クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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昨年、産卵セットを組んだクワたちの
大半が羽化していると思います。

ボクは昨年、セットを組んだ時期が通年より
遅かったので4月羽化スタート 9月今日現在で
まだ幼虫、蛹の個体が20ほどいます。

(画像は本文とは関係ありません。)

ところで羽化した成虫をどのように管理したら
いいのか?ボクの飼育仲間も様々です。
自分で出てくるまで待つ。
早々に取り出して他容器に移す。
などなど、人それぞれで面白いのですが^^)
やはり羽化後、ある程度蛹室に留ませて
ある程度の期間を置いたら割り出して別容器に移す。
というのが一般的みたい。

 

蛹室で放置してしまい乾燥させて☆とか
羽化後すぐ取り出したら☆なんて話もよく聞きますので
ある程度の期間で取り出すのはいいみたいです^^)



ボクは腹が納まりきれないウチに取り出してしまいます。
金曜日と月曜日が生ゴミの回収日なので
そこに合わせて割り出しちゃったりしています。
以前にも書きましたが、取扱さえ間違えなければ大丈夫です。
それで産みが悪くなったり、早死とかの経験はありません。



では割り出した新成虫、どーやって管理(保管)しておくのか?
ボクは100均で2個¥100のと4個¥100のタッパーを使っています。
2種類を使うのは成虫の大きさで容器を使い分けるから。
大きいほうは80ミリまで対応可能です。
国産種は、だいたいこの2種類で用が足ります。
タッパーの両脇にキリで穴を開け、湿らせたキッチンペーパー
を入れて成虫の乾燥を防ぎます。
タッパーも同じメーカーのものを使用。
これは同じもののほうが収納時に納まりがよいのですね。



で、このタッパーをDVDや本を片づける収納ボックスに
入れます。脱走防止です。特にヒラタの♀は
タッパーを食い破るのでこのような処置が必要なのです。
複数種を収納するときは、種類の異なるものを同胞すると
同定がラク。(ヒラタの♀は同定がタイヘンです。)
種別、産地別に管理も考えましたが、そーすると
収納ボックスの数が多くなってしまいます^^)



タッパーは定期的に見るようにしています。
キリフキや汚れたキッチンペーパーを取り替えることは
もちろん、個体の状態を把握することが大事です。
意外なとこで起き出しているので、1週間から10日に一度は
見るようにしています。
最近は数が多いので分散させてみています。



タッパーを使う理由は、スペースの問題と新成虫は
動き回れるスペースがないほうがよいみたい。
要は疑似蛹室です^^)
タッパーで管理して、ある程度の期間を経過すると
中のキッチンペーパーをボロボロにしだします。
そぉなったら次の段階に移すのですが
長くなったので次回書かせていただきます♪



えっとですね^^)
今年は種類ごとに交換タイミングを変えています。
ヒラタに関しては、初令で割り出した幼虫が多かったので
2週間ほど800ccで4,5頭の多頭飼育。
♂♀判別が可能な場合は♂は800cc菌糸、♀はマット800cc
です。ヒラタは♀でも幼虫が大きくなるので
迷わず800にしました。
割り出し時、全ての幼虫が同じ令という訳ではありませんよね?
セット直後に産んだ卵は孵化後の経過が長いので
とてつもなく大きな幼虫が出ることがあります。
そのほとんどが♀なのですが、まれに♂の大きいのが出ることが
あります。この子は1400菌糸に♪


この時期は、そんなに幼虫の状態を深く考えることなしに
菌糸に入れられるので気分的にはラク♪

個人的に感じているのは3令加齢直後、
胴体が真っ青(中が透けている)で、表皮が薄く艶消しな状態。
もちろん頭幅が大きいほうが期待が持てます。

こんな子は、1400・・・これはノコもヒラタも一緒です。
ヒラタの場合、表皮が厚くなり所々乳白色と青が混じる個体は
交換すると、そのショックで蛹室を作る個体がいますので
(そーするとほとんど交換した菌糸は食べていない状態)
交換タイミングはノコよりヒラタのほうが神経質に
なったほうがより大きな個体を得られる可能性が
高くなるような気がします。



対するノコはと言いますと、ノコは初令~2令で割り出した場合
3令に加齢するのにヒラタと比べて時間が掛かります。
まだまだプリンカップ管理でも大丈夫なような気もしますが
2016年度は、ここで放置ぎみにして失敗しているので
800ccに3頭ほどの多頭飼育。ここでの期間は約1ヶ月です。
ボクは好みでマットと菌糸に振り分けてしまいます。
ここでもヒラタ同様、大きくなっている幼虫は菌糸に入れます。
♂で800cc ♀は500ccマットはコスト的なモンダイです^^)
菌糸はちょっと時間が経過したものがよろしいと思いますが
交換タイミングがここというときは新品の菌糸でも入れてしまいます。
エサに対応できず暴れるということはこの時点ではないに等しいので
(もしあるとすると別要因の可能性が高い。)
大丈夫だと思います。この時期は2度食いなども観察できます。
そう^^)合わないと2度食いなどで幼虫が対処するので
大きい大きくないは別として生存はしていくのです。



例えば同時期セットのヒラタとノコを同時期に割り出して
同じくらいの大きさの幼虫の生育を比べると、
各ステージの期間が違ったりするので面白いと思います。
まず、この時期はヒラタから対処して問題ないと思います♪




前回は幼虫飼育の最初の段階まで
書かせていただきました。
今日はその続編です^^)



まず幼虫の成長速度なんですが
3令に到達する期間はヒラタのほうが
早い気がします。同時期採卵の同日割り出し
同じような環境で、という但し書きはつきます。
あと、交換ショックもヒラタのほうが
受けやすい(判りやすい)と感じています。



蛹の期間ですが、ノコもヒラタも
大型になればなるほど蛹の期間は長くなります。
ここは、同日に蛹化したことを確認することが
難しく、また蛹の段階でサイズ的な同定も困難なため
どーにも言い難いけど印象的にはヒラタのほうが
長い印象を持ちました。
ノコの場合、小さい蛹だと1ヶ月~
(環境に応じて変動します。)
ヒラタはそれ以上とあくまでも実感ですが
そう感じています。



このときの蛹室の状態を細かく見ないと
いけないのはヒラタです。
容器側面から蛹室が見えない場合は
どちらも大丈夫ですが・・・
壁面から蛹室が見える場合、水分を確認できるような
状態の蛹室だったらヒラタは露天掘り、人口蛹室に移動等
対処が必要です。このような状態の蛹室のまま羽化させると
羽化不全率が格段に上がります。
また楕円形でない歪な蛹室を作った場合もヒラタは
同様の対処が必要だと感じました。
ノコに関しては、対処することに越したことはない。
程度の印象です。



羽化時の行動(?)に関してですが
ノコもヒラタも後翅を伸ばしてから上翅が伸び
後翅を折りたたんでから頭を起こします。
ノコの場合、アゴが長いので一度内歯付近で
折れ曲がり、そのあとアゴが伸びてきます。
ヒラタの場合は頭部が起きると同時にアゴも起こします。
このタイミングで容器を動かしたりしてしまうと
(まぁしないですよね?^^)
ヒラタのほうが影響受けやすいです。。
羽化時、水分を放出しますがヒラタのほうが
放出量が多いような気がします。
このへんが蛹室内の湿度と関連するのかな?と、
思っています。ちなみに先日羽化したタカラヒラタは
蛹室に水たまりと言っていいくらいの水分を確認しています。



羽化後の割り出しについてですが、
腹の納まる時間がヒラタのほうが長いです。
要は固まる期間がヒラタのほうが長いので
ノコと同じ感覚で割り出してしまうと
ヒラタは残念な結果になってしまうことがあります。
その代りと言っては何ですが、休眠期間は
ヒラタのほうが短いです。
ノコの場合、短くても2ヶ月~ですが
ヒラタの場合は早いと1ヶ月~で、タッパー内の
キッチンペーパーをボロボロにします。
特に♀は、キッチンペーパーをボロボロにするだけでなく
タッパーを食い破って脱出する個体も出てくるので
個別管理用のタッパーを保管する容器が必要になります。

ボクのように長い期間ノコのみを飼育してきた者には
驚かされること多々なのですが、逆に比較がしやすかった
ということも事実(^^♪

ここに書いていないことで菌糸の相性や
ノコ飼育でよく行う菌糸からマットへ移行して
成虫の型に影響が出るか?や、3令後期の温度帯など
比較材料はいっぱいあります。
その参を書くつもりですが、最後に
あくまでも個人の観察からの印象を書いています。
様々な事例があると思いますので、あくまでも一例
だとお考えいただけると助かります^^)




2016年度飼育分の生体たちの羽化待ちが
数えるほどになりました。
まだまだ幼虫の個体もおりますが
中々の大きさで期待が持てます♪



2016年度の生体と入れ替わるように
2017年孵化の個体たちが棚を埋めつつあります。

トカラ(中之島)を筆頭に、各種ヒラタ コクワ
も徐々に増えています^^)



今期はヒラタが種類数としては多いですが
頭数は控えめ。
現在、アマミヒラタ(請島 与路島)トクノシマヒラタ
ゴトウヒラタ 本土ヒラタ(伊豆大島 種子島)
ウイッハムヒラタ サキシマヒラタで、
特にゴトウヒラタは昨年と同じ♀より採卵。
2度目のWF1となります。本土ヒラタ(伊豆大島)も
同様です。



ノコも昨年ほどではないですが、種類数は多め。
現在、幼虫は中之島トカラのみですが、割り出し待ちが
ハチジョウノコ 本土ノコ(種子島 壱岐 馬渡)
馬渡は今回、ダメかもしれません。。
あと、トカラ(諏訪之瀬 中之島)アマミノコ(与路)
クチノエラブノコで、これからセットを組む予定が
アマミノコ(加計呂麻 請島)ミシマイオウノコ
ミヤケノコ(式根島)は、組む予定です。



ネブトは現在セット中。
3種4産地で、ケース壁面に卵が見えています。
とても小さい卵です。これは今度また書かせていただきます。



減らしたつもりでしたが意外といるコクワのみなさん。
ヤエヤマ リュウキュウ ミシマ(黒島) トカラ(悪石)
これ以外にトカラ(中之島)1♂3♀といますが、ブリードは
来年の予定。コクワはこれで打ち止め予定です。

上記以外での産卵セットの割り出し待ちは
オキナワヒラタ(伊平屋島)スジブトヒラタ(奄美大島)
本土ヒラタ(奈良)ニジイロ。

ヒラタとノコを同日セットで同日投入
同じケース、置き場所もあまり変わらないで同日割り出しの
設定で比べると、産み数はノコのほうが圧倒的に多いです。
(この場合、卵の数は個体差が出るので%での比率)
孵化もノコのほうが早いのですが、加令の速度は
ヒラタのほうが早いです。ノコは、♀が☆になっている率が
高いのですが、ヒラタ♀は存命していることが多いので
個体差を度外視した産み数の違いは、☆になるのが
最終と考えてもノコのほうが多い印象です。

今回は割り出し時2令が理想で、そのまま菌糸(オオヒラタケ)に
入れるつもり。アベレージで大型を狙おうと思っています。

特にアマミノコは2017年羽化分がほとんど小さく
羽化してしまったのでリベンジ予定です。
トカラ(中之島)は、トカラオレンジプロジェクトの
関係もあるので、菌糸とマットで飼育するつもりですが
割合については幼虫の個体差と要相談です♪

とにかく今期は種類数多め生体数少なめ大型狙いが
スローガン。随時ご紹介させていただきます^^)


ボクがいつも使っている菌糸ビンは
ノコやヒラタが大きくなります。
(自己判断です。)
ボクは、この菌糸ビンと大夢の2種類を使うのですが
大夢にはほとんどコクワです。


菌糸の菌もそうですが、使っているチップや
水分量が大きく影響していると思っています。
ボクが使っている菌糸はスペックこそ
他の菌糸と大差ないのですが、生チップの
(植菌される前のチップ)水分量が多いような
気がします。



さて、題名の『どう使うか?』
なんですが、オオクワのように全ステージ
菌糸でなくてもいいような気がします。
2令後期から3令初期に菌糸に入れて
充分に育ってもらい、最後とみなされる交換の際
幼虫の状態でもう一度菌糸に入れるか?
マットに移すか?を判断します。
ボクの友人は、最後の菌糸は暴れることが多いので
対策としてマットに交換しています。
これはいいなー♪と、思います。
ただこれはノコの場合でヒラタも同じ結果が出るか?
と、聞かれると 同じような結果は得られないかも。。

ヒラタの場合、まだ判断できるほどこの方法で
飼育していないのが理由です。

でも交換タイミングなんだろーな。。と、思います。
ノコも交換時の幼虫の状態で、状態によっては
菌糸オンリーのほうが大きく孵ることがありますし
ヒラタはサキシマヒラタは菌糸のみのほうが
大きく孵っているし^^)
ノコは本土系と南西諸島系で飼育の仕方を
変えて大きく育てるノウハウは身に着けている
つもりですけど、ヒラタはまだ頭の中で
絡まっている状態なので、これから模索していこうと
思っています^^)






material by:=ポカポカ色=