クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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割り出しもしました^^)



とりあえずの3セット。
途中 雨が吹き込んできたのでこの程度に
しといてよかった^^)



まずはクロシマノコ。予想通りの13頭。
ちょうどいいです^^)今年は手向山産です。



今年は室温が低めということも手伝ってマットの痛みが少ないので
産卵セットに使ったマットも使用します。まぁ1ヶ月程度です。



お次はトカラノコ(中之島)今年6月羽化個体どうしの
掛け合わせ。取りも取ったり51頭!

ここで雨風が強くなったり止んだり。。。
どぉしようか迷いましたが決行です^^)



凄まじく出てきました^^)
トカラネブト(諏訪之瀬島)
ネブトはね、頭数がいると産卵セットのマットが
沈んでくるので、ある程度は覚悟していましたが・・・



まぁ・・しゃーないねの85頭。。。

とりあえず棚には納まったのでよしとしときます^^)
現在・・・台風真っ只中です。。




ボクが住む関東の今週は、気温が低めで
軽い上着を羽織って丁度いいぐらいの天気でした。
で、今日は夏日。。。
今日みたいな日はクワガタが動いちゃったりするんですね。



さすがに9月羽化個体は寝ていますが・・・
あ~。。。ヒラタとかは違いますね。。
ノコは大丈夫だと思いますが一番は個体差です。



一日ぐらいですとね、産卵セットには
あまり影響はないと思います。
ただ羽化して間もない個体は
こんな日を機に活動を開始する個体もいます。



ここで・・・なんですが、当ブログの古い記事には
○○ノコの休眠期間は半年・・・などと期間で区切って
いますけど必ずしもそうとは言えないというのが
現在の考えです。あくまでも目安として考えたほうが
宜しいかと思います。
ただ活動を開始したからといって、すぐ産卵ができる状態
(交尾できる状態)かというとそうでもないというのが
現在の結論です。特にネブトは自力ハッチで出てきた個体は
その限りではありませんが、繭玉を割って出した個体は
他の種類と同様ぐらいに考えておいたほうが無難かもしれません。



ボクが意外に思うのは、アマミ系のコクワたち。
羽化後の活動開始までの期間は比較的短いのですが
こと産卵となると、半年以上の期間を設けたほうが
結果はいいようです。ヒラタなども羽化した年より
翌年のほうが結果が良かったりするんですけど
アマミ系コクワは産まない場合が多い(ボクのところでは)
ので、羽化後ゆっくり構えていたほうがいいと思います。

このように種類によってその時々の気候の影響で
起き出しの期間が変わったり、産卵できるか否かが
違ったりするのは種が種として継続させるための
生まれ持った術なのかなー?と、軽く考えています。



ところで、飼育におけるその判断の仕方なのですが
オオクワ ヒラタ コクワは、越冬もしくは休眠させて
翌年産卵ということが可能なのでそんなに焦る必要が
ないけれど、ノコやミヤマのように活動開始後
短期間で寿命を迎えてしまう種類はどのように判断するか?
なのですが、活動開始からすぐのペアリングは避けるべきです。
これはワイルドがほぼ交尾済みということとは別に考えたほうが
よろしいみたいです。よく書籍などではノコやミヤマの寿命は
2~3ヶ月と書かれていることが多いのですが飼育下で羽化した個体は
その限りではない(ワイルドも管理の仕方によっては長生き)ので
ボクはギリギリまで待つことが多いです。
充分すぎるほどエサを与え、それからペアリング⇒産卵に廻すことが
多いです。理由はそのほうが結果がいいからです。
ここでネブトなのですが、越冬はするけれど翌年産卵結果がいいかと
いうとそうでもないこともあるのでネブトに関しては別枠で記事に
しようと思っています。



秋から冬、春から初夏は気温変動が激しく一番注意が必要な
時期だと考えています。この季節は産卵というより
個体の維持が重点です。ボクが飼育している種類のネブト以外は
やはり羽化後、半年以上の休眠期間を設けたほうが産卵の結果は
いいので、いかに起こさず翌年に持ち越すかが焦点となります。




秋雨前線の影響でこの2日雨続きの関東ですが
気温もだいぶ下がっています。
先日の3連休の最終日のみ暑く、あとは半袖だと
肌寒いぐらいです。



これ・・・何に影響が出るかと言いますとね。。
まず、ノコは孵化までの時間がかかります。
現在、トカラノコ(中之島 諏訪之瀬島)
アマミノコ(請島)クロシマノコ ヤクシマノコあたりは
幼虫が見えているので問題ないのですが、卵は見えても
膨らみにもう少し時間のかかりそうな伯方島 臥蛇島
あたりは孵化まで気が抜けないなぁ。。。



あっ!もし孵化しなくても産卵セットのまま越冬という手も
ありますから^^)この場合はセットは解除しないほうが
いいですよ♪

あと休眠モードに入る個体も出てきます。
ヒラタなどはセット内で休眠モードに入っちゃう個体も
出てくるのでヒラタなどのドルクス系はセットを割り出して
成虫用のケースの♀を移すのもいいかもしれません。
スペースに余裕がある方はそのままでも大丈夫です。



ノコで起き出した個体(特に♀)、ゼリーを入れても
食べている気配がなければ休眠モードに入っている可能性が
高いのでキリフキと生存を確認(このときあまり活動させない)
したら、しばらく様子を見て見ましょう。
うまくいけば2度寝状態に持っていけます。
♂は・・・ゼリー食べちゃっていたらちょっと危険かも
しれませんが、ゼリーを舐めていない個体は休眠モードに
入ります。あとの管理は♀同様です。

オオクワ、ヒラタ、コクワのドルクス系は越冬モードに入ります。
ここで注意しなければならないのは南西諸島系のヒラタと
アマミ系のコクワ。温度が上がると動き出したりするので
注意が必要です。ネブトは・・・・うーん。。。
エサ食べている個体は、越冬こそはするけど・・・
まぁ様子を見ましょう^^)ここはまだ確定できるまで
観察できていません。

このままだんだん秋から冬に向かってくれれば問題ないのですが
急に温度が上がって、しかも何日か続いたら・・・
その何日か続いたときは注意しましょう。
出てきて暴れ出す個体もいますから。。

このまま涼しくなるのは人にとってはいいけれど
クワにとってはいろいろと注意が必要な時期になってきました。




産みました♪



伯方島産ノコ。
ようやく卵が見えました❤

友人からというのが一番なのですが
ボク自身、伯方島のノコは以前から
ちょっと違うなと思っていたので感無量です。



ところで今年は猛暑続きで、今年6月~7月に羽化した個体が
活動を開始し始めて青ざめたものでした。

自分で孵した個体は起き出すまでの経過を見ているので
ヤバイなと感じた場合温度帯が低いところに置いたりして
対応するのですが(今年の場合は♂も起きているので
思い切ってブリードに踏み切りました。)
購入個体や譲っていただいた個体は数字だけの判断に
なるので少し難しかったりします。
今年は販売出品した個体が移動中と展示中に完全に起きてしまった
(帰ってから低めのところに置いても寝ない。。。)個体もいて
こちらも難儀しました。。。



特に友人から譲っていただた個体は、初めて聞く
(住まわれている方が見てくださっていたらゴメンナサイ。。)
島名や地域のものがほとんどなので、このペアで勝負!的なことも
あり、個体の管理は慎重にしています。

あと起きたと思っていたら、寝てしまう個体。
どちらか片方だけ起きてしまうなどなど。。。心配事が尽きない
この夏(もう9月も中旬ですもんね^^)でしたが、逆にこの残暑を
利用してヒラタやコクワなど早めに活動を開始する種類の
産卵セットは組めるかもしれませんね^^)

ちなみに今年7月羽化個体のトカラノコの産卵ですが
無事、幼虫に孵っています。。
今までのスキルを覆すような出来事が頻繁に起こった今年。
やはりデータだけでなく、目の前で起こっていることの迅速な
対処も必要と思い知らされた今期のブリードです^^)



国産ヒラタの産卵は一般的に
簡単とされています。確かに産んでくれますし
数もそこそこ採れます。



スミマセン…ヒラタノメスガゾウガアリマセン.
いろいろな♂画像でお楽しみください。
それでは本題に♪

ところが意外なところで繊細です。
♀は温度が低くなると休眠モードに入ってしまいます。



また温度が高くても産卵に影響があるみたいです。

ここでボクが経験したいくつかを書いてみたいと思います。

ヒラタは羽化後、ノコと比べて活動開始までの期間(休眠期間)が
短いのでウチでは産卵セットを組む時期が早め。
だいたい5月中旬以降から組みだすのですが、これが年によって
結果の善し悪しが出てきます。エアコンで温度管理をしていますが
外気の影響は受けるので、その年その時期の気温で変わるのかな?
という印象です。また羽化した年はあまり産まない(経験上。。)
という認識がありますが、前述したとおりセットを組んでから
1ヶ月半~2ヶ月後の割り出しです。今度はエアコンの影響を
モロに受けるわけなので、産卵行為に及んでいる最中は
室温は低くなるということになります。なのである程度
産卵してたら温度が下がり休眠モード・・・ということは
大いに考えられるのです。。



割り出しの時期は他のクワガタの産卵時期とも重なるので
再セットを組まずに翌年・・・ということも多いから
そのときのセットはある程度の数が得られるという結果になります。

今年はミヤマを飼育している関係上、温度設定は低め。
ヒラタの産卵には影響大なようです。



温度が高すぎる・・・これはあまり経験がありませんが
ノコと比べると1回のセットで産卵数は多くはありません。
でもこれはケースの大きさも影響があるのかな?とも
思います。ノコより広範囲が必要なのかも?と、
感じることもあるので再検討の余地はあるなーと、考えています。



そのように1回目のセットで大して産まなかった♀が
産まないかというとそうでもなく、翌年のセットでは
そこそこ産んでくれます。
ただだいたいそのセットで☆になりますが。。。
ノコばかりをメインに飼育してきたので産卵数に関しては
これだけ?と、思うこともあります。
いろいろ聞いてみると確かに産むけど、ノコほど一度に
産まないようです。越冬ができるということが大きな違いなのかも
しれませんね?^^)

あとヒラタに関しては、あまり時期などを気にしなくても
産みそうだと思って産卵セットを組んだら産んでいたなんて
話も聞くので、今年は♀の状態によっては組んでみようか?と
考えているんですが、南西諸島亜種と北九州離島亜種と本州亜種では
越冬するしないなども関係してくるだろうし、やはりノコと比べると
生存期間が長いのも影響大かなーと、思います。










material by:=ポカポカ色=