クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
3 6 7
9 12 14
17 20 21
22 27
29
フリーエリア
最新CM
[01/22 NONAME]
[01/21 nsk]
[01/21 NONAME]
[01/20 nsk]
[01/19 NONAME]
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
[43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53]
先ほどの飛島産ノコもたぶんそうだと思うけど
あまり出回らない産地のノコって個体によって(産地による?)
菌糸が有効でない場合があるんですね。。
あとあまり産まない。。。



亜種なんかはけっこう菌糸で飼育すると大きくなってくれたり
するんですが、これ・・・何なんでしょう?
あと添加が多いマットも拒絶することもありますね。。
かと言ってずーっと低添加でいけばいいと言うワケでもないので
ここが飼育していて面白かったりするんだと思います。



先日ウトロ産のノコ蛹が大きいとかるーく
お伝えさせていただきましたが、ウトロもマットです。
ただ北海道産でもかなり温度が低い地域ということもあり、
ミヤマの幼虫を管理する棚の若干温度が上がるかな?という場所に
置いていたのが好結果に繋がっているような気がします。



今期は伊豆諸島のノコも同時に飼育するので、両方の生育速度や
エサの違いなどをマット飼育で実践してみるつもりです。
一応イメージだけは膨らんでいて、産卵は産卵一番のような
低添加微粒子マットで採卵して、初令~初2令は低添加微粒子マット
に完熟マットを添加的に使用。3令以降は完熟マットをベースに
低添加マットを今度は添加的に使用してみようかと考え中です。



あとは容器のサイズ。♂はほとんどが1400にして様子を
伺って、もう1本使うか?このままで蛹まで持っていくか?
を考えるつもりです。ウトロ産のように温度帯を低いところに
置けばマットの劣化も鈍るので、800⇒1400の2本で
大型を羽化させることができればと考えています♪




今週初めにペアリングのため同居させた
北海道産と宮崎県産のミヤマクワガタ。



やられちゃっています。。。



恐るべし。。。74。。
☆になった♀は歪んでいました。。
北海道産はもう1♀いるので、今度は慎重にいかないと。。

ブリードの情報を共有する(と、言ってもほとんど教えてもらっている)
友人からも『ミヤマは完全に成熟させないとやっちゃうよ。。』と、
アドバイスをいただいていたにも関わらず、やってしまいました。。



気を取り直して、こちらは交尾確認済みの宮崎産。
68と掛けています。こちらも上翅にキズが数か所あります。



で、産卵セット。中ケースで作ろうと思ったのですが、
フタが見つからず大ケースに変更です。

まずは黒土に少しだけ加水して底3センチほど敷きます。
表面のダマになっているのはマットに混ぜる黒土のフルイ残。
ここらへんはあまり気にしません。



黒土+完熟マット。比率はこの時点で5:5ですが
ここに産卵一番を加えるので比率は少し変わります。
これを黒土の上に固詰めします。



この材は昨年のミヤマ産卵セットに入れた材の残り。
加水はしてあります。材の周りはUマット+無添加微粒子マット
を入れましたが、これは中途半端に余っていたからです。
当初は材の周りに産卵一番+完熟マットで固めようと思っていました。



Uマット+無添加微粒子マット。
材の周りはこれで万全。この上に産卵一番+完熟マット+黒土少々
を被せて出来上がりです。

ミヤマの産卵セットの場合、温度帯が重要ですが
同様に大事なのはマットの質と深さは大事だと思います。

マットはノコやヒラタで使用するようなマットだと
好みに合わないようなので、2種類のマットをブレンド
(発酵が浅い+完熟(もしくはカブトマット))に
黒土でバランスを取るようなイメージで配合されると
いいと思います。ここ最近は昨年ブリードや購入した
幼虫たちも大きくなってきていますが、産卵セットで
使用したマットが幼虫の発育にいいかと聞かれますと
必ずしもそうではないような結果が出ていますので
また、折をみてご紹介できればと思っています。

しかし・・・・暑いですね^^)




先日、ヒメミヤマの産卵セット考察を
書かせていただきましたが、実際にやってみようということで
早速ノビリスの♀を産卵セットに投入しました。



この画像は産卵セットに入れた直後ですね。
ゆっくり触角を動かしながら辺りを窺っていますねぇ❤
いい傾向です。



ひっくり返した画像。
アゴが大きいのか?ボディがミヤマにしては
スリムな分大きく見えるのか?材(かなり朽ちた木では
あると思いますが・・・・)は齧るのかもしれませんね。



今回はミズゴケがなくなってしまったので
表面には少なめですが、これが後で好結果に♪

それでは産卵セットです。



用意したもの。

ミズゴケ 黒土 無添加微粒子マット 昨年国産ミヤマに入れた
材の割カス。

まず黒土をフルイにかけます。
これは黒土を細かくすることが第一ですが、不純物を
取り除くということも大事です。小石とか木の根の破片とか
入っていますからね。。これを無添加微粒子マットと混ぜます。
無添加微粒子マットはフルイにはかけません。



底部分は黒土と無添加微粒子マットは5:5にしました。
まぁ床底です^^)

画像のように材を置き、ミズゴケで覆います。
今回はルックに比べると若干少なめです。
左右の画像でミズゴケの量が違いますが、これは材の太さが
違うからです。材は指で押せてしまえるほどグズグズです。
このあとマットを被せますが、このときのマットは
無添加微粒子マット7:黒土3です。詰め方は材を覆うように
固くは詰めますが材がある分、緩めになります。



この画像は先に組んであるルックミヤマの産卵セット。
見事にミズゴケを脇に追いやっています。
このセットも材を入れていて周りをミズゴケで覆っています。
もしかしたらその分、ミズゴケは必要ないのかもしれませんね?



これで結果は約3ヶ月後・・・・?
ボクが読んだ記述では2ヶ月ぐらいだと卵で回収とありましたので
(種類はクラーツでした。)もう少し置いてみようと
思っています。これでうまくいけばフジタミヤマとか挑戦してみたい
・・・・なんて^^)考えていますけど♪








ノビリスが来て、ルックミヤマがいて
クラーツは幼虫。この3種はヒメミヤマ系で
純然たるヒメミヤマと言っていいものか?は、
正直なところ分かりません。
分類に関することはホント無頓着で、見ていいなと
思ったものを入手しているだけなのですが^^)
こと産卵となると話は変わってきます。



ミヤマの産卵でキーワードは『黒土』
ユーロ系のミヤマはその限りではないのかも
しれませんが(というより、幼虫購入ばかりで産卵は
させたことがないのですね。。。)ほとんどのミヤマの
産卵に関しての記事を読んでいると
黒土を混ぜる、低添加のマットを使用、黒い よく発酵・・・
などが成功例に多いような印象です。



そこでヒントとなるのはミクラミヤマやアマミミヤマの産卵例。
割合で言うと黒土の配合率はかなりのもので、ほとんどが
黒土という種類もいるくらいです。ミクラミヤマに関しては
ミズゴケをマットの中に引き込んでその中央に卵・・・みたいな
記述もあるので、産卵に適した場所というのは『土中』が
多いのかな?と思いつきます。

クワガタの産卵に関してはケースを材に見立てるセットと
産卵スペースを切り取ったイメージで組むセットに分かれます。
例えば材を入れるセットはあくまでも材に産むので
産卵させるスペースを確保しているのがケースということになります。
対してマットを固く詰めるセット(材を入れない)は、ケース全体を
疑似産卵木と勘違いさせる(♀にね♪)ことによって産卵させるのです。
いわゆる『根食い』と呼ばれる種類に効果的ですし、割と生息域に
『産めそうな場所なら構わない』とされるような産地に生息している
種類にも適用できると考えます。



ではヒメミヤマ系はどうなのか?と考えると産卵に適したスペースを
ケースで確保して、産んだら幼虫がエサにありつけるような状況の
セットを作ってあげられれば産むのかな?と、思います。



国産のミヤマに深さが必要なのは、日本の暑い夏の影響を受けにくい
場所を探すために深さが必要なのかな?と思うのですが、
ヒメミヤマ系は国産ミヤマほどの深さはあまり必要なさそうです。
ただミクラミヤマのようにミズゴケをセット内に引き込むというのを
読んだことがあるので、ある程度の水分や孵化直後の幼虫に予め
エサとなるもの(ここではミズゴケ。エサとなるかは分かりませんが。)
を用意しているのでは?とも考えられます。

ここで産卵セットの内容ですが・・・・
今、実践しているのは小ケース 底1センチほど黒土で
固め、その上に黒土3:無添加微粒子マット7で配合したマットを
入れたら、中央に材(材は他の種類で使用した割カスの大きい部分)を
入れて、材の上部分はミズゴケで覆います。材はマットで埋めてしまうのですが
材に被せるマットは若干ですが無添加微粒子マットの配合を多めにしています。
で、最後にマットをミズゴケで覆ってしまいます。
セットを上から見るとミズゴケのみしか見えない状態です。

これで産んでくれたら、これを産卵セットのベースにして
何がいらないのか?を確かめて、徐々にシンプルなセットに
しようと思っています。




ちょっとリクエストにお応えしときます^^)

起きだしについて。

まずご自分がどのような容器で管理されているか?

〇ボクのように四角いタッパーにキッチンペーパーの場合。

①キッチンペーパーをボロボロ⇒ティッシュを細かく裂いたようになります。

②このようになって心配なとき⇒ミニケースに仕切を付けて
               成虫管理用のマットを5センチぐらい入れて
               管理します。このときのマット加水は多め。

③まだ大丈夫と判断された場合⇒キッチンペーパーを取り替えて保管。
               脱走するかもしれないのでタッパー自体を
               プラケース等に保管。

●初めから成虫用マットで寝かしている場合⇒出てきて暴れているようなら
                     ゼリーを入れてみます。

※このときキリフキの回数を増やすなど観察回数を増やしとくと安心です。

☆♀が起きだしているのに♂がぼんやり(まだ寝ている)場合。

♂サイズが60ミリ台の場合⇒ミニケースに仕切を付けて、♂♀は別だけど
             ケース自体は一緒にしときます。
♀が起きていることに促されて♂も活動を開始しようとしますが
タイムラグはあるので、ゆったり構えていただければと思います。
尚、70ミリ以上の♂は小ケースに仕切のほうが安全です。容器を置く場所は
温度が急激に上がらないちょい暖かめの場所がいいです。あんまり温度が上がると
暴れてしまいます。

◎起きだし時の注意点

まずドルクス系とノコでは起きだし方が違います。ドルクス系は
動き出したらゼリーを入れて成虫を鑑賞できるようなケースに移した方が
無難です。ゼリーを与えないから落ちるというワケではありませんが
管理しているところ(タッパー内から)から脱走しようと試みるので
アゴ先が欠けたり、最悪タッパーに穴を開けて身動きが取れなくなって
落ちていることがあります。だいたい♀に多いのですが、同種亜種を複数
飼育されている方、逃げ出した個体の同定は非常に難しいので
活動するなと思ったら、逃げられないように対処しとくのがいいと思います。
ノコについても同様ですが、ノコの場合は動き出してからすぐ
ゼリーを与えなくても大丈夫ですので、少し様子を見てください。
成虫の観賞用ケースに移してから暴れる行為が見受けられてから
ゼリーを与えても遅くありません。ゼリーを舐めだしてすぐの
ペアリングは危険ですので、少し時間を置くといいと思います。
よくゼリーを舐めだして『おしっこを飛ばしたらOK』と、
思いがちですが、実際は充分にゼリーを与えてからペアリング
のほうが事故を最小限に抑えられます。よく♀殺しの話題が出ますけど
これはどちらかが充分に成熟しておらず、配偶者と判断できない
(ストレスのもとになるだけ)ことも大いに考えられます。
あと産卵に適した時期というのは存在します。発生初期~中期に
かけてが望ましいので、飼育品でも野外品が店頭に並ぶ時期に
産卵セットを組むといいと思います。
最後に、このような飼育記事の場合 マットの銘柄だとか
加水量 温度などに目がいきがちですが、個体の状態を
産卵できる(交尾できる)状態に持っていくことが一番重要です。
しっかりと成熟して交尾を済ませた個体は子孫を残そうとする
目的を全うしようとするので、ある程度不備のある状況でも
産卵してしまいます。少し待つだけでいい結果が得られると
思いますからじっくりと個体を見て判断されればと思います♪






material by:=ポカポカ色=