います。

あと管理されている場所の温度が低いと産みが遅くなるので考慮に入れておきます。

大体このときの♀はまだ元気ですので、通常成虫を管理しているように

管理します。取り出し後の♀には高たんぱくゼリーではなく、

どちらかというと水分の多いゼリーを与え、そのゼリーを完食後、高たんぱくに

切り替えます。これは、タランドゥスを飼育していたときにBONさんが言っていた

『産後って水分取りたくなるんぢゃない?』の言葉からで、ノコにもやってみたところ

けっこーいいみたいなのでずっとやっていることです^^)

あとはそのセットのみでヨシとするか、もう一度セットを組むかはお好み次第です^^)

割りと卵を産みきっていない♀は長生きなのである程度の期間はセットを組まなくても

大丈夫だと思います。一回目の割り出しをどのへんでするかにもよりますが、

『やっぱりもう一度産ませよう』と思いなおすのを

一回目のセットに幼虫が見え始めるまでに決定します。

ボクはその年ごとにメイン種を2種(アマミ系1種、本土系1種)設定するのが

クセになっているので、それ以外は一回のセットに留めています。

それでも1種あたり10~20のあいだ採れたとして、かける種類数となるわけです。

相当数の幼虫を飼育することには変わりはありません。

飼育スペースに幼虫を置く場所というのを決めてあります。

そのスペースに幼虫を飼育する一番大きな容器が入りきるようには

心がけています。それ以上になると自分のキャパを越えてしまい、

あまりいい結果が出ないことのほうが多いのです。

だから購入しても泣く泣くブリードを諦める種類もいます。。。

ただ、生き物ですので思うようにいかないのは事実です。

どんなに細かく見ていても、30から産んでしまう個体もいれば

その逆も然りです。

そんなこんなをいろいろ経験しながら楽しんでいます♪








 最近使っているマットは全部がフレークというより

パウダー状になったものが混在しているマットを使っているのですが

このようなマットを詰めるときは、あんまり固く詰めると酸欠等を起こすかも?

です。このブログを書き始めのころに、マットの詰めかたなるタイトルで書いたことが

あるのですが、どーもあの方法だと不具合が生じやすい。

微粒子チップのみで構成されているマットならあの方法は効果がありますが

パウダー状のチップ(もう、あれはチップではないな。。。)を中心に構成されている

マットを詰めるときは容器の口までマットを入れたら、トントンと容器の中のマットを

均して容積が減った部分にマットを足してまた均す。

で、マット天面をハンドプレスで整える程度で大丈夫だと思います。

パウダー状のマットは容器の中のマットを均すときにあんまり沈まない。

ここに追い討ちをかけるようにハンドプレスで固く詰めると通気に問題が出るみたいです。

微粒子チップで構成されたマットは均してもハンドプレスで抑えると

半分から3/2ぐらい沈むから、分かりやすいと思います。

あと、容器の口部分の空き具合なんですが1センチぐらいですと中で幼虫が食餌しながら

移動するときに容器内のマットが盛り上りフタ部分までマットが盛り上ってしまい、

やはり通気に影響が出るみたいです。1400や2000のブローの場合はネジ部分の下まで、

800は容器口部分から15ミリぐらいまでに留めておいたほうが具合がよさそぉ・・・です。

上記以外では水分量なんかも変えています。

これ書くと話も脱線するし、すご~く長くなってしまうのでまた今度^^)

とにかく、使うマットや環境でいろいろやりかたを変えています。というお話でした♪







 あまりにもぐぅたらとしていたので・・・・

ただいま、成虫のゼリー換えが終了。

一昨年になるんですね、去年ペアリングした成虫たちは・・・

いや、羽化が・・・です。      まだまだ元気です^^)

となると、足掛け3年目に突入ということになります。

国産ノコ飼育はカンタンとよく言われますが、これは産卵のことや

幼虫が丈夫という部分を指すような気がします。

産卵は、ワイルドからの産卵は確かにカンタンです。

ワイルドからの産卵の場合、時期的に考えても夏場。

ある程度のことを注意すれば産ませる確率は高いと思います。

幼虫飼育も羽化まで持っていくのは容易だと思います^^)

しかし、ブリード個体からの産卵は休眠期間や起き出しの状態が関係してくるし

大きな成虫を羽化させるとなるとハナシは別となってきます。

ブリード個体の休眠期間は個体で幅が出来ますし、起き出してからペアリング可能か

否かも個体差が出ます。これは同じような環境で管理していても個体差が出るのが

面白くもあり、ややこしくしているのも確かです。

本土ノコ系とアマミノコ系で違いが出たり、似通ったりするところもハナシを難しくしている

原因だったりします。

で、幼虫飼育でも1本目でぐ~んと成長する個体と3本目で体重が乗ってくる個体と

いろいろで(これ、同じ親から出ます。。)これも飼育者を悩ませたり・・・

あと同じ体重の幼虫でも蛹の大きさが変わったりと、データだけで云々と言えない部分もあり、

各ステージでの観察がモノを言ったりします。

最初のハナシに戻すと成虫の生存期間もいろいろです。

ボクの場合、ある程度の採卵でセットを解除してしまうので♀も産卵後でも

元気だったりするしね。

これは自分なりの結論なのですが、国産ノコ(アマミ系も含む)は普通種なので

それぞれの個体がおのおのの対応をしているため、定義にはまりにくいのだと

思います。そのため飼育者個人が持っているデータ以外のことが起こりやすく

採卵、羽化はなんとかいくが、平均的に大きな個体を羽化させたり、ギネスクラスを

羽化させることが難しいのだと・・・・

また大きく孵したときのデータと同じように再現しているつもりでも

実はそぉでなかったなんていうのもあるし・・・

去年はうまくいったけど今年はどぉも・・・・なんてのはよくあること^^)



今年のアマミはうまくいくといいなぁ^^)などとぼんやり考えながら書いています^^)


























 あると思います?^^)

大抵のものは大丈夫だと思いますよ^^)

ノコを菌糸で飼育すると最初のうちはあまり食べないのであれっ?とか

思っちゃうのですが、だんだんと食痕が広がって・・・

ボクは幼虫が早い段階で自分が成育できるスペースを図っているように

感じているので初めから大きなビンを使いますが

(なので多頭飼育してみたりしています・・・)

2令からの投入ですと500cc分ぐらいしか食べない。。。

(今回は試しに500ccにも入れています。)

おおっと^^)タイトルからハナシが脱線しそうになりました。。。

菌糸でまず思い浮かぶのはオオヒラタケ、ヒラタケ、カワラ。

ボクは主にオオヒラタケをノコに使っています。

理由は持ちがいいから^^)

オオヒラタケは急激な温度変化はよくないですが比較的高温にも

耐えてくれますし、うまく管理できれば長期間の使用もできる。。

先ほども書いたようにノコは菌糸に入れると最初のうちは時間が掛かるから

なるべく長い期間エサとしての役割を果たしてくれる菌糸がいいと思っています。

ちなみにヒラタケやカワラでも大きくなりますが、ボクの飼育ペースには

オオヒラタケが合っているかな?と^^)

あと菌糸のメリットって水分量が安定するっつーのもあります。

樹種はあ~んまり気にしません。

今使っている菌糸は(というかきのこ屋さんは)クヌギベースのものが安定して

入荷するのでクヌギベースのオガのものを使用していますがブナベースでも

クヌギベースでも大差ないように感じています。

銘柄は・・・・これも気にしないかなぁ。。。

なるべく同じものを使うようにはしているんですけど、これは環境を整えやすいという

意味合いのほうが強いもんな・・・

以前と比べて随分安価で入手できるようになったのも嬉しい限り^^)

よくノコは2次発菌させてから熟成したもののほうがよいと言われていますが

確かに3令初期ぐらいで2本目に交換するときはそのほうが幼虫が落ち着きます。

あとのステージはあんまり気にしなくてもいいかもしれません。

蛹化前での交換のときは敢えて詰めてから2週間とかのビンを使うこともありますしね^^)

実際のところ、最初のうちはマット飼育のほうが生育が早いのですが

成虫に羽化するのは菌糸で飼育した個体のほうが早いことが多く、(ウチではね♪)

そんなに菌糸だからマットだからと気にしなくてもいいのかなと思います。

どちらのエサでも大きくカッコヨク綺麗に羽化してくれれば結果オーライなので♪

飼育者の楽しみという部分が大きいかもしれません^^)









 今期のノコ飼育は菌糸がメイン。

何故かというと今まで使用していたマットの入手が困難になったからで

現在いろいろなマットを試している最中なんです。

もちろん、以前から使用していたマットがとてもよかったので同じようなマットを

作ってみようという試みもあります。

で、いろいろなマットを試していて実感として感じるのは

あ~んまりいろんなものが入っていないほうがいいな・・・ということ。

いろんなものが入っていると安定しにくい。。

完全乾燥しているものは別ですが、水分を含んでいるものはここに加水すると

また不安定になったりして・・・けっこう神経を使います。

国産ノコの場合、マットが合わなかったりすると中歯や小歯で孵ってしまうことも・・・

(しかも時間が掛かる。。)

マットの発酵度合ってマットの色やニオイで判断すると思うのですが、

色については黒くてもコゲ茶でも大丈夫みたいですねぇ。。

ただニオイは・・・嫌なニオイはダメです。。。最悪な結果を招くことが多い。。。

嫌なニオイがする場合は発酵途中の場合が多く、添加が多いほどそのニオイが

キツイ場合が多い。。そんな状態のマットに加水して幼虫を入れてしまうと・・・・



事実、製品として売られているマットはその製造期間や物流の関係上

発酵途中で袋詰、販売されてしまうのも少なくないように感じました。。。


これらのマットを手にした場合、すぐには使用しないで2週間~1ヶ月

ビニール袋にコバエが入れない程度の穴を片面8~12ぐらい開けて

様子を見ます。袋を開けてもまだ嫌なニオイがするようでしたら

天日にさらしたり、大きめの発泡スチロールの箱に移して

さらに一週間ほど様子を見ます。なるべく空気にさらすのがいいみたいです。


これでだいたいのマットが安定してくるので大丈夫だと思います。


あとは自分が飼育している環境に合わせる(もしくは環境の状態を変化させる)のですが

これは時間が掛かります。

実際のところ、ほんの数ヶ月でそのマットの善し悪しが分かるワケでもなく

やはり幼虫を成虫に孵してからあーだこーだとするしかないのかな?

とも思います。

自分が置かれているところの時間の流れがとても速かったりすると

気の遠くなるよーなハナシでもあるのですが、こればっかりは

クワの成長サイクルに合わせるしかないんだよな・・・

と自分に言い聞かせたりするのでした^^)










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