クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
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昨年秋から冬にかけて
いろいろと成虫 幼虫と購入していて
ふと思ったのですが、みなさんいろいろなマットを
使ってらっしゃいますね^^)



成虫管理用はもちろんのこと、特筆すべきは
幼虫のマット。



幼虫は、キンイロ キクロ ノコ ミヤマ ネブトと
様々な種類を買ったのですが、種類別はともかく
同様の種でもいろいろなマットと出会うことができ
それだけでも充分満足です。



加水量なんかも参考になりますね。
特に市場にあまり出てこない種などは
マットの状態(加水量含む)もいい状態で
送られてくるので、いい刺激になります。
あと自分が知らないショップ名が出てきたりも
するので、自分の情報量の少なさを痛感することもあります。



そろそろ欲しい個体も揃ってきたので
飼育の方に集中しようと思っていた矢先の
いいカンフルとなりました。




今日は朝からクワ活しました。
まずはネブトのエサ交換。
ネブトは使用済みのマットも使うので新しいマットの
分量を考えながら交換します。
使用済みはフルイに掛けて新しいマットと混ぜます。



このカップは菌糸カス80にマット20という混合。
果してどうなっていたかと言いますと・・・



この状態で分かると思います。確かド初令で20ぐらい
入れたんですが、出てきたのは5頭。。
ほとんど溶けてしまったのでしょう。。。
カワイソウなことをしました。生存していた5頭も
そんなに大きくなっていなかったので、
根本的に合わなかったんでしょうね。

お次はこれ・・・



これも・・・ダメか??
幼虫の食痕カスに幼虫を入れて(これもド初令)
上にマットを被せた。。というだらしないセット。

ところがっ!



頭数こそは少なかったのですが、全頭大きいっ!!



スプーンと比較しても大きいと思います。
でも2gでした^^)



ここからはしっかり育ってもらいたいので
いつも通りのレシピで交換です。
因みに交換したのは、アマミネブト(加計呂麻 与路)
と、ヨナグニネブトでした。

そのあとはミヤマ。
今日は外産です。アクベス、メアレー、クラーツと
交換しました。アクベスやメアレーはなんとなーく分かるので
そんなに気負いがなかったのですが、問題はクラーツ。



クラーツ用と言いますか、ここは賛否両論あるのですが
(ボクの周りでの話です。)ボクは黒土依存と依存していないのと
ミヤマには最低でも2種類マットが必要だと考えているのですが
そうでもないよという意見もあり、迷うこと暫しです。
まぁでも、自分の思う通りにやって失敗したら自分で凹んで
おしまいなので^^)思い通りにマットをブレンドします。



一応ですね、クラーツ用にブレンドしたのは
使用済みマットフルイ掛け(けっこう糞がありました。)
Uマット 産卵一番 完熟マット 黒土の5種
使用済みマットを1とすると、Uマット3 産卵一番2
完熟マット3 黒土1の割合。
少し完熟マットが多いかとも思いましたが、経過を見て
ダメな様なら早めに交換します。

なんとなくなんですが、使用済みのマットのフルイ掛けというのが
自分の中でのキーワードになっていて、ネブトやマルバネ
ミヤマなどは朽ち木が土に還る最終工程にいる妄想があるので
飼育上では自分(幼虫)の周りのものは必要だが糞は必要ない気が
しているのですね。ネブトが自分(幼虫)の周りを固めているのも
起因しています。このネブト、マルバネ ミヤマの中で雑食はネブト
だと思っているのですが、ミヤマやマルバネは限定しているような
気もしています。

と、ここで気温が下がってきたので今日はおしまい^^)
あとは菌糸を交換して次の週に備えます。






さて、ここで幼虫の体重を測ってみましょうか?
本土系なら10g~ 南西諸島系(アマミ トカラ トクノシマ)
なら14g~だとかなり期待が持てますが、ここでの体重はあくまでも
目安ぐらいで考えておけばと思います。もちろん体重が載っていたほうが
期待は持てます。



この交換時期は7月セット、9月割り出し
2令だったらそのまま800菌糸で11月下旬から12月にかけて
1400に交換。この1400は引っ張ります。
できれば3月下旬ぐらいまでは引っ張りたいトコロ。
で、次の交換のときには幼虫をよく見ます。
幼虫の青い部分が多い個体はもう一本1400菌糸で
いきましょう♪ まだまだ伸びると思います。
青い部分がほとんどなくてクリームがかった色の幼虫は
菌糸に入れるとショックで蛹化の準備(蛹室を作る)を
始める個体が出てくる可能性が高いけど、ここは分からないので
飼育する側の好みでいいと思います。
ボクはだいたい1400のマット固詰めに入れてしまいます。



これであとは羽化を待つばかり・・・と、いかないのが
ノコのスゴイところです。。
ここで気をつけなければならないのは温度上昇による暴れ。
これ、一説によると蛹室を作るところを探していると
言われていますが、暴れないに越したことはないので
なるべく低い温度のところに置けるといいと思います。
この時期は温度がグンと上がるので、天気予報も
よく見て対策を練っておくと安心です。



よくこの時期の体重は30gとかになるとか聞きますが
ボクはそこまで体重を載せたことはありません。
アマミノコでも24とかそれくらいですが、
けっこう大きな個体は孵しています。
アマミノコで74は比較的出やすいのですが、
76~は気を使います。菌糸やマットの状態を見て
蛹化用に変えたほうが無難です。蛹化用はマットで作ります。

蛹化用のビンの作り方は長くなるのでまた今度にします。

さて、3本目が4月ごろの交換でここから蛹室⇒前蛹⇒蛹と
なります。大きな個体ほど各ステージの期間は長くなります。
蛹室を作ってから前蛹が1ヶ月、蛹になってから
約2ヶ月かかるので羽化はだいたい7月~8月です。
温度は低めのほうがいいですよ。蛹室を作った場所や状態で
人工蛹室に入れることも視野にいれておいたほうがいいです。

ただ期間についてはあくまでも目安で、大きな個体ほど
各ステージが長くなりますから全部で14ヶ月~は
考えに入れておいたほうがいいかなーと思います。

あとあんまり多く飼育しているとどうしても散漫になるから
ここは自分と向き合うことも大切かも・・・
とは、自分に言い聞かせています^^)







ここのところあまり大きいのは出していないので
書こうか迷ったのですが・・・

書きます♪



まずですね^^)
セット時期なんですが、6月下旬~7月上旬にセットすると
産卵してから2週間ほどで孵化しますから(室温が低いと
もう少しかかります。)そのまま放置します。
割り出しは2令初期がいいと思います。
この時期の割り出しでしたら菌糸でもマットでもいけます。
今回はデカクするのが前提なので菌糸に入れます。
ここで・・・なんですが♂♀の判定をします。
♂のみ菌糸に入れて、コストの低減と管理の簡略化ができるように
しときます。



話は前後しますが、どの種類がでかくなるの?という疑問が
生じます。単純に大きなノコを拝みたいならご自分の好きなノコを
飼育されればいいと思います。ただ種類や産地によっては
菌糸が有効じゃないものもあります。
大型でも70~を確実にとおっしゃるなら、アマミノコをお勧めいたします。
アマミノコも笠利町産。少し細長いのが産地の特徴
(もちろん個体差あります。)でもあるのでお勧めです。



アマミノコでしたら時期がきたらワイルドの入手が可能だし
比較的安価です。トクノシマもこの時期入荷しますが
トクノシマは意外と伸びないのでデカクしたいのなら
アマミノコです。伊豆大島や壱岐島も入荷しますが
一癖あるので、ここはアマミノコ、お勧めです❤



さてさて、セットを組みました。幼虫が見えています。
菌糸に入れました。このときの菌糸サイズは800で充分です。
この菌糸は食い尽くさせます。よく菌糸は熟成したやつが・・・
と、ありますが最初の1本は新しくても大丈夫です。
もし心配ならショップで冷蔵庫保管している菌糸を購入しても
いいですよ。あれはキノコ菌の活性を抑えているだけなので
入荷時期によっては少しづつ熟成(≒劣化?)しているので
むしろいいかもしれません。問題は2本目で1本目で大きくなった
幼虫は1400に入れます。このときは熟成していたほうがいいので
交換する2週間前には揃えとくとすぐ交換できます。
ここで大きくしたい個体と羽化まで持っていく個体と
分けてしまうこともいいと思います。
大きくしなくてもいい個体はマットに入れるのですが
けっこうマットに入れた個体の方がカッコよく
孵ったりするので、こちらもしっかり飼育します。

長くなったので続く。。






そもそもマットをブレンドすることを思いついたのは
随分前の話で、ずーっと前、ミヤマを飼育するときに
懇意させていただいていたショップさんからミヤマ用として
販売していたマットの作り方を教わってからなんですね。



例えばヒラタが大きくなるマットを使って
他のクワガタが大きくなるかと聞かれると
その限りではないので、あれこれ工夫を凝らすワケです。



あとコスト面。いくらいいとは言え、数をこなすようになると
やはり考えます。嵩を増やすという意味でも大事なのかな?
と、思います。



大きな容器を使うような種類だと尚更です。



ミヤマやマルバネ、ネブトは交換前に使用していた
マットを新しいマットに混合することで発育促進に繋がること
が多く(あんまり劣化しているとダメですが。)、
お財布に優しかったりするのは嬉しい限り♪



同じ種類でも産地によって好まれるマットが違うことが
最近分かってきて・・・更に追及できればいろんな意味で
いい方向に向かうんじゃないかなぁ??と、思っています。

意外とマットのブレンドはコストダウンの意味合いが
強かったりします。



material by:=ポカポカ色=