クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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 羽化ラッシュが始まると・・・

こんな子も出てきます。。。

この子、アゴもグンと前に突き出していて、けっこう男前なのですが・・・

ボクは中之島産のトカラで出すことが多いです。。。羽化不全(というか、羽パカ。。。)

なんで出てしまうのでしょう。。。

まず、一番の問題は蛹室のカタチ。

極端にイビツに蛹室を作った個体は羽パカになることが多いです。

ブロー壁面に小さく蛹室がかかるぐらいならいいのですが、

ブロー壁面のアールに沿って蛹室を大きく作っていたりすると・・・ヤバイかも。。

あと底面に蛹室がかかる場合。。。これも♀のように小さな個体だと大丈夫ですが

♂の大きな個体だとブロー底面の平坦さが障害になりやすい。

あと極端に大きな蛹室を作った個体もなりやすい・・・よなぁ。。。

あと蛹室の壁面の水分量。。しっとり感に水気を感じるぐらいになってくると

やはりなりやすい。。。これは羽化不全になった個体の蛹室の壁面を指でなぞって

みないと分からないので、結果論なのですが。。。

人工蛹室でも同じです。

オアシスを水に漬けたりして、人工蛹室の壁面に水分を感じ取れるようですと

・・・・・でも、これは個人差があるな・・・感じかたの違い。。。

水に漬けなくても大丈夫なのですが、メンテと水分の補給はコマメさが必要です。

かといって、あんまり乾燥させると蛹が萎んでしまうしね。。。

人工蛹室に移した蛹のケースのふたを閉め忘れて、放置してしまったことがあります><

見事に萎んでしまいました。。。。

あと通気は関係するのでしょうか?あんまり通気しないと

蛹がマックロ(つまり☆)になってしまうのですが・・・


なんにしても最後の最期のステージなので、ヘマはやらかしたくないです。。。





ホント。。。><


 個体の育て方^^)

国産ノコオンリーね♪

ボク自体は幼虫全てのステージが大事だと思っています。

初令のときは割り出しに気を配ります。

ホントは割り出したニョロをキッチンペーパーの上に載せて

ひどいことしてないかチェックしたいところ・・・

ところがノコの場合、時として30~なんてこともあるから、

全てが全てそぉしているわけではない。

製氷皿は使います。これはニョロどおしの干渉は避けられていいのですが、個々を皿から

取り出すときに注意してください。うっかりがひどいことに・・・なりかねません。。

でわ、マットで飼育するとしましょう^^)

初令~2令のときはあんまり堅く詰めません。。マット^^)

詰めかたは同じです。このときおぼろげでも♂♀の判定はするようにします。

なるべく多くのニョロを見たほうがあらゆる面でいいのかな?と思っているからで、

あまり意味は・・・・あります!^^)多頭飼育をする場合、♀は♀、♂は♂で分けます。

多頭飼育のときは1.5ブローに♂なら3頭、♀なら5頭ほど入れるので・・・

ここでの判定は意味がある??で、交換時期なのですが、これはマチマチです。

この時期はいつでも交換できるように常にマットを手許にあるようにしときます。

マットに加水する水分量ですが、これもマチマチ・・・

そのときの季候等を考慮には入れます。。ハイ。。。

で、2回目の交換、♂は1.5ブローに単頭、♀は800に2頭入れるときもありますねぇ。。

交換時期なのですが、これもマチマチ・・・多頭飼育の場合はあまり期間を設けないほうが

いいでしょう。。単頭飼育の場合は3ヶ月は引っ張りますので、水分量、詰めかた、

置き場所なんかはいろいろ考えます。置き場所は大体ここって決まっているので

あんまり考えませんが水分量と詰めかたはちょっと考えるときもあります^^)

※ここで注釈。{大きな個体を羽化させるのが目的ならば、自分の飼育スペース、部屋

の温度変化、場所ごとの温度、通気具合、湿気具合などは把握しとくべきです^^)

これを把握しとかないと自分の飼育物差しを作ることができません。。}

2回目の交換のとき、目視で明らかにデカイと感じるニョロのみ体重を量ります。

データを取りたいなら別ですが、今回は『人からでかいね^^)』と言われることが

主目的なので・・・・

んで、3回目の交換。。このときは♂は全て、♀はデカイニョロの体重を量ります。

で、その中でもデカイニョロは温度変化の少ない低めの場所に置きます。

このときニョロの色をよ~く観察しましょう。青っぽい部分が多く残る個体は

まだまだ食べます。しかもその時点でけっこー体重が載ってる。。

これは期待大です^^)もう一回の交換を視野に入れて詰めかた、水分量をコントロール

します。このときの容器の大きさはアマミノコは2リッター、トカラ(ナカノシマ)で1.5です。

本土系も1.5で充分対応できると思います。

4回目の交換が必要なとき、そろそろ同じ種類の♀や小さい♂は蛹化、羽化しているハズです。

どぉしてもそちらに目が行くのはヒトの性ですが・・・もぅ少しです^^)踏ん張りましょう♪

4本目はもう蛹化前提で詰めます。水分量は若干少なめです。(あくまでも若干ですよ^^)

このときの容器ですが最近はガラスがお気に入り♪です。

しかし、ブローのほうがメンテナンスフリーです。

蛹化用は容器底部分を堅く詰めるので、通気に気を配ります。

(これはまた今度・・・)

気になるニョロの体重ですが、最終交換時にトカラで17g、アマミノコで22~だと

大いに期待していいと思います^^){実はアマミノコはヒトに自慢できるような

大型は飼育で出したことがないものですから。。。スミマセン。。。}

ボク的にはアマミノコ74OVER,トカラノコ72OVER,本土系68OVERは

なかなか狙って出すのは難しいと思っています。

あとノコの大きいのはケッコー幼虫期間、長いのでキモチが折れないように

することも大切です^^)

大きいの狙ってみてください♪飼育の幅が広がったような気分にさせてくれます。

(マットの銘柄、ロットによるばらつきなどは今回考慮に入れておりません。

大事な部分ではあるのですが、これを織り交ぜると非常に長い文章になるので

今回は割愛です^^)

この先にギネスがあると思うと『あらら~長い道のり??』なんて思うときもあるのですが

楽しみながらやっていけば・・・ね♪^^)




 画像の子はこないだ羽化した

諏訪之瀬産。あんまり大きくないのですが、色がキレイだったのと

頭循がひとつ(通常は2つに割れている)に見えるのでUPしました^^)

それより・・・なんですが。。。

実はポルトン。。。そぉホントはポルトンの♂でUPしたかったのですが・・・

こっちのほうがあまりにキレイだったのとポルトンの♂だと以前UPしたのと

そんなに変わり映えがしなかったんです。。。

そぉ。。。ポルトン。。♀が蛹室を作っています。。。

早いっ!早すぎるっ!!

もしかしたらメタリフェルとかみたいに、

♂が一回羽化するのに対して♀が2回羽化して

出会う(まぁ子孫を残すためなんですが・・・)タイプなのかぁ。。。。

♂と♀の2頭入れのボトルもあるんだよなぁ。。。



やっちゃったかもしれません。。。^^)





 ボクは飼育するうえで、ここがポイント!

みたいなのを自分で決めています。

(何年か続けてたらここは大事だよなぁ。。とわかってきたところなんですが。)

けっこう、前蛹~蛹のステージって神経尖らせているかもしれません。

大きな幼虫を育てる=大きな蛹に変態。だと思っているので、

大きな幼虫に育てるのは大事なことなのですが、神経質になっているのか?

と言うと割りとそぉでもなかったりして・・・

大きな蛹に変態してからも観察の頻度は高かったりします。

特に温度変化!なるべく恒温を保てるように注意します。

あと蛹が変化していく過程の観察は楽しくもあり^^)慎重でもあるのです。

羽パカなんかも蛹室内の湿度の状態が関係しているのかな?

とか考えますしね。。。

通気の状態が悪かったり、温度がこもったりしてせっかく蛹まで育てたのに

マックロな状態で確認してしまったり。。。などがないように

出来る範囲のことはやるように心がけています。














 この子、諏訪之瀬産なんですが、

大きいのです^^)中之島産の♀ぐらいあります。

何が違うのかって?エサの容量が違うのです。

この子は♀斑が分かりづらかったので、800⇒800で孵しました。

先日UPしたミシマイオウの♂は♀とカンチガイして500⇒500で孵しています。

このようなことはボクの場合、往々として起こるのですが・・・・

ここで言えるのは、

エサの容量は大きいほうが大きな幼虫が育てやすい。

と言えると思います。

もちろん適量は存在するとは思いますが・・・

例えば、同じエサ、同じような環境で、

800⇒1400⇒1400で飼育した♂と800⇒800⇒800で飼育した♂とでは

個体差を差し引いたとしても成虫のサイズに違いが出ます。

(あくまでも確率の話です。時々ですがその個体のポテンシャルで小さい容器でも

大きな幼虫が出ることはあります。)前者のほうが大きなサイズが出やすい。

よく1400で飼育していても容器の底を食餌しながらぐるっと回り、交換時期が来てしまうので

底面積の広い容器にエサを半分くらい入れて飼育したこともありますが

これはダメです><。。乾燥頻度が高くなってしまい、エサがエサでなくなる時期が早まります。

ボクは幼虫が自分が育つ範囲(食べられる範囲)を測っているのでは?と思っています。

野外でも河川敷の柳に棲息するクワは、小さい個体が多い。これは発生木が限定されるため

その中で小さく育ち、小さく羽化するのと同じなんぢゃ?と考えています。

飼育でも初令~2令初期に大きな容器に多頭飼育した場合、交換せずに

放置してしまうと小さく羽化してしまいます。(国産の場合、あまり共食いは見られません。)

ただ、多頭飼育した場合、幼虫の成育は早いので、これを逆手に取ってタイミングよく

大きな容器に単頭飼育した場合、幼虫は大きく育ちます。

割り出しから大きな容器で単頭飼育するほうが、観察の頻度は少なくて済みますが

ノコの初令~2令は生育に時間がかかります。エサの劣化のほうが早いときが

ありますので管理に慎重さが必要となります。また、初令などを小さな容器で飼育。

二本目からだんだん大きくする方法ですが、これよりも大きな容器で多頭飼育のほうが

大きくなる印象があります。

オオクワガタのようにキノコ菌が朽木を侵食していくのを追いかけるように食餌する種類と

ノコのように根食いの種類では食性に違いがあるような気もします。

どちらにしても食べながら進行していくわけで、食べられるエサが多いと判断した場合は

大きく育っていくのではないでしょうか?

もし、この仮説が正しければ、

1400(多頭飼育)早めの交換⇒1400(単頭飼育)なるべく引っ張る{3ヶ月が目安}

⇒1400(単頭飼育)蛹化を考慮。

みたいなエサの容量、交換タイミングで大きなニョロが育てることが可能となります。

ここに各ステージで詰めかたを変化させていけば、もっといい結果が出ると思います。

各ステージごとの詰めかたについてはまた後日、UPいたします^^)




material by:=ポカポカ色=