本格的に春到来かと思いきや、昨日はちょっと寒かったですね。。
ムシベヤの温度をこまめにチェックしとかないと心配な時期でも
あります。
さて、今年は外産各種をすでに産卵させているので、今年初とは
なりませんが、そろそろミクラミヤマをワインセラーから出す時期です。
だいたい3月の下旬から部屋の温度が高いところに置いて、タッパーの中で
動き出してもらい、成虫用のケースで少々過ごしてもらってから
4月中旬ぐらいにペアリング 産卵セットへ投入します。
ボクは関東在住なので、ペアリング時は常温で行います。
このとき後食はあまり気にしません。活動を開始すると交尾は
可能なのですね^^)
産卵セットについては以前書かせていただいたから簡単に
書かせていただくと黒土メインの産卵セットですね^^)
昨年は小ケースで産ませましたが、今年は中ケースを使う予定です。
けっこうケース内を潜って徘徊することが確認できているので
少々スペースが必要かな?と、思っています。
あとは産卵セットを置く位置です。他の方々と比べると
孵化が遅いような気がしているので、もう少し温度の高いところでも
いいのかな?という気もしています。産卵セットの状態を確認してから
決めたいと思います。なんか黒土やミズゴケを買いに行こうとすると
春なんだな~と、思うようになってしまいました^^)
今年は神津島産です♪ ミクラミヤマは2産地を交互に飼育していきます^^)
国産のミヤマクワガタは種類が少ない^^)
ミヤマ イズミヤマ アマミミヤマ ミクラミヤマの4種で
全ての種類が離島に生息しています。
この中で2種が生息している島は神津島のみ。
もちろん採集禁止ですから、ワイルドの入荷はありません。
ミクラミヤマは2産地(神津島・御蔵島)
アマミミヤマは奄美大島のみ生息していますね♪
今回はこの2種を除いたイズミヤマとミヤマのお話です。
イズミヤマはその名の通り伊豆諸島のみに生息する亜種で
伊豆大島 利島 新島 三宅島 神津島 三宅島に生息しています。
諸島全部にいるわけではないのですね^^)あと島によって
発生ピークが違うのも困りものです。。生息数もそんなに多いとは
言い難いので、ある意味流通が稀なのも納得できます。
比較的数が多いとされる伊豆大島でさえ、♂と♀の出てくる時期が
異なる印象があるので、より拍車がかかります。。
対するミヤマの離島産地なのですが、北は北海道 南は鹿児島県まで
生息していますが、島によって個体数にバラツキがあるようです。
昨年 奥尻島のワイルドが出品されて色めき立ちましたが^^)
(残念ながら落札できず。。。)礼文島含め滅多に出ない産地では
ありますので惜しいことをしました。ノコもそうですが、一時
地元採集者の方が出品されていた時期があり、重宝したと友人の
離島コレクターが仰っていましたが、最近ではあまり見かけません。。
この状況がいい方向に向かっていったら出品してくださるかもしれませんね?
さて ミヤマの離島産地ですが、大型が望める産地も存在いたします。
ビークワ47号の巻頭プレートでは佐渡島産で78ミリというバケモノが
載っています!離島の個体は小さいのでは?という懸念を覆す個体です。
佐渡島は個体数もそこそこのようです。ミヤマも島によって個体数の
多い少ないはあります。ボクが知っているかぎりでは淡路島 宮島
隠岐諸島 甑諸島 黒島は数が少ないと認識しています。
ミヤマというとサイズや冠幅 歯形の違いなどに目が行きますが
サイズこそ本州・九州・北海道より見劣るけど、同サイズで比較した場合
細かな違いが見れて楽しいと思っています。島によってはそのサイズは
大きいほうという個体は、しっかり型が主張しているんですね^^)
歯形然り 冠幅然りですし、脚のイエローバンドが顕著に出る個体も
存在しますので魅力は満載です^^)なかなか入手が難しい離島産地のミヤマ
コレクションの一つに加えてみてはいかがですか?^^)
なんか文字にすると変だな~♡とも思いましたが
このままいきます♪
久しぶりにヨーロッパミヤマ勢のお話です。
ウチには2年に到達したアクベス ユダイクスの♂が数頭と、
2年目に突入したケルブスがいるのですが
そこそこの体重に成長していまして、それなりに期待もしています。
当然詰め方や容器サイズなども拘ってみたのですが、
どうも固く詰めすぎたようで、上に上がってきてしまいます。。
まず上部のマットは掻き出して空間を作り、容器中心部分は
スプーンで硬く詰めた部分をほぐして通気をよくします。
再度幼虫を入れて、フタはキッチンペーパーを輪ゴム止め。
温度が安定しているところに置いて
幼虫が底部分で安定するまで待って(2,3日~1週間程度です。)、
それからフタをして、また様子を見ます。こんなことをここ2週間ばかり
やっていたのですが、硬く詰めすぎて温度が上がってくるとどうも
居心地が悪いようですね。。。マットも今回、ガス抜きが必要なものを
使用したので完全に抜ききれていなかったのかもしれませんが。。。
どちらにしましてもよろしくないので、大幅なメンテを行いました^^)
マットの詰め方も一言に固詰めと言っても、人それぞれですし
種類によりけりです。今回はノコ並みに詰めてしまったのも
原因のひとつかと思っています。
ミヤマ飼育に関しては、ノコのようにスキルが多いとは言えず
試行錯誤している部分があります。蛹室を作る前の幼虫の行動など
ノコやヒラタと異なる部分も多いのでまだまだ観察が必要ですね♪
他の種類と見比べながら少しづつ理解を深めていこうと思います。
ご紹介したいのですね^^)
何かと登場してもらっている利島産イズミヤマ。
かなりお気に入りです♡腹のはみ出しもきれいに納まってくれたのも
嬉しい限りです♪
この個体が羽化したときは知る由もなかったのですが
クリイロミヤマもミヤマグループなんですよね?
そう考えますとこのサイズで、しっかりミヤマの型を
していることに余計愛おしさが増します♡
この控えめなフォルムがなんかいいんですよねぇ~♡
実は利島産イズミヤマ、この個体はF4なんですがお嫁さんはWF1なんですね。
その辺りもブリード欲を掻き立てられます♪
イズミヤマもご多分に漏れず、離島ミヤマならではのイエローバンドが
しっかり出る個体が多いです。ケイセツにもイエローが入ります。
画像を撮っていたら乾いてきたのか?金の微毛が際立ってきました。
先ほどのルニフェルとは違う燻した風合いの渋い金色です。
ルニフェルと言い、自己ブリードの個体はちょっとした思い入れも
あるので、ついつい過大評価をしてしまいます♪
3ヶ月になろうとしています。かなりしっかりしてきましたので
再度 ご紹介させていただきます♪
ルニフェルミヤマクワガタ CBF1
ネパール・シスネリ産 サイズ:68ミリ
原名亜種になりますね^^)サイズ的にはそんなに大きくないです。
数あるミヤマの中でも特徴的な型だと思うのは
ボクだけでしょうか? どの種類もそうなのですが
ある程度の種類を、数見ていくと相関性を見つけたりして
少々新鮮味が色褪せて(これ、ボクだけだと思います。。)しまうのですが
ルニフェルに関しては、他のミヤマと似て非なる部分を見つけてしまうことが
多く、いつまでも見ていられる数少ないミヤマでもあります^^)
この個体はあまり大きくないので耳状突起の形状が控えめです。
でもアゴの形状や色 頭循の長さ 渦巻くような金の微毛と
どこをとっても嬉しくなる種類です♡
個体差なのかもしれませんが、上翅の形状がシュッとしていて
スマートです♪ ミヤマは頭部のデザインが複雑(それ故に大きい)なので
どうしても前胸が内側に入るというか、各パーツの中では小さくなります。
なので、個体によっては上翅の張出しが大きくなり、微妙なバランスの
個体が出たりするのだけど、この個体はバランスがよろしいかと思います。
残念なのはアゴの長さが左右非対称です。曲がりがちょっと
違うんですね。。。あと画像にして分かったのですが、小循板下部分の
上翅に若干のシワを見つけてしまいました。。生き虫としてはAの範疇ですけど
自分には厳しくいきます^^)
ルニフェルはミヤマを始めてから何かといるクワなのに、ブリードは
していないのですね。。幼虫から羽化させたのも初めてなので
今期のブリードは楽しみです。たぶん今年の秋以降になると思います♪