クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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7月に組んだ産卵セットの卵が幼虫になるころだと

思いますが、いかがでしょうか?

ボクはと言うと、蜥蜴に合せた温度設定のため

今年羽化の個体が活動を始めて困った次第。。

産卵セットのほうは順調に幼虫になっています。

与路以外は♀も全部取り出せたので一安心です。

ところで、産卵セットから幼虫が見え始めたとは言え、

♂♀が偏るのでは?とか、実は見えてる部分しか産んでいないのでは?

という心配が付きまといます^^)

この時期だともう一回組んでもいいよな?という

キモチも判らないでもありません♪

でも、そーんなに数はいーんだよっ!的なかたにオススメ^^)

2度目の産卵セットは、マットの詰め方を変えます。



底はいつもどーり 固く詰めます。

いつもですと同じぐらいの量をまた固く詰めるのですが

2度目の場合は



ここでマットの量を多めにします。



で、いつもと同じテンションをかけていくのですが

マットの分量が多いので、詰め方は甘くなります。



これはかなり上まで詰めた状態。

いつもなら4隅を指で押し固めるのですが

それもやりません。



ノコは詰め方が緩いとあまり産まないので

そこを利用するワケです。



同じ♀で産卵させる場合は、持ち上げると

フッと軽い感覚があります。産んでいる♀ほどそうです。

そのような♀はかなり消耗しているので、産卵セットに穴を開け

そこに差し込んであげます。産む気のある♀なら潜っていきます。

本当は1度目の産卵セットを割り出してから2度目を組むのが

理想なのですが、ノコの場合は手遅れになること多し。。です。

これはボクの経験上の話なので、信憑性や裏付け的な根拠に

乏しいのですが、交尾の回数が少ないと、1度目は♀に偏り

2度目が♂が多い傾向を感じることが多かったです。

あと、1度目の産卵セットから♀を取り出したとき

フセツがとんでいたりしても、産む♀は産むので

あまり気にしなくても大丈夫です。

取り出してからすぐ次のセットに移しても

休みたい♀は勝手に新しいセットで休んでいるので

連続投入もモンダイありません。

ボクはセットに小ケースを使うのですが

中ケースを使用されてる方は、2度目は小ケースなんてのも

アリです^^)

ただ♀の状態次第では何をやっても爆産!ということも

あるので・・・そこは天に祈るしかありません^^)






暑いですな。。。。

こーゆーときのクワ弄りは容器を洗うに限るのですが

その前に、洗う容器が後から増えるとメンドーなので

先に割り出してしまいましょう^^)

まずは屋久島。



1400に入っている幼虫は大きかったハズなので^^)



蛹室に近づいてくるとマットが堅くなってきて

そこらへんから発掘調査ヨロシクで、丁寧に削っていくと

ポコっと穴が



見えてまいりました^^)



ちゃんちゃん。。

なんだよーってな想いが次のビンを

雑にさせます。。



これはボコッと落ちてきましたの加計呂麻。

中々良型です^^)サイズは・・・

あとで測ろう。。



そんなんで気を良くして3本目はいつもどーり。

うーん。。さっきのより大きいか?



早すぎました。。まだ薄皮が残ってる。。

ついでに蛹室を覗いておきましょう。



位置的には悪くないですが、大きいな。。

サイズの大きな個体の蛹室は個体に対して

驚くほど小さいです。

個人的にはですね、蛹室のサイズと個体のサイズって

すごく関係が深いと思っています。



おっ!最後のコイツが一番デカイっ!

コイツも早かったね。。。

まだ腹が納まっていない。。

これ以外で蛹で出しちゃったのが1頭いるので

これはあとでUPするつもり^^)

さて、洗い物と産卵セットでも組みますか^^)



確か2月だったと記憶しています。

クワタフェスタ出店の際、むし社さんと隣接

したことがあり、BE-Kuwaを2冊ほど

買って帰ってきたのですが、

その2冊の中に面白い記事がありました。

今、手許にないのでボクの記憶で書いています。

その記事の内容の中で、

産卵から羽化までの飼育温度の移り変わり。

幼虫の大きさと羽化してくる成虫のサイズの関連 等

常々、クワの仲間たちと話していたことが

具体的に学的(生物学?)に書かれておりました。

例えばボクらが話していたことで

産卵時は、幼虫の飼育温度より高めのほぅが

産みがいい。とか、

初令~3令初期(これは種類によって変動あり。)

は、幼虫飼育としては高め。3令中期から後期にかけて

緩やかに低くして、後期は低め。

で、幼虫の体重と蛹のサイズは必ずしも比例しない。

前蛹時の温度湿度の重要さ。

などが書かれていて、おぼろげなものが

はっきりとしたカタチで媒体に載っているという

印象を受けました。

これを実際の行動(作業)に転換させた場合、

難しいことをするのか?というと、

そーゆーワケではなく、容器の方向を変えるとか

容器を置く位置を変えるといったカンタンなもの。

変な話、部屋をスッキリさせたいとか片づけたいという

どちらかというと、ムシ主体でなくヒト主体の考え方で

大きい個体を孵してしまった。なんて顛末も。

ボクの友人でギネスを3つぐらい持っている

人がいるんだけど、その人もどーしてデカイのが孵るのか?

ワカラナイって言ってる人もいる。

たぶん普段の生活の中で自然とやっていることなので

本人の認識が記憶に留まっていないということだと

思うのですが^^)

あとここに加えて『血統』というのが絡んでくる。

大きな個体を孵したいというのは、飼育を趣味にしている

うえで、大きな醍醐味のひとつだと思います。

今期は単にエサの量や新鮮さだけではないな。。

ということがわかった年でもあったので

書いてみました。





あの・・・ひとつの産卵セットから割り出した

幼虫群を全部 同じ大きさのプリンカップに入れて

大きさが同じような幼虫で見比べると

成長の早い個体が存在します。

その子たちはどんな容器で飼っても

大きくなっちゃう。

これ・・・今回初めてプリンカップに幼虫を入れて

飼育したから分かったことなのですが。。

以前友人が、タランドゥスで

この系統は、全部が全部1本めで○○gに到達する。

と、話していたことを思い出しました。

その個体群はギネスから派生した系統だったのですが・・・

その成長の早い個体を大きく羽化させて

掛けていけば、最初の一本めで○○g

2本目で云々。。

最近いろいろ販売されているニジイロの色変わりや

パプキンの青の固定とかと同じ感覚なのでしょう。

オオクワなんかはインラインでずーっと飼育されている方って

いるでしょうから(インライン アウトラインの云々は別として)

あの大きくなる血統は、出てくるかもなぁ。。

もちろん飼育環境は多大に影響はありますが

血統ってあるかもしれない。


ノコで大変なのは、産みすぎ。。

ぁあ、これ飼育者の思惑によって変わりますよ。

いっぱい採って個体変異を見てみたい、

販売に廻したい、という目的があれば別ですが

何も考えずに産ませると『爆産!』可能性アリです。

これ、書くだけですと、ぉおおっ!とか

なるかもしれませんが、後々では大変になったりします。

しかも1種だけでなく数種となると、想像したくありません^^)

単純に飼育を楽しみたいというのであれば

幼虫数は自分の飼育スペースをベースに考えるといいと思います。

ボク的には1種20までです。

それだって5種類いれば100頭なわけですから^^)

で、コントロールすると言うより、飼育できる範囲で止める。

と、言ったほうが適切です。

まず、自分で飼育した個体を2ペア選びます。



選出するのは各々の好みですが、状態のいい♂と♀が

イイと思います。

まず2ペアとも同日にペアリングをかけます。

ボクは大体週末です。

で、そのあいだにマットを購入し、マットに細工が必要なら

そのあいだに済ませます。

交尾を目視できれば一番いいのですが、約1週間一緒にしとくと

大体済んでいます❤ボクは2~4回交尾を確認できた

個体から産卵セットに入れていきます。

2ペアペアリングすると書いたのですが

産卵セットに投入するのは1ペアの♀。

もう1ペアは産卵セットには入れません。

今回与路は2ペアとも産卵セットに投入しましたが

これは数が欲しいからです。

産卵セットのケースの大きさですが、ボクは小ケース。

で、産卵セットに♀を投入してから1週間ほど経過を見ます。

この時期で状態がよく交尾済みの♀はすぐ産みだすので

ケース側面に卵がすぐ見えてきます。



セット投入後2週間で♀を取り出すことを考え出します。

ノコ♀は産んでは食べを繰り返すので

(個体によっては潜りっぱなしの個体もいますが・・・)

ゼリーを舐めに上がってきたところを捕獲すると

イイと思います。

ノコは産卵セット内を縦横無尽に徘徊するので

そのような跡が見られない場合はもう1ペアの♀を

産卵セットに投入します。

交尾の回数ですが、多いほうが少ない数の幼虫を飼育したとき

♂♀のバランスが経験上いいのです。

交尾の回数が少ないと最初は♀ そのあと♂と

時期にバラツキが出るのも今までの経験で感じています。

最初に幼虫の飼育スペースを考えると書きましたが

♂を大きく育てたいなら1400は必要です。

最初の段階で1400×10 800×10とか目算を

立てておくといいと思います。

割出は♀取り出し後、孵化して幼虫が初令後期もしくは

2令初期で割り出したいので、そのまま産卵セットを保管します。

このとき産卵セットの保管場所は産卵させてる場所にしています。

これは温度帯を同じにしておきたいという配慮です。

小ケースでの産卵数ですが、20が目安です。

稀に30~産んでしまう個体もいますが、もうそこは

清く諦めます^^)

ちなみに産卵セットを置く温度帯ですが

割と高めのほうが産みはいいように感じます。



今期は少数をじっくり飼育したいという目論見も

あるので、産卵数は適数が!と、考えています。









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