クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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そろそろ産卵セットも割り出し、クワ飼育の
大半が幼虫飼育という方も多いと思います。

さて、産卵セットの割り出し時期なども
各々いろいろだと思います。
初令で割り出し、2令初期で割り出しと
ご自分のご都合に合わせてという方も多いと思います。



割り出したあと、大きめの容器に入れる、
プリンカップで管理など、これもいろいろです。



その前に割り出した幼虫にキズが付いていないか?
確かめるは大事です。割り出し時の幼虫の皮膚(?)は
弱いので、ケース壁面での擦れ、産卵木からの移動時
スプーンで・・・と、とかく傷つきやすい。。
傷ついてしまった幼虫は残念ながら☆になってしまいます。
後々のことを考えると幼虫の善し悪しの判断は大切なように
感じています。

前出の容器のことはさておき、マットに入れるか?
菌糸に入れるかと選択肢も出てきますが、ここは
マットで管理に限定して話を進めます。



まず、割り出し前に幼虫の大きさ(ケース側面から見える範囲)
と、マットの状態を確認しておきます。
マットの状態は主に色で確認するしかないのですが
カビ(のようなもの)や、コバエの幼虫 その他の理由から
(見て、やだなと思ったら)再利用はしないほうが無難です。
割り出し時の幼虫の大きさやマットの状態が良好の場合は
この限りではありませんが、個人的には新しいマットを
使用しています。交換時に使用するマットは、産卵セットと
同じもの、もしくは同じようなものが安心です。ここは
幼虫の状態で、マットはいろいろ使ってしまいます。



具体的な例として、プリンカップで産卵セットに
使用するような無添加微粒子マットで管理する場合は
プリンカップの蓋のフチに8ヶ所ぐらい画鋲で穴を開け、
マットの加水量は、産卵セットよりちょっとだけ多め。
(これは感覚です♪)プリンカップ底1センチぐらい固く詰めて
あとはふんわりとプリンカップギリギリまでマットを入れ、
幼虫が納まるぐらいの窪みを付けて、そこに幼虫を入れたら
幼虫の上にもマットを被せます。で、蓋をして完了なのですが
プリンカップの置き場所には気を使います。
初令の場合は、産卵セットを置いてあった付近
(できれば少し温度低め)、2令~は、産卵セットよりも
低い温度のところに置くのですが、これが叶わない場合
500ccとか800ccに入れてしまう場合もあります。
要は小さい容器のほうが温度や湿度の影響を受けやすいのですね。。
幼虫が小さい場合は800ccに3~4頭入れてしまう場合もあります。
ここで大事なのは、生育速度にも個体差はありますので
観察をこまめにして、すぐ次の容器に移せるようにしておくこと。
プリンカップの場合は乾燥、多頭飼育の場合は成長速度が
加速することがあるので、どちらにしても長くて1ヶ月~1ヶ月半
ぐらいで交換が必要と思っていてください。
多頭飼育は国産クワで交換時期が著しく遅れた等 原因が
ハッキリしている以外は経験がありませんが、外産は種類に
よっては危険です。



10月初めの割り出しで、小さな容器で管理したとして
何事もなかったら次の交換は、11月上旬~中旬。
この段階で菌糸に入れるのもありです^^)
このときは幼虫の大きさで容器の容量も変えるので
その次の交換は、早くても1月中旬~下旬です。
そぉなるとその次が3月下旬~4月交換でうまくいけば
そのまま蛹化です。イイカンジで行けるのを期待します♪


10月の3連休ももう少しですので
アマミノコの羽化シーンでもお楽しみください。

2013年に同サイズに近い個体が2個体、
同じような時間帯で羽化したため可能になりました。
仕事しながらの撮影です。
それではお楽しみください。



まずは皮を脱ぎます。
どんな種類もそうですが脚から動き出しますね^^)



後翅が伸び、上翅が閉じます。
後翅に水滴が確認できます。



この個体はアゴを起こそうとしています。
同時に上翅が色づきます。

 

この状態を見ていると手を差し伸べてあげたいとか
思っちゃいますがグっとガマンです^^)



アゴを伸ばしながら、後翅も納まります。
ニジイロみたいにアゴを前脚で延ばすという行為は
見ることはできませんでした。
こぉ見ていると翅パカって、羽化時のかなり早い段階で
なっちゃうのね。。。



アゴは完全に伸びきっていませんが
後翅は収まりました。腹が納まるのは随分かかります。



アゴが伸びきり、後翅も納まって表面部分が終了すると
ひっくりかえって裏面を乾かします。
アゴの付け根の白い部分はまだ固まっていないので
触ると動いちゃったりします。

ヒラタとノコと比べた場合、ノコのほうが
羽化時間は短いです。固まるのもノコのほうが早いので
ノコの感覚でヒラタを扱うとカワイソウなことになってしまいます。

今後の参考になれば幸いです♪





夕飯時です。。。
これから汚い部屋の画像をお見せします。
ちょっとあいだを空けますので観たくない方は
ここで(^^♪





















とりあえず外作業は終了。
暗くなりましたしね^^)

今日は何かとチョロチョロ出たり入ったりしましたが
予定の幼虫マット交換。
最低限の洗い物。
成虫のマット交換(これはこれからです。)
ケースは用意できました。



菌糸は昨日、入れられたからよかったです。



これをどこに置くか考えないとね^^)

とりあえず夕飯、食べてきます♪


昨日のうちに月末処理をやっつけ
今日は、遅いスタートではありましたが
菌糸を買ってきて第1回目の交換です。


先日の800cc20本に引き続き
400ccを40本。ホントは800が欲しかったのですが
売り切れ。。この本数は予約が必要です。



マットも購入。マットはまだ持っているので
今回は10ℓのみ。補足用です。



いつもは洗わないスプーンも今回は数が多いので
キレイに洗います。スプーンは4本ほど使い分けています。



水が溜まっているのが分かりますか?
これはキレイに拭き取ります。フタの水滴も同様です。



いい具合です。交換タイミングもよし(^^♪ですが
この子は800ccに。
今回の菌糸に入れた幼虫の内訳ですが
トカラノコ(中之島)、サキシマヒラタ(与那国島)
ミシマコクワ(黒島)、トカラコクワ(悪石)
ウイックハムヒラタ、本土ヒラタ(種子島)です。
ホントはね、少し菌糸が足りなくてどぉしようか
迷ったのですが、明日マットで飼育している幼虫たちの状態で
また考えようと思っています♪


関係ないようで密接な気がします。



この場合の環境は、エサの状態(温度含む)を
指すと思っていただければと思います。

今回の悪石トカラで、♂を1400に2頭入れて
羽化まで持っていってしまいました。
(交換しようとしたら蛹室を作り始めていたのですね。)



この2頭です。画像でお分かりのように
アゴの長さやボディの膨らみが違うことが確認できますが
画像左の個体は容器壁面に蛹室を作ったので
中の様子が分かりました。右は容器中央よりに作ったので
中は確認できない状態でした。もちろん同腹からの採卵です。
似通る部分もありますが、同じ親からでも随分と形状に
違いが出ます。しかも同じ容器。
環境もほぼ同じと考えていいのですが、これだけ変わるのです。

個人的には、画像左の個体は蛹室が見えているので
外気の影響を受けやすく、温度湿度等の変化が顕著だったのかな?
と、思っています。
ボクが観察して常々思っているのは、蛹の段階で同じような形状でも
外骨格の生育に違いが出ることです。
蛹の、外骨格が形成されていく時期に温度が上がるとアゴの生育を
途中で終わらせてしまう個体は今まで何度となく確認しています。
蛹も細かくみていくと何段階かのステージがあって
大型の蛹ほど、何段階かのステージの期間が長くなりますが
この期間も個体でマチマチ。これには温度を含めた環境が
かなり影響していると思っています。
このように遺伝性も大切だけど、環境変化でも随分と個体の形状に
差が出てしまうように感じています。
まだここまで書けませんが、個体差の中で艶の有り無しもあります。
なんとなくこーなんじゃないかなー?とも思いますが
艶についてはもう少し観察を続けてみようと思っています。


material by:=ポカポカ色=