クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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ん~。。。東海地方は梅雨入りだそーですね・・・

また気温の変動が激しそうですね。。

ところで先日、懇意にしているノコ友さんよりこんなことを聞きました。

『PPボトルのフタを破って起き出した個体が多数、同時期に起きたので

冷蔵庫で強制的に寝かし、4月に入って冷蔵庫から出したところ、

ゼリーをなめさせたら、けっこーイイカンジなので思い切ってペアリング。

産卵セットに投入したら爆産している。』

ということなのですが、


457d4148.jpeg

 あります^^)あります♪






この場合、2度寝させていることになるのと

羽化後のいい意味での放置が効いていると思います。

ここでもよく書いているのですが、ことブリードとなりますと

どぅしてもセットのノウハウ、マットの種類、いい悪い・・・とか

個体の大きさ、状態などが取りだたされますが、この場合・・・

個体の状態が♂♀ベストマッチングだったんですね^^)それも多数だったんだと♬

羽化後、早く成虫が拝みたいという願望と自然下に比べると

明らかに狭い容器の中。それに伴う不具合等、もしくは

飼育スペースの都合上、羽化した容器を片づけたいなどなどから

成虫を取り出してしまうのですが、

成虫が自力で蛹室を壊して外に出ようとしているわけです。

それを強制的に休眠・・・ということは成虫としては出来上がっているワケなんですね^^)

06582b50.jpeg








冷蔵庫から出した直後のことは書いてありませんでしたが

そのときもよかったんだと思います。

今年の4月の気候なんかは随分影響があると思うので

起き出しにはちょうどよかったのではないでしょうか?


ところで、このようなことを書くといつもそぉなるのではと錯覚してしまいますが

これが必ずしもそーとは限りません。

まず、成虫が完全に活動できるまでの期間というのはいろいろです。

2ヶ月で活動できる個体もあれば、半年経ってもう~ん。。。と唸る個体も・・・

その原因は?と、聞かれても答えはたくさんありますし、

一概にこぉだっ!って言えないんですね。あらゆることが交わってる場合もあるし^^)

ただ季節は随分関係していると思いますが・・・

一般家庭において外気を完全に遮断してその部屋独自のってのは難しいんです。

同じ部屋で同じように飼育を長く続けているとある程度のスキルが出来上がってきて

うまくいく(もしくは自分のペースに沿っている)確率、もとい失敗しない確率は

確実に上がってきます。

なので個人個人の意見や経験は違ってきてくるし、うまくいくいかないが

でてくるのではないでしょうか?




 
 




 


昨日、人口蛹室の作り方をですね、長々と書かせていただきましたが

ではではどんなときに人口蛹室に移すのか?

移さなければ後々ドナドナになってしまうのか?

それには恥かしい画像を公開しなければなりません。。


その画像はこちら・・・

ab61efa8.jpeg








これ・・・菌糸なんですね。。

いけませんねぇ。。。こんなんでは。。。

男の言い訳は聞かないし、言わないのがモットーなので

言いませんが、飼育を趣味とされるかたは大体の理由はわかると思います。

でもですね、こんな劣悪な環境のなか・・・けなげに頑張っているんですね。

こんなにしてしまって大変申し訳ないのですが、こーなってしまっては

何をしてもムダとなります。こーゆーときはなんとか蛹室を作って蛹になってもらいます。

ただ・・・蛹室を作る前からこの状態で、蛹⇒羽化まで持っていくには

あまりにも期間が長すぎます。

こーゆーとき、人口蛹室に移動させる必要が出てきてしまうのですね。。

具体的に申しますと・・・

11555e54.jpeg

 こんな状態。。






容器底が露出するような蛹室は♂の場合は危険です。

♀ならね、蛹室小さいので容器を逆さまにして対処・・・なんてことできるのですが

ノコでもアマミのような大型になる種は人口蛹室に移動させたほーが賢明です。

あと・・・

9b2989d2.jpeg

 これは何がダメだか判ります?






蛹室の中央やや右上部分・・・色が変わっています。

嫌気発酵しています。これもヤバイっ!

これも大型の♂蛹は人口蛹室に移動です。

誠に恥かしい画像を羅列したわけなんですが、

特徴的なこととして

蛹室が大きい。

容器側面から容易に確認できる。(たぶん固いところを探してのことだと・・・)

などが挙げられます。

上記3点の画像のような状態ですとね、

たとえ蛹室が容器中央にできていても

もうネチョネチョなんですね・・・中身(菌糸のなれの果て)が・・・

羽化までの期間、どのような状態に変化するかも分からないし、

(わかっているのはよくはならない。。ということ。)

嫌気発酵してなくてもネチョネチョ状態って大気中の水分を吸収しやすいみたいで

蛹室内の湿気がスゴイ。。

とーぜん上翅がグチャグチャな羽化不全は目に見えているので

こーなったらもう人口蛹室に移すと決め込んだほうがいいかもしれません。。

移動時期は蛹になってから10日~14日経過したあたりが一番いいのですが

前蛹の棒状のときでも移動はできます。(かなり怖いです。。)

絶対に移動してはいけないのが

蛹室を作っているとき。(人口蛹室を壊す恐れあり。)

蛹になったばかり。(飴色の蛹のとき)

はやめたほうがいいです。

細心の注意を払えば、蛹化後1週間でも移動は可能です。

このときはなるべく素手で触らないようにしましょう。

(人の体温は蛹にとっては高温です。)

さて、趣を変えまして菌糸の交換後のメンテナンス。

初令や2令初期のころのように幼虫が小さい場合は問題ないのですが

3令初期~中期の交換後、居食いしてくれれば問題ないのですが

たまに落ち着く場所を探したり、幼虫を入れるときに開けた穴が小さい等で

なかのエサが盛り上がり、容器フタ部分まで上がってきてしまうことがあります。

14e1adc5.jpeg


 これはまだいいほうです。






7acd2a93.jpeg

 これなんかもまだいいか・・・



 



フタ内部を全面覆っているのはNGです。

通気がね、悪くなってしまうのですよ。

これ・・・マットなんかもそうですので

ある期間(交換後2~3週間)が経過したら

容器のフタを開けてせりあがった部分を取り除きます。

027fcac8.jpeg


 これでよし^^)


 
 所要時間が数十秒。


まぁ数があるかたはこれも大変でしょうが、期待大の容器だけでも

やっとくとけっこー安心するものです。

蛹室を作る前の暴れは、せっかく大きく育てた幼虫を小さくさせてしまう原因ですが

暴れの原因のひとつとして、通気もあると思うのですよ。

菌糸の場合はある程度の期間が経過すると、子実体がフタの通気部分を塞ぐことも

あるので、定期的にみて取り除くという作業を忘れないでおくと

後々いい結果に繋がると思います。





 


たまにはマジメに^^)

人口蛹室の作り方。

まず用意するもの。

コバシャ(もしくは密閉性の高い容器)

オアシス(生花を差すアレです。)

トレイ、パン切包丁(¥100均で売ってるので充分です。

パン切包丁は刃の部分が厚めだとやりやすいです。)

0f7a1e34.jpeg
 まずはオアシスをケースに合わせて


 切ります。すこーし余裕があるほーが

 後で何かと便利です^^)


感覚としてはスポッと入って抜けるくらい。(ちょっと逆台形ぎみです。)

a9e59fc2.jpeg

 オアシスのケースの底に触れる部分中央に

 溝を切ります。ケース内の空気の流れを考慮します。

 

 これ・・・けっこー大事みたいです。

♀のような小さな蛹はともかく

♂の大型蛹なんかは影響出るみたいです。

ちなみにボクも最初は溝、切っていなかったのですが

当時作っていた人口蛹室そのものがイビツだったらしく、

うまーく流れていたみたいなんですね。


3825296e.jpeg 

 掘る部分を指で印をつけたところ。

 正確さを望むのであれば、軽く線などを

 引いたほうがマチガイがないかもしれません。

 
 
 


ボクに人口蛹室の作り方を教えて下ったかたは

線引やスプーン、先が丸くなったプラ棒数種を使い分けていました。

そのかたはショップで依頼を受けて販売もするからだと申しておりましたが

大型種のクワガタやカブトムシの場合は、道具を使ったほうが効率的だと思います。

71fbc96d.jpeg 

 さて・・・掘り進んできたところ。


 ある程度、掘り進むと分かってくるのですが

 
 
 
 ¥100均等で売っているオアシスは方向がまばら。。


方向がまばらというのはですね、

『ここを浅くしたいのだが、同じ力加減にも関わらず深く掘れてしまった。。』みたいなことで、

オアシスを構成する素材の密度加減やカタチづくるときの

組成方向がバラバラだったりするのです。

オアシス自体、花屋さんとかで購入すると

『えっ?』というお値段だったりしますが、その辺が違うのですね。

ボクは¥100均のものを使っているので掘りながら

オアシスの進みたい方向に逆らわずに蛹室を作っていきます。

何でも個体差アリ^^)なんですね♪

7d634f4c.jpeg
 そーやって掘り進みながら

 蛹のアタマをどちらにするか?

 頭を置くほうを若干高めにします。

 


クワガタが作るキレイな蛹室って卵型なんですね。

なので、蛹室の部分をカタチ作る方向性としては卵の殻を縦方向に

切った状態を目指します。単純に楕円形に掘れてしまった場合は

人口蛹室の下に余ったオアシスの切れはしを

スペーサー替わりにすれば対処できます。

蛹室の蛹が入る部分は極力凹凸のないように整えます。

483e1fdd.jpeg


 画像でわかるでしょうか?

 少しカエシをつけています。

 これは重要です。

特にノコの場合はドルクスと比べて(あくまでもボクの主観ですが)

羽化がヘタ、もしくは羽化時の行動に均一性がないので

カエシはあったほうが無難。

羽化時、後翅を延ばすときに体をひっくり返すときや体を乾かす(?)ときに

威力を発揮します。

1f6bc523.jpeg

 この画像はオアシスを水に漬けた画像ですが

 成形したオアシスをバケツ等にドボンとしてしまっては

 水分が多すぎます。


これは水道で万遍なく水を当てた状態ですが、

種類によってはこれでも水分過多です。

特に蛹室部分は最後の面を整える意味も含めて、

キッチンペーパーで入念に水分を拭き取ります。

少なくてもキッチンペーパー3枚は水でヒタヒタになってしまいます。

スマトラヒラタ等の大型ドルクスは、霧吹きで色が変わる程度でもいいと思います。

国産ノコの場合は、上記のように水道でオアシス各面に水を当て、

蛹室部分の水分を入念に拭き取れば、ケース底に水で浸したりする必要も

羽化までのあいだに水分を足す必要もボクのところではありません。

ここら辺はクワを飼っているスペースの状況で変わりますのでご査収くださいな^^)

人口蛹室の水分が多いと後翅の先っぽが閉じない羽化不全が多いように感じます。

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 ハイ♬蛹を入れてみました。


 掘る目安としては・・・・


 (画像は逆に蛹を入れています。)
 


幅・・・蛹に一番幅にある部分×2

長さ・・・蛹の長さ(折りたたんだ状態【画像の状態】)×3

深さ・・・画像の状態の蛹の一番高い部分【アゴの彎曲部分】×3

ぐらいが目安です。

ただねぇ、やっぱりどんなに上手に作ってもクワが自分で作った蛹室には敵わない。

あと大きな蛹ほど自分で作った蛹室はコンパクトです。

人口蛹室を作るときこの状態をマネするとなぜか、

頭を持ち上げられない等の羽化不全を起こすので、

あくまでも参考程度にしとくといいと思います。

本当のところは人口蛹室に移さなくてもいい状態で

蛹室を作ってもらうのが賢明なのですが

やはりいろいろと色々です。。

もし、人口蛹室を作るようなときに

参考にしていただければ幸いでございます^^)






 


大切だと思うのですよ^^)

5月にセット組んで・・・

ノコに適切かというと個人的にはそぉ思いません。

5月はヒラタ、オオクワ、いいと思います。コクワとかね♬

(あくまでも国産ね♪)

ノコは・・・・

ズバリ6月下旬~7月・・・発生時期よりちょい遅め^^)

この時期にセットするとけっこー産んでくれるし、後々の計画も立てやすい。


9dfe622f.jpeg

 もちろん飼育下の場合、種親の状態も


 おおいに関係してきますが・・・


 

でも見てるとこの辺で活動が活発になる個体が多いから・・・

というか、発生時期を把握しとくのってけっこー大事かも^^)

ノコの飼育ってけっこー忍耐が必要で

特に国産の場合は、幼虫⇒前蛹⇒蛹の期間はもとより

成虫にしてからの期間が必要だから、その部分を楽しむくらいの

キモチがないとけっこータイヘン^^)

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 ボクはその間をブログ等でupして


 楽しんでるとこあるかもしれない^^)


 画像にするにはやりやすいしね♪

タイトルにハナシを戻しますとね、割出時期や交換のタイミング。

成虫にどの時期にしたいか?なんてのも関係してくる。

あとね、あくまでも趣味なんで

自分のタイムスケジュールに合わせるなんてのもけっこー大事だと思います。

やっぱ忙しい時期は・・・・ねぇ^^)





こないだですね。。

体たらくがあーだこーだと書いたのですが

その結果が・・・これ。。。
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ビンを入れ替えてから潜ることをせずに

ブローのフタを利用して蛹室を作った例です。。。

このままで放置しているとですね。。

画像の個体はアマミノコなんですが

弱い種はマックロになってしまう。。。

対策としては人口蛹室です。

♀はまだ蛹になったばかりなので、もうちょっとしてから

♂も前蛹なんですが、もうちょっとまっすぐになってからの移動が

いいかもしれません。。

交換タイミングをいい加減にしてしまうと起こりうる出来事なんですね。。

ちなみにこの状態で保管する場合、

水滴が大敵なので、フタの内側の水滴はこまめに拭く、キッチンペーパーを挟む等の

対処が必要です。

まぁ、こーならないのが一番なんですけどね。。

これから人口蛹室の準備に取り掛かります。

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 さて・・・
 


 気を取り直して


ハンスヒラタ2頭目です。

よく見ると面白いクワです。

パプアヒラタっぽいのですが、アルキのちっちゃいようにも見えます。

1fdfce28.jpeg
 1頭めよりは大きいのですが


 小さいですよ^^)


 4センチぐらいです。


これ・・・大きいの見てみたくなりました^^)






material by:=ポカポカ色=