クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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 大事なクワは(全部大事だけど・・・)

ぶっちゃけ、希少産地とかレア種なんてゆーのはどーしても

VIPになってしまいます。。。そんなクワたちの休眠管理。

ボクは1.5ℓのクリアボトルに成虫管理用のマットを5センチぐらい入れて

その中央に少しくぼみをつけてクワを置きます。

で、マット全体に被せるよーに濡らしたキッチンペーパーを置きます。

マットの加水量は活動しているクワよりも若干多めです。

まず、クワが落ち着きます。休眠中に体液を放出しますが

これもマットの色が変わってくるので目視で確認できます。

あとね、購入したりいただいたりってしたときに

羽化日だけで見るともうそろそろ活動しだすのでは?と判断に迷ったとき

同じ方法で管理すると休眠しているクワは個体の周りのマットを取り除き

コクーンのようにして寝ています。この状態を確認できたら

自分のところで羽化した個体と同じように管理します。

活動しだすと自分で動き出すので活動開始がわかりやすい^^)

本当は全部のクワをこーしたいのですが、なんせ場所とコストがかかります。

なので、さっき言ったような大事なクワ、自分とこにあんまりいないクワのみ

このような管理をしているのです^^)


 いつも次回と書いて書いた試しがないので

今回は今日書きます^^)あくまでもノコで・・・・^^)

♀などが早期羽化。♂がニョロ。。。なんてのはノコでよくあることです。

いわゆる羽化ズレです。これ♀が秋口の羽化ですとそのまま休眠してくれるので

うまくいけば♂と活動期を合わせることも可能なのですが、初夏羽化ですと

♀が活動してしまい、♂はまだニョロ。。。

同じ種類、同産地を累代して何代目なんてときはうまく合わせることができるのですが

ニョロで初めて購入。頭数も少ない。。。なんてときは焦りますよね^^)

そんなときは羽化した個体を冷蔵庫などの低温を維持できる場所で管理すると

寝てくれます。ボクは一年くらい寝かせたことがあります。

最近は累代を重ねているので冷蔵庫管理はしていませんが、当時は簡易冷蔵庫を

ホームセンターなどで安売りしているときに購入して、それに入れていました。

通風口から出る冷気は相当低いので個体を入れたタッパーを新聞紙などでくるんで

冷気が直接当たらないようにしていました。そぉしないと死んじゃったりするからね。。。

では、その低温管理していた個体をどぉやって起こすか・・・

ボクの経験を書きますので、個体は羽化後一年という設定で話を進めます。

まず、常温の場所に個体を入れたタッパーを置きます。

このときクワの状態を見ておくといいと思います。多分、生きてるのかな?と

思うハズ^^)ゆ~っくり触覚や脚を動かす程度だと思います。

ボクは大体この時期(4月~5月)に起こしていました。そぉすると常温が

15℃~23℃ぐらいの幅があると思います。もちろん直射日光が入る場所はだめです。

タッパーの中にはキッチンペーパーを湿らせたものを入れておきます。

乾燥に気をつけて2、3日様子を見ます。このとき心配なら

成虫管理用のケースに移して同様なことしてもいいと思います。

(これ・・・ケースに移したほうがムレなどの事故は少ないです。)

この時期は日中は気温が上がり、夜は下がる場合が多いので

日中の温度の上がりすぎには気を配るといいと思います。

(仕事などで家を空けるヒトがほとんどだと思います。

家にいるかたに頼むか、それができない場合はあまり温度変化の少ない

場所で管理するほうが無難です。)

この温度変化はけっこう大切だと思っています。この温度変化に反応して

起き出すのかな?と思うことしばしばです^^)

(これは寝てる子を起こすときも同様です。)

タッパーに入っている個体は中のキッチンペーパーをボロボロにしますし、

ケースに入っている個体は活動した痕跡がケース内に観察できるハズです。

ただ、低温管理していた個体は活動の痕跡を確認してすぐにゼリーを舐めさせると

早死にする個体が多いのです。これはカラダの中は完全に活動していないのかな?

と思っています。ボクは活動の痕跡を確認した後、2週間ぐらいはキリフキのみで

管理します。このときはもうムシベヤに入れています。

で、起こしたクワにゼリーを舐めさせてみましょう。

起きていれば、動きも早くなっているし、それこそゼリーの舐め方もハンパではありません。

温度変化が少ないムシベヤで起こそうとすると活動の痕跡が確認しずらいのと

時間が若干ですが、かかったような記憶があります。

もちろん、ペアリングする相手に合わせて起こすわけですからこの時期が一番適している

とは思っていません。ただ自然の温度変化をうまく活用して起こしたほうが結果がいいので

そぉしています。

起こしました。ゼリーは舐めだしました。相手も活動しています。

ぢゃあペアリング。。。これはちょっと待ちましょう。

ゼリーを舐めだしてから1ヶ月ぐらいはペアリングしないほうが無難です。

これはボク個人の見解なのでアテになりませんが、♂も♀も

生殖行動に必要なものはある程度は出来上がっているのでしょうが

行動に移すにはまだ完全な状態ではないんぢゃないの?と思っているのです。

野外では外界に出るまでに時間が掛かりますが、飼育の場合、その時間がないわけです。

ノコは土中深いところに蛹室を作ると言われています。土中から這い出る間に

カラダが完全な状態になるのかな?と思っているんです。それでも野外で

出てきたばかりかなと思う個体はボンヤリしているような印象を受けるし、

ライトを当てるだけでビックリして木から落ちるし・・・

だからある程度の刺激や時間が必要なのかな?と考えるのです^^)

話を戻しますと低温管理していた個体をペアリングまでに掛かる期間は

約1ヶ月半~2ヶ月かかります。後々のことを考えてもやはり、3月、

遅くても5月の上旬ぐらいまでに起こすのがいいのでは?

個体のサイズ、♂と♀によっても起きだしの期間は変わりますので

付け加えておきます。後、羽化から割出しの期間でも変化が見られますので

期間については目安として考えてください。

(ボクが低温管理したのは本土ノコです。)












 さて先ほど徳之島のことを書きましたが

昨日、ボクの住む横浜は非常にいいお天気で暖かかったのです。

先週はまだコートが必要というくらいでしたので、この温度差は寝てる子に

影響が出るかな?と思ったのです。

で、なんでトクノシマなの?という疑問符が出ると思いますが、

理由はサイズが小さいからです。小さいほうが起きだしが早いのです。

これは♀のほうが羽化日が後なのに先に活動を始めるということと酷似します。

まず、休眠中のクワはクワのサイズに合わせたタッパーやルアーケースなどに

湿らせたキッチンペーパーなどを抱かせて保管していますか?

上記のような保管でしたら抱かせているペーパーをボロボロにし出すと

起きだしのサインです。そぉしたらケースに成虫保管用のマット、止まり木などを入れて

クワをケースに移します。

活動中の成虫たちと同様な温度帯で保管していたクワはゼリーを舐めさせて

みましょう。大体のクワはクチのブラシを出して舐めだします。

そのまま1日2日様子を見てみます。ケースのどこかにおしっこを飛ばしたあとが

あったら『活動を開始し始めた』と判断していいと思います。

ただ、活動を開始したと判断していきなりのペアリングはしないほうが

いいと思います。悲惨な結果を招く確率は高いです。

あとノコは環境を急激に変えるとほとんどの個体が暴れてケース中を徘徊します。

落ち着くまで根気よく待って、それからゼリーを入れましょう。

活動を開始し始めたノコは動きが素早く、目でモノを判断できるようになるみたいです。

指の動きに敏感に察知します。脚の力も相当強くなるし、アゴの動きも段違いです。

そのまま一ヶ月ほど成虫を楽しんでからペアリング、産卵セットを組んだほうが

いい結果が出ると思います。

冷蔵庫等で低温管理していたクワの起こし方はまた別の方法です。

またの機会にそちらもUPしたいと思います。



 大きくなると思います?

何本目のビンなのか?令でいったら何令なのか?とか・・・



って悩みますよね?期間とかは・・・?



ひとつ判っていることがあります。

2本目のビンでそのまま蛹化させようとして放置すると

大きくならない。。。あとタイミングを逸してしまうと放置したビンほどでは

ないのですが、やはりギネスクラスには届かない。。。

なんでだろうね。。。??

例えばさっ^^)ニョロがまだ青い部分が残ってる個体は判るんですけど

クリーム色になってる個体はもうあまり食べない。。。とは限らないか・・・

なんか3本目、蛹化用のビンってけっこう大事だったりして^^)





 明日は日ノコ研のオフなんで

ちこっとマジメに・・・^^)

マットは菌糸に比べると食べた跡や劣化の具合が判りにくい。。。

何故か?色が変わらないから・・・

でも画像をよく見てください。

この画像の中には先週詰めたビン。要交換のビン。種類の違うマットを詰めたビンの

3種類が確認できます。

マットも明らかに色が変わります。あと食べた跡も判ります。

あと乾燥していることも目視できます。

以前、マットをある一定の期間で交換しているのではなく個々のビンの状態で

交換していると書いたことがあります。

例えば、12月に詰めたビンでも状態がよければ引っ張りますし、

2月に詰めたビンでも交換が必要なら交換します。

マットは加水の具合、詰めかた、置く場所(温度)、通気、ニョロの状態で

マットの状態が変化します。これは菌糸でも同じこと。

マットは適量を越えた加水は状態を著しく悪化させますし、詰めかたが過度に

固く詰めると酸欠等のニョロにとって悪影響を及ぼすし、温度が高いと

再発酵等から劣化速度は早くなります。(ニョロも暴れるしね。。。)

あーんまり通気をよくしちゃうと乾燥が激しいし・・・

あと最近感じているのですが、ニョロによって劣化の早いビンがあります。

これニョロに入っている共生バクテリアが影響してんのかな?なんて

思いを起こさせる出来事ではあります。

ボクが一番気にするのはニョロが居食いしているかどうかで

居食いしながら少しづつビンの底を周回して上に上がってくる状態を良しとしています。

で、ビン中央よりちょっと下あたりで中のマットを上下分断するように食べだしたら

交換を視野に入れだします。大体、週末にビン交換を行うので

その週の急激な温度変化を気にします。

これ、急に温度上がるといきなりニョロが暴れだしたりするので、そぉなる前に

温度変化の少ない場所に移動させるとかエアコンの温度設定や風向きを変えたりして

ビン内の温度とか状態を安定させるようにします。

まぁ、ここを見過ごしたからといってどぉとゆーことはないのかもしれませんが

ピンポイントでの管理の繊細さが大型個体の羽化に繋がるのかぁ・・・

と思っているのでしょーがありません^^)

もちろんマットの状態も少しでも長い期間いい状態で維持できるのでは?

とも思っているのです♪

ニョロにとってビン交換はストレス以外何者でもないので

できるだけ交換は少なめのほうがよい。

だからといって悪い状態ではもとも子もありませんので

こんな考えが浮かぶのです^);







material by:=ポカポカ色=