クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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何をいまさら・・・とお思いでしょうが。。
いくら温度管理をしているからといって影響が出ないわけではなく。。。
本来起きださないハズの個体が起きたりしているのです。
画像のトカラは諏訪之瀬産、7月羽化。サイズは70ぐらい。
(まだしっかり測っていません。)
本来ならまだタッパーの中でスヤスヤ・・・なのですが。。
起きています。ゼリーも若干ですが舐めます。
今度のクワタフェスタに出品予定。♀は起きている個体と寝ている個体との
トリオ販売の予定。
トリオにしてはお値打ちにする予定ですが購入後の観察が必須です。
このような個体は購入後、ご自分の環境に置いてから
じっくりと観察が必要です。その環境の温度が低い場合は、また寝ますから。。
特に♂は気持小さめのケースに成虫管理用のマットを深めに入れて
ゼリーも入れときます。ゼリーに口にせず、マット深くに潜り込んだら
寝る可能性大です。
絶対にやっちゃいけないのはスグのペアリング。
DVになる比率が高いです。。。
とにかく、よ~くクワを見てもう大丈夫と確信してからペアリング、産卵の
ステージに移行することをオススメいたします^^)
ハラボテ。。。以前、ある著名なかたとその話題になって
『蛹室を作るビンの中の硬度がモンダイ。。』という結論で
そのときの会話は終わったのですが。。。
確かにそぉなんです。よく菌糸でノコを飼育するとハラボテが出やすい。。。
これも確かに多いです。。蛹化のとき菌糸に入っていると菌糸の劣化状態で
菌糸が(オガが)柔らかくなってしまうのでハラボテが出やすい。。
先の会話と一致します。
羽化直後、クワの腹部分は上翅から大きくはみ出しています。
だんだん体液(?)を放出しながら上翅に収まってくるのですが・・・
このときの収まり具合ではみ出す場合が多いと思うのです。
大きな成虫に孵っているんぢゃ?と思われる個体を待ちきれなくて
(ホントはいけないことです。。。)取り出してしまい、タッパーなどで管理。。
このときに腹が上翅に収まっていないときにこのような行為に及ぶと
起こりやすいです。。。ハラボテ。。。
要は蛹室を構成するための周りのマットなり、菌糸が柔らかいと
蛹室も必然的に出来が悪く(柔らかく)なってしまう。。
そーすると羽化時にうまく腹が上翅に収まりにくくなっちゃう。。
あと、数多く飼育していると目が行き届かなくて今書いていることが
気づかなくて出やすくなる。。というのもあります。
2009年度、オキノコが爆産してその全てを飼育したときは
オキノコからハラボテ個体(特に♀)が多かったです。
もちろん高栄養だからというのもあるのかもしれませんが
今期の飼育では飼育数を前期より少なくしたので、そのような個体が
少なかったのも事実です。
よく捨てビンというけれど、しっかり羽化まで持っていくには
必要なのかもしれません。
まぁいろいろと・・・絶対にそぉなんぢゃないな。。。っつーことってけっこうあって。。
今回はエサを入れる容器の容量の話し。
雑誌等々で読む飼育記などで容器の容量について表示が明記されていますよね?
例えば 300プリンカップで3令までひっぱり、800cc⇒1400ccで羽化まで
みたいなさ。。^^)
ボクは飼育ではプリンカップは使わないので、500か800。
だいたい800が多いけど。で、お次が1400。(♂の場合)
で、1400。ここで蛹化してくれればいいのですが、もう一本っ!てときありますよね?
だいたい1400に入れるのですが、たま~に間に合わなくって800に入れることがある。。
これタイミングがすごく大切で、徘徊前に800に入れるとあ~んまり暴れないで
蛹化することが多い。。あと3本目で暴れまくったヤツ。。。
おとなし~く底で落ち着いてくれる。
このときのキーワードは低温。温度が高いと容量に関係ナシに暴れちゃうから。。。
でもたま~になんだけど、500⇒1400⇒3000で羽化まで持っていくのが
大きくなるのかな?と考えることもあります。このときのエサの種類は
500と1400は菌糸。3000はマット。3000に入れるマットはかなり引っ張るので
マット自体の安定度と温度を低めに保つのがキーワードです。
話しを戻しますが、800で羽化させる場合は70ぐらいがギネス?と言われる種類です。
80越えるんぢゃ?と思われる種類は直径が足りません。
(ボクの使っているブローではです♪)
国産ノコは土中深くに蛹室を作ると言われています。
3令中期ぐらいまでは菌糸を食べさせてモリモリ太ってもらって
3000のマットは幼虫をビン3分の1ぐらいのところに入れて温度を低くして
土中の深いとこに行ったとカンチガイ(実際でも、ちょっと潜らせる)させられれば
一番太った状態で小さな蛹室を作らせることができれば^^)
大きく羽化してくれるんぢゃ?とか・・・・
思ってしまうのです^^)
2009~2010にかけてのノコ飼育はトカラが中心だったのですが、
羽化時に、『あっ!これぢゃないの?』ということが多数観察できたので
アップしとこうかな^^)と・・・
トカラの色はその時々の蛹室内の湿度で変わるんでは?と思えることが多々ありました。
今回のトカラ飼育は、中之島と諏訪之瀬島産のトカラを飼育したのですが
諏訪之瀬が爆産したため、中之島の採卵を制限しました。
そのため、どぉしても中之島産のほぅに目がいってしまいます。
中之島産は蛹化してから人工蛹室に移したり(これは蛹化したビンの状態で・・・)
と、いろいろ手をかけました。対する諏訪之瀬産は数が多いため、人工蛹室に
移したほぅがベターと思ってもそのまま放置。。。
中には乾燥が激しいのでこのままでは。。。。といったブローもあったのは事実。
人工蛹室に移しても、そのまま何もせず羽化まで持っていった。。。
(普段は人口蛹室に入れたからといっても、水分補給等のメンテはします。)
なんてのが多かったのですが、そのような個体のほぅがキレイな色で羽化しています。
そぉ^^)蛹室内が乾燥気味のほうがキレイな色で孵ることが多く観察できたのです。
ボクが飼育するのは一回に多くて一種類50ぐらいなので一概に言えないのは
解っていますが、もしいろいろなことでキレイな色で孵らない等がございましたら
一度試してみるのはアリかもしれません^^)
そのときの温度はなるべく一定のほぅが良い気がします。
急激な温度変化は湿度の変化も振れが大きいので避けられるのであれば
避けたほうがいいと思います。
黒化型については遺伝性はあまりないかもしれません。
これも一回の累代だけなのでどぉとも言えませんが、黒い♂と♀をかけても
黄色い個体は出ましたし、黄色い親どうしをかけても黒い個体は出ました。
出現率の20%というのは言い得て妙^^)な印象で中之島産の黒化型は
そのくらいの率で羽化してきました♪
諏訪之瀬産ではマックロというのは出ませんでした。逆に中之島産を彷彿させる
黄色に近いオレンジが出たのは嬉しかった!
諏訪之瀬産と中之島産ではアゴのカタチに特徴が出ます。
また色で言うと中之島産は頭部が黒い(黒の比率が多い)個体が多いのですが
諏訪之瀬産は色のキレイな個体は頭部に浮き出るオレンジの比率が大きいのも
面白い特徴でした。トカラはサイズが大きくなったからといって色に変化が出る比率は
あまり高くないと思います。また次回も大きくてキレイな個体を羽化させられるよーに
ゆる~くガンバロっと^^)