クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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 ブリードモノから飼育するときの

ちょっと違った楽しみ方^^)

購入する個体を敢えて小さな個体を選ぶ。

もちろん大型個体に比べれば安価だし、累代や羽化時期なんかは

気になるところだけどそこんとこは気にしない^^)とりあえず安いから♪

ただ、フェスタなんかの即売会ではあんまり見かけない。

オーナーさんがブリードしているお店に足を運んで棚の隅のほぅにあるのを

交渉するような・・・・^^)

そんな会話の中から、思いもよらないような飼育の裏話が聞けたりしたりして♪

それはそれで面白い。

小さい個体からの採卵で大きな幼虫を育てるのは、けっこーウレシイし、

なんか自分が飼育上手になったかなぁなんて錯覚できるから♪


画像はこないだの産地口外せずのアマミノコでもう1ペアに付いていた♂。

ワイルドも時期的にペアリング不要かなと思ったときは♂はあんまり気にしません。

ただ、標本にする目的があるのならこれはまた別の話ですが・・・^^)










 採集禁止になっているものはともかく・・・

ワイルドが手に入る種類は悩みますよね。。。手に入れるとき。。

画像はブリード個体の屋久島産とこないだ採ってきた神奈川産の個体。

どっちがどぉとか言うつもりはありません。

ただ、ノコを飼育するときにどっちが有利?と聞かれることが多々あります。

そんなときボクは聞いてくださったかたに、どぉしたいのかを聞きます。

すぐブリードしたいのか?とか大きいのを育てたいのかとかね^^)

ボクは自分でブリードしたものしか売らないのですが、時期的にワイルドが入荷する時期

で、すぐブリードしたいのなら迷わずワイルドを奨めます。

ブリードした個体はボクの環境で活動を開始しているからといって必ずしも同じように

活動するとは限らないし・・・(完全に活動している個体は別です。)

特に活動開始直後の個体は温度の低い環境に置くとまた休眠。。。なんてことも・・・

ワイルドの場合はもう完全に活動してから日数が経っているのでブリード個体のように

また休眠。。。なんてことはありません。ただワイルドの場合は♀の善し悪しを

見なければなりませんが・・・あとペアリングしないで済むのもいいかもしれません^^)

ワイルドはペアの♂と掛かっている可能性のほうが低いので何が出てくるか分からないのも

楽しみのひとつです♪

(これもメイトガードしているところを採ってくれば別ですが、購入側はそこまで

を知ることができるのは稀です。。。)

なので、ボクはワイルドを購入するときは♂はあまり見ません。

追い掛けをするときに大きなほうがよかったかな?と思うくらいで^^)

対してブリード個体の場合は同じ親からのペアであることも多々あります。

なのである程度の遺伝性は考慮に入れることができます。

♂の形状などがその参考になるでしょう。なので大きな♂のほうがいいかもしれません。

♀は別に大きさは関係ないと思うのですが、やはり大きなほうがいいかな?と思ってしまうのは

ヒトのサガなのでしょう^^)ブリード個体の場合はいろいろとその個体のことを教えてくださる

かたから購入しています。エサは?とか羽化時期は?とか・・・ね♪

あとね・・・これは噂話の域を出ないのですが、よくWF1は大きくなると言われます・・・

ボク自体はエサ慣れして、自分の環境に沿ったF2のほうが大きくなるんぢゃないの?

とか思っているのですが、どぉもこのへんは飼育者のことも関係してくるようです。。。

ワイルドにしてもブリード個体にしても御自分が気にいった個体を購入して

飼育されるのが一番!^^)楽しんだモン勝ちです^^)


 昨日は成虫をメインにいろいろとやったので

今日は産卵セットと幼虫をメインにいろいろと・・・^^)

産卵セットは今年に入ってポルトンとツシマヒラタだけだったのですが

今日、まとめて組んでみました。(ホントはね。。ひとつづつがいいのですが。。。)

サキシマヒラタ、タカクワイ、トクノシマノコ、アマミノコと本土ノコ。

全部小ケースでの産卵。あんまり採れてもね。。。

かわいそぉなことになるだけなので・・・・

アマミノコは先日購入したものを追いがけなしでセットしてみました^^)

自己ブリードの油井岳産は来週か再来週の予定です。

本土ノコは御当地モノ♪今回は山梨産もいるのでこれはこれで楽しみです。

国産ノコは今期アマミノコ2産地とトクノシマ、イヘヤと本土ノコ2産地の予定。

外産種はタカクワイ、ハスタートとフランシス。

あとノコ以外がちょろちょろと・・・

全部で12種ぐらいで抑えたいところです^^)


 羽化ラッシュが始まると・・・

こんな子も出てきます。。。

この子、アゴもグンと前に突き出していて、けっこう男前なのですが・・・

ボクは中之島産のトカラで出すことが多いです。。。羽化不全(というか、羽パカ。。。)

なんで出てしまうのでしょう。。。

まず、一番の問題は蛹室のカタチ。

極端にイビツに蛹室を作った個体は羽パカになることが多いです。

ブロー壁面に小さく蛹室がかかるぐらいならいいのですが、

ブロー壁面のアールに沿って蛹室を大きく作っていたりすると・・・ヤバイかも。。

あと底面に蛹室がかかる場合。。。これも♀のように小さな個体だと大丈夫ですが

♂の大きな個体だとブロー底面の平坦さが障害になりやすい。

あと極端に大きな蛹室を作った個体もなりやすい・・・よなぁ。。。

あと蛹室の壁面の水分量。。しっとり感に水気を感じるぐらいになってくると

やはりなりやすい。。。これは羽化不全になった個体の蛹室の壁面を指でなぞって

みないと分からないので、結果論なのですが。。。

人工蛹室でも同じです。

オアシスを水に漬けたりして、人工蛹室の壁面に水分を感じ取れるようですと

・・・・・でも、これは個人差があるな・・・感じかたの違い。。。

水に漬けなくても大丈夫なのですが、メンテと水分の補給はコマメさが必要です。

かといって、あんまり乾燥させると蛹が萎んでしまうしね。。。

人工蛹室に移した蛹のケースのふたを閉め忘れて、放置してしまったことがあります><

見事に萎んでしまいました。。。。

あと通気は関係するのでしょうか?あんまり通気しないと

蛹がマックロ(つまり☆)になってしまうのですが・・・


なんにしても最後の最期のステージなので、ヘマはやらかしたくないです。。。





ホント。。。><


 個体の育て方^^)

国産ノコオンリーね♪

ボク自体は幼虫全てのステージが大事だと思っています。

初令のときは割り出しに気を配ります。

ホントは割り出したニョロをキッチンペーパーの上に載せて

ひどいことしてないかチェックしたいところ・・・

ところがノコの場合、時として30~なんてこともあるから、

全てが全てそぉしているわけではない。

製氷皿は使います。これはニョロどおしの干渉は避けられていいのですが、個々を皿から

取り出すときに注意してください。うっかりがひどいことに・・・なりかねません。。

でわ、マットで飼育するとしましょう^^)

初令~2令のときはあんまり堅く詰めません。。マット^^)

詰めかたは同じです。このときおぼろげでも♂♀の判定はするようにします。

なるべく多くのニョロを見たほうがあらゆる面でいいのかな?と思っているからで、

あまり意味は・・・・あります!^^)多頭飼育をする場合、♀は♀、♂は♂で分けます。

多頭飼育のときは1.5ブローに♂なら3頭、♀なら5頭ほど入れるので・・・

ここでの判定は意味がある??で、交換時期なのですが、これはマチマチです。

この時期はいつでも交換できるように常にマットを手許にあるようにしときます。

マットに加水する水分量ですが、これもマチマチ・・・

そのときの季候等を考慮には入れます。。ハイ。。。

で、2回目の交換、♂は1.5ブローに単頭、♀は800に2頭入れるときもありますねぇ。。

交換時期なのですが、これもマチマチ・・・多頭飼育の場合はあまり期間を設けないほうが

いいでしょう。。単頭飼育の場合は3ヶ月は引っ張りますので、水分量、詰めかた、

置き場所なんかはいろいろ考えます。置き場所は大体ここって決まっているので

あんまり考えませんが水分量と詰めかたはちょっと考えるときもあります^^)

※ここで注釈。{大きな個体を羽化させるのが目的ならば、自分の飼育スペース、部屋

の温度変化、場所ごとの温度、通気具合、湿気具合などは把握しとくべきです^^)

これを把握しとかないと自分の飼育物差しを作ることができません。。}

2回目の交換のとき、目視で明らかにデカイと感じるニョロのみ体重を量ります。

データを取りたいなら別ですが、今回は『人からでかいね^^)』と言われることが

主目的なので・・・・

んで、3回目の交換。。このときは♂は全て、♀はデカイニョロの体重を量ります。

で、その中でもデカイニョロは温度変化の少ない低めの場所に置きます。

このときニョロの色をよ~く観察しましょう。青っぽい部分が多く残る個体は

まだまだ食べます。しかもその時点でけっこー体重が載ってる。。

これは期待大です^^)もう一回の交換を視野に入れて詰めかた、水分量をコントロール

します。このときの容器の大きさはアマミノコは2リッター、トカラ(ナカノシマ)で1.5です。

本土系も1.5で充分対応できると思います。

4回目の交換が必要なとき、そろそろ同じ種類の♀や小さい♂は蛹化、羽化しているハズです。

どぉしてもそちらに目が行くのはヒトの性ですが・・・もぅ少しです^^)踏ん張りましょう♪

4本目はもう蛹化前提で詰めます。水分量は若干少なめです。(あくまでも若干ですよ^^)

このときの容器ですが最近はガラスがお気に入り♪です。

しかし、ブローのほうがメンテナンスフリーです。

蛹化用は容器底部分を堅く詰めるので、通気に気を配ります。

(これはまた今度・・・)

気になるニョロの体重ですが、最終交換時にトカラで17g、アマミノコで22~だと

大いに期待していいと思います^^){実はアマミノコはヒトに自慢できるような

大型は飼育で出したことがないものですから。。。スミマセン。。。}

ボク的にはアマミノコ74OVER,トカラノコ72OVER,本土系68OVERは

なかなか狙って出すのは難しいと思っています。

あとノコの大きいのはケッコー幼虫期間、長いのでキモチが折れないように

することも大切です^^)

大きいの狙ってみてください♪飼育の幅が広がったような気分にさせてくれます。

(マットの銘柄、ロットによるばらつきなどは今回考慮に入れておりません。

大事な部分ではあるのですが、これを織り交ぜると非常に長い文章になるので

今回は割愛です^^)

この先にギネスがあると思うと『あらら~長い道のり??』なんて思うときもあるのですが

楽しみながらやっていけば・・・ね♪^^)




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