クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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8月3日の晩に竹芝桟橋を出航し、翌日4日6時半ごろに降り立った利島。
ボクとしては初めての利島採集となりました。最初にお伝えしておきますが
4日の16時には島を出ます。そのため1時間前には発着待合室に居ないと
いけないので、正味9時間の採集となります。



採集方法としては1周道路と登山道を歩きながら道路を歩いている(鎮座している)
クワガタを拾うという採集方法で、採集者の主な行動はトレッキングやハイキング
となります。要は歩くのです^^)ただ、荷物の一時預かりや自販機の類がないため
持ち物全てを背負って歩きます。ここに飲料も含まれるので重さはかなりのものと
なります。これ、登山やハイキングを趣味とされている方からすると何言ってんの?
と、思われると思いますが、ボクのようにふだんから為体な生活を送っている
人間にとってはかなりのハイリスクになります。。



さて、ハイキングと言って差し支えない採集が始まりました。
同行してくれた友人は何度か利島に訪れているので、ガイド役も
買って出てくださいました^^)種別に取れた場所や時間などを歩きながら
解説してくれたので、歩くこと自体は楽しかったのですが、話に夢中になると
採集が疎かになりがちになったのと後半は疲れが伴い、会話は徐々に減って
いきます。実は登り始めて間もなく目的を果たしてしまいます♪



宮塚山を登り始めて最初の分岐辺りで日陰の多いほうを選んだのですが、
そこの陽が当たっている処にミヤマの♀がいました。友人は見るところが
分かっているらしくコクワを拾い始めましたが、ボクはまだ採れていない
状況で、友人から見ていく場所を教えてもらった直後くらいの出来事です。
この見方を教えてもらってコクワの♂が採れ(けっこう大型です。)、
それから数十分も経過していないと記憶しています。初めは陽に当たって
赤く見えたのでノコ♀だと思っていました。



この画像は先ほど撮りました。採集後1週間ほど経過観察をしました。
本州で採れるミヤマは晩夏の♀でブリードすると・・・と、聞いたことがあります。
さすがに8月4日は晩夏ではありませんが、もしかしたら利島のクワガタにとっては
晩夏に当たるのかもしれませんね?



イズミヤマの♀としては大きいかもしれません。とにかくWD個体を見ていないに
等しいので比較すらできないのですが、伊豆大島産のWD♀もこれぐらいと記憶して
います。どちらにしても利島産イズミヤマの♀は4~6年前に見たっきりです。
(飼育個体の累代から算出しているので範囲に幅がございます^^)



プリンカップ(430㏄)で保管していたのですが、かなり出ようと暴れていました。
たぶん産みたいのでしょうね^^)画像を撮った後 産卵セットに移動してもらいます。



投入直後。まだ何がどうなっているのか?分からない様子。
自分が生まれ育った場所よりかなり産みやすい状況なのではないでしょうか?
セット内容はミヤマ産卵のセオリーに準じました。



今回 国産ミヤマのブリードはこの利島産イズミヤマも含めて2種3産地なので
大ケースに投入です。ここで少し 話を戻しますが、採集に行ったとき♂は?
と、なりますよね^^)

 

♂の頭部は複数 見つけています。友人によると今までで一番見れている
と、申しておりました。見れた場所は宮塚山でも上の方なので生息域は山頂
付近で採れた♀は産卵場所を探している間に飛んで風に乗ってしまったなど
イレギュラーな部分もあるのかもしれませんね^^)
そんなこんなの利島産イズミヤマのお話でした♪




この気温じゃムリだろ?って言っておきながら、カブトムシを
触ったあと暴挙に近い行動をいたします。
なんか日陰ならなんとかなるんじゃないかと勘違いしたのか?
マットがカブトマットだったのでそのままミヤマの産卵セットを
組むことにしました。クラーツとイズミヤマ用を中と大ケースで
組んで・・・Nマットも出したし^^)このままメアレーの割り出しを
してしまいました。



ケースを開けたらこんな感じ。夥しいと表現して差し支えないほど
出たり入ったりを繰り返しています。この産み方は個体差こそありますが
ミヤマに共通してみられます。今期のミヤマ産卵セットは種類に応じて
詰め方は変えていますが相対的に割と緩めの詰め具合です。
いや・・・あとから気が付いたんですが、マットって発酵はしていますが
木のチップに変わりはないので、ミヤマの産卵セットのように長期保管していたら
固着するんじゃないかと考えたんですね^^)今回は水分も保管中にかなり変動する
(室内と野外の温度差が出るので、大気中の水分がセットに影響を及ぼす?)のも
確認しているので、ミヤマのセットしては少し控えめにしています。



で、開けて見ました^^)随分近くに産んでいます。ばらまき産卵の極意です♪
それと同時に局地的に産んでいるのかもしれないとも思い出しました。



亀裂が入りやすい処に幼虫の陰有♡ 幼虫左上を割ったら案の定
幼虫が出てきました。このセットは6月上旬セットなんですが、卵が出てこなかった
です。たぶん気温が急激に上昇したときに♀が上に上がりそのまま★という
パターンのようです。。。人為的に温度をコントロールしても敏感に反応するのは
昆虫全般と言えるかもしれません。



全部で32採れました(^^♪ うち6頭は出品中です。ド初令が多かったので
今出品以降は同系統は結構先になりそうです。ただメアレーは別系統も
いるので、割り出しの結果次第で出品させていただきます。



今期のメアレーは2♂使用して何セットか組んでいます。
飼育的には1年で羽化させる個体と2年以上かける個体と分けようと
考えていて、系統関係なく(管理はしっかりします。)大きな幼虫をランダムに
選んで、大きな容器使用 マットの選別などを行いたいと考えています。
ただですね^^)メアレーは60前後の個体のほうが、いい意味での華奢感が出て、
ミヤマではあまり感じられないスマートさが魅力と言いますか?
好きだったりします♪








ペアリングまで漕ぎ付けたクラーツミヤマ。
利島に行く前までメイトガードしていたので、何も触らず利島に行き、
その後 ♀が♂から離れたので産卵セットに投入しました。



ペアリングを開始直後に産卵セットは組んであるので、♀を移動するだけです。
お昼休みに♀投入⇒仕事から帰って確認 ♀潜るというクワガタによく見られる
行動をしてくれて一安心です。クラーツの産卵は経験があるので、それほど
気負いせずに組めています。



ここで過去に飼育したクラーツミヤマのデータと比べてみた処、♂♀の
羽化時期はほぼ同じ、友人の処は♀が先に羽化したのですが、ボクの処は
♀のほうが後に羽化しています。一番最初の飼育は幼虫入手なので、産卵は
行なっていませんが、そのときの個体では産卵セットを組むまでの経過すら
到達できませんでした。とにかく♂がワインセラーに入れても暴れてしまう
のと、♀が全然起きてくれなかったんですね。。。友人が交尾済みの♀を
託してくれなかったら今回の記事は書けていないと思います。



そんなこんなのクラーツミヤマ飼育。実はもう1ペアいます。
今回活躍してくれた♂は使用しない所存ですので、よろしくお願いいたします(^^♪




アマミミヤマです^^)国産ミヤマは離島レア産地とイズミヤマの記事が多い
ので、なかなか記事になりにくいミヤマです。



そんなアマミミヤマの幼虫のマット交換を行いました。
アマミミヤマ用のボトルは利島に行く前に仕込んでおいたので
状態確認と入れ替えるだけでございます^^)



だいたい画像ぐらいの個体になっていました。
1頭だけすごく小さかったけど、マットの撹拌が偏った部分がいってしまった
のかもしれません。。。



アマミミヤマもヤフオクに登場しない・・・いや幼虫は出していますか?
成虫ペアが極端に少ないです。ほぼ自分用のみということが多いです。



今期は今回交換した以外に今年羽化予定の個体も何頭かいるので
この休み中に確認します。国産ではミクラミヤマと並ぶ数少ない別種のミヤマ、
大事に飼育していきます♪


7月25日に割り出したテトラオドンミヤマ。
ウチのはシチリア島亜種です。累代はF8(!)
凄いですね^^)幼虫入手です。なので累代はこれからですね♪



比較的見るサイズの♂。お尻がまだ出ているので、羽化後1、2週間後かと
思います。2022年に知人からヤフオクを介して入手しました。
2ペアは1年で羽化して販売済み。残りの個体が約2年で羽化しています。



♀もケルブスを早期羽化させたぐらいのサイズがあります。
テトラオドンとは思えないような♀です^^)



中くらいサイズの♂。この子でも充分見応えがあります。
この子もお尻が出ています。



3頭の比較画像。 一番右が最大サイズです。同じ容器サイズなんですけどね。。
なんでこんなに差が出たのは不思議の一言です^^)



小さい個体との比較。明らかに違いますね^^)
マットの撹拌が甘かったのでしょうか?



3個体を並べて写した画像中央個体との比較。
サイズもそうですが、太さがね、、全然違いますね。。



では・・・最大サイズの単体画像です♡ 耳状突起の形状が
しっかり出てきています。内歯の形状もハッキリ出ています。
第1内歯から先歯にかけて湾曲するのには驚きを隠せません!



前胸 上翅の幅にも注目です。なんかテトラオドンではないみたいです^^)
ちょびっとだけサイズを測ったんですが、飼育レコードには遠く及ばないです。
まだ縮むと思いますが、ざっと測って48ぐらいでした。それでも嬉しいけど
これ・・・たぶんイレギュラーだと思うのですよ。。ボクはご存じの通り
ミヤマに使用するマットは市販のモノを配合して使用します。今回ご紹介
している個体は同じ日に交換しているので、撹拌したときにマットに偏りが
出来たのでは?と、考えています。どちらにしても累代したら同じような
個体を羽化させることはかなり難しいと思います^^)


material by:=ポカポカ色=