クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[01/22 NONAME]
[01/21 nsk]
[01/21 NONAME]
[01/20 nsk]
[01/19 NONAME]
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
[47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57]
パッと思い浮かぶのが、蛹化・羽化♪



ネブトのように繭玉を作る種類は別段気にしなくても
大丈夫なのですが、ノコ・ヒラタはちょっと
気にかかる部分があります。



まずは蛹化するのか?という部分。
温度を上げてしまえば蛹室を作り出すし、
(ただサイズは?と聞かれると・・・)
そのまま羽化までとなるので、詰めるエサは固めに
詰めておいたほうが無難です。外の温度変化を
敏感に察知するので、気を付けていてもと
いうのがあります。あとエサ交換したときの
幼虫の色。全体がクリームがかっているときは
もう蛹化間近なので交換するときは固めに詰めます。
この時期にエサ交換をするときは必ず幼虫の状態で
詰め方は微調整をするようにしています。

温度も低め・・・と言いますか、常温でいいと思います。
ただ常温で飼育する場合、この時期は一日の寒暖差すなわち温度差
の振り幅が大きい日もあるから、こまめなチェックは必要です。
温度差が幼虫に及ぼす影響も大きいけど、容器内の湿度も
変化します。あまり容器内の水分量が多いと蛹室の壁面が
かなりベタっとしますので羽化不全の原因のひとつに
なる可能性が高くなります。特にヒラタは蛹室内の湿度には
敏感です。少し乾燥気味ぐらいがちょうどいいかもしれません。



で、幼虫の色がまだ白と青い(中が透けて見える)部分が
混在しているときは、蛹化にはもうちょっと期間が必要です。
もう一本入れ替えるぐらいの気持ちでいたほうが後々好結果だったりします。

菌糸に投入する場合は、クリーム色の幼虫、青味が残る幼虫とも
新しい菌糸に入れます。ノコは少し暴れるかもしれませんが
温度を少し低めの場所に置けば安定はします。
(個体差があります。)クリーム色の幼虫は蛹化が前提になりますから
新しい菌糸に入れとかないと肝心な時期(蛹が茶色になっている時期)
に劣化が著しくなることもあるので、それを回避する意味合いが
強いです。一言に蛹化と言いますが、工程を細かく見ていくと
蛹室作り⇒前蛹⇒蛹⇒羽化となるので、その容器に入れておく期間は
けっこう長くなります。羽化まで菌糸を持たせることを考慮に入れます。



それまで菌糸で飼育していて、今回はマットに入れる場合。
クリーム色の幼虫は蛹化用に詰めたマットに入れます。
下半分をガッチガチに詰めて、容器中央から肩口まで
固めに詰めて幼虫を入れる穴は三角フラスコ状のイメージで
穴を空けます。三角フラスコの底の部分に幼虫が入ってくれれば
理想的です。青味が残る幼虫も同様の詰め方でも構いませんが
マットを少し低めに詰めておきます。あとどちらも食餌はしますから
高栄養で粗目のチップが混ざったマットを使います。
ボクの場合ですと完熟マットを使用します。
で、管理をする場所の温度は若干低め。じっくり次のステージへ
以降させたほうが安全だし、意外な伸びを見せることもあります。



産卵から数えて、まず産卵数に喜び 幼虫の成長度合いに
歓喜してやっと最後のステージ。ここで悲しい結果にならない
ためにも慎重に事を運ぶと今までのことを忘れてしまうくらい
嬉しい結果が待っています♪








単純に大きな幼虫というのはすごく嬉しくて♪
もうそれだけで達成感みたいなものが湧き出てきます。

その種類に沿った大きさですけどね^^)



各々の好みはちょっと置いて書きますと
オオクワやヒラタの大きな幼虫は嬉しいですね^^)
成虫のサイズの反映される感 満載ですもんね♪



画像はアクベスなんですが、ユダイクスの幼虫がいて
これが大きいんですね^^)
やはり大きな幼虫はエサ替えのときに興奮しますよね?



タランドゥスも過去のデータだとデカクなりますよね^^)
今ではボクの記憶なんかはぶっ飛んじゃうような体重の
幼虫が存在するんでしょうね?

幼虫の体重はそこそこでも成虫は大きいなんてことは
多々あって、ノコによく見られる傾向です。

そんな大きな幼虫に出会えるかもしれない今週末です。


マルバネの飼育というと
採集禁止はもとより売買禁止 譲渡禁止など
規制が多いのも特徴です。
それゆえ敷居が高い、難しい エサが特殊など
難しいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと
思いますが、そのような訳ではありません。

採集時期である10月~あたりに飼育個体も羽化して
活動を開始することから、国産種のブリードにひと段落した
あたりでブリードができるので、うまくばらけて産卵セットが
組めるなどメリットもあります。



産卵セットを組む際に、赤枯れが必要などコスト的にかかりそうな
雰囲気ですが、ボクは産卵セットに若干の赤枯れを混ぜただけで
一袋全部というような使い方はしていません。
個人的には幼虫で入手して、小さくてもいいから羽化させて
その幼虫の食痕を利用した産卵セットを組んで成功しています。



かつては野外で幼虫がいる洞のフレークを混ぜないと・・・とか
言われていましたが、現在では市販のマットでも産ませることは
可能です。市販のマットに幼虫の食痕を混ぜることで
より産卵促進となり、成功率はグンと上がります。



秋から晩秋にかけての産卵じゃ温度管理必須なんでしょ?
的なことも聞かれますが、現在の住宅事情を考えると
温度管理も以前ほどシビアでなくても大丈夫な気がします。
温度に関しては、常温で飼育はしていないので確かなことは
言えませんが、販売をさせていただいているときに
冬季の室温がこれくらいだけど起きださないか?という
質問をいただく場合があるので、ご自分の飼育スペースの
温度の把握さえしていればクリアできるのでは?とも考えられます。



幼虫飼育もちょっと前までは3令になるまで産卵セットから
出さないほうが安全だったり産卵セットは大ケースで的なことも
言われていましたが、小ケースで30から採る方もいらっしゃるし
ボクも初令で割り出してしまいます。(でも3令で割り出したほうが
安全なのは確かです。ケースも大を使用したほうが安心です。)
このように今までといろいろ変わってきているマルバネ飼育。
一番難しいのは個体の入手で、時期を逃すと翌年まで出てこないのと
年々入手できる亜種が少なくなってきているので、もし飼育を
お考えの方は、今でしょ的な発想でチャレンジしてみるのも
悪くないと思います。




ここのところマットをあれこれ使用して
混ぜたり、フルイ掛けしたりしていろいろな種類を
飼育していますが・・・
ここでちょっと忘れていた、というより
肝心なことを考えに入れていなかったのですが
マットの種類を増やすということはマットを置く場所も
広がるということで。。。
これ・・・あまり気にしないかもしれませんがね。。
飼育に使うスペースを確保できるのなら可能なのですが
マットを置くスペースというのは、そんなにないのが実情です。

ここで使用するマットを限定して飼える種類を考えてみようと
いうワケです^^)今回は産卵に材を使用するコクワなどは割愛します。



とりあえずどんな種類でも2種類は必要なんですね♪
大きく分けて産卵用と幼虫飼育用。使用する時期をずらせば
保管しておくマットは1種類で飼育することは可能です。
飼育する種類によって使用するマットの銘柄は変わるので
まずは何を飼育の中心に持ってくるか?を考えるのは
いいと思います。



ノコとヒラタを飼育の中心に持ってくるときは
産卵一番やばくさんくんのような無添加微粒子と
完熟系の黒いマットさえあればなんとかなります。
この2種類のマットを配合して、ミヤマも飼育することは
可能です。



ネブトを中心に持ってくると、UマットとNマットとなりますが
これもミヤマ、ノコ、ヒラタ、マルバネ(少し工夫が必要)
と、幅は広がります。ただUマットでヒラタ、ノコは若干コストが
掛かるかもしれませんね^^)
使う量がネブトの比ではありませんからね。。



ここらあたりも今までご紹介したマットなら、どちらでもいけます。

飼育するときにマットは完全に分けて使うのであれば
ネブトはUベース ヒラタは完熟系というように本来の使い方で
充分飼育を楽しめると思います。



まぁいっつも同じ銘柄を使う必要はないので
産卵時は産卵一番を代表とする無添加微粒子系とNマット。
幼虫飼育が中心になってきたらUマットと完熟系を
揃えて置くというのもいいと思います。
ネブトも完熟系を少量 添加剤的に混ぜて幼虫飼育を
すると、とてつもなく大きな幼虫に出会えることも
あります。

ここまで書いていくと、まぁけっこう飼えるよね?というのが
感想なんですが、ミヤマのように低温にしていかないといけない
種類もありますからね。。マットだけ限定しても?というのが
実情です。今回の場合はマットの保管場所も考慮に入れた
マット使用についてなので、とりあえず上記されたマットを
2種類確保しておけば急場はしのげるよ。ということなんです。



マルバネに関しては生体の入手を幼虫にしとくと
今まで入っていたマットももれなく付いてくるから
幼虫が入っていたマットも状態次第では使用します。
コバエに汚染された部分や糞を取り除き
入手した幼虫の周りにまぶしてあげれば
徐々に新しいマットのほうに移動してくれるので
以前書かせていただいた、『幼虫にマットを作ってもらう』
行為が見て取れると思います。
マルバネの場合は、入手した幼虫が羽化したら
繭玉やその周辺のマットを取っておくと、次の累代で
威力を発揮してくれると思います。

クワガタの飼育で意外性を感じるのは、用品の嵩が意外と多い
こともあるので、なるべく必要最小限の用品で
飼育することがより長く楽しめる秘訣のような気がします。

そろそろ幼虫飼育も佳境を迎える時期に入りつつあります。
次世代のことを少し考えてみるのもいいと思います♪












今回の販売個体で飼育にクセが・・・
というのは出品していないけど、ほとんどが休眠個体ですので
少し書いておきますね^^)

ネブトは外産と国産と出品しますが、国産の場合は
羽化時期(繭玉を割っています。)が近いこともあり
まずは寝かせてしまいましょう^^)
逆に外産は活動が活発ならゼリーを与えて様子を見ます。
外産ネブトは他の外産クワガタと同じ感覚でいいと思います。



オオクワガタ。書くまでもないと思いますが
自分用を出品させていただくので、全種昨年夏羽化で
後食しています。越冬個体を持ち出すので
もしお買い上げくださいましたら、寝かしたほうが
産みはいいと思います。今年GW明けぐらいからのブリードが
お勧めです。サビも同様と思っていただいて
差し支えないと思いますが、キリンドリクスは
後食をしていましたので、温度管理ができる環境でしたら
思い切ってブリードしてみるのもアリかと思います。



ノコ ヒラタは休眠させています。
かなり温度の低い場所に置いてありますので
イベント会場で動いていてもエサなど与えないように
したほうが無難です。ヒラタは下甑のみですが、♂が今年羽化なので
早くても5月からのブリードにしたほうがよろしいかと思います。

トカラノコの今回はもう暗い色しか残っていないけど
(実は若干黒化がかっています。)ブリードしたら
何が出てくるかは分かりませんのでチャレンジする価値は
あると思います。トカラの色は濃い個体と黒が多く出ている個体では
意味合いが違います。今回出品する個体は、トカラオレンジプロジェクトで
飼育した(約100~150ぐらいだと思います。)中でも1頭もしくは2頭
しか出ていない個体です。



個人的なお勧めはクチノエラブかなぁ。
口永良部島の状況で変わると思うけど、
当分入荷は見込めないと思いますからね。。

幼虫はマルバネのみの販売です。マルバネ飼育で肝となるのは
マットなんですけど、ボクは赤枯れは使っていないのですね。
羽化までの期間を人為的に短縮することは難しいのですが
コストをかけなくても飼育ができます。
むしろ最初の部分が出来ている(マットのことです。)ので
個別にしたときに使うマット量は多いけど、それ以外は
そんなにコストはかかりません。飼育に関しては
会場でお時間をいただけたらお話できると思います。

それでは23日 大宮はソニックシティでお会いできることを
楽しみにしております。
たくさんのご来場を期待しております。
よろしくお願いいたします。












material by:=ポカポカ色=