クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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出品もして、せっかく画像にしたので続けて書かせていただきます♪
今度は離島ミヤマですね^^)



まずは中甑島産です。まず甑諸島(こしきしょとう)は、そもそも
クワガタの生息数が少ないことをお伝えしておきますね^^)
その中でも中甑島(なかこしきじま)は、採集例も少なく採集家の方も
そんなに採集に出向かないので、余計レアとなります。
画像の個体は2019年に初記載とされている個体を友人が入手、累代した
WF1を譲ってくださり、以降累代している個体です。中甑島産は今回で
終了予定で、出品も今回のトリオが最後となります。



コチラは五島列島・中通島産。この個体の親も同友人がワイルドを
入手して、♀をボクに渡してくれて累代しました。たしか1年で羽化した
個体と2年で羽化した個体とに分かれた気がします。今回出品している
トリオも♀は2021年の秋羽化ですからね^^)羽化したのがバラついた
んですね。。因みに五島列島と聞いて、真っ先に思い浮かぶのはゴトウヒラタ
で、それもほとんどが玄関口である福江島産。たぶん福江島が一番大きいのと
数もそこそこ採れてしまうのでは?と推察いたします。ノコもそんなに採れる
島ではありません。福江島産のノコは貴重ですし、中通島産のノコが出たら
たぶん入手すると思います。ミヤマはそれ以上に貴重なのでは?と、感じています。



離島モノミヤマで、一番入手困難なのは黒島産。黒島はクロシマノコで
有名ですが、採集禁止なので飼育個体しか入手することができません。
この個体は採集者や採集地も分かるしっかりしたラベルの個体です。
詳細についてはこれ以上明記できませんが、今年の秋から出品させていただいた
幼虫はこの個体からの累代となります。とにかくですね、、離島モノのミヤマを
採集された方一様に仰るのは、たまたまとかめぐり合わせと云った類で、採ろうと
思って採れるものではないらしいです。割と他の種類を探していて、振り向いたら
そこにいたという印象をどの方から聞いても感じました。



さて離島のミヤマで、これは特徴と云うより個体差の範囲かと思いますが
脚のタイセツやケイセツに及ぶイエローバンドです。個体によっては
真っ黄色な脚を持つ個体もいますね^^)特に黒島産は顕著とのことですが
中甑島産 中通島産にもイエローバンドが顕著な個体は見られますし、
先のイズミヤマでもきれいなイエローバンドを有する個体が羽化してきます。



ただアゴの変異はイズミヤマのようにフジ型のみとはならないようです。
いま、画像を探してみましたが(見当たりませんでした。。)、エゾ型寄りの
基本型の個体を見たことがあります。



サイズで拘るなら佐渡島産です。現地でも75OVERは飛んでくるようですし
飼育でも宮崎県や北海道のように大型産地として知られる産地の幼虫ぐらいに
体重は載ってきます。耳状突起幅(冠幅)も横に張り出した個体も羽化して
くるので、離島産地で大型が好みの方は佐渡島産をお勧めいたします。



ここからはボク個人の見解なのでスルーしていただきたいのですが
離島モノのミヤマはイズミヤマの特徴に準ずる個体が多いように感じます。
先輩曰く、離島に特化した個体群と本州の個体群の特徴を残す産地が
あるんじゃないか?と、申されておりましたがボクも同感です。
今回紹介していませんが隠岐諸島の個体群はそんな印象でした。
ただね、ミヤマも飼育ならではって個体は出てくるんですよね^^)
ボクのように飼育主体ですと、なかなか野外個体の特徴を見誤りがちなので
そこは気を付けるようにしています。



長々と書かせていただきましたが、今まで散々離島モノの種類を
集めてきて、一番集まりにくい種類でもあります。
ノコ ヒラタ コクワ ネブトと集めてきて一番集まらないし、
特徴も軽妙です。ミヤマの場合も地域変異はあるにはあるのですが
それ以上に個体差 サイズに目を奪われてしまうのも事実。
ただ亜種が少ないこともあり、集めてみるのも面白いと思います。




いやー^^)気が緩んだのか?少し転寝してしまいました♪
気が付いたら大晦日です。昨日は午前が仕事で、合間合間に
家のことを片付けて、カラダ的にはそんなでもないけど
キモチ的に焦りを感じる一日だったので、無事全てを終えることが
できてホッとしてしまったんですね^^)



さて♡ 今年の時間が許す限りUPさせていただこうとお伝えした
当ブログですが、第1弾はイズミヤマです♪ 
画像の個体は新島産で、ただいま出品させていただきました。
併せてご覧いただけるとありがたく存じます(^^♪



初めは出品させていただいた個体の、よりディープな説明を
書かせていただこうとも思ったのですが、今回はイズミヤマ全般に
ついて書かせていただこうと思います。ビークワ47号から抜粋している
内容も含みますが、現在ビークワ47号って、バックナンバーはおろか
中古でも入手困難なんですね。。。元々発行部数も少ないそうです。
友人から聞いた採集の話と併せて書かせていただきますので
参考になれば幸いです。因みにボクが採集に出かけたのは伊豆大島のみです♪



とにかく♀が採れないので有名なんですね。。ボクが渡島したなかで
♂♀が一度に採れたのは・・・記憶しているのは1回だけです。
♀のみ採れたこともありますけど、所謂 木に付いているのも一回だけ。。
新島産を採集した友人は側溝を歩いているのを捕獲しています。
その友人とも何度か伊豆大島に行っていますが、やはりポイントは
道路だったりします^^)ノコの発生時期はミヤマにとっては少し終わりに
近いのかな?という印象です。それでも伊豆大島は個体数が多いほうなんですね。
利島 新島 三宅島はほとんど見たことがありません。ボクの友人は利島 新島で
♀を採集しています。利島産は過去 販売しているのを見たことがあり、
その個体を飼育・累代していました。(現在はWF1のみ所有しています。)



ビークワ47号から抜粋しますと、アゴ・頭部の発達が悪く腹部はやや大きいと
記載されています。特筆すべきはアゴの変異が見られないことで、全てフジ型
となるとのこと。ここは大事なところです。ボクも一度嫌な思い出がございます。
プレートを見ると、画像の個体は飼育ならではのようです。
実際の処、伊豆大島産でも50ミリを超える個体が採れると大騒ぎ(したい気分)
になります^^)もちろん新島産 利島産も同様なようで、新島の♀が採れたとき
一緒に小さな♂も採集できたのですが、これミヤマなの?というぐらい
小さな個体でした。



飼育的には本土のミヤマとほとんど変わりませんが、若干起き出しが
遅いかな?と感じています。やはり発生時期に沿った時期に起き出します。
最初に飼育した利島産は割と低栄養なマットで飼育してみましたが、
累代して時点で色々試してみた結果、国産ミヤマが大きくなる
マットで大きくなります。温度は本土産より耐性があるように感じます。
ただ1年で羽化してしまう個体も多いので、結論的には他のミヤマと
同じ場所で飼育しています。



採集した友人に話を聞くと、利島・新島はホントめぐり合わせで
次に同じ採集ポイントに同時期に行っても採れる気がしないと
申していました。。現在 伊豆諸島は御蔵島・神津島は採集禁止。
イズミヤマが生息しているのは、伊豆大島 利島 新島 神津島 三宅島の
5島なので、神津島を除いた4島で採集は可能ですが、近年 採集に関して
厳しいことも聞いています。貴重なイズミヤマ。
大事に飼育していこうと思います。



たぶん、他の個体がすでに羽化しているのでそう感じるのかも
しれませんが、とにかく長く感じました。。



フライミヤマ(シュパンスキー)です。
自己ブリードで得た幼虫は少数でしたので、全頭飼育して、
うち1Pは販売、♀はすでに★です。。♂も蛹で・・・ぁああ。。。という
結果でしたので、余計にそう感じるのかもしれませんね?



ボクの中でのミヤマのカテゴリー分けは、アゴが長く全体的なフォルムが
シュっとした印象を受けるタイプとミクラミヤマ等々で思い描くカワイイ系
に分かれるのですが、そのどちらでもないですね^^)
強いて言うなら『野武士』系ですね♪



長いわけでもなければ寸詰まりな感じでもない中間的なフォルムが
そう言わせているのかもしれませんが、とにかく違いを感じます。



まだ腹が納まりきっていない横からの画像。
上から見るのとはずいぶん印象が変わります。
意外と平べったいですね。まぁこれはサイズも関係してくるのだと
思います。あんまり大きくないですからね^^)

ともかく♂のみなので、ブリードすることができません。
安定してきたらヤフオクの出品も考えています。

どちらにしても諦めていた容器からしっかりとした♂が羽化してくれるのは
嬉しいもの♡ こぉして画像に納めて紹介できることができて
本当に良かったと思っています。


ユダイクスがそろそろ最終です。
2頭残っているうちの1頭が羽化してきました。
もう1頭はまだ幼虫なので来年に持ち越しそうです。



一昨日あたりから羽化が始まったようですね^^)
昨日はまだ上翅が白かったかなと思います。
この個体は他の個体が羽化してきたとき、一緒に上部のマットを
取り除いておいたので、確認が容易でした。



蛹室から出してみました。
まだ全体的に赤いのと腹こそ納まっていますが
腹の色はまだクリーム色です。
けっこう時間をかけて取り出しました。



耳状突起がカクカクしています♪ この個体差もミヤマの魅力の
ひとつです^^)ただなぁ。。。今回は突出したサイズは出てきてない
ですね。。。考察の余地ありです。



保管用タッパーに移しました。
いつもながらこの時期の移動は緊張します。
ヨーロッパミヤマ勢はスプーンで、とはいかないので
手早く行います。



うーん。。ミヤマあるあるではありますが、痛恨の上翅先っちょ
翅パカ。。この子を種親にするかなぁ。。
ヨーロッパミヤマ勢に限らず、ミヤマ・ノコの種親は飼育レコードでも
狙わない限りは完品か否かも含めてそんなに気にしていません。
極度の翅パカ個体は別ですが、交尾器部分がしっかりしていれば
累代は可能です。ただ活動開始までの管理は完品状態の個体より
気を遣います。



飼育途中でモチベーションが下がったことは事実で、その割には
羽化して喜んでいる為体な飼育者ですが、次はモチベーションの維持も
含めて再チャレンジです^^)やっぱり95~のユダイクス・アクベシアヌスは
別格なので、アベレージになるよう精進したいと思います♪


ただいま出品中のヴェムケン♂単品。
早々とご入札いただき恐縮しています♪



また話を逸らしているなと思わないでください^^)
実はこの個体 兄弟はすでに羽化して手許に残っておりません。
今いる幼虫も他に成虫ペアを入手していますからね。。



ラエトゥスは早期羽化個体です。2頭の♂が羽化してきました。
もうそれぞれ嫁いでいます。



と、ここまで書かせていただければお題との関連は掴めると思います。
羽化ズレが激しいのがその理由です。何がどう作用するのかは分かり
ませんが、とにかく1年で羽化してくる個体と2年かかる個体
(それ以上もいますが。。。)が存在するというコトなんですね。。



因みに先日出品させていただいたメアレーも然りです。
ボクの仲間でミヤマは最低20頭は飼育しないと、というのは
個人的な考察あってのコトかと思いますが、あながち
大袈裟ではないなとは思っています。



ただですね、、大型の♂は時間がかかり、それはミヤマに限った
事ではないので、他種もそうなんですが、コトミヤマに関しては
顕著なので、対策を講じないとなと、考えるのは必然に近いかも
しれません。そこで対策の一つとして多数を飼育することも
当て嵌まるのかなと思う次第でございます^^)




material by:=ポカポカ色=