クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
3 6 7
9 12 14
17 20 21
22 27
29 30
フリーエリア
最新CM
[01/22 NONAME]
[01/21 nsk]
[01/21 NONAME]
[01/20 nsk]
[01/19 NONAME]
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
[22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32]
とにかく飼育を本格的に始めて2年ちょっとなので
もちろんこれからとは思いますが(初羽化多しです♪)、
まだまだ熟考の余地が多いミヤマ飼育。



例えば2年という飼育期間をかけることは出来るのにサイズが大きく
ならないとか、その割には腹が横にはみ出す個体が多いとか・・・・



産卵セットについてはすでに3シーズン経過しているので
種類による違いですとか、黒土をどのように使えばいいのかなど
自分なりに理解してきた部分はありますが、まだまだですね。。。
なんでもかんでも丁寧にしたからといっていい結果が出るとは限らない
のはしっかり把握してきました^^)



あと同グループだからと言って同じような飼育方法が適用できるか?
というワケではないというのも理解してきました。参考にはなるけれど
同じと言うワケではないのですね。。



一応採卵率も上がってきたし、羽化まで持っていくこともほぼ
できるようになってきたので、これからはアベレージを上げていく
ことを念頭に飼育していきたいと思います。



いろいろと書いてきているノコとヒラタの飼育。



採卵や温度帯は似通っていますので違いはそんなに
感じないと思いますが(使うマットも同じで大丈夫です。)、
敢えて違いを書くとするとボクは発生時期に合わせて産卵セットを
組む癖があるので、ヒラタのほうが先に組むことが多いです。
一番成績がいいのは5月下旬あたりに組むセットで、割り出しも
早めにできますし、後々の予定も立てやすいです。
ノコはその後となるんですが、この頃になると
通年でワイルドも出てくる時期になるので、にわかに活気づく
ような感覚になります♪



さてお題になりますが、ノコとヒラタに使用するマットは
同じでも構わないし、変えてみても面白いのですが
決定的な結論は出ないですね^^)個体差も関係してきますからね♪

ここでも敢えてと注釈が付きますが、ヒラタとノコを同時期にセットした
として、違いが表れるのは3令までの成長速度です。ヒラタのほうが
早いことを観察することが多いのでそう思っているのですが、これも
個体差はあります。なので『敢えて』なんですね^^)

ところで使用するマットはどう変えているのか?というと
ヒラタのほうが高添加を使うことが多いです。ノコでは少し
いつも使う完熟マットに産卵用のマットを配合したりするのですが
ヒラタはそのままということが多いですね♪ 加水量もヒラタはノコと
比べると若干少なめです。そんなところからヒラタとノコは日を変えて
作業することも多々あります。



常日頃、どんな種類でも大型を狙っているのですが
最近あまり大きい個体は羽化させることが出来ずにヘタレ街道
まっしぐらなノコとヒラタの飼育でも^^)
大型となるとノコもヒラタも幼虫の飼育期間は長くなります。
キモチ・・・ヒラタのほうが短いかな?という感じです。



ヒラタもノコも大きくなりやすい産地や亜種は存在します。
ボクが当ブログで表現する『本土○○』という種類で比較すると
ヒラタのほうが分かりやすいかもしれませんね?
ノコは野外で大型が採れるという産地が飼育でそのまま反映されるか?
と聞かれると必ずしもそうではないし、むしろ難しいくらいです。
ただ出したい希望は高いので、出てきたときは嬉しさが迸ります♪
ヒラタはボクが飼育してきた産地では種子島産は大きくなりやすいので
飼育していて楽しいです♪ ノコは・・・しっかりと飼育したと
言う前提で考えると、関西のノコは大きくなりやすいかなぁ?という
印象は持っていますが、これはあくまでも個人的な実感です。
宮崎産が大きくなるんじゃないか?ということも囁かれますが
しっかり飼育した経験がないので書けないんですね^^)



亜種でいうとヒラタはサキシマ ツシマは見ごたえのある個体を
羽化させた経験はあります。国産ならではの繊細さを兼ね揃えて
尚且つ迫力があるという個体は羽化させると魅入ってしまいます♪
ノコはもうアマミノコです。アマミノコの飼育品はワイルドでは
あまりお目にかかれない太い個体が出やすいのも魅力で、今期は73が
最大と不本意な結果でしたが、やっぱり76~というのはベツモノで
出てくると興奮します♥

と、まぁ先ほども書いたけどここ数年どちらも大きな個体を
出していないので信憑性の薄い記事となっています。。
今期は・・・・これも毎回書いていますね^^)


ボクが飼育している種類で大事だなと思うのは
ヒラタなんですね^^)一時期サキシマヒラタの大きい個体が
出たときに嬉しくって再度挑戦していたら、交換してすぐ
蛹になってしまい、大きな幼虫だったのに自分がイメージしていた
サイズとは程遠い成虫が羽化してきたことがあります。

 (画像マナドヒラタです。)

この交換する時期ですが、種類別に異なるのと同時に
個体別でも違ってきます。喰いの違いが最大の理由ですが
エサの劣化具合も違ってくるので、ボクは期間よりも
容器ごと(個体ごと)で考えています。



種類ごとに見ていくと交換する期間が長いのは
ミヤマ・ネブト・マルバネ(順不同)でネブトはほとんど
1回の交換で羽化まで持っていってしまいます。



タイミングで考えるとミヤマ・マルバネはまだ掴めていないというのが
本音です。まだ累代が1回とかなのでデータとしては不足なんですね。。
ただですね、蛹になる容器の設定がノコやヒラタより早めの設定です。
だいたい蛹になるんじゃないか?という半年前あたりから考えておくと
いいと思います。このあたりは先人のお話が聞ける聞けないは大切です♪



その点、ヒラタはちょっと難しくて交換のショックか?
交換して早々に蛹室を作る個体が出てくるから、幼虫の色味で
諦めざるえない個体もいます。ただ上手く交換できて幼虫期間を
引っ張ることができると大型が出てきます。個人的にはですね^^)
アマミヒラタは72ぐらいで止まっているので是非とも75~が
拝んでみたいです。実物を見たことがあるんですがベツモノでした♪
ヒラタはだいたい2回ぐらい交換できるといいと思います。



ノコについては菌糸で1回、マットに切り替えてから1回というのが
いいように感じています。下手するとマットに切り替えてから
2回という経験があります。ノコの場合は個体によってもいろいろです。

全般的なことでいいますと、割り出し時の令が大事で2令初期あたりで
割り出し、3令初期~中期(まだ青い部分が多くみられる個体)で
大きな容器に移せると更なる飛躍が期待できます。
ここから成長速度はゆっくりになるし体重増加も顕著ではなくなりますが
熟成(?)してもらえると(期間は長くなりますが。。。)大きな個体への
望みが高まります。意外と大事な交換タイミング。まずは期間を
設定して交換し、自分なりのタイミングを掴むことも大事です。
なにしろ飼育している場所の影響が大きく絡んできます♪


幼虫飼育でエサの選択をできる種類はいろいろと
います。ボクの場合 国産ノコの飼育が長いので
国産ノコはいろいろなエサを試したりしています。



ノコ同様、期間で言えば短いですが、国産ヒラタや国産コクワも
同じように試しています。ただ、この期間が短いというのがクセモノで
血統とまでは言えないのですが、近いところまでいくほど累代を
していないのですね。。なので顕著に分かるのがノコなので
ノコ中心でお話しさせていただきます。



菌糸を絡めるというタイトルですが、何もマットに菌床を
混ぜるということではなく、幼虫飼育のある期間を菌糸で
飼育して、最終的にはマットで羽化させることを
申し上げています。



まず、累代でワイルドから得た個体は比較的大きくなりやすい
のですが、その中でも菌糸に反応がいい(育ちやすい)個体が
存在いたします。(もちろん種類別でもそのような種類は存在します。)
まぁ簡単に言うとワイルドからいっぱい幼虫が採れて、菌糸とマットの
両方で飼育して一番大きな個体が菌糸から出た場合、その個体で累代して
得た幼虫たちを菌糸で飼育していきます。



個人的にモチベーションが下がったというのが最大の理由と
考えているのですが、WF1よりF2のほうが小さく孵ることが
多いけど、WF1で出た最大個体を上回る個体が出たとします。
この個体を累代していくとエサ慣れをしていくのか?
早い期間で幼虫が育つ個体が出てきます。
ただノコの場合、菌糸で羽化まで持っていくとサイズこそ稼げても
美形とは言い難い個体が出てくることもあるので
(だいたい腹部が大きな個体が多いのですが・・・)
これをどうにかできないか?と試行錯誤しているときに
3令後期でマットに入れ替えてみたところ、幼虫期間こそ
長くなりますが逆三角形のカッコイイ個体が出てきたので
(ここでも種類によって違いはあります。)最近では
コスト面も考えて、最終のビン(蛹になる想定のビン)は
ほとんどマット飼育に切り替えています。



メリットしては温度変化の影響を受けにくいとかコスト面で
有利とか交換タイミングを間違えても影響が最小限とか
いろいろありますが、昨今の菌糸の価格ですとコスト面というのは
あまり関係ないかもしれませんね?^^)
ただ温度変化についてはメリットはあります。ボクの飼育では
ノコが蛹になるのはだいたい5月~8月と温度が上がる時期で
温度管理をしていると言っても室内の温度変化はあるので
それに対応できる幅は大きくなります。マットのほうが
容器内の(あくまでも想像の範囲ですが)温度変化が少ないように
感じています。



ただですね、飼育の仕方によってはマットオンリーでも
菌糸オンリーでも大きな個体が出てきます。なのであくまでも
参考程度の記事となりますが、試してみるのも面白いと思います♪




いやいや昨日今日と暑いぐらいでしたね。。
ボクのほうは昨日が峠のヘアピンカーブをフルブレーキングで
突っ込んでクリア、本日、緩やかなカーブを小気味いい
速度で頂上に到達してお茶したというイメージで
仕事の一山を越えました。来週もまた小山を少しづつ越えていく
ことになりますが、今週ほどではないので少し余裕ができると
思います。



ところで、タイトルなんですが
昨日今日のように20℃を越える気温になりますと
休眠中の個体が動いたりします。外産の場合はその限りでは
ありませんが、国産の場合はこれを休眠明けと判断して
ゼリーを与えペアリング⇒ブリードとしても産まない場合があります。
結論から言いますと、まだ完全に活動をしていないからなんですが
どうしたらいいか?を書かせていただこうと思います。



まず種類によって動きに違いがみられます。
ドルクス系は起きだしてしまいますが産卵となると
あまり良い結果とは言い難いようです。ボクはオオクワは
そんなに飼育していないので割愛させていただきますが
ヒラタ・コクワはタッパーをこじ開けるぐらいに動き出したら
成虫用管理に切り替えてゼリーを与え(しっかり舐めます。)
気温が下がってきたらそのまま越冬させてしまいます。
ブリードは翌年の活動時期(5月上旬~)まで持ち越します。



ネブトもドルクス系と同様です。この時期から産卵させても
産まない(と言いますか、セットの中で休眠していることを確認。)
ことが多いので、そのまま寝てもらいます。

 

ミヤマ・・・意外と温度が上がってもジッとしています。
北海道など北の産地の個体は暴れ出す個体もいますが
ほとんどしっかり寝てくれます。



一番厄介なのがノコで、動きがしっかりした個体も見受けられます。
ここでゼリーを与え、舐めてしまうと起きだすので
ゼリーは与えず乾燥だけ気を付けて管理します。
一番いいのは保冷器具に入れて強制的に温度を下げ
動きを鈍らせるのが安心なんですが、それが難しい場合は
なるべく小さめの容器に成虫管理用マットを多めに入れて
動きまわれないような措置を取って気温が下がるのを待ちます。
気温が下がってくると(要は低温になると)動きが鈍り、
再度休眠モードとなります。休眠といってもずーっとジッとしている
訳ではなく、中で動いたりしますが逃げ出すような派手な動き以外は
ほっといても大丈夫です。体液は放出しますので保湿に使用しているもの
(キッチンペーパー 成虫管理用マット)は時々交換してあげてください。
このとき保湿もしっかりしておくと事故は極端に減ります。



とにかくですね^^)動き出しても慌てないことです。
ちなみにノコの♂は起きだしてゼリーを舐めると再度寝かすのは
困難です。この時期ですとホームセンターなどで販売している
簡易保冷(温)庫でも対応できると思うので購入して
管理するのもいいかと思います。




material by:=ポカポカ色=