クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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まぁ小さいサイズでしたら1年で羽化させることはできます^^)



先ほどの利島産イズミヤマなどは1年ですしね。。



今回はそこそこのサイズ(特徴がしっかり出て見栄えのする)で
羽化してくる種類などをご紹介いたします。
もちろん血統とかもありますが、そこはお正月なので(?)
かる~く流して読んでみてください^^)



ミヤマの場合、産卵セット期間もそこそこ必要なので、
全ての工程を考えに入れると最短でも一年半ぐらいは必要です。
それも羽化までの期間なので、累代となると2年は最低でもかかることは
初めにご連絡差し上げます。まぁ国産ノコの大型個体が活動するまでの期間と
ほぼ同じぐらいに考えてくれるといいと思います。



種類別で見てみると国産ではミクラミヤマが筆頭かなと思います。
基本的には2年かかると考えていいと思いますが、1年でも2年でも
サイズはそんなに変わらないです。
イズミヤマやミヤマも1年で蛹化までは持っていけますが、サイズや特徴と
言った点ではかなり違ってきます。アマミミヤマは1年で羽化させたことは
ないけど、どこかで見たことがあるようなないような?^^)
記憶が曖昧です。。



外産ミヤマは1年でもサイズ・特徴がしっかり出てくる種類はいます♪
エラフスミヤマはボクの飼育経験上 最もサイズ・特徴が出てくれました。
交換も800⇒1400で画像のような個体が羽化してくれるので、飼育していて
楽しいですよ♡ マットはヨーロッパミヤマ系が大きくなるマットで
大丈夫です。

 

ルニフェルやメアレー ミシュミもサイズはともかく特徴はしっかり出てくれます。
交換回数もそんなに多くなくても大丈夫です。



この記事を書こうと思ったきっかけになったナンサー。
約1年ちょっとで画像の個体が羽化してきます。70を越えてくるような
個体はもう少しかかりますが、それでもこの間のクワタのときに
蛹化していると聞いたので、ミヤマの中では短期間の部類に入ると思います。
前出のルニフェルやメアレーも大型は最低でも2年はかかるので、大型個体を
目指す方は参考にしていただければ幸いです。

 

逆に時間のかかる種類や短期間で羽化させるとトホホな個体が
羽化してしまう種類。ヴェムケンはしっかり特徴が出る個体は
2年かかります。1年で羽化してくる個体もいますけど、まぁカワイイですよ♡
ヒメミヤマ系は最低でも2年以上かかると思ってくださっていいと思います。
画像のヒメミヤマやクラーツは2年半以上かかっています。



画像のようなヴェムケンは2年かかります。♀との羽化ズレが激しいので
キクロ並みの対策は必要かもしれませんね。。

今回敢えてヨーロッパミヤマ勢を入れなかったのですが、特徴がしっかり
出てくる個体は1年半は見といたほうがいいし、サイズを見据えると
やはり2年は考えていたほうがいいかもしれませんね♪







お正月休みの時間の流れは早いと感じているのは
ボクだけでしょうか?^^)
今日2日は少々自分の時間が取れるので、書けるだけ書いてみようと
思います♪



さて、今回は利島産イズミヤマです。
対称的な2個体が手許にあるので書いてみようと思います。
左がCBF1 63ミリ(2年1化)右がサイズ未測定のWF1(1年1化)です。



63ミリの個体は先輩の飼育で、産卵はボクがしています。
♂が余ったので戻してくださいました♡



WF1は産卵・飼育ともボクの飼育です。うーん。。。残念です^^)
因みに利島産で63ミリというのは野外では見られない個体です。
新島もそうですが、利島産は野外個体の大型(60ミリ以上)は採集例の
報告が無いそうです。



飼育的には他産地のイズミヤマは基より国産ミヤマの飼育と何ら変わりは
ありませんが、幼虫のスイッチが入り易いかもしれませんね。。
とかくイズミヤマは1年で蛹化してしまいがちという話はよく聞きます。
ボクも新島産(こちらは♂は2年、♀は1年と2年でばらけました。)と
同じ場所に置いていたので、利島産は全頭1年で羽化しています。
利島産イズミヤマは大型の♂と併せて2ペアいるので、2ペアとも
ブリードします。同系統のWF2と別系統のCBF1展開になれるよう
今いる個体をしっかり管理いたします♪


運を使い果たしてしまったかもしれません。。



ヒメミヤマが羽化していました♡♡♡



しかもサイズ・型とも中々です^^)



ボクのミヤマランキングではかなり上位に入るヒメミヤマ。
この個体が羽化させることができたのは運以外ありえません(^^♪



飼育データを記載します。
2020年6月28日産卵セットイン。
2020年12月割出し。
2021年2月交換。
2021年11月28日交換。
交換に関してはいずれも新しいマットの付け足しで
容器サイズは800のままです。
2022年4月16日交換。
2023年1月1日割り出し。
割り出し時点での個体の感じは12月中旬羽化ぐらいかと思われます。



交換時のマットはNマットベースに黒土+完熟マット一掴みですが
それまでのマットの分量も加算されるので、そんなに高栄養という
訳ではないのかな?と、思います。



飼育的にはかなり難しいとされるヒメミヤマ。
この個体の羽化はこれからの飼育方針や方向を決める
試金石としてはかなり重要な要素となりそうです(^^♪


出品もして、せっかく画像にしたので続けて書かせていただきます♪
今度は離島ミヤマですね^^)



まずは中甑島産です。まず甑諸島(こしきしょとう)は、そもそも
クワガタの生息数が少ないことをお伝えしておきますね^^)
その中でも中甑島(なかこしきじま)は、採集例も少なく採集家の方も
そんなに採集に出向かないので、余計レアとなります。
画像の個体は2019年に初記載とされている個体を友人が入手、累代した
WF1を譲ってくださり、以降累代している個体です。中甑島産は今回で
終了予定で、出品も今回のトリオが最後となります。



コチラは五島列島・中通島産。この個体の親も同友人がワイルドを
入手して、♀をボクに渡してくれて累代しました。たしか1年で羽化した
個体と2年で羽化した個体とに分かれた気がします。今回出品している
トリオも♀は2021年の秋羽化ですからね^^)羽化したのがバラついた
んですね。。因みに五島列島と聞いて、真っ先に思い浮かぶのはゴトウヒラタ
で、それもほとんどが玄関口である福江島産。たぶん福江島が一番大きいのと
数もそこそこ採れてしまうのでは?と推察いたします。ノコもそんなに採れる
島ではありません。福江島産のノコは貴重ですし、中通島産のノコが出たら
たぶん入手すると思います。ミヤマはそれ以上に貴重なのでは?と、感じています。



離島モノミヤマで、一番入手困難なのは黒島産。黒島はクロシマノコで
有名ですが、採集禁止なので飼育個体しか入手することができません。
この個体は採集者や採集地も分かるしっかりしたラベルの個体です。
詳細についてはこれ以上明記できませんが、今年の秋から出品させていただいた
幼虫はこの個体からの累代となります。とにかくですね、、離島モノのミヤマを
採集された方一様に仰るのは、たまたまとかめぐり合わせと云った類で、採ろうと
思って採れるものではないらしいです。割と他の種類を探していて、振り向いたら
そこにいたという印象をどの方から聞いても感じました。



さて離島のミヤマで、これは特徴と云うより個体差の範囲かと思いますが
脚のタイセツやケイセツに及ぶイエローバンドです。個体によっては
真っ黄色な脚を持つ個体もいますね^^)特に黒島産は顕著とのことですが
中甑島産 中通島産にもイエローバンドが顕著な個体は見られますし、
先のイズミヤマでもきれいなイエローバンドを有する個体が羽化してきます。



ただアゴの変異はイズミヤマのようにフジ型のみとはならないようです。
いま、画像を探してみましたが(見当たりませんでした。。)、エゾ型寄りの
基本型の個体を見たことがあります。



サイズで拘るなら佐渡島産です。現地でも75OVERは飛んでくるようですし
飼育でも宮崎県や北海道のように大型産地として知られる産地の幼虫ぐらいに
体重は載ってきます。耳状突起幅(冠幅)も横に張り出した個体も羽化して
くるので、離島産地で大型が好みの方は佐渡島産をお勧めいたします。



ここからはボク個人の見解なのでスルーしていただきたいのですが
離島モノのミヤマはイズミヤマの特徴に準ずる個体が多いように感じます。
先輩曰く、離島に特化した個体群と本州の個体群の特徴を残す産地が
あるんじゃないか?と、申されておりましたがボクも同感です。
今回紹介していませんが隠岐諸島の個体群はそんな印象でした。
ただね、ミヤマも飼育ならではって個体は出てくるんですよね^^)
ボクのように飼育主体ですと、なかなか野外個体の特徴を見誤りがちなので
そこは気を付けるようにしています。



長々と書かせていただきましたが、今まで散々離島モノの種類を
集めてきて、一番集まりにくい種類でもあります。
ノコ ヒラタ コクワ ネブトと集めてきて一番集まらないし、
特徴も軽妙です。ミヤマの場合も地域変異はあるにはあるのですが
それ以上に個体差 サイズに目を奪われてしまうのも事実。
ただ亜種が少ないこともあり、集めてみるのも面白いと思います。




いやー^^)気が緩んだのか?少し転寝してしまいました♪
気が付いたら大晦日です。昨日は午前が仕事で、合間合間に
家のことを片付けて、カラダ的にはそんなでもないけど
キモチ的に焦りを感じる一日だったので、無事全てを終えることが
できてホッとしてしまったんですね^^)



さて♡ 今年の時間が許す限りUPさせていただこうとお伝えした
当ブログですが、第1弾はイズミヤマです♪ 
画像の個体は新島産で、ただいま出品させていただきました。
併せてご覧いただけるとありがたく存じます(^^♪



初めは出品させていただいた個体の、よりディープな説明を
書かせていただこうとも思ったのですが、今回はイズミヤマ全般に
ついて書かせていただこうと思います。ビークワ47号から抜粋している
内容も含みますが、現在ビークワ47号って、バックナンバーはおろか
中古でも入手困難なんですね。。。元々発行部数も少ないそうです。
友人から聞いた採集の話と併せて書かせていただきますので
参考になれば幸いです。因みにボクが採集に出かけたのは伊豆大島のみです♪



とにかく♀が採れないので有名なんですね。。ボクが渡島したなかで
♂♀が一度に採れたのは・・・記憶しているのは1回だけです。
♀のみ採れたこともありますけど、所謂 木に付いているのも一回だけ。。
新島産を採集した友人は側溝を歩いているのを捕獲しています。
その友人とも何度か伊豆大島に行っていますが、やはりポイントは
道路だったりします^^)ノコの発生時期はミヤマにとっては少し終わりに
近いのかな?という印象です。それでも伊豆大島は個体数が多いほうなんですね。
利島 新島 三宅島はほとんど見たことがありません。ボクの友人は利島 新島で
♀を採集しています。利島産は過去 販売しているのを見たことがあり、
その個体を飼育・累代していました。(現在はWF1のみ所有しています。)



ビークワ47号から抜粋しますと、アゴ・頭部の発達が悪く腹部はやや大きいと
記載されています。特筆すべきはアゴの変異が見られないことで、全てフジ型
となるとのこと。ここは大事なところです。ボクも一度嫌な思い出がございます。
プレートを見ると、画像の個体は飼育ならではのようです。
実際の処、伊豆大島産でも50ミリを超える個体が採れると大騒ぎ(したい気分)
になります^^)もちろん新島産 利島産も同様なようで、新島の♀が採れたとき
一緒に小さな♂も採集できたのですが、これミヤマなの?というぐらい
小さな個体でした。



飼育的には本土のミヤマとほとんど変わりませんが、若干起き出しが
遅いかな?と感じています。やはり発生時期に沿った時期に起き出します。
最初に飼育した利島産は割と低栄養なマットで飼育してみましたが、
累代して時点で色々試してみた結果、国産ミヤマが大きくなる
マットで大きくなります。温度は本土産より耐性があるように感じます。
ただ1年で羽化してしまう個体も多いので、結論的には他のミヤマと
同じ場所で飼育しています。



採集した友人に話を聞くと、利島・新島はホントめぐり合わせで
次に同じ採集ポイントに同時期に行っても採れる気がしないと
申していました。。現在 伊豆諸島は御蔵島・神津島は採集禁止。
イズミヤマが生息しているのは、伊豆大島 利島 新島 神津島 三宅島の
5島なので、神津島を除いた4島で採集は可能ですが、近年 採集に関して
厳しいことも聞いています。貴重なイズミヤマ。
大事に飼育していこうと思います。



material by:=ポカポカ色=