クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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 今回の飼育では、この交換タイミングが

メチャクチャでしたので大したことを書けないのですが、怪我の功名といいますか

メチャクチャゆえに分ったこともあるので忘れないうちに書いとこうかと^^)

とにかく2本目は引っ張ったほうがいいと思います。

大体、1本目で体重が乗った幼虫は大きな容器に投入しますよね?

投入後、容器壁面に出てくる個体と中央で居食いを決め込む個体がいると思うのですが

これ・・・・居食いを決め込む個体はちょっと期待です♪

壁面に出てきてもゆっくり食べてくれればそんな気にすることはないと思います。

2本目は温度を22℃ぐらいにしてゆ~っくりしてもらうのがいいのかな?と^^)

菌糸ビンも1本づつ違うものだと考えていたほうが吉です。

詰めのテンション、菌糸の状態、2次発菌までの管理、幼虫投入後の幼虫が菌糸に与える影響

などでいろいろ変わってしまうものだと初めから認識しておくと、後々凹まなくて済みます^^)

あと置く場所や位置でも変わりますから^^)・・・・・・なので1本づつ様子を見ます。

3本目の用意は2本目に投入してから1ヶ月後ぐらいから少しづつ、用意します。

ボクは幼虫が20頭いたとしたら1ヶ月後に3本ぐらいかな?毎週増やしていくカンジです。

もちろん、状態をみながらです。状態が安定していればとにかくその状態を少しでも

維持できるほうがいいのですから^^)

状態が悪い、もしくは食痕が出るのが早い場合は交換します。

アマミでもトカラでも交換後、蛹室を作る場合があります。いわゆる交換ショックというヤツです。

これも時と場合によっては良い結果が出るのこともあるので、お祈りをして待つのが吉です♪

では、いい状態のものはいつ交換するか?

壁面に顔を出した幼虫は絶対といっていいほど、容器を一周します。

容器底から5センチぐらいまで糞になったら交換してもいいと思います。

底から5センチぐらい黄土色になり、そこからグワッと上に上がったときに交換できるのが大吉です^^)

で、居食いを決め込んだ個体・・・・食痕が斑に出てくるのは大吉です^^)

斑に出た食痕の量の増え方が早くなったときに交換できると大吉です。

温度低めで管理したとして、期間的には2ヶ月半~です。ゆっくり食べてもらったほうが

いい結果が出てるのでここは3ヶ月~4ヶ月引っ張りたいとこなのですが菌糸がね。。。

今度の飼育では2本目固詰めした菌糸を使ってみようか考慮中です。

なんとか無事に3本目に交換できました。トカラはこの3本目で蛹室作る個体が多いです。

しかしアマミの大きいのはもう1本必要です。ここもアマミノコで大きい幼虫は

3リットルでいってみようか?というのも考慮中。ここはマットでもいいと思います。

この3リットルは食べさせるという目的より、エサを長持ちさせる、

容器内の温度等環境を安定させるなどの意味合いが強いです。

あと幼虫に蛹室を作れる(作りやすい)場所の選択肢を増やすということも考えに入れています。

このあとの交換はもう経験がモノを言います。

交換したほうがいいと思えば、投入後1ヶ月でも交換しますし、大丈夫と思ったら

3ヶ月交換しないとか・・・でも最後は蛹室用の捨てビンをしたほうが

アゴズレ、羽パカ、羽化不全、蛹化不全の確率はグンと減ります。

せっかく大きく育てた幼虫です。最後のステージ、、踏ん張りたいものです><。。

今年はダメでしたが。。。。





 そんなにいろいろな産地の本土ノコを飼育したわけではないので

戯言程度だと思っていただけると幸いです。

産地的には、神奈川、山梨、伊豆大島、対馬、壱岐、屋久島と産地未公開ぐらいか??

亜種はミシマイオウ、クチノエラブ、ミヤケ(仮称)なんですが

最後まで菌糸で飼育したのはクチノエラブぐらいで(菌糸で羽化させた。)

蛹室を作る段階では大体マットに交換、羽化まで持っていっています。

まず割り出し後、菌糸に投入してイイカンジな感触は伊豆大島産です。

伊豆大島産はオオクワのごとく、食餌してくれました。

神奈川、山梨などの本州が産地のノコ、クチノエラブ、ミシマイオウ、屋久島産は

一度食べて糞にして、その糞をもう一度食餌する、二度食いというヤツです。

国産ノコのそのほとんどが二度食いをすることを観察していますが、

伊豆大島産以外の本土系ノコは食べる量が少ない印象がありました。

アマミ系よりも時間が掛かりますし、白色腐朽の進み具合がより進んでいるほうが

食餌しやすいのかな?という印象です。

この産地のノコは菌糸、向いていないかも?と感じる産地もあります。

対馬産、壱岐産、ミヤケノコは菌糸よりマットのほうが好結果でした。

でも屋久島産、クチノエラブ、ミシマイオウは菌糸でもマットでもいけるしなぁ。。。

ただ、累代が進むとどぉなんでしょ?やはり神奈川産河川敷ヒラタのように

だんだんと大きく孵るようになるのでしょうか?

この辺はこれからの課題にしたいのですが、本土ノコはなぁ、、

特に御当地モノなどは毎年採れるから累代がおろそかになるんだよなぁ。。。

今年の夏、伊豆大島に採集に行き、その生息地域や成虫が付いている木が分り、

その木の付近で産卵行動があるとすれば、その辺が糸口になり

棲息している産地(特に離島)の成り立ちなども関係しているのかもしれません。

伊豆大島から帰ってきてから採集個体と飼育個体、産地違いなどを

マジマジと見比べたのですが、型や色よりもサイズ^^)

大きなサイズが採集できる確率がダントツに違う伊豆大島。

壱岐や対馬の旅行パンフを引っ張り出してみてみたのは言うまでもありません。







 こないだの続きです^^)

今回はアマミノコとトカラ、特にアマミノコは今期の飼育データがあるので

より詳しく書けると思います。

初令後期、もしくは2令初期で産卵セットから割り出して

菌糸に入れたとします。

最初の1本め・・・・容器のサイズは500、800、1400と選択できると思うのですが

単頭で飼育する場合、1400は必要ないと思います。

最初の1本めはあまり食べない。。。というより、食べきる前に菌糸がダメになります。

ボクは単頭で飼うなら500、多頭で飼うなら1400でいいと思います。

去年までは幼虫が自分のおかれている環境(容器サイズ、食べられるエサの量)を

ある程度察知しているのかな?と思っていました。

今でも完全に違うとは言い切れないのですが、今期のアマミで500ccから21gという

幼虫が出てきたので、???となっているのです。

対して多頭飼育ですが、1400に4頭とか入れても同じような体重の幼虫が出てきています。

で、多頭飼育の食痕を観察してみると1頭あたりが居住しているスペースは500ccと大差ない。。

ここから考えると最初の1本目は500ccぐらいでいいのかな?と思っちゃいます^^)

2本目・・・♀は500でも800でもいいと思います。でも♂は1400の底面積は必要だと思います。

♂の2本目は大きな容器のほうが大きな幼虫がウチでは育っています。

でも2リットルは必要ないかもしれません。1400でも底から5センチぐらい黄土色になった

ところで交換時期が来ますから。逆に上まで上がってくるようですと手遅れに近いです。

ここで菌糸の種類なんですが、オオヒラタケ、ヒラタケでも大差ないように思います。

樹種もナラベース、クヌギベースでもあまり変わらないように感じましたが、

菌糸の白色腐朽度は進行しているもののほうが食いはいいことを観察しています。

これ、どぉやって購入するかなんですが、自分で詰める場合は菌糸が廻ってから

すぐ使わないでもう2週間ほど待てばいいのですが、ボトルを購入する場合、

ネット等で買わずに総合ペットショップや大型専門店などで冷蔵庫で保管してあるもの

を購入します。店舗を決めて購入していれば入荷時期なども判り易いのでいいですよ^^)

入荷したての菌糸は自宅で少しのあいだ保管してから使用します。

次に詰めかたなんですが、オオクワに使用するような固く詰める必要はないような気がします。

ノコのような根食い系のクワは、オオクワのような立ち枯れに棲息するクワより通気が必要な

気がするのです。ボクは菌糸をボトルで購入するのですが、個人が丹精こめて詰めたものより

大量生産で詰めたものほうがどぉしても詰めが緩いのでは?と考え、そこを逆手にとります。

なのでガラスより、PPボトルのほうがいいのかな?とも思います。

ただ、詰めが緩いとどぉしても劣化は早くなりますので、多頭で飼育している場合は細かな観察が

必要です。

2本目は1本目に投入後約1ヶ月半ぐらいからそろえ始めます。

この辺から生育速度も個体差が出てくるのと、2本目は専門店でまとめてオーダーすることが

多いからというのがその理由です。ボクはスペースの関係上、全部1400にして

♀はそのまま多頭飼育、もしくはマットで飼育します。

2本目はなるべく引っ張れるだけ引っ張りたいので温度は低め。

本当は3ヶ月半ぐらいは引っ張りたいのですが、菌糸の寿命が2ヶ月半から3ヶ月で来てしまいます。

2本目を大体2ヶ月の期間で♂の幼虫数を揃えて、観察しながら交換していきます。

多頭飼育すると容器によってはあっとゆーまに食痕だらけになってしまう容器もあるので

注意が必要です。勿論、コストの分散という理由もありますよ^^)

2本目を無事交換することが出来たところで、アマミとトカラの菌糸による幼虫飼育の違い

なんですが、トカラのほうが3令中期から後期の期間が短いです。

アマミノコのほうが3本目に交換してもゆっくりですが食餌しているところを観察できますが

トカラは3本目に交換してからほどなく蛹室を作ってしまう個体もいます。

あと幼虫体重ですが、ボクはトカラで20g越えは体験したことがありません。

アマミは21~が出てきます。

ボクが考えるところでは3本目、もしくは4本目はマットのほうがいいと思っていたりするのですが

今期はその最後の部分(ここが一番重要なのに。。。)で仕事がハンパなく忙しくなってしまい

とてもぢゃないけど書けるような飼育はしていません。。

来期はこの部分をしっかりとお伝えできるような飼育をしたい(なぁ。。)と思っています。



 みなさま、台風は大丈夫だったでしょうか?

台風一過でスッキリといった天気にはなっておりませんが、とりあえずひと段落?

なのでしょうか?

最近は飼育についてはぐだぐだであまり大したことは書けないのですが、

南西諸島のノコと本土ノコ中心の飼育を続けて、なんだかんだ数年が経過しました。

ここで、割とはっきりしてきたことがいくつかありますので徒然と・・・・^^)


産卵については南西諸島も本土も大差ないので割愛。


幼虫飼育。。。

これは南西諸島と本土系では違いが出てきました。

まずエサの選択ですが、本土系のなかには菌糸が有効な産地とそぉでない産地が

あるように思います。いろいろな産地を飼育したわけではないのですが、

マットのほうが明らかに生育がいい産地、存在します。

ボクの経験からですと九州離島もの、これは菌糸よりマットのほぅが好結果です。

マットも、外産種がグンっと大きくなるマットより、あれっ?というくらいのほぅが

結果はいいです。ボクのところでは市販の発酵マットに未発酵フレークを混ぜた

ものがいい結果です。あまり高栄養だと消化が間に合わないのかな?という印象です。

ミヤケノコなんかもそぉ。。。でも伊豆大島産は菌糸で大きくなるし、クチノエラブなんかも

ステージごとにですが菌糸⇒マットというのが好結果に繋がりました。

南西諸島系、アマミ、トカラは菌糸で大きくなりますよ^^)

最初は食痕が見えるまで時間が掛かりますが、1本目で随分と体重が乗ってきます。

トカラよりアマミのほうが結果としては分りやすいかもしれません。

ボクは1本目1400で多頭飼育⇒2本目♂1400、♀800(ここはマットにしてしまうことも多々。)

3本目♂1400⇒4本目(が必要な場合、マットで1400or2000)で好結果が出ています。

場合によっては3本目でマットにしてしまう場合もあります。

3令中期でタイミングよく交換できたら菌糸、3令後期の初めでしたらマットという風に分けている。

(ようなカンジがする。)多頭飼育をされる場合は細かい観察は必要です。

国産ノコの場合、あまり共食いというものは観察していませんが、交換が遅れれば

そぉいった心配も出てきますし、多頭飼育で放置すると凄まじく小さな個体が羽化します。

ただね、ノコを菌糸で飼うと単頭で大きな容器、、、これ、、、、ほとんど食べていない。。

なんかもったいない気がするんです。。あとスペースの問題。。

よく菌糸がは熟成したものがノコに合うと言われていますが、これは本当だと思います。

白色腐朽が進んだ菌糸のほうが大きくなります。のこ白色腐朽の進み具合の加減如何で

本土系にも菌糸は合うと思うのですが、いかんせんエサとしての期間も短い。

なので1本のビンに多頭で入れて食い尽くしてもらおうというのが狙いだったりします。

う~ん。。。長くなりました。続きはまた^^)













 

伊豆大島に同行されたかたに質問とまではいってないけど・・・

聞かれたことが頭の隅に残っていたので書いてみます。

羽化後、すぐに動かすと☆になることがあります。

これは何らかの障害を起こしている(動かすことによって・・・)ことになるのですが、

それ以外、例えばある程度の期間が経過しているにもかかわらず☆に・・・とか

活動を開始したと見受けられてからまもなく☆・・・

原因は定かではありませんが、そぉならないための対処法はあります。

まず、羽化後2ヶ月~で割り出したとしてもあまり大きなケースには移さないほうが

懸命です。本来羽化してもそのまま蛹室で越冬なり、活動できる状態だとしても

自分が活動できるまでは蛹室に留まるので同じような状態で管理してあげるのが

いいと思います。ボクは5センチ*8センチぐらいのタッパーの横に2つ穴を開けて

湿らせたキッチンペーパーを下に敷き、クワを置いてからいくつも折りたたんだ

(容器の大きさに合わせる)キッチンペーパーを湿らせてクワに被せます。

で、タッパーのフタ部分に詳細ラベルを貼って割とすぐに取り出せるような場所に

置いておきます。容器についてはこれが正解というのはないのですが

あまりクワが動けないくらいがいいと思います。

容器の中で歩き回れるような大きさですと、活動できない状態でも

部屋の明かりや温度変化などで動き出してしまい、消耗して☆。。。

なんてこともあります。

すぐ取り出せる場所というのがミソで、これは一定期間で検査ができるため。。

というのが最大目的です。どぉしても羽化する個体が多い(特にノコ中心のかたは

これも悩みのタネだったりする。。)ので見落として乾燥させすぎて☆。。

というカワイソウなことを極力避けるため、個体によっては早く活動する個体も

存在するので、それも見落とさないようにするためにすぐに取り出せるように

しておきます。

で、活動を開始し始めた個体は中のキッチンペーパーをボロボロにするので

分りやすいのですが、活動を開始したからといってスグにエサをあげると

何故か☆になってしまう個体が存在する。

ボクは活動を開始した個体はなるべくミニケースで管理用マットを多めに入れます。

キリフキはいつもより多め。で、エサは入れません。

そのままあまり明かりが届かない場所に置いて、1~2週間ほど経過を見ます。

それから初めてゼリーを半分に切ったものを入れてみます。

タッパーの中で活動をし始めてからの期間が長いと感じられた場合はすぐに

ゼリーを入れる場合もありますが、それは日々の観察がモノをいいます。

分らなくなってしまった場合はミニケースに入れたときに一緒にゼリーを入れて

クワはゼリーと離れた場所に入れてみます。食べる気まんまんの個体は

自分でエサのところに行き、舐め始めるので大丈夫です。

この起き出しのところはそのあとのペアリング、産卵をスムーズに行わせたいので

けっこー慎重だったりするんです^^)




material by:=ポカポカ色=