クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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 ノコを人工蛹室で孵すと

あんまり人工蛹室が壊れない。

これは国産ノコは羽化から活動するまでの休眠期間が長いから

なんですが、羽化して一ヶ月もすると乾燥も心配になってくるから

マットやキッチンペーパーが入ったケースやタッパーに移す。

そのとき壊れていないからといってそのまま人工蛹室を使いまわすと

画像のような上翅がボコボコの個体が羽化します。

脱皮の際、かなりの体液を放出するのでこれをキレイに取り除かないと

かなりの確率で画像のよーになってしまう。

一番いいのは使いまわさないこと。

もし使いまわすなら、成虫を取り出したあと水に浸して蛹が入る部分を

キレイにして一皮分ぐらい削ったほうが安心。

ドルクスやタラみたいに羽化してからそのまま放置しておくと

勝手に自分で人工蛹室を壊して移動しようとするんだけど

(あと休眠期間が4ヶ月程度のクワも同様)

国産ノコの場合、あーんまり壊さないので元来持ってる

貧乏性がムクムクと顔を出す。。。

でもホント使いまわさないほうがいいですよ^^)

去年はイー具合に羽化した個体のあとに蛹化した個体が続いたりして

こりゃあいいやなんて思ってたら、今までで一番羽化不全が多かったもの。。。

ホントーに一番いいのは自分で作った蛹室で羽化するのが・・・・・ね♪


っても、いつもと同じノコセットなんですが・・・

今回は久々に中ケースで組んでみようかな?と・・・・

コバシャの中にルカディアのステージ1、コナラの細いのを一本。

ここで加水具合なのですが、ステージ1は通常よりちょっと多めに加水します。

コナラは・・・

オオクワヨロシクで2~3時間加水して一昼夜陰干しします。

ノコの場合、水分多めのほうが産みがいいのでコナラは水切り程度でも

いいのですが、ステージ1の加水量を増やすので

オオクワのセットみたいにします。マットの水分量を多くした場合、

産卵木を水切り程度にしちゃうと産卵木の中に染み込んだ水分が

マットに出てきてしまい、マットの状態を悪化させます。

2月の産卵セットとゆーことで乾燥が激しいと思われるので

産卵木は入れようかなと・・・・

産卵木のまわりのマットはできるだけ固く詰めます。

産卵木に産ませようとゆー思惑ではないのでこのようなセットです。












 飼育品の場合、購入するときに羽化時期は

必ずチェックしたほうがいい。とゆーのはある程度の目安になるわけで・・・

ただ、ここで間違っちゃいけないのは羽化時期から一定期間を経て必ず

起きるとは限らないよっ!とゆーこと。

羽化した場所から移動しているわけだから、なんらかの影響があるわけだし

環境だって変わるわけだから(これ、自然界では起こりにくいことだからね♪)

早く活動を開始する個体もいれば、その逆もあるとゆーこと。

で、起きた子の確認は昨日の見てもらうとして、

ボクなりのペアリング。これはノコに限ったことではなくてクワ全般同じやりかた^^)

ボクはペアリングに使うケースは比較的大きなケースを使う。

70ミリ~の♂をペアリングする場合は大体、中ケース。

小さい♂は小ケースを使ってる。成虫管理用のマットもけっこう入れる。

深さ5センチとか入れちゃう。で、エサ皿と止まり木をいっぱい。

ただ、ゼリーはひとつだけにしてエサを食べられる場所を一箇所にしてる。

ペアリング用のケースを組んだら、まず2、3日♂だけ入れて♂を落ち着かせる。

あんまり温度は気にしないけど、その種類の適温なら興奮しない。

♂のアゴは縛りません。なんか交尾するときに♂のアゴの役割があるよーな?

甘噛みしてるときあるしね♪

ペアリング用のケースに♂がなじんだら、♀をケースの端にそっと入れる。

このとき、♀にエサを与えてないほうが出会う確率が高いよーな気がするけど

産む気マンマンの♀はそんなことしなくても♂が近くにいることを確認すると

自然と♂のほうに行くのでそんなに気にしなくても大丈夫だと思います。

♂も♀も互いの存在を確認すると触覚の動きが変わるから見ていると

面白いですよ^^)このとき♂がエサ皿を陣取っている行動があれば

もう成功したも同然です^^)ただ、気をつけなきゃいけないのは

ペアリングのケースに♀を入れて、いきなり♀が徘徊しだしたりすると

♀と認識する前に♂が興奮したりするとガチッ!とやっちゃったりするので

♀を入れるときはあくまでもそぉっと入れる。あと人為的に♂と♀をくっつけたり

するとヒトの行動やニオイで♂が興奮して♀を・・・・みたいなことになるので

クワのことはクワにまかせましょう^^)

ボクは大体週末にペアリングのケース組んで♂を入れて、週明けの月曜日の夜に

♀をペアリングのケースに入れてる。そぉすると仕事の予定にもよるけど

交尾が確認できない場合も多いので、昨日みたいにメイトガードしているか?

とかエサ皿のしたで仲良くしているか?などが判断基準にしている。

ノコの場合、メイトガードしているあいだは一緒にしておいて

♀がケースを徘徊しだしたり、ケースの角に潜って動かなく(☆でわなくよ^^)

なってたら産卵セットに移す。そぉ、早くても産卵セットはペアリングの翌週の週末

に組むことが多い。もちろん昨日書いたとおり♂♀の状態が一番大事だから

あーんまり♂が♀を追っかけまわしたりしてると♀をほかのケースに移したりするけど

これは♀を消耗させないためで、エサをガッツリ食べてもらおうとかそぉゆぅ意味は

あまりない。ノコはペアリングがうまくいってなくても産卵セットが産める(もしくは

産みやすい)産卵セットだと無精卵を産んじゃうからペアリング前にある程度の

卵は腹にできてるんぢゃないかな?と思ってる。

産卵は非常に体力を消耗する行為だと思っているのでなるべく産む前の体力は

温存してもらおう^^)と・・・・ちょっとした親心です。

んで産卵セットに移すわけなんですが、それはまた次回^^)














 ポルトンの♀がケースの中を

徘徊しだしました。多分もー大丈夫^^)

オコズカイをもらったらマットを買って、ペアリングです^^)

以前、『寝てる子の起こし方』ってタイトルで書いたことがあったのですが

実際のとこどーなの?ってのがあると思います。

♂はそれなりのサイズになるからオシッコ飛ばしたりすると

目視できるんですけど♀は種類によっては小さかったりするので

目視での確認が難しかったりします。

滅多にないのですが♂が活動開始、♀が2度寝。でペアリングしたりすると

♂が♀を必要以上に追いかけまわして弱らせて☆なんてトラブルもあります。

特にこのポルトン。実に8ヶ月以上寝ました^^)こぉなってくると

今度は飼育者(ボクね♪)のほーがシビレを切らして強行手段に出て

一番サイアクな結果に・・・というのが経験からの答えです。。。

今回はポルトン(あんまり出回らないからね♪)とゆーこともあり、

ガマンにガマンを重ねて待ちました^^)

そぉ、エサ(ゼリー)を舐めだして完全に活動を開始した♀はケースを

徘徊しだすのです。もう交尾OKなんでしょう。

済ませることを済ませて産卵に行きたいとゆう意思表示と認識して

いいと思います。何故、マットを買ってからペアリングかとゆーと

確かにボクはペアリングの期間は長いのですが、やはりムシの状態を

観察したうえでの話しです。あんまり♂が追い掛け回したりすると

♀が消耗するので状態によっては短期間で放してしまうこともあるのです。

ペアリング後はすぐに産卵セットに移してしまうので、いつでも産卵セットを

組めるように、マットを買ってからペアリングなんです。

種類でゆーとドルクス系は比較的長い期間(2週間とか)♂♀同居させますが

オオクワガタは短いな。。。ヒラタ、コクワは2週間ぐらいかな・・・

ドルクスの場合はエサ皿のしたで仲良くしてたらもう大丈夫だと思います。

ノコの場合はメイトガードしなくなったら・・・というのがホントのとこです。

これは個体差が出るので一概にこのくらいの期間と言いづらいです。

ノコもエサ皿のしたで仲良くしますよ^^)

でもドルクスのように長期間ではないですし、やはり産みに行くために

ケースを徘徊しだします。

これは温度が高かったり、蒸したりしても同じ行動に出ます。

交尾も確認できればいいのですが、ねぇ。。。いつやってるかはねぇ。。。

で、これは持論なんですが、交尾の回数が多いと♂♀のバラツキが少ないと

思っているので何回かは・・・(書くとエロイのでここらへんにしときます^^)

産卵セットへの♀投入はペアリングからすぐに移してしまいます。

これは『もう産みたいっ』て♀はすぐに産卵行動に入るだろうし、

『ちょっと休憩してからっ!』って♀はマットの上っ面で軽く潜っているので

♀のお好きなよーに^^)してもらうためです。

とかく産卵セットのことがいろいろ取りざたされますが

この起きだして本格的に活動を開始したときとペアリング時の観察は

ノコ飼育(飼育品)では重要かな?と思うのです。













 えっとぉ。。

いきなり掘らないよっオアシス。。。からですね^^)

掘る長さと幅が決まったら中心から掘る道具でオアシスにスジを

つけるよーに掘っていきます。

このときあーんまり幅を拡げて掘らないほーが後でラクなよーな気が・・・

で、1センチくらい掘ったところで幅を拡げていきます。

実際、蛹が入る部分は指で形を整えるよーに掘っています。

このときの堀り具合で前と後を決めます。前は蛹の頭部分が来るとこです。

均等に掘ったつもりでもやはり若干の差が出るので深いほーを後ろにします。

イメージ的には卵(ニワトリとかの・・・)の太い部分を作るイメージで・・・

緩やかなカーブを描くよーに角度をつけて掘ります。

角度的には5度~10度ぐらいではないでしょうか?

あんまり鋭角にすると蛹がアタマを起こすとき障害が出ます。
(実証済み。)

長さと幅はともかく、この緩やかなカーブはキレイにできたオリジナル蛹室を

参考にカーブをつけるのは吉です^^)

壁面の段差やくぼみなどは極力ないほうがいいと思います。

キレイな蛹室は触ってみると『こんなスゴイの作ってんだ!』

と感嘆するはずです。でも指でくぼみなどを整えてもニョロの作る蛹室の

よーにはいきません。。。ボクは人工蛹室を加水したあと、ティッシュで仕上げを

するようにしています。あと返しはつけたほうがノコにはいいように思います。

よく市販のスポンジでできた人工蛹室の多くは、卵が半分になったような形状ですが

オオクワガタのように羽化が上手(?)な種類はいいのですが

それ以外の種類(ボクが知ってるのはノコぐらいですが。。。)は、

返しがあったほうがキレイに羽化する確率が高いです。

あと壁面がガタガタしているとトカラのような色のキレイな種類は上翅が薄いのか

上翅にへこみができる個体が出てきます。

あとケースに入るサイズにオアシスを切るとき、若干隙間を空けたほうが

空気の流れがよくなります。底面のくぼみをつけることもお忘れなく^^)

これも最初は大変なんですが、数をこなしていくと面白くなっていき

作らなくてもいいようなのまで暴いてしまいます。

人工蛹室のいいところは蛹がどのように変化していくか、とか

羽化の様子が観察できるのがメリットなのですが

クワにとってはいい迷惑なのかもしれません。。。


material by:=ポカポカ色=