クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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今日は(まぁ昨日です。。)連日の猛暑に比べると
いささか過ごしやすい気温でした。



さて、この猛暑。人様ばかりでなくクワガタにも
影響が出ています。以前はよく5月羽化は年内活動開始
それ以降は翌年まで休眠と判断することに信憑性が
ありましたが、最近はそぉとは言い難いようです。
例えば6月のクワタに出品した6月上旬羽化個体の
クチノエラブノコ。休眠個体として販売に出しましたが
ブリードシーズンインの時期、購入されることはなく
持ち帰ったのですが、現在しっかりとゼリー爆食中!
♀に至ってはフセツが取れてしまったので
(どこかに挟まって取れたみたいです。)このペアは
ブリードに廻すことにしました。



このように実際は休眠しているであろう時期に羽化した
個体も、温度管理(温度を外気とは違う温度設定の部屋で
保管している。)をしていても、他の何らかの影響で
起き出し、活動を開始する個体が出現します。



ここで心配になってくるのはペア購入で自分のところに
持ち帰ってからどちらかの個体が寝てしまう、もしくは
購入時寝ているか否かが判断できなかった場合。。
よくあるのは♀は起きているのに♂が寝ている。。。
これはですね^^)♂を密閉性の少ない小さなケース
(ノコでしたらミニケースで充分)に移して常温の場所に
置きます。暴れすぎないように転倒防止になるものを多めに
入れておくといいと思います。もちろんゼリーも入れておきます。
ここで大切なのは毎日観察すること。密閉性の少ない=乾燥
と、温度上昇による過度の暴れは消耗させるだけなので
暴れが激しい場合は元の保管場所に戻します。これ、忘れちゃうと
最悪☆彡になってしまうので必ず確認するようにします。
で、ここでも大事なのはゼリーを舐めだしたからといって
すぐにペアリングしないこと。本来活動するまでの期間を
急激に短縮させるワケですから、舐めだす、排泄するの行為を
何回か確認して落ち着いているようでしたら同居させてみます。
あとはもう虫どうしのことになってしまいますので、飼育側の
できることは小ケース程度のスペースに♀が逃げられるように
してあげることぐらいです。



厄介なのは♂が起きていて♀が寝ている場合。。
♂と同じ行為を施しても起きてくれない個体が出てきます。
♀の場合、個体が小さい分気温上昇などの影響を受けやすく
あまり潜らないようマットを浅めに入れたりすると
日中の温度上昇の影響をモロに受けて、仕事から
帰ってきたときにはひっくり返って・・・☆。。。
これ。。。かなり凹みます。なので、マットは通常通りに
しておきます。♀が寝ている場合は毎日ケースから
出して少し歩かせるのが近道なのですが、
まだ寝ているワケですから長い時間活動させると弱るので
長くても15分程度にしておきます。・・・・って、これ・・・
毎日やるのは非常に困難なので、通常は♂と同様にして
休み前などの時間に余裕があるときに歩かせて状態を見ます。
けっこうギリギリまで寝てしまう♀も多いのですが
以前、臥蛇トカラでこの行為をして爆産させたことがあるので
効果はあるのかもしれません。
このときのペアの♂はなるべく刺激が少ないようにしてあげることも
大事です。なるべく消耗させないようにして延命するようにします。



昨年はヤエヤマノコが起き出してブリードしたところ
ケースに卵が見えてきたところで気温が下がって
(しかも去年は急激に下がりました。)卵のまま
越冬して翌年孵化。。。なんてことを経験しています。
今年は、トカラノコ(中之島)♀の5月羽化個体が起き出して
昨年羽化今年活動開始♂と掛けてみたり(もうセットは組んでいます。)
と、通常年とは異なった飼育をしていますが結果が分かるのは
2ヶ月後です。今年羽化の♂も活動している個体もいるので
それもブリードしてみるつもりですが、もう。。。
産卵セットを置く場所が限界です。。。^^)



いくら趣味とは言えちょっと過酷です。。。

でも組みます。産卵セット♪



絶対に今日終わらせたい4セット。
ノコ×3のミヤマ×1.



今回も登場の黒土。
前回は5リットルでしたが今回は14リットル。
でもお値段は同じ。。内容的には5リットルのほうが
クワガタ向きです。



バケツも3つ。ミヤマはこないだのセットが
中甑のミヤマによかったみたいなので、
今回も同様のセット+黒土多めです。
(淡路島ぐらいの位置ですと本州とそんなに
変わらないかな?と、ちょっと考えました。)



小ケースはノコ用。
ノコにも黒土を入れてみました。
いい効果が得られるとのことですが、
意味合い的には1セットに使用するマット量を減らすという
セコイ考えもあります^^)まぁあと今回使う
完熟マットの匂いが少し早いかもしれないので
あとは虫に混ぜてもらおうという魂胆です。

この3セットには、アマミノコ(請島)ヤクシマノコ
トカラノコ(中之島)に入ってもらいます。
トカラノコは先日お伝えした今年6月羽化個体の♀。

さてどぉなるかは9月ごろのお楽しみです♪


まず梅雨時期が短ったこと。。
そのあとの猛暑。

当ブログの古い記事に、ノコは半年寝る。。。的なことを
書いていますがグラグラと崩れています。。。



今年一番ビックリしたのが、タッパーから脱走するのは
よくあることなので、種類ごと羽化時期ごとに
DVDケース(プラケースを平たくしたような形状)に
まとめているのですが、そのDVDケースの中で逃げた♂が
やはり逃げた♀の上に覆いかぶさっていたところを捕獲したこと。

♂は極小個体なので起き出すのは想定内ですが
まさか♀に覆いかぶさっているとは思いませんでした。

このペアはそのままゼリーと一緒に同居させたところ
しっかり交尾。♀は明日産卵セットに入ります。



以前、南西諸島系のノコより本土系ノコのほうが
休眠期間は安定している的なことを書きましたが
今年羽化のクチノエラブノコは活動開始の勢いです。

それよりもほとんどのノコが6月上旬~羽化だということ。
さすがに6月下旬~7月上旬羽化の個体は起き出していませんが
それにしても早い休眠明けです。



皆様もご存じの通り、種類によって休眠期間は違います。
実際のところ、今年羽化のヒラタの♀は全頭後食済みですし
♂もそろそろケースに移して状態を見定める段階です。

ヒラタやコクワなどのドルクスは、起き出してからが長い(長寿)ので
問題はありませんが、ノコは活動開始後 交尾をさせたら
長くて半年、短ければ2~3ヶ月で寿命を迎えてしまいます。
(寿命については飼育下の環境や個体差で差異があります。)

ここで散々書いていますけど、今年羽化の個体はブリード予定に
入っていない種類がほとんどです。

毎年この猛暑というワケではないと思いますが
何か対策は必要かな?と、考えてしまいます。



温度を下げれば活動は鈍ります。
後食を開始したノコでもうまくやれば2度寝させることも
可能ですが、もしこの猛暑が長期間だったら・・・
後食だけして☆彡。。。なんてことも考えに入れないと。。
部屋全体の温度を下げると産卵セットや蛹期間にも影響が出るので
部分的に冷やす設備(冷やし虫家やワインセラー、冷蔵庫など。)
が、必要になります。これは本格的に考えなければ
いけないかもしれません。。。






行き先や目的によって道順が違うように
いろいろな選択肢や方法があると思います。

クワガタ飼育も大筋こそ定まってきているけど
やはり細かい部分や飼育環境等で異なる部分が
出てきたりします。



ボクが印象に残っているのは
伊豆大島産のノコの飼育で
一緒に採集に行き、同じ日に同じ場所で
採集した♀を使っているのに飼育で異なる
状況が出てきたこと。

ボクのところでは菌糸が有効だったけど
友人のところではマットのほうが成績がよかった。。



同じような内容で、最近再開したミヤマの飼育。
若干は変えましたが大筋では同じ内容のセット。
中甑のミヤマは♀を投入後すぐ潜っていきましたが
イズミヤマは中々潜らず、セットの微調整をして
セット中央まで穴を掘って♀を投入。
やっと潜っていきました。

と、このように同じ種類(亜種)を飼育していても
飼育内容や結果に違いが出てきます。

これ、なんで?・・・・と、なるのですが
伊豆大島産ノコに関しては

同日同所で採集したからといっても
必ずしも同じ♀ではないこと。
友人とボクのところでは飼育環境が違うこと。
使用するエサの状態が違うこと。などなど^^)

ミヤマに関しては、産地が違います。

あと、これもすごく大事なことなのですが
飼育者各方々で認識の違いは大きいと思います。
例えばボクは65ミリが出たら成功と考えていたとします。
でも友人は70ミリを越えないと成功だと思っていないかも
しれない^^)

飼育種の適応範囲の違いも影響が大きいと思います。



このように雑誌や書籍の飼育記事とご自分の
飼育内容に異なる部分が出てきたり
友人や同じ趣味の方との会話で違いを感じたりするのは
致し方ないことだと思います。

ただ全てが違うのか?と言われるとそうではなく
同意できる部分や、参考になる部分も多々あると思います。
この同じような部分を自分の飼育スタイルや環境に
合わせる、盛り込んでいけるか?がカギなのかなぁ^^)
と、思うのですが結果がね。。。
けっこう先だったりするので忘れちゃったりします♪




なーんてヘタレなだけなんですけど^^)

2017年度飼育の中でもっとも頭を悩まされたノコ。



ハチジョウノコ。八丈島中之郷F2です。

産卵方法は他のノコと同じ、使用したマットも
同様です。幼虫飼育は一部菌糸を用いましたが
ほとんどの幼虫が完熟マットに入りました。

交換時に仕事の影響をもろに受けたというのも
ありますが、ものの見事に♂が全頭画像のような個体です。

たしかに野外での大歯は稀・・・と言いますか
ほとんど見れないというのが実情です。
そのような亜種・産地でも飼育すると・・・
と、なるのですがハチジョウノコはならない。。。



♀は大きくなっているからエサは間違いではないんだよなー。。

確かに交換については雑と言われても仕方ない内容でしたが
それにしても。。。



ここで全然違う種類のノコ。ピプラギアトゥスノコギリクワガタ。
この外産ノコの大歯を飼育された方の話を聴くことができました。
幼虫のかなり早い段階で温度を下げたという。。。



この飼育方法をハチジョウノコに当てはめてみたら
どうなるのか?
昨年、ヤエヤマノコを10月ぐらいにセットしてしたのですが
卵こそ見えているけど一向に孵化しない。
これは以前友人が、アマミノコで同じ相談をされていて
その友人が飼育している種類が低温種が主体だったこともあり
そのままにして春を待ってみれば?と、曖昧な返事をしたことを
思い出したのでそのままにしといたら、春先無事孵化したので
今年羽化のハチジョウノコ(もう休眠明けはしていると思います。)
を、卵が孵化するギリギリまで時期をずらして採卵し、
初2令あたりで気温が下がり室温も下がる場所に
置いておいたら・・・・

そう簡単にいくことではありませんが試してみる価値はありそうです。
リベンジしてみます♪






material by:=ポカポカ色=