クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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一通りの交換が終わった3月初旬
後は蛹化を待つばかりとなりました。

飼育者的にはそぉなんですが
クワは個体によってはそぉならない
個体がいるんですよね。。

 

今日みたいに春めくと(急激に気温が上がると)
暴れる個体も出てきます。
この暴れ、諸説ありますが
ボク的には『蛹室を作る場所を探している』
と、解釈しています。
なので思い切って交換します。
この場合、菌糸で飼育している個体も
マットに入れてしまいます。
温度は恒温の低め。これでヨシとしています^^)

あと心配なのが昨年10月下旬交換の
状態のよい菌糸に入っている個体群。
11月から換算しても4ヶ月半
こないだ半分は交換したのですが
全然食べていないし、菌糸の状態も悪くない。
でもこのまま蛹化まで持っていったら
確実にグズグズになる。。
このような個体たちは得てして
居食いだし、大きいし。。。
菌糸は状態が良くても長期間で痩せています。
でもそれが通気にはよく、幼虫にもヨイ(^^♪
蛹になるまで待って、取り出せるようになったら
人工蛹室に移すことも考えます。



羽化までのカウントダウン。
ここからの時期は大切です^^)






ここ何年かは菌糸主体の飼育です。

でも今期(2015年夏~)は、半分ぐらいがマット飼育。



ヒラタやコクワはどぉしても菌糸に
手が伸びちゃうのですが、ノコは迷います。


ドルクス系はね。。。なんでだろ?
今飼ってるサキシマヒラタなんかは
マット飼育の個体のほうが体重あるんですけどね^^)


ノコは菌糸とマットだと個体差がハッキリ出ちゃいます。

今期、加計呂麻は全部マット飼育です。
タカサゴ、ミヤケ、諏訪之瀬なんかもそぉ^^)



ノコはマットでデカイのが出るとカッコイイし
何と言っても嬉しい❤

2016年度はもう少しマット飼育増やそうかと
思っています。


こないだ容器が不足してしょーがなく
小ケースに幼虫を複数入れたのが
どーしても気になったので・・・
本日、全てブローに移し替えました。

(画像はイメージ)

3令中期ということもあり、
あまり食べていませんでした。
1月24日からの交換なので
マットの大半は食べてなく。。。

ちょっとソンしちゃったなー。。な想いが
残った交換でした。

ところで^^)

これ・・・前々からUPしようと思っていたのです。

クワガタの飼育コスト。

種類によって様々なので
本土系ノコ サキシマヒラタ コクワあたりで
比較しながら書いてみます^^)



まずマット10リットル¥1000
(産卵用、飼育用は同じ値段設定。)
産卵木 1本¥500
菌糸ビン 500cc¥250 800cc ¥400 
1400cc ¥700
ぐらいの設定でいきましょうか?
ケースやブローは手持ちのものを使用という前提で
♂1匹あたりのコストを算出してみましょう。

まず産卵セット。

コバシャの小を使用したとして

ノコとヒラタは産卵木は入れないので
約5リットル¥500
コクワは産卵木が必要なので
産卵木代¥500+マット3リットルで¥300
計¥800です。

で、ノコとヒラタはだいたい20匹ぐらいは採れるので
産卵セットを割ったときの幼虫1匹あたり¥25

コクワで産卵木1本だと10頭ぐらいだから
幼虫1匹あたり¥80

この時点ではコクワのほうがコストがかかる。

ここからは1匹あたりを菌糸で飼育するとなると

ヒラタ¥250+¥400+¥700+¥700ぐらい?

ノコ¥250+¥400+¥700

コクワ¥250+¥400の設定だと

ヒラタは¥2075 ノコは¥1375 コクワは¥730
と、なります。

これがマットとなると
ボクの詰め方で
10リットルあたり500ccは約15本
800ccで10本 1400ccで5本は詰められるので
これを設定とします。
そうなると、500ccは、1本あたり¥67
800ccで¥100 1400ccは¥200となります。
で、菌糸と同じ交換回数だとすると

ヒラタは¥67+¥100+¥200+¥200+¥25

ノコは¥67+¥100+¥200+¥25

コクワは¥67+¥100+¥80

で総計は

ヒラタ¥592 ノコ¥392 コクワ¥247
と、なります。
とりあえず温度管理の電気代等はややこしくなるので
割愛いたします。
菌糸で飼育するのとマット飼育の差が約4倍。
コクワは約3倍か?
こぉやって数字で比較するとハッキリ分かります。

ちなみにですね。コクワはともかく
ヒラタやノコは、マット飼育でも菌糸と遜色ない大きさの
個体が羽化してくるときがありますので
うまくやれば低コストでデカイ個体が拝める可能性あり❤



レッツ・チャレンジ!!です^^)






先日色変わりとして
トカラオレンジの明るい個体を
飼育で出そうと目論みましたが

ニジイロやパプキンと比べ
いろいろと問題点がございます。



まず、羽化までの期間がある程度の
期間を要すること。

休眠期間が長いこと。

ある程度の飼育数が必要なこと。

実践面の温度管理等はここでは
触れませんが、オオクワの極太を
出すぐらいの気合が必要かもしれません。



出来ればね、大型でアゴの付け根や
頭部、胸部も赤い個体を目指したい^^)
ちょっと欲張りでしょうか?
あと、黄色い個体ね❤
これは魅力的です。



まぁ少しなんですが、今まで他の種で
いい感触はあるんです。
アマミノコなんですが、累代を重ねていく度に
自分好みの個体が孵ってくる。
もちろん親が自分好みの型や色だったりするワケです。
油井はキチンと飼育すると親と同じような型が孵る率、
与路は赤い個体の出現率が高くなるという
経験があるんですが、油井はF4、与路はF3と
油井で約8年かかっているワケですから
途方もない時間がかかるんだろーなー?

でも気長に楽しむという意味ではいいかもしれません^^)


時期的に、あと一回交換したら
もう蛹だね?的な幼虫たちが
増えてくると思います。

(画像はサキシマヒラタ)

この子みたいに白くって青くって・・・な
幼虫は、まだまだ大きくなる可能性アリ。

 (画像はヤクシマノコギリ)
この子ぐらい黄色いとすぐ蛹室を作り出すかも
しれません。

で、そんなときは・・・


新品の菌糸ビンを用意します。
ノコはよく『熟成された菌糸ビンがよい』
と、されていますが
それは成長期に使用すると効果を発揮します。

でも今回は蛹室を作ることを前提としています。
なので、新品の菌糸ビンです。


で、これが伝家の宝刀(^^♪
穴開け棒(勝手に呼んでいます。)

まずは直角に差し込み、グルっと一回転♫

蛹室を作ってもらいたいトコまで
差し込んで、その部分を拡げるように
菌糸を掘り出します。
イメージとしては三角フラスコ状に掘ります。

で、幼虫を入れて完成^^)

ビンを置くトコの温度は低めがよろしいです。

意味合いとしては、ノコの幼虫は
蛹室を作るために地中深く潜るらしいので
蛹室を作る場所に到達したと
勘違いしてもらうためです。
新品の菌糸は、エサなんだけどどーなんだろ?的な
ことを幼虫クンが感じてくれたらなぁのおまじないの
意味もあります^^)

で、菌糸で育てた幼虫が、仮に勘違いしないで
食したとしてもヨシとするための菌糸です。
これ・・・もう少しクリーム色が強かったら
マットに移します。

何故、新品の菌糸ビンなのか?

飼育者の思惑どーり蛹室を作ってくれたとしても
(ビン交換してすぐ蛹室を作り出したとしても)
蛹室を作る期間+前蛹期間+蛹期間+羽化期間
=このビンの菌糸の寿命とはならないのです。
上記のステージで約3ヶ月ぐらいの期間を要す
ワケですから、少しでもビンの状態がヨイほーが
いいワケです^^)

仮にこの菌糸ビンで済まないようでしたら
マットで蛹化ビンを作って蛹化に備えます。

ちなみですね、温度下げたトコに置くと
菌糸ビンの持ちもよくなりますが
前蛹期間と蛹期間も長くなりますので
羽化までの期間が長くなります。

産卵から数えるともうそろそろ9ヶ月ぐらい?

いよいよファイナルです♪







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