クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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最近のネブト飼育で嵌っているのが『フルイ掛け』

何かとやっています。
例えばUマット Nマット
幼虫食痕(菌糸もマットも)や他のマットを
混ぜるときもフルイにかけてからですね^^)



使っているのは野菜とかの水切りに使う
アミアミのキッチン道具。柄が付いているヤツです。
マットプレス(菌糸プレス?)と同じくらい使っていますね。



あっ、余談ですが、食痕混ぜると大きくなりますよね?
これ、3令~3令後期に交換した菌糸食痕、有効ですね^^)
ちなみにこれもフルイに掛けます。



あとUマットに他のマットを混ぜるより
容器の中で層を作ってあげたほうが効率的かもしれませんね。
幼虫が行きたいところに勝手に行くし、混ぜたい場合は
自分でやっています。ボクは主に完熟マットを併用しますが
これもネブトに使う場合はフルイ掛けします^^)



ネブトって、野外ではいろいろなところで採れるので
適応範囲は広いと思うのですが、消化吸収という点では
個体差が激しいような印象があります。
もちろんエサとなるマットを細かくして摂取しやすくする意味合いも
ありますが、どちらかというとフルイ掛けして外気に晒す、
これ説明してって言われると何とも言えないけど
粒子単位で外気に晒したエサには反応がよろしいように
感じるんですね^^)



ただフルイに掛けたマットはかなり微粒子になるので
あんまり堅く詰めると酸欠を起こすので、使用する容器も
考えに入れて詰めたほうがいいと思います。
ただあんまり拘り過ぎると肩こりがひどくなります。
ほどほどにしとこうと思います♪




ネブトクワガタの飼育で一番の話題はマットでした。
市販のマットで産卵可能だということで、最近は
マットを作る的な行為は話題の中心から少し
遠のいていますが(ボクの周りの話です。)
やはり多少の工夫は必要なようです。



意外と話題にならないのは羽化後どのくらいが
産卵に適しているか?で、
自力ハッチ後、♂♀一緒に産卵セットに入れて
あとは個体にまかせる的な飼育が一番適切だったりするので
話題になりにくいのですね。。



実際のところ、繭玉を割って成虫を取り出してしまうと
休眠期間にバラツキが出るので少し分かりにくくなってしまう
部分はあります。他のクワガタ同様保管しているタッパー内の
状態で判断してエサを与え、それから交尾・産卵となるワケですが
この期間はボクが飼育している種類の中では一番短期間かもしれません。



あと早期羽化個体(孵化から羽化までが短期間の個体)は
産卵時期が秋口~晩秋にかかるため、温度等をあげてあげれば
違うのかもしれませんが、翌春まで持ち越して産卵させると
あまり産卵数は伸びなかったりします。



もし産卵数を多く欲しいのであれば
初夏~7月中ぐらいまでに羽化した個体で
その年の8月~晩夏までに産卵セットを組めれば
比較的多めの産卵数を見込めると思います。
(ただ当たるととんでもない数が出てきます。)



羽化後~産卵までの経緯をまとめておきますと

①繭玉を割って成虫を取り出した場合

タッパー内の管理機関は約1ヶ月~
個体差はあります。タッパー内のキッチンペーパーはボロボロに
する個体もいますがほとんどがタッパー内を徘徊しますので
細かな判断は必要です。その後ゼリーを与えて
(これは4分の一が見極めやすいです。)
食べきる(もしくはプラ容器から外してほとんどマットに埋める)
ことを2回ほど確認できたら♂♀同居させてみます。
このときに♂♀を産卵セットに入れてしまっても構わないと思います。
交尾は当然するのですが、行為を観察できるのはよほど細かく
観察していないと出くわすことが難しいです。

②自力ハッチで成虫を確認した場合

自力ハッチもいろいろで単に繭玉から出ていた個体を取り出すのと
飼育容器内を徘徊しているのでは違いが出ますので割り出し前に
容器内をよく見てから割り出すといいと思います。
とりあえず成虫管理用のケースに移してエサを与えてみます。
少しあいだを見て(2,3日ぐらいです。)食べているようでしたら
♂♀同居させてみます。ネブトの場合、あまり♀を攻撃するという
行為は観察できていないので大丈夫だと思います。
あとは①に準じますが、自力ハッチで出てきた個体は交尾・産卵までの
期間を長く設けてしまうとあまり産まないこともありますので
期間を空けずに交尾・産卵に廻したほうがいいかもしれません。
ボクはここらへんに産卵数のコントロールができるヒントが
あるのかな?と、考えています。



ネブトクワガタは、ドルクス系のように羽化後活動までの
期間は短いですが、翌年持ち越したほうが産卵数があがるというワケ
ではないので羽化を確認して累代すると決めたら
マットを用意していつでも産卵セットを組めるぐらいに
しとくのが一番の得策だったりします^^)



いわゆる亜種ではないネブトクワガタ。
未記載もございます。
ここによく登場する友人のコレクションです。



対馬



壱岐島



小値賀島

対馬は流通しているのを聞いた(もちろん友人に)
ことがあって、個体もいただいたことがあります。
残念ながら対馬はその時の体たらくで累代は叶いませんでしたが
小値賀島は現在、幼虫が見えています。

特筆すべきは壱岐島産で、♂♀揃って採集できたのは
採集家の方曰く、今回が初めてだそうでミヤマ同様
個体数はごく少数だと認識していいと思います。
壱岐島産は未記載です。標本もバラバラだったパーツを
修復 再生しています。もちろん友人の作業です。

小値賀島産については友人が感極まるというカンジの
メールをしたためるほど、形状が異なります。
小値賀島産については幼虫が見えているので
大型を狙って形状の違いを比較できればと思っています。

このようにいろいろな個体標本の画像を送ってくれる
友人がいることで、ボクの知識向上やスキルアップに繋がっているのは
周知の事実♪ 付随していろいろな方々の声に耳を傾けることが
非常に大事だということもボクに教えてくれています。
ボクが販売させていただいているクワタフェスタの会場にも
エキスパートがひしめき合っています。そんな方々が
ボクは出品しているクワガタの評価をくださり
また、助言やヒントも同時にいただいています。

友人はクワガタのことだけでなく、ボク個人の
人としての深みや広さも与えてくださっているように
感じています。

ここに改めて御礼申し上げます。
また可能な限り、当ブログで紹介できたらと考えておりますので
今後ともよろしくお願いいたします。







またまた友人から変わった産地のネブト画像が
届きました♪



小値賀島のネブト。
確かに大歯ではない(友人曰く大歯を見たいとのこと。)
のですが、変わったカタチをしていますね。

アゴの先端の湾曲が本土ネブトと違います。

うーん。。。頭が小さいのは・・・いや22ミリあるって
書いてあったな。。。

これ・・・

ウチにも小値賀島産のネブトは産卵セットを組んであって
側面から幼虫が見えています。

こりゃ楽しみが増えましたよ♪




ある意味隠れたメインとでもいうのでしょうか?

ケースが小さいからあんまり多い気がしないのですが
けっこうあります。

種子島 小値賀島 大阪吹田市 諏訪之瀬島
伊豆大島 八丈島 奄美大島 加計呂麻島 与路島
口永良部島 石垣島 西表島



なんか羅列すると、えっ?とか思っちゃいますね^^)

ここに自己ブリードの与那国島 沖永良部島 悪石島が加わり
幼虫が父島と埼玉入間市がいるわけなんで相当数ですね^^)



ところでお題の産卵結果なのですが
トカラネブト(諏訪之瀬島) 幼虫見えています。
アマミネブト(油井岳)   幼虫見えています。
本土ネブト(口永良部島)  幼虫見えています。
本土ネブト(小値賀島)   幼虫見えています。
ヤエヤマネブト(石垣島)  幼虫見えています。

伊豆大島・・・絶望的です。
大阪吹田市・・・♀生きていますけど潜りません。
ヤエヤマネブト(西表島)・・・イイカンジですが幼虫見えていません。



ここ最近の産卵セットでは・・・
本土ネブト(種子島)  卵確認♪
ハチジョウネブト(八丈島) 輪っかな徘徊跡あり。
アマミネブト(加計呂麻島) 輪っかな徘徊跡あり。
アマミネブト(与路島)   輪っかな徘徊跡あり。

まー、こんなカンジです。
採れたら嬉しいし大変だしの微妙な気分です^^)





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