クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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クワではなく、クワが掴まっているキッチンペーパー。
画像左はオキノコ。ボロボロにしています。右はアマミノコ。
体液を放出してキッチンペーパーの一部を黄色くしていますが、
(画像には映っていない。)まだボロボロにしていません。
オキノコはもうプラケースに移してゼリーを与えてみてもいいででしょう。
活動している成虫たちと同じ温度帯で管理していたクワなので。
活動を開始し始めた♂の力を侮ってはいけません。
この画像を映すときに気がついたのですが、一頭逃げています。。。
あんまりこの状態で放置しておくと、逃げたり、餓死したりするので
ケースに移してゼリーを半分に切ったのを置いて、そっとしておきます。
食べれる子は勝手にゼリーのほうに向かっていき、クチのブラシを出しますので
ここはクワの自由にしてあげます。
休眠期間は、同じ種類の亜種でもサイズ、亜種別で期間やクセが違います。
もちろんサイズの大きいほうが休眠期間は長いですし、起きだしてから
活動を開始する期間も長いです。
あとアマミノコのグループ。原名亜種(アマミノコ)は休眠期間が長いような気がします。
オキノコは比較的、起き出し、活動開始が解りやすいかもしれません。
個体差でバラツキがありますが、画像のような起き出しの特徴をハッキリ示す個体が
多いので飼育者を惑わせないと思います。
ボク的には南西諸島系よりも本土系のほうが起き出しや活動開始に注意しています。
アマミノコは南西諸島系のなかでは解り辛いかもしれません。
飼育している環境や温度で左右されることも事実です。
前蛹。前蛹になる前は?蛹室を作る。はて?その前は?
蛹室を作るところを探すんです^^)
野外では土中深く潜るといわれています。
それを1.5リッターのブローの中でその行為を行うわけですから
グルグルと徘徊しているように見えるのは当然のこと。。。
ところがこれ、♂に多く見られて♀はあーんまり確認できません。
♀は野外において材の中に蛹室を作ることもあるので
必要ないのかもしれません。あと♀の形状から考えても出てこれそぉだしね。。。
で、そのタイミングですが過去の観察例からですと
急激に温度の上がる日。それまで居食いを決め込んでいたニョロがグオっと上に
上がりだします。そのまま放置しておくと徘徊しまくります。
(これ、菌糸だと確認しやすいです。)
では徘徊を止めるには?
菌糸にしてもマットで飼育していてもビン交換して
管理しているところの一番温度の低いところに容器を移動します。
このときのエサはボクはマットオンリーにしています。
蛹室を作ることを前提にしているので産卵セットを作るがごとく
底からガッチガチに詰めます。
ニョロを入れる穴はビン中央まで、ビンの肩口まで固く詰めて
上はふんわりマットを被せます。(乾燥防止の意味合いが強い。)
一番いいのは徘徊する前にビン交換。そのとき低い場所に移動する。
でもビン交換のタイミングを見誤るとただ単にニョロの期間が長くなるだけですが。。。
この徘徊をしたニョロは体重が落ちるのは明白でイコール蛹のサイズが小さくなります。
すなわち成虫のサイズが小さくなってしまう。。。
せっかく大きく育てた幼虫です。最後の段階で小さくするのはもったいない^^)
そのままニョロが土中深くに潜ったとカンチガイしてくれることを祈ります^^)
カンチガイしてくれたニョロはビン側面に蛹室を作ることはまれで大体目視で
確認できません。疑い深いニョロは少し徘徊して側面に蛹室を作ったりはしますが^^)
そのまま放置を決め込みましょう。
ここらへんは飼育のスタンダートとされるオオクワガタの飼育と違う部分だよな。と
認識しています。ただ温度が低いと前蛹から蛹に変態して蛹の中身が構築される
時間がかかります。大体の期間で割出したりすると羽化間近の蛹を掘り起こして
しまったりするので、ここはのんびり構えているほうが無難です。
ボクは温度が低いほうが蛹の中身(成虫になる部分)
の構築が隅々まで行き渡る(?)と思っています。
アゴの先がクンと前にでっぱるというか^^)
あとは乾燥には気を配ったほうがいいかもしれません。
ビン上部からキリフキすることもありますし・・・
あまり刺激を与えないほうがいいことは確かですが、あんまり乾燥させすぎると
アゴが異様に細かったり、フセツが出来上がらなかったりという羽化不全を
招きます。あともう少しというところをキッチリできるとキレイでカッコイイ個体が
羽化してきます。思い描いた個体が蛹室を割ったときにアゴを振りかざすさまは
クワ飼育の醍醐味のひとつではないでしょうか?
銘柄は孵化から羽化まで同じ銘柄で通すとか、
あーんまり気ぃ使わないよっとか^^)いろいろ遊んでるよとか・・・
ボクは飼う種類によって使いわけたりします。
が、管理は大変です。で、差が出るの?というのがあると思いますが
これはマチマチです。ただ、ステージによってはちょっとイタズラしたりして
結果がよかった!なんてことはあります。
実際のところ、マットの善し悪しだけでサイズに影響が・・・・とは思えないですしね♪
ただ、マットの状態で温度とかは下げたりします。
明らかに再発酵を袋の中で起こしている。。使わないのが一番いいのでしょうが
そぉも言ってられない。。。もちろん、天日にさらしたりして安定させる。
未発酵のフレークと混ぜてフタをキッチンペーパーで・・・・なんてことはやりますね。
あと、敢えて添加剤が多分に添加しているであろうというマットを購入して
添加剤の少なめのマットにふりかけをかけるようにほんの少量混ぜるとか^^)
ノコに限らず、産卵のときは微粒子で添加剤が少なめのマットのほうが産みはいい。
で、そのマットで最後まで飼育するのが無難といえばそぉなのですが
グンと成長する時期に一癖つけたマットが好結果を生むという事実は否めない。
だからアレコレ試行錯誤したり、初心に戻ったりしてるから飽きないで続けていられるのも
事実^^)
この銘柄のマットをこの温度で加水量はこのくらいでというのはあくまでも目安。
その時々で飼育スペースの環境は違うし、マットだって確率の問題で安定している
というだけで綿密にいってしまえば、同じモノは2つとない。
加水量だってその日によって変わると思うしね♪
あとニョロの状態^^)これが一番大事なことだしね♪
だからよく言うことなんですが、
『ボクと同じようにしても同じ結果が出るとは限らない』
ただ極端な変わり方はしないとは思います。
でも大きなサイズを狙っていくとやはり、自分でも同じやりかた(のつもり)
でやっていても結果はその都度違うから^^)
だから続けているのかもしれないけど・・・・^^)
実にキレイに作っています。
決していい状態とはいえなかったのですよ。マット。。。
ドルクス系のクワの蛹室はいつ見ても
『キレイに作るなぁ~』と感心させられます。
市販の人工蛹室はドルクスの蛹室をベースに
作っているよね?
ノコの蛹室と微妙に形が違うのも観察できます。
ボクは人工蛹室を作るとき、必ずその蛹が入っていた蛹室を
よく見てから人工蛹室を作ります。
でもまるっきり同じようには作りません。
人工蛹室は縦の長さを倍ぐらいとります。
こぉしないと何故か羽化不全になりやすいのでそぉしているのですが
原因はわかりません。オリジナルの蛹室からヒントを得るのは
中の楕円状部分の角度です。これは種類、個体によってさまざまなので
オリジナルの蛹室を手本にします。
特に大型の種類、個体差で大きかったりすると角度の付けかたで
頭が起こせなかったり、上翅の付け根の▽付近に加重がかかるのか?
付け根からすぅ~っと羽パカになったりします。
人工蛹室の場合、水分も大切です。
あんまり乾燥させすぎると羽化時に上翅が伸びきらずに上翅の先端が
閉じない羽パカになりやすかったり、水分過多の場合は羽化不全のひどい状態
(上翅がグチャグチャの状態、しかも暴れる。。。)
になったりするので要注意です。
あとオリジナルの蛹室の横幅より、1、5倍ぐらいの横幅を取っておいたり
はします。
本来はオリジナルの蛹室で羽化。自分で蛹室を壊したところで割出し。が、
一番理想的です。
そんな状態が維持できるような飼育を心がけたいものです^^)
何故か?
休眠をしっかりさせないと産卵に影響が出るからです。
あと羽化後、割出しが極端に早かったりすると休眠の期間が一定でなくなったり
やはり産卵に影響が出ます。
これは♂も♀も同様で、♀のほうが個体のサイズが小さいため、影響の出方が
小さいように感じます。対して♂はサイズが大きいほど影響が出ます。
休眠期間も大きなサイズのほうが長いです。
なのである一定の期間、休眠させたからといって
すぐに産卵セットにまわしたりしないほうが無難だと思います。
あと羽化後の管理温度。これも極端に高い温度の場所だと暴れたり、
個体によっては羽を広げて飛ぼうとすることは何度か経験しています。
こぉなってくると飼育者は起きたとカンチガイして、すでに活動しているほかのクワ
と同様の管理をします。で、ペアリング。産卵となるわけですが
産まない、孵らないとなるわけです。
ノコは無精卵を産みます。
一度、ブリードもののトカラを産卵させて、ケース側面に卵が見えてるのに
結果はボウズ。。。という経験があります。
原因は羽化日でもう活動するであろうと判断したため。
大してゼリーを舐めていない♂をペアリングしてしまった。etc..
しかし完全に活動を開始、充分に成熟した個体を使い、ペアリングもしっかり
行った♀でブリードすると凄まじい数の卵を産みます。
これはこれで大変なのですが、このような♀ですと小さなケースでも
20~は採れてしまうので慣れてきたら、飼育種が多いかたなどは
小さなケースで短期間の産卵セットを組むことが可能です。
昨年、羽化した個体群がそろそろ活動を開始しようとするこの時期。
今年は暑かったり寒かったりが激しいです。
ボク自身はノコって温度に左右されやすいクワという認識があります。
そろそろ個別に細かくチェックしてケースに移し出していきます^^)