クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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 この画像、トカラ(中之島)なんですけど・・・

注目していただきたいのはアゴ先なんです。

第3歯から先歯がクンと角度を変えて突き出しているのがわかるでしょうか?

これ、蛹の期間、低温(といっても極端ではなくよ・・・)で管理すると

サイズに関わらず、出現率が高くなります。

最初は大きな蛹特有のものなのか?と思っていましたが、どうも温度を

下げて管理した蛹に多く見られると感じてきたのです。

蛹を20~22℃ぐらいで管理すると成虫でいう外骨格となる部分が形成されていく

過程で蛹のカタチの隅々まで形成されていきます。

このときに温度が低いと画像のようなアゴ先になりやすいことが我が家では観察

できています。もちろん、大きな蛹のほうが出現率は高いです。

時間は倍とまではいいませんが、随分とかかります。

蛹室のカタチも関係するのかな?と思ったのですが、それはあまり関係ないようです。

カッコイイ個体を羽化させるに当たっては蛹室のカタチは関係あると思っています。

これはまた別の機会に・・・・^^)

試してみてください。アゴ先だけでなく、色なども影響があるように思います。

これもボクが観察できた範囲の話をどこかでUPしたいと思っていますので・・・・^^)


 何が変わるのか?

ボクは以前、エサがいいと(幼虫にとって必要なものが必要なだけ入っている)

大きさはもちろん、形状や色に影響が出ると思っていました。

しかし、最近は考えがちょっと変わってきました。

確かに栄養摂取が容易なエサを与えた場合、大きさには差が出るが

形状や色(光沢なども含む)には影響が少ないのでは?

(影響がないとは言い切れませんが・・・)と思うようになってきました。

形状は遺伝的要素、環境の差のほうが影響大かな?と思うようになってきています。

次に色ですが、これも幼虫の発育時に形成されるより(ないとは言えません。)

蛹時、特に羽化時の温度、湿度。遺伝的要素のほうが影響が大きいのかな?

と飼育していて実感します。

これはトカラ諏訪之瀬、中之島を同じエサ、同じような環境、交換タイミングでも

出る地域差の特徴。(これは大きさのMAXも影響が出ました。)

国産ノコを多数飼育したときに羽化した♂の形状変化などの経験からきています。

遺伝的要素も色や形状の変化よりも大きさの変化のほうが短期間で観察することが

出来ます。これは河川敷のヒラタが累代を重ねていくうちにだんだん大きくなりやすく

なってきていることから起因しています。

確かにいろいろな要素が絡み合って形成されているのは確かなのですが

飼育においては大きく分けると

①エサの種類、質、量、変化の経過。

②温度、湿度、その両方の変化の経過。

③交換タイミング。

④遺伝的要素。

などが大切になっているわけですが、この中のどれかがキーワードに

なったり、他の要素よりもパーセンテージが高かったり・・・

と、思ったりしてしまうのです。






 画像のアマミノコ、完全に活動を始めました^^)

動きが機敏です、獰猛です、力強いです!

そろそろアマミノコもペアリングしてみようと思います。

今期の飼育では、アマミノコがメインなので中ケースを使いますが

ボクはほとんど小ケースで産卵セットを組みます。

理由は幼虫の頭数を制限したいから^^)

ただ、小さなケースで産卵セットを組むと不具合も生じます。

♀がマット中を徘徊して、自分の生んだ卵を潰してしまう。

孵化した幼虫を食べてしまう。。。ノコは多いです。

自分の子を食べてしまう行為は。。。

メリットもあるにはあります。

スペースを取らない。産卵セットに使用するマットが少なくて済む。

幼虫の数をセーブできる。

どちらにしても経済的であることは確かです^^)

いわゆるマット産みといわれる種(ヒラタ、ノコを代表とする)は

♀がマットを出たり、入ったりします。

ゼリーを食べに出てきたら産卵セットから取り出すのが吉でしょう^^)

産卵セットに♀を投入したとき、産む気があればすぐ潜っていきます。

(半日~1日ぐらいのラグはあるみたいですが・・・)

マットが噴出したようになっていれば、潜った証拠♪

それからどのくらいだろ?個体差はありますが大体1週間ぐらいでしょうか?

ゼリーを舐めに上がってきます。

もうその時点で♀は取り出したほうが無難です。

タイミングですが、♀が上がってきたときに遭遇しないときがあります。

そのときはマット上部付近まで上がってきていたら、マットを掻き分けてでも

取り出したほうが無難かもしれません。

あと国産ノコの場合は小さいケースで採卵するときは材は入れないほうがいいかもしれません。

どぉしても材を入れたい場合は、レイシ材などの割りカスをマット固つめ途中に入れてあげると

産みはいいです。これは産卵時の足場になっているとか・・・^^)

小ケースで産卵セットを組んだからといって幼虫頭数が制限できるとは限りません。

以前、オキノコは小ケースにもかかわらず、30~子孫を残してくれました。。。

うれしいは嬉しかったのですが、後が大変!

その当時のボクは幼虫でプレゼントとかしてなかったので、全部飼育しました。

ひとつの棚全部がオキノコっ!ってときもありましたので・・・・

中ケースでの産卵セットより観察の頻度を多くしたほうが自分の思惑どおりに

ことが運ぶと思います^^)



 ペアリングについては以前書いているので

割愛させていただくとして・・・・

うまいこと♂と♀が仲良くエサ皿にいる^^)メイトガードしている。

大体こぉなっていると交尾は済んでいる。

飼育者としては産卵セットに♀を投入したいですよね。。

でもちょっと待って・・・例えば仕事の都合、プライベートでいろいろ等・・・

などなどで今夜しか時間がない。。。なんてのは誰でもあることで・・・

そんなときは仕方がないのですが、仕事も忙しい。。。けどお気に入りのクワが

ペアリングはもう大丈夫!夜も更けているけど産卵セットを組んじゃえ^^)

これはやめましょう・・・・^^)週末まで待っても大丈夫です。

♀は交尾が完了すると卵を産める場所に移動します。

野外の場合は♂がエサ場にいて♀が飛来する。(これは樹液が出ている木。)

♀が新芽を齧ってエサのニオイを周囲に撒く。⇒♂が新芽に飛来。

などから交尾を行い、そこから♀は卵の産める場所に移動します。

飼育の場合は限られたスペースの中です。

交尾後、♀の行動で主に観察できることは・・・・

①♀が飛ぼうとする。

(これ国産ノコの場合、見たことがありません。。)

②ケース内を徘徊する。

③ケース角に♀が潜る。というのが『卵を産める場所に移動する』

という意志表示と受け止めていいと思います。

①と②は♂がその行動による音や接触で神経を高ぶらせて『ガチっ!』ということがありました。

②は徘徊している♀を♂が追いかけまわして♀を衰弱させる。。。なんてことも・・・

♀も気の荒いのは♂のフセツをちぎったり・・・と、あまりいいことがありません。。。

③についてもほっとくとケースを齧り、♀のアゴがかたっぽ折れたりと・・・・ねぇ><。。

この①~③の前は仲良くしています。特にメイトガードしているときは極端な音や衝撃を

与えない限りは大丈夫です。(ケースを落とすとかムリヤリ♂と♀を分けようとか。。。ね♪)

①~③の行動が確認できたら♀を産卵セットに移す絶好のタイミングなのですが

ここは慌てなくて大丈夫^^)

♂と♀を分けて保管します。♀はミニケースでいいと思います。

ゼリーと水分をお忘れなく♪

時間が取れるときにジックリと産卵セットを組みましょう^^)

ペアリングするときに自分の(飼育者自身の)向こう1ヶ月の予定を考慮に入れて

ペアリングするとストレスなく産卵セットまで持っていけます。

交尾が完了した♀は遅くても2週間以内に産卵セットに投入するのがベターです。

交尾後、期間を置くと(交尾後、1ヶ月以上とか)産みが悪くなったりします。

この理由はまた次回^^)

例えば、木曜日ごろ①~③の♀の行動を確認して、その週の土曜日に産卵セットに投入。

こんな風に都合よく、ことが運べば一番いいのですが^^)そぉもいきません。

♀の保管用のミニケースは用意しておいたほうが無難です。

よく『交尾後、1週間ぐらい♀にエサを充分に与えてから産卵セットに投入。』と書かれている

飼育記など読みますが、ボトル産卵等を行う場合はボトルの乾燥等を考慮に入れなければ

ならないので、なるほどっ!とか思うのですが、国産ノコなどは

産卵セットの中で休める場所を探して休んでいるので気にしなくて大丈夫です。

(産卵木を入れる入れないを別にしてもね♪)

また一時保管用のミニケースで③のような行動も、環境が変わってスイッチが切り替わるのか

短期間はそのような行動を起こしません。



ボク自身、産卵セットに♀を投入するタイミングとは

『慌てず、騒がず落ち着いて^^』いられる自分の状態のときなのです♪






 産卵セットがひとつなんて・・・

飼育を趣味にしてから初めてかもしれない。。。

(しかもツシマヒラタオンリー)

季候も影響しているのかもしれないですが、成虫の起き出しが

遅かったなんてのもあります。

本来、ボクは6月の産卵セットがいいと思っている。

6月セット。

7月~8月割り出し。単頭飼育の場合は11月ごろの交換。

多頭飼育の場合は9月下旬~10月頭の交換。

ここからは各容器ごと(ニョロごとね♪)でいろいろ変わるけど

大体、2月~3月交換でニョロによってはもう一回みたいなね♪

図式といいますかプランが頭の中に出来上がっているわけです^^)

だから9月のセットなんていうとこの6月は3令後期なので錯覚してしまうことがあります。

『なんだぁ。。。セミぢゃん。。。』

全然そぉゆぅわけではないのですが・・・ねっ!頭が凝り固まってると言いますか。。。

ただいま、トクノシマノコ、ペアリング中です。

2010年度ノコ初産卵セットはトクノシマになりそうです^^)

(画像はトカラです。。。あしからず。。。)

あっ!国産では。。。です。ポルトンはもうニョロも3令に入っています^^)




material by:=ポカポカ色=