クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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菌糸で飼育している種類(菌糸で飼育できる種類)でも
最終的にはマットで羽化させることが多いです。



これは腹ボテを防ぐためとかいろいろな理由がありますが
一番は管理がしやすいことが挙げられます。



特にヒラタやノコには効果的で温度の上げ下げ時に
菌糸よりマットのほうがコントロールしやすいんですね^^)



菌糸のほうが容器内の温度と外気(この場合は室内温度)とで
少々の温度差が出るのですが、マットの場合は余程のことがない限り
容器内の温度≒外気温となるので分かりやすかったりします。



ただ、どちらが大きくなるのか?となると微妙な部分もあります。
最終的な交換タイミングや時期(季節というかそのときの温度です。)
によっては全て菌糸で飼育したほうが大きくなる場合もあります。



はっきりと申し上げられるのは、菌糸からマットに移行させた
個体のほうが上翅がスマートになる個体が多いので
カッコイイ個体(ボクから見るとですが♪)が羽化してきます。



あと最終的な瓶って大きな容器になるのでコスト的も助かったりします。
どちらがいいかとは断言できませんが、頭数の多い種類で試してみるのも
いいかもしれませんね^^)


マットの話が出たので、ついでに詰め方も♪
容量もそうなんですが、初令~2令 3令以降で
詰め方は変えています。かつてのように何が何でも固詰めという
訳ではなくなっています。あとここ最近の微粒子マットは
超が付くほどの微粒子マットがあるので
詰め具合は通気の意味合いからも大事だったりします。



加水の量や管理している(置いてある)場所の温度でも
随分変わります。劣化を抑えるのには低温のほうが有利ですが
これも詰め方と加水量で随分変わってきます。



具体的な詰め方ですが、プリンカップに詰めるときは
下半分プレスで押えて、幼虫を入れて幼虫の上にマットを被せます。
ネブトのようにプリンカップで羽化まで持っていくような種類は
(最近はしていませんが)詰め方が若干違います。
他種類に関してはプリンカップでの飼育は一時的なものなので
そうしています。ブローやクリアボトルに詰める場合は
令によって変えています。だいたい2令ぐらいで大きな容器に入れて
いきます。以前菌糸を詰めるが如くマットを詰めていたことがあります。
いっときやめていたけど最近また戻りつつあります。



一言に固詰めと言ってもですね^^)やっぱり種類ごとに
違うんですね^^)ミヤマとノコ ヒラタでは詰め方は
随分違います。この辺りは野外での生息域を参考にしていたり
しています。あとは交換頻度です。なかなか手が廻らなかったりも
しますが一番大事だったりします♪


最近、飼育記事・・・書いていないので
書きたくなってきました^^)
まず、購入しているマットなのですが
最近は種類も増えて5種類~6種類になっています。
ここに黒土や使用済みマットを混ぜたりもしますから
計8種類が並ぶ・・・んですね^^)
ちょっと多いですね。。実際にいつもストックしているのは
4種類+黒土です。



もちろん種類によって配合を変えたりしているのですが
そのまま使う種類もあります。ヒラタはそのまま
使うことが多いけど、マットの状態によっては混ぜたりはします。



ミヤマは種類によっては幼虫飼育時も黒土を混ぜる種類はいます。
種類ごとに重箱の隅をつつくような細かな違いを
見つけては変えていたりするんですが、飛躍的な違いを意図的に
見つけられないのが悲しいところです^^)
偶然とか突発的にが多いので忘れてしまったりしています♪



大きく違うのはヨーロッパミヤマ系とそれ以外のミヤマです。
ここは別記事で詳しく書きたいと思っています。



ノコも最近は少し混ぜますね^^)外産を飼育するようになって
ヒラタとノコで若干の違いを感じるようになってきました。



ネブトやマルバネに関しては発想がまるで違うので混ぜることには
変わりないのですが、考え方を変えて混ぜています。
どちらかというとネブトのほうは熟考の余地ありです。

とりあえず種類別にいろいろ変えているのは確かだし、
同種の中でもちょろちょろ変えています。もちろん全部が全部
あれこれ混ぜているのかというとそうゆう訳でもありません。
そのままのほうがいいなと思う時はそのまま使っていますしね^^)
使用マットについては過去の記事で書いていますので
ご参考になれば幸いです。



この2種を飼育していくうえで一番のキーワードは
温度です。特に産卵時の温度差は顕著で数字にすると
6℃~10℃ぐらいの幅があります。



ミヤマの温度でノコが産まないことはありませんが
孵化までの期間は極端に長くなります。
とは言え、ミヤマと比べれば短いので
割り出しはノコが先になります。



で、ミヤマはと言うとノコの産卵に適した温度では
産まない・・・というか潜りません。
産卵できる場所を探して徘徊してしまいます。



幼虫飼育に置いては、棚の上と下の温度差を利用します。
だいたいですが、上のほうが温度が高いのでノコは棚の上段
ミヤマは床(下手すると直置き)付近に容器を置いて飼育します。



ここでひとつ利点があるのはノコ飼育に使用するマット、
要は入れているマットの劣化が遅くなるので、交換タイミングを
伸ばせます。ただエアコンで温度調整をすると湿度は奪われますので
微粒子マットの乾燥は著しいです。微粒子低添加のマットで飼育している
種類は乾燥させない工夫が必要ですが、これはどこかで詳しく書きます。



ミヤマの幼虫飼育で大事だなと思うのは(飼育して痛感しています。)
低温もそうですが、『一定』させるという部分。
温度を設定どおりにするためにエアコンは絶えず作動しているんですが
そうすると温度のバラツキは否めないので
置く場所で温度変化の少ないところを探しておくしかないのですが、
一部屋にそうゆう部分はそうそうないので
どこに置くかはけっこう大事だったりします。

今年はノコの産卵を室外で行い、あまりいい結果が得られなかったので
来年は時期をずらすなど(できればですが。。。)して対策を打とうと
考えています。逆にミヤマは種類の絞り込み(産地含む)も
考えに入れて、アベレージを上げることや羽化ズレの対策に
講じていこうと考えています。



ミヤマ温度で飼育するノコに少しですが変化が表れているように
感じているので、来期の羽化はどんな個体が孵るのか楽しみです。
他種類もね、だんだん変わってきますから
ちょっと面白いかもしれませんよ♪



オオクワ同様確立されていると言っても過言ではないと
思います。あくまでもボク個人はこうしているよというものを
書かせていただきます。



流通が多いのはユダイクス ケルベス アクベシアヌスの3亜種。
それ以外は稀と言っても過言ではありません。
実際、ヨーロッパミヤマ系に限らず一部の種を除いて
ほとんどと言っていいほど高額で取引されるのが
外産ミヤマの常ですが、ヨーロッパミヤマ系も大型は
かなりの高額で取引されます。



と、言う前説を入れて本題に入ります♪
まずほとんどが飼育個体からのブリードだと思いますので
起きだしから。
だいたいですが、羽化時期から半年が目安です。
活動開始のサインは分かりやすいです^^)
タッパーのフタぐらいでしたらこじ開けて逃げ出す始末です。
♀についても他のミヤマと比べても分かりやすく
けっこうタッパーのフタをガリガリしていました。
活動開始から後食までの期間も短く、ここからは短期決戦となります。
ゼリーを平らげるようでしたらペアリングをしてしまって構わないと
思います。交尾後の♂の寿命は短いので、ぁああっと思われるかもしれませんが
その種の天命ですからね^^)仕方ないと諦めるのが肝心です。
もし複数の♀に交尾させたいのでしたら、2,3日はクワ中心ぐらいの
考えで臨まれたほうがよろしいかと思います。交尾は1回確認できれば
充分でした。



産卵セットですが、所謂ミヤマセットでいいと思います。
ボクは今期のセットはヒメミヤマセットをモチーフに組みましたが
あまり意味はありませんでした。黒土の必要性も感じないし
材を入れる必要もないと思います。産卵セットのセット期間ですが
目安は3ヶ月。ケース側面に幼虫が見えてきたら割り出すぐらいでも
いいかもしれません。



幼虫飼育は最初のうち(割り出し後~)は500とか800
もしくはプリンカップでもいいぐらいです。初令からの
生育はゆっくりだなぁという印象です。このときのマットは
産卵セットと同じで構わないと思います。



幼虫期間は約2年とされていますが、うち半年は蛹室を
作ったり、羽化後の脱出口を作ったりする兆候が見られます。
なので、1年半の幼虫期間を設けるか?それ以上必要なのかは
これから模索していきたいと思います。3令初期の交換タイミングと
そのときの温度は大切かなと思っています。



幼虫期間の2年を長いと感じるかどうかは個人差があると思いますが
交換回数は意外と少ないです。ボクは4回ほど交換している個体が
大きく羽化していますが、他の方はだいたい3回ほどです。
最後の交換でいかにうまく蛹化させられるかがカギのような
気がします。



温度が高かったりしますとね、やはり1年で羽化してくる個体が
多いです。ラティコルニスの大型のような個体が羽化してくるのですが
先ほども書いたけど交換回数が少ないので、そのタイミングは
非常に大事な気がしています。今回出品させてただいているケルブスは
3令で入手していて、しかも届いた時のマットの状態が良かったもので
少し放置してしまったんですね。。そのときに置いた場所の温度と
交換をずらしたが故の小型個体羽化と自己診断しています。
その後初令で入手したケルブスは全頭 大きく育っています。



羽化ズレについて。以前の記事で何通りか対策案を
書きましたが、一番安全で安定するのは別系統を入手して
毎年採卵するぐらいの気持ちで臨むのがいいと結論付けました♪
やはり♀は大型でも早期羽化してくる個体もいるので、そのほうが
安心です。現在ケルブスは10頭ほどですが、アクベス ユダイクスは
両種とも20頭(2019年と2020年孵化合計)は飼育しているし
2021年産卵用の親も確保しようとしています。今日現在でアクベスは確保済み、
ケルブスは進行中 ユダイクスは来年ブリード用を確保予定です。



そんなこんなの本気印を押しているヨーロッパミヤマ系の飼育。
トカラノコやマルバネ ネブト同様飼育の主軸のひとつとなりそうです。


material by:=ポカポカ色=