クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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先日色変わりとして
トカラオレンジの明るい個体を
飼育で出そうと目論みましたが

ニジイロやパプキンと比べ
いろいろと問題点がございます。



まず、羽化までの期間がある程度の
期間を要すること。

休眠期間が長いこと。

ある程度の飼育数が必要なこと。

実践面の温度管理等はここでは
触れませんが、オオクワの極太を
出すぐらいの気合が必要かもしれません。



出来ればね、大型でアゴの付け根や
頭部、胸部も赤い個体を目指したい^^)
ちょっと欲張りでしょうか?
あと、黄色い個体ね❤
これは魅力的です。



まぁ少しなんですが、今まで他の種で
いい感触はあるんです。
アマミノコなんですが、累代を重ねていく度に
自分好みの個体が孵ってくる。
もちろん親が自分好みの型や色だったりするワケです。
油井はキチンと飼育すると親と同じような型が孵る率、
与路は赤い個体の出現率が高くなるという
経験があるんですが、油井はF4、与路はF3と
油井で約8年かかっているワケですから
途方もない時間がかかるんだろーなー?

でも気長に楽しむという意味ではいいかもしれません^^)


時期的に、あと一回交換したら
もう蛹だね?的な幼虫たちが
増えてくると思います。

(画像はサキシマヒラタ)

この子みたいに白くって青くって・・・な
幼虫は、まだまだ大きくなる可能性アリ。

 (画像はヤクシマノコギリ)
この子ぐらい黄色いとすぐ蛹室を作り出すかも
しれません。

で、そんなときは・・・


新品の菌糸ビンを用意します。
ノコはよく『熟成された菌糸ビンがよい』
と、されていますが
それは成長期に使用すると効果を発揮します。

でも今回は蛹室を作ることを前提としています。
なので、新品の菌糸ビンです。


で、これが伝家の宝刀(^^♪
穴開け棒(勝手に呼んでいます。)

まずは直角に差し込み、グルっと一回転♫

蛹室を作ってもらいたいトコまで
差し込んで、その部分を拡げるように
菌糸を掘り出します。
イメージとしては三角フラスコ状に掘ります。

で、幼虫を入れて完成^^)

ビンを置くトコの温度は低めがよろしいです。

意味合いとしては、ノコの幼虫は
蛹室を作るために地中深く潜るらしいので
蛹室を作る場所に到達したと
勘違いしてもらうためです。
新品の菌糸は、エサなんだけどどーなんだろ?的な
ことを幼虫クンが感じてくれたらなぁのおまじないの
意味もあります^^)

で、菌糸で育てた幼虫が、仮に勘違いしないで
食したとしてもヨシとするための菌糸です。
これ・・・もう少しクリーム色が強かったら
マットに移します。

何故、新品の菌糸ビンなのか?

飼育者の思惑どーり蛹室を作ってくれたとしても
(ビン交換してすぐ蛹室を作り出したとしても)
蛹室を作る期間+前蛹期間+蛹期間+羽化期間
=このビンの菌糸の寿命とはならないのです。
上記のステージで約3ヶ月ぐらいの期間を要す
ワケですから、少しでもビンの状態がヨイほーが
いいワケです^^)

仮にこの菌糸ビンで済まないようでしたら
マットで蛹化ビンを作って蛹化に備えます。

ちなみですね、温度下げたトコに置くと
菌糸ビンの持ちもよくなりますが
前蛹期間と蛹期間も長くなりますので
羽化までの期間が長くなります。

産卵から数えるともうそろそろ9ヶ月ぐらい?

いよいよファイナルです♪







これね♪
今年の課題・・・というか
これからのノコ飼育の課題にしようか?
と、画策中^^)



ニジイロの色変わりとか
パプキン、メタリフェルの青の固定とか
もっと言っちゃうとオオクワの
良型固定。
これをトカラでやってみようという試み(^^♪



で、何やるの?っつーことですけど。

まずトカラでも一番色が明るい産地は?
中之島。
これ、異論を挟む方、あまりいないと思います。

現在、ウチには優良個体2♀から採卵した幼虫が
多数います。(もちろん別腹です。)

①と②で分けているのですが、
まず、全部の個体を羽化させる。
その中で①②それぞれ、明るい色、
カッコイイと思われる型の個体を
2ペアづつ確保。

①ペア×1 ②ペア×1 ①♂②♀1ペア
②♂①♀1ペアの4系統を作ります。
で、それぞれ採卵して飼育するのですが・・・



まず知識という面で・・・
雑誌クワタのメタリフェルの色固定の記事が
載っている書籍を探す。

Be-Kuwaのパプキンの色固定の記事を探す。

光田氏の飼育(色変わりの出しかた)を
もう一度聞く。

これをもとにトカラオレンジの固定を目指す。



まぁカンタンに言ってもですね、
けっこーモンダイはあるのです。
累代障害とかのネガな部分はともかく
ノコは累代には時間が掛かります。
そこがモンダイ。
(なんたって休眠期間が・・・ね。。)
自分のモチベーションが保てるか?が
大きな課題です。



でもね、いろんなところが採集禁止に
なって、ワイルドは入手しずらい、
もしくは種の保存のために守っていかないと、
と言う思想アリの反面
飼育技術の向上で、野外ではありえないような
個体が存在する現在。
その種の魅力を特化させた個体が
存在するのもアリかな?とか
思うのです^^)





昨日の悪石に引き続きトカラです^^)

臥蛇島産。

先日のクワタで嫁を見つけ(^^♪
トーゼン♀単では手に入らないので
ペアで購入。
でも安かったです。
出店されてるショップ様に聞いたところ
正規の値段では・・・だそうです。。

元々採集者が少なく、採集される方も
標本目的な方が大半なので
今日のようなブリード目的で購入するには
いろいろなハードルのあるノコではあります。



でもステキでしょ?

この子の嫁を探していました。
なんといっても赤いのです♪

ねっ!!


目的は♀。
けっこー赤い。
 
これは主観なのですが
型は♂その他は♀という概念が
理由もなくあります。

やっぱノコ好きを魅了する
臥蛇島トカラ。

これも楽しみのひとつです^^) 


今年ブリードする種類は
全てがオタノシミなのです^^)
(毎年そーなんですけどね。。)
2015年のトカラは中之島なんですけど
2016年は・・・・



悪石(^^♪

これ・・・こないだのクワタで
売ろうか迷ったのですが・・・
売りませんでした。



何と言っても赤いのです♪



まさにトカラ❤
悪石の特徴がモロ出ています。



頭もアゴも赤い。



♀も赤いんです♪
昨年の夏、購入なので
活動するかヒヤヒヤしましたが
うまく寝てくれました。



♂も♀も休眠中ですが
この時期ならではの脚の力が
付いてきて良好な状態。

今から楽しみです♪


material by:=ポカポカ色=