クワガタ飼育を少し掘り下げて書かせていただきます。
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
3 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新CM
[01/22 NONAME]
[01/21 nsk]
[01/21 NONAME]
[01/20 nsk]
[01/19 NONAME]
最新TB
プロフィール
HN:
あんず
性別:
男性
職業:
自由業に近い自営業
趣味:
クワカブ飼育、bike,
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア
ポチッとね♪
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
[7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17]
先ほどの記事の続きです。



どれでもいいのですが国産ヒラタを手に入れて
文献や書籍などから亜種がいることを知り
ちょっと興味が湧いてきて実物を見たい衝動に駆られると
ちょっとヤバイのですが^^)



まず特徴が顕著な3型とは?なんですが
ツシマヒラタ サキシマヒラタ 本土ヒラタの
3亜種が型の違いが顕著に出ます。
ツシマから長い 太い 本土ヒラタはこの配列でいうと
中間でしょうか?どちらにしても型の違いを楽しむことは
できます♥



この3亜種はいずれも野外品の入手が可能です。
サイズさえ気にしなければ安価で手に入れることもできます。
ただサイズを大型で合わせて入手となると話は変わってきます。
野外品の大型は標本価格となるので、とんでもない価格に
なりますし、第一生き虫で入手できるかどうかが分からない
くらいです。ヒラタの大型で野外品はそのくらい貴重なんですね。。



飼育品でも本土ヒラタはサキシマヒラタに追随するような
サイズを考えると価格が随分変わってきます。
飼育品の大型は本土ヒラタが一番高かったりします。



ここから産地などに拘ってくると増えたりしてきますが
それも楽しみの一つです♪ サキシマヒラタは流通が稀な産地も
ありますし、ツシマヒラタも酷似した型の亜種がいます。
本土ヒラタに至っては産地で若干型が変わってきますので
そこが分かってしまうと深みに嵌ります♥
特に離島の本土ヒラタはレアだと思っていいと思います。
そんな奥の深い国産ヒラタの世界♪
集めだしたら面白いかもしれません^^)





落札したクワガタが届きました。



何回か落札させていただいている方からで
丁寧なラベルにはいつも脱帽です^^)



アマミヒラタ加計呂麻島・弓師岳WF1.
WF1です!2019年羽化だから2017年か2018年の採集ですね。
加計呂麻のアマミヒラタは貴重で個体はそれほどいないと
聞いています。



アマミヒラタも若干ですが上翅に縦スジが出ます。
縦スジの出方が奄美大島産と違うのです。
確か奄美群島に生息しているほうが薄くなると記憶していますが
ちょっと曖昧なので友人に確認しておきますね^^)
奄美群島・徳之島に生息するヒラタは奄美群島までがアマミヒラタ
徳之島はトクノシマヒラタと亜種分けされています。
ノコ同様 与路島に生息するアマミヒラタはトクノシマヒラタ寄り
の型になるのが面白いところです。与路島 請島とこの加計呂麻島の
ヒラタは個体自体を見れることが稀なので比較できること自体が
貴重だったりします。



国産ヒラタはツシマヒラタとこのアマミヒラタの2種に
本土ヒラタを追加するか悩みどころ♪
個人的な見解を言うと、ディテールで集めるのなら増えますが
型で集めるのならアゴが長くなる亜種と全体的に太くなる亜種
と本土ヒラタの3種が顕著な違いが出るので面白いと思います。

飼育自体はそんなに変わりはないけれど羽化してくる時期も
早いし、個体は長生きです♪ 5月ぐらいから野外品も出てきます。
(今年はちょっと分かりませんが。。。)
オオクワと対をなすスタンダートなのかもしれませんね♥





いつも標本を(もしくは標本目的で)購入してくださる
お客様がいるんですね^^)有田市のヒラタはその方が
全部持っていってくださいました。
そんなお客様からのリクエストにお応えして
種親を購入しました。



ツシマヒラタ80ミリ。
この個体でブリードします。



素晴らしくスマートな個体です。
たぶんこれ以上を望まれると思うのですが
けっこうハードルの高いリクエストです。



アゴがキレイに伸びていますね。
飼育はマットでしょうか?



無事に採卵ができたら菌糸とマットの両方で飼育予定です。
太いのと細いの両方で大型を狙います。


今いるヒラタってスマトラヒラタの成虫がいて
与路島のスジブトヒラタがご存命で・・・



幼虫は小値賀島のゴトウヒラタのみ。。
いや。。金輪島がいるな。。。



この画像は大三島のヒラタですね。
もうすでに人手に渡っています。



初夏から夏にかけて意外と連れて帰られる方が
多いんですよね^^)



ただ今年はオオクワが予定ですと
多く羽化してくるはずなので
まぁ違いますけどね^^)
なんか変わり種産地が出たら考えます♪


個体が人工蛹室で羽化してくれました^^)



サキシマヒラタ(西表・大富)
やっぱ温度。。。大事ですね。。
この個体は先日の羽化不全の2個体を教訓に
温室に入れたので、無事キレイに羽化してくれました。
あんまり温度が低いと翅どころか頭も上がらない個体が
出てくることがあって(これ・・・人工蛹室の作り方がダメだったのか
不安になるんですよね。。)かなり凹みます。。



かなりアゴが太いので固まるのが楽しみな個体❤
もう少し伸びてくれれば申し分なかったのですが。。。

サキシマヒラタも他のヒラタ同様 そんなに数はいないのですが
やっと羽化ラッシュとなりそうですね^^)



material by:=ポカポカ色=